海外赴任・在住中にFXはできる?税金・口座開設・おすすめ業者まで徹底解説

海外赴任中の方、これから赴任予定のある方の中には、
「海外赴任中にFXってできるの?」
「非居住者だけど口座は開設できるの?」と、不安に思う方も多いのではないでしょうか。

特に2025年現在、DMM FXやヒロセ通商、XMTradingなどの対応や制限情報も気になるところです。早めに情報を集めておけば、FXができるのか、どの業者を使うべきかを判断しやすくなります。

本記事では、海外在住・赴任者向けに、FXを始める方法・おすすめ業者・税金対策までを丁寧に解説します。海外で資産形成を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

海外在住者・海外赴任者でもFXはできる?まず知るべき基礎知識

2025年現在、海外在住者や非居住者であってもFXをすることは可能です。
ただし、日本国内のFX業者の利用には一定の制限があるため、基礎的なルールや用語、非居住者の定義を把握しておく必要があります。ここでは、海外在住の方がFXを始める前に知っておきたい基礎知識を紹介します。

非居住者でも日本のFX業者は使える?

日本に住んでいない非居住者は、原則として日本国内のFX業者を利用できません。多くの業者は「日本居住者のみ」を対象としています。
ただし、ヒロセ通商(LION FX)は例外的に非居住者の口座開設・利用に対応しており、海外転勤や移住後でも手続きをすれば継続可能です。ただし、出金先は日本国内の銀行口座に限られるため、その点には注意が必要です。

DMM FXは海外から利用できる?

DMM FXは、非居住者の利用を認めておらず、海外からのアクセスも禁止されています。規約上も「非居住者は取引不可」と明記されているため、海外赴任や移住後は利用を続けることができません。
VPNを使えば技術的にアクセスできる可能性はありますが、規約違反となり、口座凍結のリスクがあるため推奨されません。

海外からの利用が制限されている以上、VPNで接続元を偽装して利用するのは避けるべきです。
VPNとは、インターネット上に仮想の専用回線を作る接続方式のことです。アクセス元を示すIPアドレスを変更できますが、規約に反する使い方をすると、思わぬトラブルにつながるおそれがあります。

ヒロセ通商の非居住者対応は?

日本のFX業者の中で、唯一海外からのアクセスができるのはヒロセ通商です。多くのFX業者が海外からのアクセスを禁止しているなかで、なぜヒロセ通商は利用できるのかと疑問に思う方も多いでしょう。海外在住でも口座開設を行える点は公式サイトでも案内されているため、不安な方は確認しておくことをおすすめします。

ただし、出金は日本の銀行口座に限定されており、現地銀行口座への送金はできません。さらに、アメリカやカナダなど、法律上利用が制限される国に居住する場合は利用できません。居住先の国で利用可能かどうか、事前に確認しておきましょう。

海外に引っ越した後は、居住地変更の手続きを行います。本人確認書類と、「税務上の居住地国の特定 兼 特定取引を行う者の届出」をヒロセ通商に提出することで手続きができるため、取引を続ける際は必ず変更しておきましょう。

また、ヒロセ通商では日本の銀行口座しか登録できず、出金も日本円に限られます。
そのため、海外転勤後に利益が出ても、日本国内の銀行口座を継続して利用できるかどうかを事前に確認しておくことが重要です。
長期間利用がない口座は凍結措置の対象となる可能性もあるため、定期的な管理も必要です。

海外在住者・赴任者におすすめのFX業者3選

日本に住んでいない場合でも、海外の業者を利用すればFXをすることができます。日本語対応・KYCの柔軟性・入出金のしやすさ・評判を総合的に踏まえ、2025年時点で信頼できるおすすめの業者を3社ピックアップして紹介します。

