“誰でもできる”投資のきほん 堅実にお金を増やす仕組みは「長期・積立・分散」!
銀行に預けてもなかなか増えないお金。お金を増やすには投資が必要だと聞いたことはあっても、
「お金がない」「時間がない」「わからない」
などと「3無い」づくしで手が伸びない人が多いのではないでしょうか。「資産運用・投資」と聞くと自分には「関係ない」と思っている人も多いようです。
でも実は、今は少額からちょっとの時間で簡単に投資ができる時代なのです。 更に海外駐在中という人生のボーナスタイムでお金を増やすチャンスを逃すのはもったいない!
ということで、今回は投資の基本とされる「長期・積立・分散」のしくみから、誰でも無理なくできる資産運用・投資の考え方、税金の考え方まで、まとめて紹介します。
Contents
1. 投資の基本は「長期・積立・分散」
投資は、お金が増えることもあれば、減ることもあります。
誰でも「お金が減るのはイヤ!」だと思います。ただ、この「減る可能性」は、ある程度自分でコントロールできます。それが、投資の基本である「長期・積立・分散」の考え方なんですね。では、どういうことか、ひとつずつ紹介します。
1-1. 長期目線で長く続けて増やす「長期投資」
長期投資とは、その名の通り「長い時間をかけて投資をする」ことです。 投資は、値段が上下に動く商品(金融商品)を売買してお金を増やします。短い時間目線で投資をすると、ちょっとした値動きで利益が変わってしまいます。
もちろん、大きく儲かればいいですが、場合によっては大きく損することも。これでは落ち着いて仕事にもなりません。その点、初めから長い時間をかけて投資をする事に焦点を当てれば、少々の値動きでは動じません。それどころか、世界経済の成長に合わせて、少しずつお金を増やすことが期待できます。
1-2. 一定期間に少しずつお金を出す「積立投資」
積立投資とは、毎月、半年毎、年毎などの一定の間隔で、同じ金額ずつ投資をすることです。 1回ごとの金額は少額になりますが、続けていくことでお金はだんだん増え、まとまった金額になっていくのです。
また、好景気・不景気と世の中の値動きがあっても気にせず、コツコツと投資を続けていくことで、投資する商品が安いときにたくさん買って、高いときに少ししか買わなくなるので、平均の購入価格を下げることができます。
つまり、値上がりしたときに儲かりやすくなるのです。ある意味、値下がりも味方にできる、というわけです。このことを「ドルコスト平均法」と言います。
1-3. いろいろな資産に分ける「分散投資」
分散投資とは、積み立てるお金をいろいろな商品に分けて投資することです。 どの商品が値上がりするかが前もってわかればいいのですが、それはもちろん無理ですね・・・。となれば、1つの商品だけにお金をつぎ込んで、大きく値下がりしてしまったら大変です。※大きく値上がりすればうれしいですけど。
ですので、資産運用する上では複数の商品に分けて投資するという方法をとります。そうすることで、どれかが値下がりしても、他のどれかの値上がりでカバーしたり、利益を出したりして、トータルでお金を増やせると考えられます。
2. たったひとつで長期・積立・分散ができる商品とは?
株、外貨、債券、不動産など、金融商品はたくさんあります。そのなかから、自分にあったものを探して投資すればいいのですが、ひとつ選ぶのは大変ですし、手間もかかります。
そこで活用できるのが「投資信託」です。
投資信託は、投資家から集めたお金を運用のプロ(ファンドマネージャー)が投資してくれる商品。しかし、プロが運用するから儲かる、というわけではありませんが、長期・積立・分散がしやすい仕組みになっています。
ひとつの投資信託は通常、数十から数百の商品に投資していますから、投資信託を買うだけで分散投資ができていると言うことになります。そのうえ、日本の金融機関によっては100円、1000円といった少額で買えるので、積立投資にも向いています。これを長期間続けていくことで、長期投資が可能になるというわけです。
さすがに海外では100円という訳にはいきませんが、US100ドル前後から始められます。積極的に運用を目指す「ドル建ての投資信託」や、元本確保が安心の「ドル建ての積立保険」、より安定した「貯蓄型保険」など人気があります。
3. 無理せず誰でも投資が出来るポイント
3-1. 積立購入プラットフォームでコツコツ投資
銀行、証券会社、保険会社には投資信託を自動で積立購入するサービスがあります。これを使えば、あらかじめ決めた日に決めた金額で投資信託を買うことができます。ですから、いったんスタートすれば、あとはコツコツ投資が進みます。
更に、海外ではFintech の進化により海外のファンドハウスが組成した機関投資家向けの優良投資信託を購入するチャンスもあります。駐在中や海外居住中は選択肢が多いのもうれしいところです。
