JAFA主催「年金について知っておきたいこと」セミナー開催報告
2025年10月18日(土)、日豪友好協会(JAFA)様主催によるオンラインセミナー「年金について知っておきたいこと」を開催いたしました。ご参加いただいた皆様、そして開催にご尽力いただいたJAFAの皆様に、心より感謝申し上げます。 本セミナーは、海外在住者特有の年金の悩みやライフプランについて、日本と海外の違いをよく知るファイナンシャルプランナーが日豪両国の年金制度をわかりやすく解説するものでした。集客100名、参加40名という多くの方にご関心をお持ちいただき、年金やセカンドライフに対する関心の高さを実感いたしました。 セミナー概要 開催日時: 2025年10月18日(土)14:00〜16:00(アデレード時間)開催形式: オンライン開催(ZOOM)参加費: 無料講師: 宮本大之、才田弘一郎、近藤貴之 セミナー内容 本セミナーは二部構成で実施いたしました。 第一部:日本とオーストラリアの年金について 日本とオーストラリアの年金制度の基本的な仕組みについて解説いたしました。 日本の年金制度のポイント また、年金制度を取り巻く環境の変化として、昭和40年から令和7年にかけての以下のような変化についても触れました。 第二部:帰国するか永住するか迷っている方のための年金戦略 より実践的な内容として、以下のテーマについて解説いたしました。 本日のテーマ 老後資金の試算例 年金受給時期の選択 海外居住者の新戦略:金利差の活用 3,000万円を毎月15万円ずつ引き出して生活した場合の資産寿命を比較しました。 この金利差を活用することで、資産に長生きしてもらうことが可能になります。 セミナー終了後には質疑応答の時間を設け、参加者の皆様からのご質問にお答えいたしました。また、セミナー参加者の方には60分の無料個別相談(オンライン)にもご参加いただけるようになっております。 110 Financial Supportについて 私たち110 Financial Supportは、世界各国で海外在住の日本人の皆様に向けて、保険商品や金融商品のご紹介、資産運用のご相談を行っています。 日本と海外の両方の金融環境に精通していることが、私たちの最大の強みです。日本で5年、海外で10年以上の経験を持つファイナンシャルプランナーが在籍し、これまでに3,000組以上のご家庭のライフプラン・ファイナンシャルプランを手がけてまいりました。 現地の専門家、金融機関、保険会社と提携し、海外でのライフプランを軸に保障と資産の最適化を提案しています。日本人スタッフが日本語で丁寧にサポートし、海外在住中はもちろん、日本帰国後も安心してご利用いただける長期的なサポート体制を構築しています。 複雑な金融商品や年金制度についても、中学生でも理解できるレベルまで分かりやすくお伝えすることを念頭に、セミナーを実施しています。 ボーダーレス・越境に関するお悩みをお持ちの団体様へ 110 Financial Supportでは、在籍する講師陣が海外生活における特有の悩み、特に国境を越えた「ボーダーレスなライフプランニング」や「年金・セカンドライフ」といったテーマについて、セミナー講師を務めさせていただきます。 ご希望の団体様がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお声がけください。皆様のコミュニティに合わせた内容で対応させていただきます。 ▼お問い合わせ先 110 Financial SupportEmail: info@insurance110.com
海外居住者は日本の年金をどう受け取るのが良いか?受け取り方の違いによるメリットや注意点を解説
老後の生活が近づいてくると、年金のことが気になり始めるものです。海外に住んでいる方や、海外移住をお考えの方の中には、「そもそも日本で加入していた公的年金を受け取れるのか」「受け取る場合はどのように受け取れるのか」と不安に感じている方もいるでしょう。 結論から言うと、海外にいても日本の年金は受給可能です。ただし、いくつか留意すべきポイントがあります。 そこで本記事では、海外居住者が日本の年金を受け取る方法や、受け取り方の違いによるメリット・注意点について解説します。老後も海外生活を続ける予定の方や、老後に海外移住を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。 日本で加入した年金は海外にいても受け取り可能 日本で加入していた公的年金は、受給開始年齢に達した時点で海外居住者となっている場合でも受け取ることができます。ただし、日本に居住している場合と同様に、年金を受け取るためには受給資格要件を満たすことが必要です。 公的年金(老齢年金)の受給資格要件 老齢年金の受給資格を得るための要件は日本にいる場合と同様です。具体的には、「国民年金または厚生年金に10年以上加入していること」と、「65歳に達している」の2つです。 なお、1つ目の「10年以上加入していること」という要件は、以下の3つの期間を合計してカウントします。 海外居住者の中には、海外移住するにあたって日本の住民票を抜く手続きをした方もいるでしょう。この場合、出国日以降の期間が3つ目の「カラ期間」に該当します。一方、日本の住民票をそのままにした状態で国民年金保険料を支払わなかった場合、その期間は「未納期間」となり、「10年以上加入」の計算に含まれないため注意が必要です。 また、海外駐在など会社の厚生年金に加入していた方や、海外移住にあたって国民年金に任意加入した方は、それらの期間が1つ目の保険料納付済み期間としてカウントされます。 年金を受け取るためには請求が必要 受給資格の要件を満たしていても、受給開始年齢に達しただけで自動的に年金が支給されるわけではありません。日本の年金制度では、「自ら請求手続きをしなければ支給されない」ため、必ず年金の請求を行う必要があります。 海外居住者の場合は、国際郵便を利用して書類を提出する方法や、一時帰国時に年金窓口を直接訪問する方法などで手続きを行うことが可能です。 