1. XMTrading(海外FXの代表格)

海外FXの代表格であるXMTradingは、さまざまな面で高く評価されています。
主な特徴は以下の通りです。

  • 1,400以上の銘柄から選べる
  • 高いリターンを期待できるハイレバレッジ
  • 日本非居住者のFX口座開設に対応
  • 口座開設時のボーナスなどが充実している
  • 日本語サポートを受けられる

豊富な銘柄から自由に選べ、ハイレバレッジで取引できるため、高いリターンを狙えます。XMに対応している国に住んでいれば、日本以外に住んでいても口座を開設できるので、対象国を確認しておきましょう。

24時間取引できるため、時間を気にせず利用しやすいのも特徴です。
24時間の日本語サポートも受けられるため、海外FXでも安心して利用できます。

XMの強みと口座開設条件

XMの強みは、海外の業者でありながら、英語ができない方やFX初心者でも始めやすいことです。海外FXのなかでも特に安全性が高く、取引しやすいのが魅力です。また、日本語サポートも充実しているため、不明点は日本語で相談できます。

XMは海外FX業者であり、日本非居住者でも、居住国がXMのサービス提供対象国であれば口座開設が可能です。条件は以下の通りです。

  • 18歳以上
  • 居住国がXMの対応国(190カ国超)であること
  • 本人確認書類と居住地証明書類を提出できること

海外赴任者の方は、自分が住んでいる国がXMの対応国かどうかを確認したうえで、口座開設を行いましょう。

2. IS6FX(初心者にも対応)

IS6FXは、8年の運用実績を持つ海外FX業者です。ハイレバレッジ・口座開設時のボーナス・低スプレッドの面で高く評価されており、初心者でも始めやすい業者です。特徴を見てみましょう。

  • ボーナスが充実している
  • 最大6000倍のハイレバレッジ
  • 口座開設が簡単

IS6FXはボーナスキャンペーンを用意しており、口座開設ボーナスなどの特典を受け取れます。デモ口座の開設もできるため、まずはお試しから始めたいと考える方にもおすすめです。口座開設は60秒程度で完了するため、すぐに取引を始められます。

IS6FXは初心者にもおすすめの海外FX業者ですが、日本の金融庁に未登録の業者である点には注意が必要です。未登録業者との取引でトラブルが起きた場合、日本側からのサポートは受けられません。管轄する海外当局への確認が必要になるため、利用には一定のリスクがあると理解しておきましょう。

3. BigBoss(出金スピード重視)

BigBossは、入出金の速さを重視している海外FX業者です。入金・出金のどちらもスピーディに行われるため、安心して取引を進めやすいのが特徴です。

  • 入出金がスピーディ
  • 日本語でのサポートを受けられる
  • 低スプレッドで手数料を抑えやすい

また、BigBossでは入金ボーナスを受け取ることができます。さらに、複数口座での運用が推奨されており、ボーナスは開設した口座分が受け取れます。各口座にBigBoss独自のポイントも貯まるため、複数口座での取引を検討する方にも向いています。

海外在住者がFXを始めるステップ

FXを始めるために必要なステップは、国内居住者と少し異なります。業者の選定から必要書類、入出金方法、セキュリティ対策までを順を追って説明します。

Step1. 業者選び(国内か海外か)

まずは利用するFX業者を選定しましょう。海外在住者で日本のFX業者を利用したい場合、選択肢はヒロセ通商に絞られます。海外のFX業者であれば、幅広い選択肢から魅力的な業者を選べるでしょう。

FX業者によって、レバレッジ規制・サポート言語・税制上の扱いなどが異なるため、それぞれを比較したうえで決めることが大切です。たとえば、日本はレバレッジ規制が厳しい一方で、海外は比較的規制が緩い傾向にあります。ただし、レバレッジによって大きな利益を狙える反面、リスクも高くなる点には注意が必要です。

サポート言語は、海外のFX業者を選ぶときに重要なポイントです。英語が堪能な人であれば問題ありませんが、現地で生活しながら英語に慣れていく段階の方は、日本語サポートを受けられる業者を選ぶと安心です。