※ファンドハウスとは銀行や証券会社、そして保険会社など大口の機関投資家向けの投資信託を提供している会社で、近年ではFintechのお陰で一般投資家向けにも小口購入できる環境が整ってきました。
普段の値動きもチェックしなくてOKですし、特に毎日実業を忙しくしている方ならば、こうした自動積立のサービスを活用するのがおすすめです。
海外で積立商品を選ぶ際のメリット・デメリットとして、メリットは外貨で直接優良な投資先、投資信託を選べることですが、デメリットとしては最終的に日本円に変換する際にその時の為替の状態によって受取額が変わることです。
ただデメリットもよくよく考えれば日本円へのリスクヘッジができていますので、出口を踏まえて大きな額を投資しすぎないようにしましょう。
3-2. 商品選びは「手数料」に要注意
投資信託を選ぶポイントはいくつもありますが、もっとも気にしてほしいのが手数料です。
投資信託には主に、買うときの「購入時手数料」、持っている間の「信託報酬」、売るときの「信託財産留保額」の3つの手数料がかかります。 利益をなるべく大きくするには、手数料が安い投資信託を選んだ方がいい、というわけでもありません。
投資信託の中にもいくつか種類があり運用利回りが良いものはアクティブ運用と言い、手数料が若干高めですがしっかりとリターンを確保している印象です。もちろん、投資信託を保有している間の「信託報酬」は、投資が長期になればなるほど運用に大きな影響がありますので、バランスよく選ぶのがコツです。
3-3. 世界中にまんべんなく投資しよう
投資信託によっては、投資する国は日本だけでなく、アメリカや欧州などの先進国、アジアや南米などの新興国などもあります。また、投資する資産も株・債券・不動産などがあります。
どこのどの資産が値上がりするかはわかりませんが、世界経済の成長に合わせてお金を増やすことを考えると、世界中にまんべんなく投資するのがおすすめ。いくつかの投資信託を組み合わせて購入すると、分散投資の効果も高まります。
もし難しければ、「積極型」「バランス型」「保守型」など、あなたのリスクレベルに応じた投資信託を選ぶのもいいでしょう。それぞれ、1本の投資信託で複数の資産に分散投資していますし、こまかな調整も自動的に行ってくれるすぐれものです。 資産運用する際の仕組みとして覚えておきましょう。
4. つみたてNISA・iDeCoは、本当にお得になの?
せっかく投資信託を買うのなら、ぜひ活用していただきたい制度につみたてNISA(ニーサ・少額投資非課税制度)とiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)があります。海外での取り扱いは後ほど以下のページもご参照下さい。https://insurance110bk.com/2020/07/17/2020-07-17-11/embed/#?secret=oW6Lb25r1l
つみたてNISAは、投資の利益にかかる税金(約20%)をゼロにできる制度です。購入できるのは、金融庁の定める基準を満たした投資信託・ETF(上場投資信託)のみ。いずれも購入時手数料が無料ですし、信託報酬も安く設定されています。日本に住む20歳以上の方ならば誰でも利用できます。
iDeCoは、掛金を自分で運用して老後の自分年金を作る制度です。iDeCoでは、つみたてNISAと同様、投資の利益にかかる税金をゼロにできるうえに、毎年の所得税や住民税を軽減したり、受け取るときに税制の優遇が受けられたりします。
お得度は高いのですが、デメリットとしては原則60歳になるまで引き出せない点には注意が必要です。 つみたてNISAとiDeCoは、どのような資金を貯めるかで使い分けるといいでしょう。住宅資金や教育資金ならつみたてNISA、老後資金ならiDeCo、という具合です。
5. まとめ:「長期・積立・分散」を踏まえると、スタートは早いほうが効果的!
資産運用・投資でお金を増やすなら、「長期・積立・分散」の基本を踏まえてスタートするのがおすすめ。
少しでも興味があったら、まずはセミナーでの情報収集や、無料相談会を活用ししましょう。 できるだけ長く投資したほうが有利ならば、なるべく早くはじめた方がいいことになります。
とくに海外居住中は出来ることが多いのですが、一歩踏み出すまでに時間が掛かります。あっという間に帰任…というのもよくある話・・・。110ワンテンは日本人スタッフが日本語でセミナー・相談をお受けできます。
手続きはお早めに。将来に向けて、今から少しずつ取り組んでいきましょう。
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