手続きの提出先は、日本国内の最終住所地を管轄する年金事務所、または街角の年金相談センターになります。 海外居住者は日本の年金受け取りを2つの方法から選択可能 ここからは、海外に居住しながら日本の年金を受け取る方法について見ていきましょう。受け取り方法は、以下の2つのうちいずれかを選択することができます。 手続きの詳細についてはここでは省略しますが、年金請求時に「外国居住年金受給権者用」の所定の用紙を使用して、受取口座を指定する必要があります。詳しくは、日本年金機構の公式サイトなどでご確認ください。 日本の口座で受け取る 日本国内に本人名義の銀行口座があれば、年金振込先口座として指定することが可能です。この場合、年金保険料納付状況に応じて計算された年金額が日本円で振り込まれます。 海外(居住現地)の口座で受け取る 海外の居住地にある現地の金融機関口座を、年金の振込先口座として指定することも可能です。 この場合、日本円で計算された年金額が、現地通貨などの外貨に換金されて振り込まれます。送金される通貨は国ごとにあらかじめ指定されており、居住国で実際に使われている通貨とは異なる場合もあります。 たとえば、口座がシンガポールにある場合はシンガポールドルで送金されますが、香港や台湾の場合は米ドルで送金されます。 どちらが良い?海外で年金を受け取る際に考えるべきポイント 海外に居住している方の場合、現地で普段使っている口座で年金を受け取るのが一般的です。一方で、日本に帰省する機会が多い方などは、日本国内の口座で受け取るほうが使い勝手が良いというケースもあるでしょう。 日本の口座か、海外の口座か――いずれを選ぶにしても、海外居住者が日本の年金を受け取る際には、いくつか考慮すべきポイントがあります。これらのポイントを踏まえて、ご自身にとって最適な受け取り方法を選択しましょう。 為替の影響 海外の口座で年金を受け取る場合、日本円から外貨に両替されるため、為替の影響によって毎回の受取額が変動します。為替が円高に動けば外貨ベースでの受取額は増え、円安になると減るということになります。年金は2ヵ月ごとに2ヵ月分ずつ、偶数月の15日(土日の場合は前営業日)に支払われる仕組みです。したがって、自分で為替のタイミングを選べないことを知っておきましょう。 令和7年度時点の厚生年金の標準年金額(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む)を例に、米ドルで送金されるケースで見てみましょう。標準年金額は、日本円ベースでは月額232,784円、1回あたりの支払い(受取り)額は2ヶ月分の465,568円となります。 これをもとに、2025年2月と4月の各15日時点の為替レートを用いて上記支払い額を米ドルに換算してみます。 2025年2月15日 2025年4月15日 為替レート 1ドル=約152円 1ドル=約143円 米ドル換算額 約3062.95ドル 約3255.72ドル 1回あたりの受取額に約190ドルの差が出ていることがわかります。 受け取る年金が国民年金(老齢基礎年金)だけの場合でも見てみましょう。満額で受け取れる場合の年金額(令和7年度)は月額69,308円、1回あたりの支払い額は138,616円です。 同様に米ドルに換算してみます。 2025年2月15日 2025年4月15日 為替レート 1ドル=約152円 1ドル=約143円 米ドル換算額 約911.95ドル 約969.34ドル 1回あたりの受取額の差は約57ドルです。 日本の口座で受け取る場合でも、為替の影響がまったくないわけではありません。例えば、海外に居ながら受け取った年金をオンラインバンキングなどで海外送金したり、現地で買い物に利用したりする場合です。ただし、この場合は、為替の動向を見ながら自分で送金や利用のタイミングを調整できる可能性があります。 為替手数料 海外口座での受け取りには、手数料が発生することもあるため注意が必要です。先ほどは米ドルへの換算額の例を紹介しましたが、実際の送金時には為替手数料(両替手数料)を含んだ両替レートが適用されます。 また、振込手数料は国(日本側)が負担するため発生しませんが、受取先の金融機関によっては受取手数料がかかる場合があります。前述したように年金は2ヵ月ごとに支払われるため、受る取るたびにこの手数料を負担することになります。 なお、日本の口座で年金を受け取り、その後に自分で海外送金を行う場合には、振込手数料(海外送金手数料)が別途発生しますので、こちらも留意しておきましょう。…
海外移住者の老後資金のシミュレーション!定年後の生活費や資金計画、資産運用を解説
老後資金を貯蓄し始めようと考えているけれど、どれくらい必要なのかがわからないとお困りではありませんか。老後は年金収入のみになるため、場合によっては赤字になるかもしれません。定年を迎える前に、十分な貯蓄をしておくことが大切です。 この記事では、老後資金はどれくらい必要なのかについて解説します。シミュレーションで必要な額を算出する方法と、老後の海外移住を検討している方におすすめの資産運用も紹介します。ゆとりのある老後を迎えたい方は、ぜひ参考にしてください。 老後の資金はどのくらい必要? 老後資金は2,000万円以上必要と言われているけれど、本当なの?と疑問を持っている方も多いでしょう。人によっては月々の生活費が異なるため、必ずしも2,000万円以上が必要になるわけではありません。しかし、家族の人数や家庭の状況によっては2,000万円以上の貯蓄が推奨されるので、注意が必要です。 ここでは、60歳以上の高齢世帯のデータに基づいて算出された老後資金の目安を解説します。 月々の最低生活費用は23.5万円 60歳台の月々の最低生活費用は、平均23.5万円です。割合的には20~25万円で生活しているところが多く、次に25~30万円、30~40万円、20万円未満、40万円以上の順となります。 最低生活費用は、月々の生活に最低限必要となる金額のことです。