【対談企画】日本への不安だけで海外移住していいのか?海外で活躍する日本人が伝授

賃金が横ばいで国民の負担が重い、子供を持つのが難しいなどといった現状にある日本。SNSでは「日本は沈みゆく船」という声も上がってきています。 

コロナ禍を契機にリモートで仕事をしやすくなったり、会社を辞めなくても海外移住が可能になってきていたりする昨今、日本の将来を不安視してか、日本脱出を図る動きが増えています。実際、海外永住者は過去20年以上にわたり増加しており、昨年は57万人を超えました。 

しかし、海外移住へのハードルが下がってきているとはいえ、海外移住にはリスクもあり、憧れだけで実現させていいのかといった懸念もあります。 

そこで今回は、ご自身も13年以上前から香港に移住され、香港で多くの日本人駐在者等の保険や資産管理のサポートをされているシニアコンサルタントの才田氏にインタビューを行いました。海外移住者が増えている理由や海外移住のメリット、デメリットについて才田氏のご意見をお伺いするとともに、これから海外移住をしようと考えている方に対して意識するべきことについても教えていただきました。

INSURANCE 110 DIRECTOR/シニアコンサルタント
才田 弘一郎

日本・海外で累計2,000名以上のお客様の資産運用をサポート。香港、シンガポール、日本、アメリカなど世界各国の保険やオフショア商品の事情に精通。日本人に適した「出口戦略」を意識した堅実な資産運用の提案が得意。

日本人の海外移住の現状

外務省の統計「海外在留邦人数調査統計(2023年10月)」によると、海外に永住される日本人は年々増加しており、2023年10月1日時点では約57万4,000人と過去最高を記録しました。2003年は約29万2,000人ですから、過去20年間で約2倍に増えていることになります。 

永住者の増加はとくに女性に多い傾向で、2003年は永住者のうち女性は約59%だったのが2023年では約62%と女性の割合が高まっています。女性活躍推進法など、日本では女性が活躍しやすい社会づくりが整いつつあるとはいえ、賃金水準の伸び率は男女間で違いがあるのが実情です。子育てや教育への観点もあり、女性のほうが海外移住を目指す傾向があるのかもしれません。

海外移住の増加要因

それでも男女ともにコロナ禍を除いて毎年、海外永住者の数が上昇しているところをみると、日本の労働環境や社会状況の見直しが進まない限り、人材はますます海外に流出していくことも考えられます。 



高林:「早速ですが、海外移住が増えているのはどうしてだと思われますか?」 

才田:「まず、ひとつの大きな要因として、日本で生活しにくいとか、海外のほうが給料を多く稼げるといった理由が多いのではないかなと思います。たとえば、海外で高く評価されやすい日本食料理人や日本人ならではの才能、専門職では、日本よりも海外で働くほうが高収入を望めるのではないかということは私自身が海外にいて感じます。 

また、一昔前に比べて会社への帰属意識というか、会社に一生を捧げると言う考えがなくなってきていること、オンラインでどこにいても仕事をしやすくなってきていることなども背景にある気がします。そこに海外への良いイメージや憧れが後押しとなり移住を考えるのではないでしょうか。 

富裕層の方々に関しては税金面での理由で移住される方も多いように考えます。」

海外移住先を選ぶ基準

高林:「才田さんは海外の税金などについてもお詳しいと思いますが、富裕層の方々が税金のことを懸念して海外に移住する先としては、どういう国が多いですか?」 

才田:  「一般的な話としてですが、どういうお金かによって移住先が変わると思います。 

たとえば、YouTubeなどでのインフルエンサー、仮想通貨などのように突然大きな収入を得られたような方は、突発的に発生した所得でもほぼ税金がかからないシンガポールやドバイのような税制的に優遇されている国を選ぶ傾向があると思います。 

一方、年金のように積み上がった資産をお持ちの方はスイスとか、歴史的にも安定したところに資産を置かれようとしているのではないかと思います。 

あとは資産レベルに関係なく、マレーシアとかタイ、ベトナムなどは移住地として人気があると思います。いまインフレだとはいっても、日本人にとっては生活感というかコスト的にも良さそうだと思います。 