税制は居住国や取引形態によって異なるため、一概に日本のほうが有利とは言い切れません。
日本居住者が国内FXで得た利益には申告分離課税が適用されますが、非居住者は原則として居住国の税制に従うことになります。
そのため、税制面も含めて、事前に比較・確認しておくことが重要です。

国内と海外で異なる点がいくつかあるため、それぞれを比較し、自分が重視したいポイントを満たす業者を見つけることが大切です。

Step2. 口座開設とKYC対応のポイント

利用するFX業者を決めたら、口座開設を行いましょう。口座開設には、本人確認(KYC)が必須です。本人確認には、本人であることを確認できる書類と、居住地を証明する書類を用意しなければなりません。

本人確認書類は、パスポートや運転免許証など、顔写真付きの書類を用意しましょう。居住地を証明する書類は、公共料金の請求書・銀行との取引明細など、住んでいる場所を証明できるものを準備しておいてください。

続いて、FX業者のホームページにアクセスし、口座開設フォームを開きましょう。必要情報を入力し、本人確認書類と居住地を証明する書類をアップロードすると、審査が行われます。審査は24時間以内で完了するところもあれば、1週間ほどかかるところもあります。

Step3. 入出金手段の選定と安全性

口座を開設したら、FXで得た利益の入出金手段を考えましょう。入出金手段は以下の通りです。

  • 国内銀行送金
  • 海外銀行送金
  • クレジットカード・デビットカード
  • Peska

各手段のメリット・デメリットを以下にまとめました。

入出金手段メリットデメリット
国内銀行送金初心者でも利用しやすい / 送金時の手数料はFX業者が負担してくれることが多い / 口座への反映が早い振込手数料がかかる / 国内銀行送金に対応する海外FX業者が少ない
海外銀行送金海外居住者が利用しやすい / 大半の海外FX業者が対応可能送金手数料が高い / 口座への反映までに時間がかかる
クレジットカード・デビットカード入出金どちらも手数料無料のところが多い / リアルタイムで口座に反映されるFX業者によっては対応していないカードブランドがある / 一部のクレジットカード会社は海外FX業者と取引していない
Peska外貨両替サービスが無料 / 24時間365日送金に対応 / 日本語サポートが充実している対応可能な通貨が少ない / 対応するFX業者が少ない / 出金時間が限定されている

海外赴任中のFXにおける税金と注意点【国別の違いも解説】

FX取引による利益は課税対象です。日本の非居住者ルールと滞在先国の税制を踏まえたうえで、適切な確定申告・納税処理を行うことが重要です。ここでは、海外赴任におけるFXの税金面の疑問を解説します。

日本の税法と非居住者の扱い

FXで得た収益にかかる税金の支払先は、日本の居住者か非居住者かによって異なります。国税庁が定める居住者・非居住者については以下の通りです。

「我が国の所得税法では、『居住者』とは、国内に『住所』を有し、または、現在まで引き続き1年以上『居所』を有する個人をいい、『居住者』以外の個人を『非居住者』と規定しています。

『住所』は、『個人の生活の本拠』をいい、『生活の本拠』かどうかは『客観的事実によって判定する』ことになります。

したがって、『住所』は、その人の生活の中心がどこかで判定されます。」

引用:国税庁「No.2875 居住者と非居住者の区分」

国内に住んでいる場所がある場合は居住者として認められますが、住んでいると証明できるかどうかは客観的事実によって判断されます。

日本居住者が国内FXで得た利益には、申告分離課税(税率一律20.315%)が適用されます。
非居住者の場合は、日本ではなく居住国での課税が原則となります。国によっては課税対象外(例:シンガポール、UAEなど)であったり、総合課税が採用されていたりするため、居住国の税制を必ず確認しましょう。

非居住者と認められた場合、FXで得た収益にかかる税金は原則として居住先の国で納めます。国によって異なりますが、海外では所得と収益を合算し、その総額に対して税金を納める仕組みを採る国もあります。日本と比べて納税額が高額になる可能性もあるため、注意が必要です。

源泉徴収されるケースとは?