旅行に行ったり、趣味にお金がかかることもありますが、これは最低生活費用に含まれません。 ゆとりある生活を送るためには、月々37.8万円の費用が必要だといわれています。最低生活費用にプラスして、趣味や旅行などにかかる費用も計算しておけば、急な出費がある場合にも対応できるでしょう。 貯蓄2,500万円がひとつの目安 月々の生活費用の補填に加え、想定外に発生する医療費や、娯楽のための予備費を考えると、2,500万円の老後資金を貯めておくことがおすすめです。 老後資金は、月々の年金収入の赤字を補うために用意するものです。令和6年の厚生年金は、230,483円(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な金額)で、家庭によっては年金を超える支出が発生します。3~6万円の赤字額を補填しているところが多く、3万円の赤字が発生している場合は年間に36万円、6万円の赤字は72万円を老後資金で補わなければなりません。 老後生活は長ければ30年ほど続くため、余裕をもって資金を貯めておくことが大切です。3万円の赤字であれば1,080万円、6万円の赤字は2,160万円が30年の間に必要になります。赤字を補填する分に加え、予備費のことを考えると、2,500万円ほどの貯蓄があれば老後も安心して生活できるでしょう。 老後の資金をシミュレーションしてみよう 老後にどれくらい資金が必要かは、家庭によって異なります。一般的な目安ではなく、自身の世帯にぴったりの老後資金額を知り、必要な貯蓄額を目標にお金を貯めていくことが大切です。 ここでは、老後の資金をシミュレーションする方法について紹介します。 現在の家計支出額を算出する まずは現在の家計支出額を算出してみましょう。支出はさまざまな項目に分かれているため、項目別に確かな額を調べることが大切です。支出項目は以下の通りです。 まずは項目別に月々の支出額を確認し、項目に該当しない支出はその他の支出にまとめましょう。1年ほどの支出額をまとめれば、月々の平均支出額を把握できます。 老後の三大支出を把握する 老後の三大支出として挙げられる、生活費・医療と介護費・ローン返済費用もきちんと調べておきましょう。 生活費は月々の支出を確認すれば、平均額を算出できます。予測が難しいのは、医療と介護費、ローン返済費用です。老後に体調を崩しやすくなったり、大病を患ったりする可能性もあります。また、早い段階で介護が必要になる可能性もあるため、万が一に備えておくことが大切です。 マイホームや車などの長期ローンがある場合は、定年後にどのくらいの支払いが残るかもチェックしておきましょう。定年後は年金収入と老後資金のみで生活をしていかなければならないので、ローンが残るようであれば、定年前に可能な限り繰り上げ返済をするか、可能であれば完済しておくことがおすすめです。 退職金と月々の年金額を算出する 老後資金の貯蓄が難しい方は、退職金を貯蓄に充てましょう。退職金は勤続年数や企業規模、最終学歴などによって異なります。それぞれの平均的な退職金の額は以下の通りです。 大学卒 高校卒(管理・事務・技術職) 高校卒(現業職) 中学卒 20~24年 669万円 631万円 421万円 367万円 25~29年 1,095万円 788万円 741万円 608万円 30~34年 2,065万円 1,278万円 1,157万円 917万円 35年以上 2,522万円 1,697万円 1,433万円 1,234万円 ※参考:厚生労働省「退職給付(一時金・年金)の支給実態」※退職年金制度のみの金額を記載 最終学歴と勤続年数によって大きく金額が異なるものの、老後貯蓄の一部にできるため、足りない部分は退職金で補いましょう。事前に退職金を把握しておけば、差し引いた金額を貯蓄する目標ができるため、余裕をもって貯められます。 また、退職金の金額把握とともに、年金額を把握しておくことも大切です。年金は厚生年金加入者と、国民年金加入者によって月々の金額が大きく変わります。令和6年度の厚生年金額は、夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額で230,483円、令和5年度から6,001円アップしています。 国民年金加入者は老齢基礎年金1人分で68,000円、令和5年度から1,750円アップしています。厚生年金加入者は厚生年金+国民年金の金額がもらえるものの、国民年金加入者は国民年金のみなので、もらえる額が少なくなっています。 国民年金加入者はより多くの老後資金を蓄えておく必要があると考えておきましょう。 老後の海外移住に必要なことは? …
太く短く派?細く長く派?あなたの年金どう組み立てますか?
現在の日本では年金について考えなおす時期にきています。法改正により、このままだとこれまで考えていたライフプランが崩れてしまうかもしれません。 今一度、年金の組み立てについて考えてみましょう。 なぜ今のタイミングで年金について考える必要があるのか 今までの定年は60歳が一般的でした。 しかし、令和3年4月から施行された改正高年齢者雇用安定法によって、65歳までの雇用を確保することが義務化されたのです。さらに就業を希望する70歳までの雇用を確保する、努力義務を課せられることになりました。 従来は給料の高くなったベテランが退職したのち、若く人件費の安い人材を雇うことで会社の若返りを図っていましたが、大きく変わることになります。 改正高年齢者雇用安定法の対象となる事業者は、70歳までの定年引上げや定年制の廃止などを講じる努力を課せられました。しかし、一方的なものではなく継続雇用制度に係わるため、助成金の支給対象にもなり得るので、デメリットばかりではありません。 改正高年齢者雇用安定法が必要な理由 なぜ改正高年齢者雇用安定法が必要なのでしょうか。 下の図をご覧ください。 年金を受けとっている方を高齢者とした場合、高齢者世帯の約半分の所得は年金のみといったデータが出ています。