やはり、国の制度や質が個々のニーズに合っているかどうかで移住先を決めることが多いのではないでしょうか。」 

高林:「才田さんも香港に住まわれていますが、周りの方々から『この国が良かった』『この国がいい』といったお話しを聞かれることはありますか?」 

才田:「香港に長く住んでいる日本人の方々にお聞きすると、2つのタイプに分かれていると感じます。1つはパートナーが外国人で移住される方々。もうひとつは日本人カップルだけれど2人とも香港が好きという方々です。 

まず、パートナーが外国人という方ですが、香港はとても多様性に富んでいる部分、周りを気にせず自分の主張を受け入れてくれる文化を気に入って香港移住を選ばれている傾向があります。たとえば、フランス人と日本人が結婚してどちらの国に住むかとなったとしますよね。日本には日本の良さもありますが、やっぱり縛りが多い。かといって、フランスにはフランス特有の過ごしにくさがある。そのような時に、心のバランスの真ん中にあるのが香港だと言われる方が多いと感じています。 

後者の日本人ご夫婦、あるいは日本人ご家族で香港に住まわれている方は、香港でビジネスをされていて長く住まわれる方が多いようです。 

日本とのほどよい距離感もあると思います。福岡なら飛行機で3時間程度、東京なら4時間程度で行き来できますし、日本のものもほぼ入手できます。日本のようにはっきりした春夏秋冬ではないですが、香港には「四季」もあります。ですので、長く住むという点では香港はいいというのは私自身も住んでいて思います。同じアジアでもシンガポールをはじめ赤道に近いアジア諸国はずっと暑くて過ごしにくいという方も多いようです。 

ただ、中国との政治的な関係もありますし、そういう点で香港を敬遠される方もいらっしゃるのは事実です。」 

高林:「現地の物価も重視すべきポイントだと思うのですが、富裕層ではない、一般層の方々にとっては東南アジアとか日本よりも生活コストの面でメリットが出やすそうですね。ベトナム、タイ、フィリピンなど、人気が上がっているところというのはそういった理由なのかなと思いますね。ただ、総合的に選ぶポイントとしては、移動距離だったり、時差だったりするのでしょうか?」 

才田:「選び方も多様だと思います。富裕層は税金がといったお話をしましたが、たとえばお子様がいらっしゃる方なら教育水準がまず視点に入ると思います。 

『家族で』『相続対策のため』『税金対策のため』といっても、移住した先での生活や学校がありますので、子ども達が馴染めるかといった観点で移住先を選ばれる気がします。」

海外移住はするべき?

海外移住に不安はあって経験してみるのが良い

高林:「これから海外移住しようと考える方のなかには、当面、長くても1~3年程度先しか考えていない方もいると思います。海外に長く住まれている才田さんから、5年後、10年後などもう少し長い先を見据えての移住先の選び方や考慮すべき点などもあれば教えていただけますか?」 

才田:「20代、30代などの若い方は、ワーキングホリデーなどで海外に出るチャンスがありますし、まず海外に出て、海外生活を体験してみるのがいいと思います。海外に出る理由には憧れや希望、現状が嫌というのが原動力になるなどいろいろだと思いますが、実際に出てみることで逆に日本の良さに気づけることもあります。 

若いうちは資金のことや彼氏、彼女、家族などの問題もあると思いますが、もし海外に出てみたい悩まれているのであれば、出るという選択肢を採ってみるのもいいのではないでしょうか。もしダメでも若いうちの失敗は取り戻しやすいですし、戻る場所があります。」 

海外移住のメリット・デメリット

高林:「年代によっても変わると思いますが、海外移住のメリット・デメリットを教えていただけますか?」 

才田:「まず大きなメリットとしては、これまで日本で体験したことのないことを体験できることでしょうか。文化が違うなかで生活をすることによって、人間的な成長を促してくれるのではないかと思います。私自身も体感しています。 

今はAIなどで言語などの不自由もだいぶなくなりましたが、生活していくうえでは現地の方々とのコミュニケーションが必要ですから、言葉のトレーニングにもなるでしょう。 

それから、たとえば香港やシンガポールなど、いわゆる国際的な金融センターといわれている地域では日本では販売されていないような金融商品や資産運用にリーチできることもメリットでしょう。海外の銀行口座も海外に移住しているからこそ開設できますよね。そういう金融面においても日本国内ではできないことへの門が開かれています。」 

