【2026】iDeCoは海外赴任中でも継続・加入できる!手続きや受け取り、解約方法を楽天・SBI証券で比較解説

「海外赴任が決まったけれど、iDeCo(イデコ)はどうなるの?」 「海外赴任中にiDeCoを始めたいけど、手続きが複雑そう…」 「将来iDeCoを受け取る際や、万が一解約する場合の手続きも知っておきたい」 海外に在住しながら資産運用を行うことは、多くの海外赴任者にとって重要な関心事です。特に、老後資金形成の有効な手段であるiDeCo(個人型確定拠出年金)については、海外赴任中の取り扱いや手続き、受け取り、さらには解約の可否について、多くのご相談が寄せられます。 2022年の制度改正により、海外在住者でも国民年金に任意加入すればiDeCoへの加入・継続が可能になりました。さらに、2026年12月には掛金上限額の引き上げや加入可能年齢の拡大といった、利用者にとって有利な制度改正が予定されており、海外赴任者にとってもiDeCo活用の重要性はますます高まっています。 この記事では、FP(ファイナンシャルプランナー)の視点から、2026年現在の最新情報に基づき、海外赴任中におけるiDeCoの取り扱いについて、以下の点を網羅的に解説します。 この記事を読めば、海外赴任中のiDeCoに関する疑問や不安が解消され、ご自身の状況に合わせた最適な資産運用の第一歩を踏み出せるはずです。特に、楽天証券やSBI証券といった主要な金融機関での具体的な手続き方法についても詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。 iDeCo(個人型確定拠出年金)は年金生活に備える制度 iDeCo(個人型確定拠出年金)は自身でお金(掛金)を用意し、定期預金や投資信託といった資産運用に充てて老後の年金生活に備えるための制度です。現在は65歳まで加入でき、引き出し開始時期は加入期間により60歳から75歳の間でそれぞれ異なります。また、原則として60歳までは引き出すことができません。 iDeCo(個人型確定拠出年金)の基本|老後のための積立制度 iDeCo(個人型確定拠出年金)はこれまで60歳未満の国民年金被保険者が加入可能でしたが、2022年5月以降は国民年金被保険者であれば、60歳以上〜65歳未満の方もiDeCoに加入ができるようになりました。またこの改正により、海外に住む20歳以上65歳未満の日本人も、国民年金に任意加入していればiDeCoに加入できるようになりました。 さらに、企業型確定拠出年金(企業型DC)を利用している方がiDeCoに加入する場合、一定の条件を満たせば併用が可能な点もポイントです。これにより、老後資金をさらに効率的に積み立てる選択肢が広がります。企業型DCとiDeCoを併用する場合、掛金には限度額があり、合算して55,000円までとなります。 ※出典:厚生労働省「企業型DC・iDeCoの加入可能年齢の拡大(2022年5月1日施行)」 iDeCoを活用する3つの税制メリット 老後の資金を賄う役割を果たしているのがiDeCoの制度です。それだけでなく、年金の足しにできる以外にも特徴が3つあります。 iDeCoの掛金は全額所得控除に充てられるため、税金対策になり年単位で手元に残るお金が増えます。利息や運用益が非課税なのでiDeCoを通して投資信託や定期預金を始めると税金面を考えるとお得です。 また、60歳以上になったときに一時金として一括で給付を受け取りをする「退職所得」や、分割して年金を受け取る「雑所得」の控除など受け取り時の税制優遇もあります。(条件あり) 【2026年12月制度改正】iDeCoの主な変更点 2026年12月1日より、iDeCoはさらに使いやすく、パワフルな制度へと進化する予定です。海外赴任者やそのご家族にとっても重要な変更点が含まれており、ポイントを解説します。 