つまり、年金に頼った生活をしているわけです。 さらに年金改革が行われ、就労を後押しすることになりました。2022年の春から75歳で年金の受け取りができるようになります。 これは「年金を払えないから働いてほしい」というメッセージを置き換えたようなものでしょう。 過去動画でも年金制度が無くなることはありませんが、古き良き時代のように十分な環境で受け取れるかどうかは別の話となります。と言うような話をしてきました。その不安が現実になりはじめています。 年金の受け取り年齢を繰り下げるとどうなるのか それでは年金の受け取りはどう変わっていくのでしょうか。 これまでは年金の受け取りを65歳から70歳へ5年繰り下げることで、42%増額することができました。2022年4月からは年金の受け取りを70歳から75歳に変更すると、84%増額します 84%と耳にすると「そんなに増額になるなら、繰り下げして沢山もらおう!」という気も起こると思います。しかし実はちょっとしたカラクリがあって、沢山の年金を受取ると、それだけ所得税、住民税などの税金額が増えることにも注意が必要です。 日本人は長寿国として長生きする高齢者が多いです。元気に働いている方にはよいかもしれませんが、自分のライフプラン、終活プランなどを頭の片隅において、収入、支出、生活の楽しみなどをしっかりと考えておいた方がよいでしょう。 話しを元に戻しますが、法制度が変わるということは、これまでのルールが変わることを意味します。従来の生活も変える必要がでてくる可能性がありますね。 現役時代に十分な年金準備ができていたら何ができるのか もし現役時代に年金の準備ができていたら、いくつもの選択肢の中から最適なものを選べるでしょう。 「おれは太く短く生きる。70歳まで仕事はしない」 「私は細く長く生きたい。働ける限り働いて社会との関わりを持って、余暇も充実させたい」 などの選択が可能です。 さきほどの図でも解説しましたが、生活資金を年金でまかなっている人は、ある意味選択肢が少ないと言えます。生活基盤である収入を国に完全に依存する状態になってしまいますからね。 そうならないためにも、今のうちから年金準備をしておく必要があります。 では老後資金をいつ貯めればよいのでしょうか。 コンサルティングの現場でも色々とお聞きする機会があるのですが、駐在員として海外で生活している間は、結構預貯金を貯められるようですね。海外のお金(例えばUSDなど)は円安のときに日本で使うと、いつもより多くの買い物ができるメリットがあります。海外生活中は何かとチャンスが多いので、利便性の高い通貨をしっかりと貯めておきましょう。 では仮にUSD10万ドル※を年金として運用した場合、太く短く生きたい人と、細く長く生きたい人におすすめの年金プランはどんなものがあるのでしょうか。 ※(約1,000万円)$1=100円として換算 年金を太く短く受け取りたい方向けのプラン 40歳でUS10万ドルの年金プランに加入した場合、65歳からUS41,000ドルを10年間受け取れます。受取合計額はUS41万ドル(約4,100万円)です。 このプランは出口のアレンジ(年金をどのように受取りたいか?)をある程度自由に作ることが出来ます。当初、65歳から年金受取りを開始する予定で計画していても、人生には何が起こるのかわかりません。60歳から早めに受取ることも可能ですし、70歳に先延ばしすることも可能です。運用されている残高にもよりますが、受取り金額を変え、受取期間をも変えられるので途中で仕事をしている期間は年金を受け取らない、もしくは金額を少なくするなど様々な調整が可能です。 年金を細く長く受け取りたい方向けのプラン 一方で仕事やボランティアなど社会との関わりを続けつつ、老後資金を貯めていきたい方もいますよね。前述のプランと同じように、40歳でUS10万ドルの年金プランに加入した場合、65歳からUS23,000ドルを100歳まで受け取れるような出口プランも設計できます。 年間の生活費がUS23,000ドル未満でおさえられる方や、US23,000ドルと自分で稼いだ収入が支出を上回る方は、老後の心配をしなくても良くなりますね。100歳まで受け取った場合の合計はなんとUS80万ドル(約8,000万円)になり、掛け金の8倍になります。 以前の動画でご案内した、サンライフのVictoryという保険商品がありますが、実は今回の年金プランというのは、それを応用したプランとなります。その動画では『どのような方が加入できるのか?』『サンライフはどのような会社なのか?』などを紹介しておりますので、興味がある方はぜひご覧ください。 この記事を通して、ただ保険に入るだけではなく、出口戦略はどうすればよいのかをしっかり考えたうえでのプラン選択をするきっかけになれば幸いです。 限られた人だけの選択肢です 「老後に向けて資産運用をしたい」と思われた方もいらっしゃるかと思われますが、すべての方が選択できるプランではありません。 住んでいる国によっては年金保険プランの加入ができない場合があります。また、ある程度の資金力も必要です。 加入条件を考えれば、海外生活中に加入されるのが最適だと思われます。 困ったときは110(ワンテン)へ 不明な点や確認したい点があれば、110サポートへお気軽にご連絡ください。 たとえば 届いたレターの内容を詳しく確認したい 保険に加入はしたものの担当が外国人だった。現状を確認したい 住所変更の手続きをしたいが、どうすればいいのか教えてほしい 住所変更の手続きをしたいが、どうすればいいのか教えてほしい などの疑問にお答えします。 まとめ 令和3年4月から施行された改正高年齢者雇用安定法や年金改革によって、これまでのルールが大きく変わろうとしています。今まで通りの考え方や生活を考えないといけないタイミングがきているのかもしれません。 現役時代に老後資金を貯められるのであれば、政府の年金に依存した生活をしなくてもすみます。 そこで年金を…
知っておくべき老後の年金シミュレーション!一人暮らしの生活費も安心?受け取り時期で資金計画が変わる!
