【増えるドル建て保険の探し方】相続対策にも使える米ドル資産運用

富裕層の人たちは一般の人とは異なった視点で資産対策を考えています。資産を積極的に増やしたり、余剰資金を上手に活用したりと、資産の増額がひとつ。一方で資産を積極的に増やすのではなく、目減りさせたくないという資産価値の保全が目的という人もいます。

その中でも世代間での資産の移転や、相続対策に力を入れている人は多いのではないでしょうか。そこでこの記事では富裕層向けの保険会社と商品案内などを紹介します。世代間での資産の移転や、相続対策の情報を集めている人、富裕層向けの大型保険に興味がある人は、ぜひ参考にしてください。

これまで1代で財を築かれてきた方、先祖代々の財産を継承されていらっしゃるかた、色々な環境下で資産というものを保有されていらっしゃるかと思います。

『俺の代で使い切る!』という方にとっては、無縁の情報かもしれませんが、仮に先人の土地・不動産などの資産を次世代に継承しつつ、納税問題もしっかりと解決したいと考えている場合には、確実に抑えておきたい情報の一つでしょう。

アメリカ系クロスボーダー保険会社の紹介

最近では中国の国家安全法が話題になりました。「香港の保険商品や金融商品は大丈夫なのか」と心配される声をいただくことが増えています。いまは各国それぞれがそれどころではありませんが、、、。

弊社はシンガポールやアメリカにも拠点があり、不安な場所に資産を置く必要はないと考えております。しかし現在は移動が制限されており、自由に海外に行けなくなりました。そこで今回は香港系プロダクトではなく、国境を越えて加入できる海外の保険会社があるので紹介します。

世の中の変化に柔軟に、そして的確に対応していくための目線も必要でしょう。

アメリカ系クロスボーダー保険会社の名称

諸事情により、今回は保険会社の名前は伏せさせていただきます。弊社にお問い合わせいただければお伝えできますので、別途お尋ねください。

アメリカ系クロスボーダー保険会社の歴史や格付け

1911年にアメリカのルイジアナ州で設立されました。顧客資産の保全を行ってから100年以上経つ、歴史ある会社です。
拠点はアメリカの東海岸から南米にかけてエリアを拡大しています。13市場に支社と関連会社があります。

アメリカ以外の地域としては以下の通りです。
・コスタリカ
・コロンビア
・エクアドル
・エルサルバドル
・グアテマラ
・ホンジュラス
・メキシコ
・パナマ
・バルバドス
・ケイマン諸島
・キュラソー
・トリニダード
・トバゴ

ここに、今後の人口分布や国の発展などを考慮し、アジアエリアでのビジネス展開に着手したということです。香港、台湾、中国の富裕層も魅力を感じているようです。

信用格付けはA.M.BESTとFitchで共に『A』評価をされています。

アメリカ系クロスボーダー保険会社の特徴

アメリカにおいては22州でビジネスを行っており、従業員はおよそ2000人在籍しています。

保険契約者数は580万人とアメリカや南米では競争力の高い保険会社と言えるでしょう。上述しましたが、これから伸びる市場としてアジアをターゲットにしており、エリアを拡大中です。基盤がしっかりしている保険会社として信頼されており、さまざまな人種の契約者がいます。

今後は、この様なスタイル(グローバル展開)でのビジネス活動、及び顧客側の選択肢も広がっていくものと思われます。

アメリカ系クロスボーダー保険会社のプラン紹介

米国系クロスボーダー保険会社が取り扱っているプランの特徴や加入条件などを簡易的にご紹介します。

アメリカ系クロスボーダー保険会社は相続対策に強みがある

もし過去に、米国系保険会社での相続対策を検討されたことがある方でしたら、ご存知のことかと思いますが、今回のプラン条件には『アメリカに不動産や銀行口座を保有していなければ加入できない』などのアメリカとの関連性は必要ありません。

またアメリカ保険ではありますが、申し込み受付や健康診断などは米国外で可能です。アジアでは香港とシンガポールで診断できます。2020年のパンデミックにより様々な条件緩和、交渉余地がございますので、これも良い傾向の変化と感じています。