改正項目 現行制度(~2026年11月) 新制度(2026年12月~) 加入可能年齢 20歳以上65歳未満 20歳以上70歳未満に拡大 掛金上限額(自営業者等) 月額68,000円 月額75,000円に引き上げ 掛金上限額(会社員・企業年金なし) 月額23,000円 月額62,000円に引き上げ 新たな加入者区分 なし 「第5号加入者」(60歳以上70歳未満)を創設 FPの視点から注目すべきは、加入可能年齢が70歳未満まで引き上げられる点です。これにより、海外赴任のタイミングが遅めの方や、帰国後も長く資産形成を続けたいと考える方にとって、より柔軟なプランニングが可能になります。 また、掛金上限額の大幅な引き上げは、特に自営業者やフリーランスとして海外で活動される方、または日本帰国後独立を考えている方にとって、非課税メリットを最大限に活用できる大きなチャンスと言えるでしょう。 「海外赴任中は日本の制度は関係ない」と考えられているご相談者様が多くいらっしゃいますが、制度は常に更新されています。賢い資産形成をするためにも、最新の情報を把握し、ご自身のライフプランにとって有利な選択をすることが大切です。 海外居住者・海外移住者がiDeCo(個人型確定拠出年金)を利用するための条件 海外居住者がiDeCo(個人型確定拠出年金)に加入するには、以下のどちらかの条件に当てはまっている必要があります。 日本国内の企業から海外赴任をし、引き続き同じ雇用関係となる場合、勤務先企業で厚生年金に加入した状態が継続されていれば、iDeCoの掛金拠出と運用の継続が可能です。また、日本国内の企業と雇用関係がない場合も、「国民年金(任意)」に加入すれば、iDeCoに加入できます。もし将来日本での生活も現実的だと考えられていらっしゃる方、老後の資金を公的に確保しておきたい方は、国民年金の任意加入を検討するといいでしょう。 逆に、完全に海外移住し、海外現地の会社で勤務し、国民年金を継続されていない方はiDeCo利用が不可能となります。ご自身の出口戦略やゴール設定に基づき、海外在住中に利用が可能な貯蓄型保険等の別の手段を検討してみてください。中に利用が可能な貯蓄型保険等の別の手段を検討してみてください。 海外赴任中にiDeCoを継続・新規加入する手続き 海外赴任が決まった、あるいは既に海外赴任中の方がiDeCoの手続きを行う場合、状況によって流れが異なります。ここでは、具体的な手続き方法を解説しますので参考にしてみてください。 1. 日本の企業から海外赴任する場合(厚生年金継続) 日本の企業に在籍したまま海外赴任し、厚生年金保険の被保険者資格を継続する場合、iDeCoの加入者資格も維持されます。このケースでは、特別な手続きは不要で、これまで通り掛金の拠出を続けられます。 ただし、金融機関への海外住所への変更手続きは忘れずに行いましょう。多くの金融機関では、オンラインで住所変更手続きが可能です。 2. 現地採用や退職して海外移住する場合(国民年金任意加入) 現地企業に就職する場合や、日本の会社を退職して海外に居住する場合は、国民年金の「任意加入」手続きを行うことで、iDeCoへの加入・継続が可能になります。 手続きのステップは以下の通りです。 FPの視点から最もおすすめなのは、海外赴任が決まった時点で、日本にいる間にこれらの手続きを済ませておくことです。海外からの書類のやり取りは時間と手間がかかるため、計画的に進めましょう。 海外居住者・海外移住者がiDeCo(個人型確定拠出年金)を始める際に気をつけたいポイント 2022年5月以降、海外居住者・海外移住者はiDeCoを始められるようになりましたが、以下の点に注意が必要です。 iDeCoは海外在住者・海外移住者になると所得控除を受けられず、メリットを最大限に活かせなくなります。また、海外の収入からiDeCoを行い日本の金融機関へ掛金を送金する必要がある場合、送金手数料や為替リスクを意識することは大切です。手数料や為替変動により、実際に得られる利益が減る可能性も考慮する必要があります。…

香港在住者向け、安く送金できる、おすすめの海外送金サービスを徹底解説!