私たちが将来老後に受け取る年金は、受け取り時期によって金額が変わることをご存知でしょうか。 年金の受取額を知っておくことで、老後資金をいくら自分で準備する必要があるのかシミュレーションしやすくなります。特に一人暮らしのおひとりさまの場合は、生活費の全てを自分で賄う必要があるため、計画的に考えることが重要です。 更に、この記事では老後の年金の受け取り時期を変更することで、年金繰り上げ?繰り下げ? どっちを選択すると、どれくらい受給額が変わるのかをシミュレーションしてまとめてみました。将来受け取れる年金の受給額を把握し、夫婦や一人暮らしでもお得な選び方を知りたい方は参考にしてください。 公的年金の種類とは 公的年金には、ザックリと分けると ・老齢年金・遺族年金 の2種類あります。 老齢年金は生きている間にもらえる日本の年金制度のことです。もうひとつは遺族年金で、亡くなった場合、残された遺族が受け取れる年金のことを指します。 今回は老齢年金を深掘りしていきましょう! 国民年金(老齢基礎年金)とは 国民年金(老齢基礎年金)は仕事を退職後、老後の生活費としてもらえる年金です。 この記事を執筆している2021年4月現在『65歳』から受け取りを開始できるのですが、この先はどうなるか分かりません。もしかしたら受け取り開始の年齢が上がっていく可能性もあります。将来の資金計画を考える際には、この点も考慮する必要があるでしょう。 国民年金は最高で78万円/年(6.5万円/月)の受け取りが可能です。これは20歳から60歳まで、40年間満額を払った場合受け取れます。老後の生活費をシミュレーションする際に、どれくらいの資金が必要かを確認しておくと安心です。早い段階でこのシミュレーションを行い、老後資金の準備を進めることをおすすめします。 次に厚生年金です。老齢基礎年金に老齢厚生年金が上乗せされたものを指します。 厚生年金は人によって受け取れる金額がまちまちです。収入と支払い年数によって受取額が変わるので、平均値はあまりあてになりませんが、参考程度に知っておいてください。 厚生年金は男女平均で176万円/年です。月額14.5万円が受け取れる計算になります。 では『夫婦2人』が受け取る場合、いくらになるでしょうか。 1人が厚生年金、もう1人が国民年金の場合、だいたい254万円/月(月額21万円)受け取れるイメージです。これで老後の生活にゆとりを持ちながら過ごすことができるかもしれません。 年に一度、現状でどれくらい年金を受け取れるか記載されている『ねんきん定期便』が、誕生日の一か月前に届いているはずですので、確認しながらシミュレーションしておくと良いでしょう。 老齢年金の繰り上げ・繰り下げ受給とは 老齢年金には繰り上げ、繰り下げ受給があることをご存知でしょうか。もしかしたらどこかで聞いたことがあるかもしれません。具体例を出して解説しますので、見ていきましょう。 65歳から15万円/月受け取れるご夫婦がいるとします。 通常なら65歳からの受け取りですが、60歳に前倒しして受け取ることが可能です。早めにもらうので『繰り上げ受給』と呼びます。 本来65歳から受け取るものを早めにもらうため、同じ金額の受け取りはできません。だいたい10.5万円/月となってしまい、年金受取金額が30%減る計算です。生活費を確保するために、早めに受け取る選択をする人もいるでしょう。 この受け取りの金額は変わらないので、亡くなるまで10.5万円/月が受け取れます。 当初の予定通り65歳から受け取る場合も同じです。金額は15万円/月と固定されるため、変更はありません。 ここで疑問が生じます。 『もしも67歳で亡くなった場合』受け取り金額はどうなるでしょうか? 65歳で年金の受け取りを選んだ場合は年間180万円×2年間で合計360万円受け取れる計算になります。 一方、60歳から年金繰り上げて受給した場合に受け取れる金額は、年間120万円×7年間で合計840万円です。 60歳から受け取った方が、65歳受け取りの金額よりも遥かに多く受け取れる計算になります。 次は『繰り下げ受給』を見ていきましょう。 通常の65歳受け取りを5年後ろ倒しにして70歳にした場合、42%増の21.3万円/月が受け取れます。金額だけ見れば6万円/月増えるので、悪くありませんね。老後の生活費をどのようにまかなうかを考えた上で、年金を受け取るタイミングを決めることが重要です。 人はいつまで生きられるかわかりません。何歳から年金を受け取れば最もお得になるのかはわからないので、考えれば考えるほど、難しいところですね。 老齢年金の受給額累計表 老齢年金の受給額をシミュレーション表でまとめました。以下の表をご覧ください。 こちらの図では、それぞれの年金受給開始年齢から90歳まで受け取れる金額がいくらになるのかを見やすいように線を引いています。例えば60歳から受け取る場合、60歳の線を見てください。 この図を見ると、60歳で年金を受け取る場合、75歳まで生きられるのであれば受取額が最も多くなります。 通常の65歳からの受け取りの場合、寿命が76歳から80歳までなら受給額が最も多く、81歳以上生きられるのであれば、繰り下げ受給の金額が1位です。 統計によると、男女の平均寿命は84歳といわれています。つまり、81歳より長生きする可能性が高いのであれば、繰り下げ受給をした方がおすすめかもしれません。 これらはあくまで結果論です。自分が何歳まで生きられるのかはわからないので、繰り返しますが、、、難しいところですね。 年金繰り下げ受給の落とし穴 ところが、70歳から年金を256万円/月受け取った場合、累進課税が変わり所得税が発生します。さらに翌年以降の市県民税や健康保険料の支払い金額が増えてしまうのです。 その結果、年間支払う金額が65歳から受け取るよりもおよそ36万円増えてしまいます。 繰り下げ受給をすれば受取年金額が42%増えるわけではありません。つまり額面上256万円/年の受け取り額が、実際には税金や健康保険料の負担によって220万円/年しか増えていないのです。単純にに42%増えるわけではないことを覚えておいてください。 政府は繰り下げ受給を勧めています。「70歳から年金を受け取れば、こんなにお得ですよ」と、このような図を見せれば、みなさんは「繰り下げ受給の方がお得だな」と思ってしまいますよね。 実際の情報を知らなければ、私もお得に感じてしまうと思います。 しかし、所得税が増えれば税収が増えます。社会保険料や市県民税の支払いが増えれば、その分国は潤うわけです。 では、いつから年金を受け取れば良いのでしょうか? もし私なら・・・繰り上げ受給を選択して、60歳から年金の受け取りを選びます。60歳から受け取る年金を資産運用してやりくりした方が良いと考えているからです。特に女性の一人暮らしの場合、生活費をすべて自分で賄う必要があるため、早めに受け取ることで安定した資金計画を立てやすくなります。 もちろん強制はしませんが、そのような考え方もあると知っておいてください。 まとめ 公的年金は、ザックリとですが、 ・老齢年金(長生きして自分自身が受け取る)・遺族年金(万一時に遺族が生活に困らないように受け取る) の2種類あります。…