日本でFXをしていた人が海外赴任で非居住者となっても、確定申告や源泉徴収の対象となるケースがあります。前述の通り、非居住者が得たFXの収益にかかる税金は、原則として居住先の国で支払うことになります。

しかし、海外居住後も継続的に日本国内で収益が発生している場合は、日本での確定申告が必要になることがあります。ケースによっては源泉徴収の対象となることもあるため、毎年の申告を忘れないようにしましょう。

二重課税やタックスヘイブンへの対策

海外居住者がFXを行う際に気を付けておきたいのが、二重課税です。たとえば、海外居住後に日本でFXの収益が発生したため日本で納税した一方で、居住先の国からも納税を求められるケースです。この問題は、租税条約によって解決できる場合があります。

租税条約とは、二重課税の排除や脱税防止などを目的に、国家間で締結される合意です。日本と租税条約が締結されている国に住んでいれば、どちらか一方の国で納税が免除・軽減される場合があります。

日本は多くの国と租税条約を締結していますが、条約を締結していない国に居住してFXの収益を得る場合は、二重課税となる可能性が高まるため注意が必要です。

税理士に相談すべきタイミングとは?

海外に居住してFXの収益を得ている方は、納税前に税理士へ相談するのがおすすめです。例として、アメリカへ移住した後も日本で続けていたFXにより収益が発生しているケースを考えてみましょう。

アメリカが居住先であるため、得た収益にかかる税金はアメリカに支払うことになります。しかし、非居住者であっても日本で発生した収益には日本の税金が発生する場合があるため、アメリカと日本の両方から納税を求められる可能性があります。

アメリカとは租税条約を締結しているため、アメリカで納めた税額を日本で発生した税額から控除できる場合があります。前もって税理士に相談しておけば、納税を求められた際にどのように対応すれば良いのか助言を受けられるため安心です。

海外在住・赴任中でもFXは可能。正しく準備して賢く運用しよう

海外在住者・赴任者であっても、適切な手続きと業者選びをすればFXは十分に可能です。海外FX業者は複数あるため、ここで紹介したおすすめ業者を参考に選びましょう。レバレッジや日本語サポートの充実度、取引可能な銘柄など、重視したいポイントを決めれば、業者を選びやすくなります。

海外在住者がFXをする際は、税金や口座の制限など、事前に理解しておくべきルールも多くあります。本記事の内容を活用し、安全・安心なFX取引を始めましょう。

グローバルな保障設計と資産運用は、110(ワンテン)グループへ

「110 Financial Support」では、海外在住者や海外移住を検討されている方の資産形成を協力にサポートをしています。海外での資産運用では、資金シミュレーションはもちろん、税務知識の専門性や海外現地の情勢、物価上昇や想定外の出費など、多岐にわたる要因を考慮することが必要です。

  • ・駐在国で、どのように資産運用を始めれば良いかわからない
  • ・駐在から現地転職や現地起業に変わった場合の保障や資産運用を相談したい
  • ・海外での資産運用事情や、老後資金の準備について詳しく知りたい
  • ・現在加入している金融商品が自分に合っているか診断してほしい

といったお困りごとがあれば、日本人サポート実績20年以上の「110 Financial Support」までご相談ください。海外在住者や海外移住前のご準備段階の方も、あなたの資産運用状況を踏まえ、最適な資産運用プランづくり・適正化のサポートをいたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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記事監修:INSURANCE 110 DIRECTOR 才田 弘一郎
日本・海外で累計2,000名以上のお客様の資産運用をサポート。
香港、シンガポール、日本、アメリカなど世界各国の保険やオフショア商品の事情に精通。
日本人に適した「出口戦略」を意識した堅実な資産運用の提案が得意。