「海外送金サービスは多くて、どれが良いのかわからない」「香港に送金する際の手数料を安くおさえたい」 このようなお悩みの方もいらっしゃるかと思います。今回はお勧めの海外送金サービス(資金移動業者)についてご紹介いたします。また、手数料や送金する際の注意点についてもわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。 海外送金に関する各種手数料について 海外送金サービスを紹介する前に、各種手数料について理解をしておくことが大切です。 銀行や海外送金サービス利用時にかかる手数料は、一般的に以下の種類があります。 手数料名 詳細 送金手数料 送金する際、銀行に支払う手数料 受取手数料 受け取り側が銀行に支払う手数料 中継銀行手数料 送金の際、中継する銀行に支払う手数料 為替手数料 通貨の両替時に生じる、手数料(為替レートによる変動あり) 日本から香港に送金する為替手数料 日本から香港に送金する場合、1香港ドルあたり15銭〜25銭の為替手数料がかかります(2024年3月時点)。海外送金サービスを利用することで無料で送金することが可能です。中継銀行手数料について、詳しく解説いたします。 中継銀行手数料【隠れ手数料】 中継銀行手数料とは、送金時に中継する銀行に支払う手数料になります。実は、全ての銀行が海外に直接送金できる訳ではありません。海外送金が可能な銀行のネットワークを経由し、相手方の口座に資金が送金されます。手数料は送金を引き受けてくれた銀行へ支払いますが、何も知らずに銀行に依頼すると、満額での送金ができなくなるため注意が必要です。 おすすめ海外送金サービス4選について ここでは、中継銀行手数料がかからない、またはコストを抑えて送金できるサービスを紹介します。 1. Wise(ワイズ) Wise(ワイズ)とは、2021年にロンドンに拠点を置く、海外送金サービス会社です。以前は、TransferWise社として事業を展開していました。Wiseでは送金手数料499円で、即日〜2日での着金が可能です。1回の送金金額は100万円が上限となっています。 法人アカウントを作成できるため、ビジネスを目的にした利用が可能です。ヘルプサポートも日本語に対応しているため、わからないことや不安なことがあればそのまま相談できるので安心です。 Wiseでは、「マルチカレンシー口座」を採用しており、円以外に香港ドルはもちろんドルやユーロ等、通貨を同時に管理できます(50通貨可能)。 また、これまで日本に関わる送金に対しては100万円までという制限がありましたが、2024年3月12日に、第一種資金移動業者として金融庁からの認可を受け、今後は最大1億5000万円の送金が可能になるようです。サービスの開始とともにより便利になりそうです。 Wiseの注意点 Wiseを利用する際は、本人確認としてマイナンバーカードの提出が必要です。また、全てオンラインで完結できる一方で、店舗が存在しませんので、回答に時間がかかると言ったデメリットがあります。 2. ReVolut(レボリュート) ReVolutは、世界で約4,000万人が利用している安価な送金サービスです。ReVolutでは、送金手数料や為替手数料は無料です。※1 ただし、無料で送金を行うには、ニューヨーク時間帯(金曜日17時から日曜18時まで)を避けて手続きを行う必要があります。※2 ReVolutは即日〜1日以内で着金され、最短1時間での送金が可能です。そして、アプリ内で送金中の情報もリアルタイムで把握できます。 ※1無料会員でも月75万円まで無料送金できますが、会員ランクをアップをすると、金額を問わず送金手数料が無料となります。※2ニューヨーク時間は為替手数料1.0%追加されますので、送金時間帯には注意が必要です。 ReVolutの注意点 ReVolutでは、送金手数料は無料ですが、受取側が銀行に支払う受取手数料がかかります。事前に、ReVolut内の「Pay All Fees」機能を使うことで手数料を「送り手負担」に設定できるので、活用してみましょう。 3. PayPal(ペイパル) PayPalは、世界で最も優れたセキュリティを搭載しており、現在3億人以上が利用しています。PayPalでの送金手数料は499円で、即日〜同日中での着金が可能です。ただし、現金を利用したい方は、銀行口座に一度送金する必要があり、数営業日程かかります。また、法人アカウントの作成が可能で、ビジネス用のやりとりでも幅広く利用されています。 PayPalの注意点 PayPalでは、円を香港ドルに換算する為替手数料は4%とされています。例えば、100万円を送金すると、約4万円は手数料として引かれてしまい、受取額が少なくなるデメリットがあります。 4. 楽天銀行 楽天銀行は日本居住者の方、または日本帰国を予定されている方におすすめです。海外送金手数料は、1取引毎750円あり、送金スピードは送金日+ 1日〜3日程度で着金されます。 楽天銀行で送金をする場合「中継銀行手数料」が1,000円かかります。為替手数料も含まれるため、実際の受取額は少なくなるでしょう。楽天銀行では送金前にどのくらいの手数料がかかり、いくら着金するのか把握できるシミュレーターがあるので、送金金額を試算してから送金すると安心です。 楽天銀行の注意点 楽天銀行の送金サービスは、日本に非居住となる場合は口座解約をしなければなりません。香港の在住を延長される方、または、日本から出て香港居住者になる方は、別の銀行に乗り換える手続きをする必要があるでしょう。 また、楽天銀行側では、香港ドルの入金は受付していません。海外から日本へ入金する際は、円やドルまたは指定の通貨に換金して送金する必要があります。 円送金が可能(リフティングチャージ) 楽天銀行では、円を海外にそのまま送金することが可能です。為替手数料はかかりませんが、リフティングチャージと呼ばれる手数料3,000円を支払うことで、円を相手先口座に入金できます。 送金理由を明確に …