積立NISAと海外年金、2,000万円不足問題に有効なのはどちらか
私たちの将来は不確実であり、老後の資金が足りないのではないかと不安に思われている方も多いのではないでしょうか? 「いやいや、そんな先のことはまだ分かりません・・・」 と、お考えの方も多いかと思います。 ですが、公的な事実として、老後2,000万円不足問題が顕在化し、政府から老後資金を『自己責任』で貯めましょうといわれたことも大きいでしょう。 そこで老後資金を貯めるのに有効な制度のひとつとして『積立NISA』があります。この『積立NISA』と海外居住者が加入できる海外年金プラン、どちらが老後資金を貯めるのに良いのでしょうか? 老後2,000万円不足問題の振り返り 老後2,000万円不足問題はどういったことなのか、改めて振り返りましょう。 老後2,000万円不足問題とは、私たちの老後資金が公的年金ではまかないきれず不足するといわれている問題のことです。ではなぜ2,000万円足りないのでしょうか。 ・65歳で仕事を退職し、30年間生きる・世帯で毎月25万円の生活費を支出する としたうえで、計算してみましょう。 退職後の30年間でかかる支出の合計は1億2,000万円です。 内訳は 生活費:25万円×12か月×30年=9,000万円住宅・医療・車など:500~2,000万円介護費用など:0~1,000万円 としました。 金額に幅があるのは、個人によって生活のスタイルが異なるからです。多い方もいれば少ない方もいます。 一方の収入はどうでしょうか。 公的年金:8,000万円退職金や企業年金:2,000万円 としました。 上記の金額の合計が1億円になります。企業に勤められている方は企業年金や退職金があるのですが、支給される会社もあればない会社もありますので、確認しておくと良いでしょう。 このように老後までに1億円準備できたとしても、2,000万円が足りないわけです。※毎月5万5,000円 × 12ヶ月 × 30年 = 約2,000万円 足りない2,000万円は預貯金で準備するのか、支出を減らして対応するのかいろいろな手段を講じて対策しなければなりません。 資料元:金融庁 老後2,000万円不足問題 国会答弁資料より 積立NISAを活用すれば老後2,000万円不足問題は解消できるのか 金融庁が投資を促進させるために作った制度が『積立NISA』です。 『積立NISA』(ニーサ)は『つみたてNISA』とひらがなで書かれることが多いですが、中身は変わりません。金融庁の提示する正式名称は『つみたてNISA』とひらがなですが、本記事ではより多く目にする漢字の『積立NISA』で記載させていただきます。 積立NISAを活用した資産運用の事例 それでは『積立NISA』を利用して30,000円/月を20年間積み立てた場合、元本はいくらになるのでしょうか(積立総額720万円)。年利3%、5%、7%とそれぞれ見ていきましょう。 ・3%で運用した場合:およそ980万円・5%で運用した場合:およそ1,200万円・7%で運用した場合:およそ1,500万円 となりました。 7%で運用しても2,000万円には届きません。 『積立NISA』で2,000万円貯めるには、積み立てる金額を増やしたり、リスクをとってよりリターンの高い商品に投資したりと、いくつかの対策は考えられます。非課税枠を利用すれば手元に残る金額は増えるので、積立NISAを利用すれば資産形成に有効なのは間違いありません。 しかしこのままだと『積立NISA』だけでは老後資金の準備には不十分といえます。 なぜかと言うと、リスクとリターンを考慮したアセットアロケーション(どの様なファンドに投資をし、どの様な割合で分配するのか?)という基本コンセプトを持って運用に臨むことがとても大切なのですが、 一方ではリスクを恐れすぎて2,000万円まで運用でたどり着かず、もう一方では過度にリターンを求めすぎて大きく元本割れしたり・・・と、気にするポイントが増え、自分では運用できないのではないか?と消極的な選択をされる人が多いのも事実です。 海外年金プランは海外居住中のみ加入できる 日本に居住しているときは『積立NISA』で税制メリットを受けながら資産運用するのが良い手段と言えますが、海外生活をされている方は海外で資産運用を始める事をおすすめします。その中でも、元本を減らさずに年金の確保ができるプランなどが変動が少なく安心できて良いでしょう。 例えば、駐在員として海外で4~5年ほど働いているとまとまった貯金が増えます。いつのまにか1,000万円ほど貯まっていた、という方も珍しくないでしょう。 「貯まったお金はすぐに使わないから、安定した運用でもしようか?」と考えた時に検討していただきたいのが、海外年金プランですね。 仮に、35歳でUS$100,000を一括払いして、30年間寝かせておいた場合、65歳から毎年US$15,000を100歳まで受け取れるプランなどもあります。個人年金としての保険契約を結んでいるので、日本の年金はどうなるんだろう・・・と、漠然と不安を抱えているよりも確実に年金対策できるといえるのではないでしょうか? またこの記事の執筆日が2021年3月12日なのですが、2週間前からドル円が円安に進みました。円安に進んだ場合、ドルをたくさん持っておくほうが、有利(儲かる)になります。 為替は変動するので確実なことはありません。しかし日本円のリスク分散の一環として、海外ドル建ての商品に加入しておくと、このような恩恵を受けることもあります。外貨運用をしたり、ドル建ての保険商品に加入したりと意識してポートフォリオに組み入れると良いでしょう。 将来の年金として長期的に預けておくのではなく、数年後に預けた資金を引き出すかもしれない場合は別のプランがあります。 例えば、45歳で$50,000を一括払いして、20年間寝かせておいた場合、$99,317となり、リターンはおよそ2倍で、約$50,000増加します。 「今さら投資をはじめてももう遅いから、資産運用は諦めよう」と思う必要はありません。 では、55歳で$50,000を一括払いして、10年間寝かせておいた場合はどうでしょうか?10年後に$67,000になります。リターン1.34倍で、約$17,000増加します。 このように、それぞれのご年齢や保有資産に応じたプランをご提供できますので、一度お問い合わせいただければ幸いです。 積立NISAと海外年金プランは併用がおすすめ…
世界一の高齢化率!日本の年金はどうなる?