高林:「デメリットは何かありますか?」 

才田:「日本は社会保険料が高いなどといわれることもありますが、それでも健康保険証があれば少しお腹が痛いとか、風邪を引いたというときに病院に駆け込めますよね。海外では、国にもよりますが、もし病院に駆け込むと、盲腸でも日本円で150万円~200万円くらいかかったりします。ガンの治療とかだと、地方で家が一軒建つんじゃないかというくらい巨額な医療費がかかる場合もあります。 

CTやMRIの検査にしてもそうです。日本だと医者の診断で検査が必要となれば数万円でできますが、海外では何十万円もかかることがあります。このように医療費用が高いということは考えておく必要があります。 

あとは、はじめの期待値が高いとあとでガッカリすることがあります。たとえば店員のいい加減さが気になったり。日本で当たり前とされているクオリティを求めようとすると、生活しにくさを感じるかもしれません。 

それから、海外に行って意外と友達ができなかったり、いろんな情報交換ができなかったりして寂しさを感じてしまうこともあると思います。ただこの点は、インターネットの発展によりずいぶんと変わってきましたね。」

海外移住の際にするべき対策

医療費への対策は必須

高林:「やはり、治安や医療の面は気にされることですよね。高齢の方はとくに。そういったことに対して移住前に日本でできる対策、移住先でできることなどはありますか?」 

才田:「どれくらい高齢かにもよりますが、いざというときには日本で健康保険証を使って医療を受けようとしている方もいらっしゃると思います。 

年金も充分に受給できる経済的な余裕のある方であれば、日本出国前に支払限度額を高くした海外旅行傷害保険などに加入してから移住されるのがいいと思います。 

これは若い方の話ですが、勢いで海外に来られた方などから『ワーキングホリデーで海外に来たんですけど、こっちで病気になったときの保障が何もない』などと相談を時々受けることがあるんです。『1年間ぐらいの保障だったら10万円少々で加入できるのになんで入ってこなかったんですか』なんて話をすることもあります。海外で現地の医療に備えようとするとコストはかかりますが、先ほども言ったように実際に病気になってしまうと医療費が何十万円〜何百万円もかかることもありますから、年齢に限らず準備は必要です。 

移住期間や、お子様連れかどうかなどによってリスクは変わりますが、本当に海外に行くと決めればその国の医療制度を調べて、不足があると思われるならその分の準備をしてから出国することが大事です。」

海外移住時のお金

海外では資産運用は自己責任

高林:「才田さんは海外の金融商品にもお詳しいと思いますが、海外在住者ならではの特権的な運用プランなどがあれば教えていただけますか?」 

才田:「先ほどの医療の話もそうですが、日本は、充分とはいえなくても年金面でも守られていますよね。しかし、日本から一歩外に出るときに何が大事かというと、ご自身の老後資金づくりです。海外でご家族を持つとか、パートナーが海外の方になるとかということもあると思いますが、現地で生活基盤を作ったうえで老後生活に入ります。そのための資金を貯めたり、運用したりしていくことは絶対に必要になります。 

とくに日本の社会保険も脱退し、裸一貫で出てきたというような場合は、海外の収入の一部は必ず自分の老後のために貯めておくことが必要だと思っています。なぜかというと、日本は強制的に年金に加入する必要があって、iDeCoやNISAといった制度も出てきています。海外でも強制的に法人・個人に年金準備をさせる制度はありますが。海外では資金づくりはそもそも自己責任です。なので海外生活を楽しむだけではなく、そのなかでしっかり資金を蓄えておくことが必要です。 

そのときに何を選ぶかという話になると、香港やシンガポール、アメリカなどでは日本では見たこともないような資産形成プランや、日本では買えないファンドも色々あります。そのなかで日本人移住者の方がメリットを享受しようと思えば、最終的にどの国にいても資金を受け取り運用期間中の税金を繰延べすることのできる貯蓄プランや年金プランがいいと思います。 

リスクは、早期解約など途中で止めてすまうことですので、しっかり継続することで、株価大暴落などの変動があったとしても投資額は必ず戻ってきますので安心です。解約など何もしなければ資産がきちんと育ってくれて、自分の老後の年金の一部になります。

その増え方も日本とは桁違いで、日本では良くても40年くらい払って最終的に130%になるという程度ですが、海外だと40年も払えば4~5倍くらいになるほどです。資産が増えるパワーも違いますが、それを運用している金融機関は日本のどの保険会社よりも歴史の長い会社です。お金を預ける場所としても安心できます。海外ではそういったメリットをしっかり享受していただけたらと思います。 

