保険料金の算定基準を徹底解説!この3つの基準で決まっていた!

私たちは日々、さまざまなリスクと隣り合わせで生きています。病気やガンにかかるリスク、死亡するリスクなどが考えられますよね。

いつ何が起こるかわからないから、万が一の場合に対応できるよう保険に加入している方も多いと思われます。

そんな保険ですが、なぜ?ひとそれぞれ保険料が違うのでしょうか?あの人は安い?、私は高い?など、どのように保険料金が算定されているのか?

この記事では保険料金を決める3つの算定基準を解説します。

年齢別算定

ひとつ目は年齢別算定です。一般的に死亡保険も医療保険も男女に関わらず、年齢が上がれば上がるほど値段は高くなります。

30歳と50歳では保険料金の支払額にどれくらいの差があるのか見ていきましょう。

死亡保険
死亡時に2,000万円もらえる生命保険を購入した例です。

男性 30歳:4,100円 50歳:13,680円
女性 30歳:3,420円 50歳:8,180円

医療保険
男性 30歳:2,750円 50歳:5,900円
女性 30歳:3,100円 50歳:5,000円

ガン保険
男性 30歳:2,940円 50歳:5,920円
女性 30歳:2,320円 50歳:3,760円

以上の3つの保険にすべて加入した場合、夫婦で支払う額は

30歳時:18,630円  50歳時:42,440円

とかなりの差があります。

つまり保険に加入するのは、年齢が若い方がお得といえるでしょう。

ところが毎年新しい保険商品が次々と発売されています。これらの保険商品は価格競争によって年々安くなっており、20年前の3分の1まで下がりました。

価格は安くなっているのですが、保険内容は良くなっています。総合的に見ると、新しい保険商品の方が魅力的に感じる方も多いのではないでしょうか。

では、今加入しないで新しい保険商品が発売されるまで待った方がよいかと聞かれると、そういうわけではありません。

前述の通り、保険料金は若い方が安いです。また将来さらに良い保険商品が発売されるかもしれませんが、先のことはわかりません。

結果として、今が最も安い時期といえるでしょう。

新しい保険商品が次々と発売される中、定期的に自分が加入している保険内容の見直しをされることをおすすめします。新しい保険と現在加入している保険を比べて、条件の良い保険に加入すれば良いのです。

そのためには健康でいることが前提ですので、自信の健康に留意しながら生活してください。

男女別算定

ふたつ目は男女別算定です。男女別算定とは性別の違いで保険料が変わることをいいます。

一般的には男性よりも女性の方が死亡の可能性は低いです。死亡保険においては基本的に、女性よりも男性の方が保険料金が高く設定されています。

死亡保険
20歳:男性 1,720円 女性  1,350円
30歳:男性 1,880円 女性  1,640円
40歳:男性 2,860円 女性  2,330円
50歳:男性 5,210円 女性  3,630円

医療保険
20歳:男性 2,050円 女性  2,550円
30歳:男性 2,750円 女性  3,100円
40歳:男性 3,900円 女性  3,660円
50歳:男性 5,750円 女性  4,970円
60歳:男性 8,100円 女性  7,100円

一方の医療保険では20代と30代では女性の保険料支払い額の方が男性よりも高くなっています。20代から30代の女性は、男性に比べて病気やがんになる可能性が高いからです。

男性と女性は体の特徴が違います。女性特有の病気にかかりやすいのは20代から30代です。

また女性には出産する機会が20代から30代に集中します。出産には帝王切開や逆子の矯正手術など、病気以外に関する手術は保険の対象です。

40代からは男性が病気にかかるリスクが高くなるので、30代後半から保険料支払い料金の逆転現象が起こる、と覚えてください。

環境別算定

三つ目めは環境別算定です。さまざまな環境により、値段や条件が変わります。この環境別算定には生活環境と職場環境の2種類に分けられるので、それぞれ見ていきましょう。

生活環境による保険料の算定

生活環境によって保険料金が変わります。

一例として香港保険を見ていきましょう。香港保険の料金は日本や台湾に住んでいる日本人よりも、フィリピンやタイに住んでいる日本人の方が高く設定されています。これはフィリピンやタイの方が生活環境におけるリスクが高いと判定されているためです。

また、同じ国の中でも居住場所によって引受できない場合があります。詳しい場所をお伝えできませんが、住んでいる場所でリスクが異なるからです。

この算定基準はすべて統計データをもとに決められています。

職場環境による保険料の算定

職場環境によって保険料が変わるわけではないのですが、制限がつきます。

例えば潜水作業や高所作業、消防、警察などの仕事に従事している方です。死亡保険は3,000万円まで、入院保険は1日5,000円までしか入れないという条件が付く場合があります。

危険が伴う仕事は支払う保険料が高くなるのではなく、上限が決められてしまうのです。

まとめ

保険料金の設定をザックリまとめると

・年齢別算定
・男女別算定
・環境別算定

の3つで算定されています。

一般的には若い方が保険料が安く、男性は女性よりも保険料が高いです。また、職業や居住地によっても支払い額が変わり、場合によっては制限がつく場合があります。

海外の保険は利回りが良いため、資産運用として加入している方もいるのではないでしょうか。保険は新しい商品が次々と発売されています。

一度自分の加入している保険を見直してみませんか。

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記事監修:INSURANCE 110 DIRECTOR 才田 弘一郎
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日本人に適した「出口戦略」を意識した堅実な資産運用の提案が得意。