現在の日本が抱える問題のひとつに少子高齢化が進んでいることがあげられます。日本の高齢化率は世界で最も高く、この流れは止まりそうにありません。 このまま少子高齢化が進むと何がそんなに問題になるのでしょうか? いろいろな影響はありますが、殆どの人に関わることとしては『老齢年金』いわゆる年金ですね。では、この人口統計の変化から日本の年金はどうなってしまうのか考えてみましょう。 少子高齢化の先は何が待っているのか まずは以下の図を見てください。 こちらは2050年に日本国民の年齢層がどのように推移していくのかをシミュレーションしています。男女ともに70代から80代の年齢層が最も多くなり、逆ピラミッドのような形になるようです。 この図から日本が直面している年金問題が見えてきます。 まずは日本の年金制度について正しい解釈をしていきましょう。日本の現在の年金制度を、たまに間違った覚え方をしている人がいます。日本の年金はどこかに自分専用の口座があり、そこに毎月積み立てられているものだと思っているようです。 その解釈は間違っています。我々働く世代が払っている年金は、今のお年寄りがもらっているものです。これを『世代間相互扶助』と呼びます。 私たちが払っている年金を、お年寄りに仕送りをしているとイメージすればわかりやすいのではないでしょうか。 次に以下の図を見てください。 こちらは日本人の1950年のデータです。 1950年のように、きれいなピラミッド型のときは、たくさんの働く世代が一部のお年寄りを支えていました。しかし今から30年後の2050年には、一人の若者が一人の老人を支えなければならない時代がやってこようとしています。 出典:国立社会保険・人口問題研究所 年金と健康保険の天気予報 以上のデータから考えると、長生きする人(年金をもらう人)が増える一方で、労働力人口(年金を支払う人)の減少が加速し、想像以上のスピードで高齢化が進んでいることがわかります。 現在の日本を高齢化社会と呼んでいますが、その時代は終わりました。すでに超高齢化社会に突入しているのです。 日本の年金制度がはじまったのは戦時中でした。当時に比べると日本人の平均寿命はおよそ30年以上伸びています。逆に出生率は4.54%から1.31%へと減少しており、これからの日本を支えていく働き手が減っている現状です。需給のバランスが崩れてしまいました。 国としては年金制度自体を辞めてしまおうといった考えはないと思います。国の根幹である社会保障制度をなくしてしまうと大変なことになるからです。 しかし年金制度を維持するためにはさまざまな対策を講じる必要があります。 ひとつめは支給開始年齢の引き上げです。 今の年金は65歳から支給されていますが、70歳以上にならないともらえなくなるかもしれません。今の若い世代の人たちは75歳から年金が支給されるといった話があるように、まずは支給する年齢を遅らせる方法です。 ふたつ目は年金支給額の大幅な引き下げですね。 今は厚生年金をご夫婦で満額支給されると、およそ21万円受け取れます。将来的には10万円、もしくは数万円まで下げられるかもしれません。 私たちの親の世代とは別の方法で、資産形成していく必要があります。 これからは資産運用をして老後資金をつくる時代になる これまでお伝えしてきた現状を踏まえると、国任せの時代は終わりました。これまでは真面目に働けば老後の面倒を見てくれる保証がありましたが、今の日本にはそんな余力はありません。 これからは自助努力による対策が必要な時代になるでしょう。 自分の老後資金を形成するために、日本よりも利回りの良い海外で資産運用をしようと考える人が増えてきています。 資産があれば ・子どもに十分な教育の機会を与えられる(教育費)・生活する場所を選べる(住宅費)・老後の生活を豊かにできる(老後費用) などの心配を減らせるのです。 少子高齢化の先は何が待っているのか 老後2000万円不足と言われている中で、国民年金や厚生年金だけでは心もとないと思われる方も多いかと思います。そんな方は今のうちからiDeCoやNISAを検討してみてはいかがでしょうか。 iDeCo(イデコ)とは個人型確定拠出年金を指します。加入者が毎月一定金額を金融商品に積み立てることで、自分の年金づくりを手助けする制度です。 積み立てた金額は所得控除の対象で、税金対策に効果が期待できます。また株式の売買や定期預金の利息などには20.315%の税金かかるのですが、iDeCoを利用した場合の収益は非課税なので、税金を引かれません。 iDeCoの細かい紹介は、また別の記事で紹介させていただきます。 超高齢化社会では資産運用をして老後資金を作らなければならない 世界一の高齢化率を誇る日本は、今後若者にさらなる負担がかかります。増えていく高齢者に上がらない出生率と、需給のバランスが崩壊しました。 これからは年金の受取年齢を延長したり、受給額の削減をしたりと大きな動きがあるかもしれません。 そのときに焦らないように、今のうちから自分で年金づくりをしておきましょう。海外投資や外貨運用をはじめ、iDeCoやNISAなど選択肢はさまざまです。自分にあった方法を選択して、年金づくりに取り組まれてはいかがでしょうか。
「嘘?本当?『老後2000万円不足』」を海外視点から考察。
あっという間に、過去の話し・・・になってしまいそうですが、 私自身は忘れもしない 2019年6月『老後2000万円不足 問題』が大きくメディアに取り上げられ、将来について不安に感じた人も多かったのではないでしょうか? ただ、最近は2000万円どころか、年金そのものがどうなるのだろう?とか、そもそもテレワークがどこまで続くんだろう。。。など2000万円以上の問題も多くなるのではないかと懸念しています。 世界的に見ても、税金・福利厚生費を現役世代中に沢山負担し、老後はとても安心して過ごせるヨーロッパの国々もあれば、最初から資産運用前提の年金制度まで、各国様々です。 日本人は、資産運用に慣れていない人も多い中で、突然のギブアップ宣言(とも捉えられる)様な今回の発表でしたので、正直「改革の狼煙が上がったな」と捉えています。 とはいえ、そのニュースをきっかけに、年金だけでは『絶対に足りない部分』をどうやって貯めていったらよいか検討し、貯蓄や投資を始めた人もいるでしょう。 老後2000万円不足問題とその対策について、海外目線も取り入れてご紹介します。 1. お金と上手に付き合う 世の中の問題の80%は、お金の問題だ。。。と言われるくらい、悩みは、誰にでもあります。 