高額な保険契約が必要な人のイメージとして、例えば、日本円で資産規模10億円あり、そのうち不動産が7割で、金融資産の割合が少ない場合は、確実な相続対策が必要となります。このように、現金資産、納税用資産の準備が必須な方に引き合いが多いプランです。特に香港とシンガポールなどでは高額な保険契約ができます(本プランではUSD10Mまでは対応可能)。

アメリカ系クロスボーダー保険会社の運用方法と商品特性

保険プランと耳にすると『自分が死んだときの話…』と捉えられがちですが、その死亡保険機能は他の機能の一部と考えていただいても良いかと思います。本プランを支える運用方法はインデックスファンド連動型か固定金利型の2種類から選べる選択式となっており、

株式市場が好調な時は『インデックスファンド型』を選択し、市場が不調な時は『固定金利型』を選択することで、資産対策の機会損失を防ぐことが可能です。

まず、ひとつめは『インデックスファンド連動型』です。世界的に有名な3種類のインデックスファンドから選択できます。指数と相関するので変動幅が大きいです。

こちらの3種類の中から選んでください。

・S&P500:米国
・HangSengIndex:中国、香港、アジア
・EuroStoxx50:ヨーロッパ

ふたつめは通常の生命保険での固定金利運用も可能です。3%保障(現行利率は3.75%)なので、株価の変動が気になる人はこちらをおすすめします。※18歳以下の被保険者の場合は固定金利運用のみ

※こちらの固定金利に関しては、適宜見直しがあります。上記は参考値とし、弊社まで確認下さい。

他には
・定期保険特約や重大疾病特約などを追加可能
・万が一のとき、保険金の受取方法を複数の選択肢の中から選択可能(例えば死亡保険金と解約金、または死亡保険金と支払った保険料など)

などの特徴があります。

上記のインデックスファンドを5%刻みで、分散することも可能なので、例えば
・30%➔S&P500:米国
・30%➔HangSengIndex:中国、香港、アジア
・20%➔EuroStoxx50:ヨーロッパ
・20%➔固定金利型

など、各ファンドを上記のように組み合わせて、分散運用をすることも可能です。

アメリカ系クロスボーダー保険会社のプランに加入できる国籍

契約できる国籍はアジアだと日本、台湾、シンガポール、香港などです。他、ヨーロッパや南米などの国籍にも対応していますが、諸々制裁を受けている国など、国によっては契約できない場合もあります。

アメリカ系クロスボーダー保険会社の商品に加入できる最低条件

保有資産規模と必要保険金額がUSD5M以上(およそ5億円以上)の人が対象になります。また万が一の際に保険金が支払われるタイプの商品のため、所定の診査が必要です。

プロフェッショナルインベスター向け(保有資産USD1M以上)の商品と言えるでしょう。
※上記以外での、一般向けプランなども取扱がございますので、弊社へご相談下さい。

その他のポイント

クレジットカード支払いができます。月払いのみの対応になるので、為替のリスク分散をしながら保険金を確保したい人におすすめです。

固定口座とS&P500やHangSengIndexなどに連動したインデックス連動口座を連携させることにより、資金の目減りを防ぎつつ利益の確保を狙う使い方ができます。また保険口座内にある資金は一部引き出しが可能です。通常の保険商品よりも自由な使い方ができるでしょう。

相続対策や贈与対策をしたい方はご相談を

金融資産が多い富裕層向けの保険会社と保険商品を紹介しました。商品の特性上詳しくはお伝えできませんが、相続対策や贈与対策に非常にメリットのある保険商品です。

さらに詳しい内容は連絡していただくが、情報会員登録によってご案内ができます。興味を持たれた人は一度お問い合わせください。

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記事監修:INSURANCE 110 DIRECTOR 才田 弘一郎
日本・海外で累計2,000名以上のお客様の資産運用をサポート。
香港、シンガポール、日本、アメリカなど世界各国の保険やオフショア商品の事情に精通。
日本人に適した「出口戦略」を意識した堅実な資産運用の提案が得意。