「なんとなく老後の生活が不安だ」「子どもができたが、今後はどのような貯蓄をしていけばいいか?」「貯蓄しないといけないのはわかっているが、ついつい浪費をしてしまう。どうすればいいですか?」 「夫婦で倹約しているつもりですが、お金が残らないのは、なぜでしょう?」「それなりに安定した収入はあるのですが、今後、どういう投資・資産運用をしていけばいいでしょう?」 という人まで、 本当に人それぞれにお金の悩みを抱えています。人それぞれ、お金の悩みは色々ですが、目指すべきことは、お金に振り回される生活をするのではなく、どう「お金と上手に付き合うか?」、 どう「自分の人生をコントロールしていくか?」という事が大事なのだと思います。 お金との付き合い方が上手くなれば、あなたが理想とする生き方、人生プランを実現しやすくなるのではないでしょうか? では、そのための第一歩を踏み出すにあたって何をしたら良いのでしょうか? 見ていきましょう。 2.「老後2000万円不足」のモデルケースとは? この「老後2000万円不足問題」が大きく取り上げられるきっかけとなったのは、2019年6月に金融庁から発表された金融審議会の報告書からでした。 この報告書では、「ご主人65歳、奥様60歳」という、平均的な夫婦の老後がモデルケースとして紹介されていました。 前提としては、セカンドライフの収入が年金だけという無職の夫婦。どのくらいの金額かと言うと、この夫婦の収入は年金の月約21万円であり、平均的な生活パターンから割り出した『老後に必要な最低限度の収入約26万円/月』をベースとして生活費を考えると、月に5万円が不足する計算になります。 ですから、ご主人が85歳まで生きるとして20年間。マイナス5万円×12か月×20年だと約1200万円の不足。95歳までの30年間だと、1800万円の不足。 これが、「老後2000万円不足」問題の根底となった試算の考え方なのです。 ただし、ポイントは、老後の生活に絶対に2000万円がないと生きていけないとは書かれていないということですね。 ここでは、言葉の独り歩きに囚われること無く「老後2000万円不足問題」の本質も見極めていく必要があります。 例えば、年金に頼ること無く家賃収入や、配当収入、上乗せしていた年金保険などで老後生活費を十分賄うことが可能で、年金だけに頼る必要がない生活を送る方もいらっしゃいますし、毎月26万円が必要になるとも限りません。 逆に、21万円の年金だけが老後生活費用の全てだという人がいらっしゃったとしても、それは21万の支出で収まるように生活を工夫すればいいと考える人もいるでしょうし、やっぱり26万円がかかるというのであれば、あと5万円の収入をアルバイトや、ネットビジネスなどで得よう考える人もいるはずです。 3. 「人生100年時代と健康寿命の相関関係…」 今後ますます、拡大していく少子高齢化の実情と「人生100年時代」というのが、本レポートの話題の中心だったのですが、それは随分と以前より言われていたことなのですね。これに追加して考えないといけないのが『健康寿命』を伸ばすということです。 単純に寿命だけが伸びたとしても、健康でなければ意味がありませんし、それこそ2,000万円どころでは生活すらままならないのに、更に養護施設にお金がかかり『老後破産』。。。のような事も現実的になるかも知れません。 とは言え、日本にとって「人生100年時代」への突入は目の前まで迫っています。人の寿命が確実に延びている現在、20代〜60代つまり今の現役世代については、年金だけでは老後の資金は賄えないと考えるのがスタンダードですね。 ですので、あなたの老後はあなた自身でで準備するしかありません。それもできるだけ早く・・・。 この様に、老後資金が足りないかも知れない!!!と、あらためて自分の老後を考えるという意味で、2019年の騒動もプラスに働いたと思います。 何はともあれ、「老後2000万円不足問題」の本質は、2000万円程度を目指した資産形成をすることが望ましい、そして、貯蓄だけけでなく『資産運用』『投資』など、お金をしっかりと活用するステージに進むことを促進することだと思います。 ですので、上記 毎月5万円が不足するというのは、一つのモデルケースです。 ポイントは、積立投資、つみたて貯蓄保険など「今できることをしっかり行う」その上、「できるだけ多くの資産を保有し、緊急の事態が起きた時にも耐えられるようにしておく」 ことが、肝要です。 4. では、あなたは老後に『いくら』お金が必要ですか? 「あなたは老後の生活費がいくら必要ですか?」と聞かれた時『えっ!?』何をどう考えていいのかわからないという人が多いのではないでしょうか? 弊社に相談に来られるお客様も『漠然と、年金準備が必要・・・』とは思われているのですが『どのくらい必要ですか?』とご質問させて頂くと、具体的にお考えの方は少数だと思います。 その為に我々がいますので、色々とお聞かせ下さい。ではまず、一般論ではありますが、手順を追って考えていきましょう。 老後資金を考える上で厄介なのは『不確定要素が大きい点』ではないでしょうか? なにせ自分の寿命はわかりませんし、いったい何歳から何歳まで果たして何年分を用意すればいいか? そして次の項でも触れますがいくら用意すればいいのか? 実際よく分かりません。 そのような状況の中で、できるだけ誤差の幅を少なくする方法としては『確定できる要素』をしっかり把握することです。まず最優先は、あなたの年金について改めて知ることです。 現段階での、日本の公的年金制度は、日本に住む20歳以上60歳未満が全員加入する「国民年金」と、会社員が加入する「厚生年金」・公務員が加入する「共済年金」の2階建てになっています。 国民年金の加入者には1号〜3号まで3種類があります。 公的年金は、原則として65歳からすべての人に「老齢基礎年金」が支給され、厚生年金に加入していた人はそれに加えて「老齢厚生年金」が支給される仕組みになっています。 ですが、昨今の寿命の伸びや、年金財政の困窮、若者の年金離れなどもあり、支給開始年齢が70歳や、最近では75歳からの支給開始など、この年金制度が以前のようには機能しない、ましてや今の現役世代には期待をせずに自己年金を積み立てる事に意識を注いだほうが良い状況です。 とはいえ、公的年金には、「障害年金」「遺族年金」が連動し、通常の年金機能だけではなく。公的な保障という意味もあります。 では、実際に自分の老後においていくら支給されるのでしょうか? 5.…