ほかにも、いま、アジアのいろんな国では不動産も安く買えることもあると思いますので、いろんな視点で資産形成をしていくのがいいのではないかと思います。」

日本と海外の生活上のお金の違い

高林:「才田さんが香港で13年生活をされてみて感じる日本との違いや気づきはありますか?」 

才田:「良かったと思うのは、香港ドルは米ドルと同じ強さがありますので、アジアにいながら、強い通貨での所得を得られているということです。香港は金融センターでもありますし。 

先ほど、医療保険の事前準備の大切さをお伝えしていて、自分でも加入していながら、実は使ったことがないので病院がどうっていう詳しい話はできないのですが、意外と香港はお金を払えばいくらでも医療は受けれます。最悪、緊急手術とかということになっても安心して世界最先端の医療を受けられることは評価されているところだと思います。 

あと、生活していて他人を気にすることがあまりないので、気は楽だと思っています。生活していて不便なところは、店員がいい加減なところですね。最近はすっかり慣れました。」 

高林:「気が楽っていうのは私も思います。日本は、自分も相手も周りの目を気にしすぎる傾向がありますよね。だから海外にいるとそういう面で気持ちが楽になるというのはありますね。」 

才田:「ただ、香港はお金があればどうにかなりますが、中途半端に香港に来ると、家賃がすごく高いので大変です。金融や不動産で成り立っている国ですので、全体の生活費に占める家賃の割合がすごく高いです。そこはオーナーが強い国だと思います。」

海外移住した先の方向性は?

将来的には日本に帰国する可能性も

高林:「才田さんご自身は日本に帰りたいとか、このまま海外にいたいとかといった考えはありますか?また、才田さんの周りの方はどのように考えられている方が多いですか?」 

才田:「そうですね。終の棲家(すみか)というか、最終的な居場所は日本になるかなと思っています。でも現役世代のいまは、海外でのビジネスにチャレンジしているのは自分にとっての良い経験値になっていると思います。ですので、いますぐに日本に帰るようなことはないと思います。 

私の周辺というか、海外移住の先輩方で、ご夫婦で香港に来られていて、ここが終の棲家だろうと言われていた方も多いですが、70歳を超えて疲れてきたといって日本に帰られる方も多いです。最終的には心の故郷である日本に骨を埋める方が多いのではないかという気がします。 

海外生活は刺激がありますし、資産運用や所得増加も含めて、稼ぎ方を身につけながら現役時代をすごしていきたいなと思っています。」

日本への帰国も考えた資産形成を

高林:「お金の面で言うと、海外で資産運用したり、不動産を所有したりして、最終的に日本に帰るとなったときにその資産を日本に持ち運びできたりするのでしょうか。それとも現地で使い切らないといけないものなのですか?」 

才田:「とても良い質問ですね。医療保険や生活の場所を家族の環境に合わせて選ぶのがいいように、お金の置き場所や資産の形態も最終的にどんな生活をしていくかによって変えていく必要があります。 

どういうことかというと、たとえば海外移住をしている間に現地で不動産を購入して日本に戻るとなると、お子さんがどこに住んでいるかによって海外の不動産の相続だとか、海外の銀行の相続だとかが発生してしまいます。そのため、資金化して取り戻す、もしくは海外物件として次世代の方が運用し続けられるかといったことを考える必要があります。親子間で異なる運用方針を持たれている可能性もありますので、その点も含めて考えることが必要です。 

保険という形で資産をラッピングしておくのがいいと先ほどお話ししましたが、保険で増えていくお金は最終的に解約してお金を取り戻すまでは税金が繰り延べされます。香港やシンガポールでは、保険で増えた部分には税金がかかりません。もちろん日本では税法が変わりますが、保険税務という意味では日本国内の保険制度のなかの扱いになりますので安心できます。 

あとは保険プランの最大の特長なのですが、受取人を設定できるため、はじめからこの人にお金を渡す(受取人とする)ということを明記できます。この対談の中だけでお話しするのは難しいですが、キャッシュにしろ、保険プランそのものにしろ、次世代に確実に資産を渡すことができます。 

ほかの資産のことについてもたまに相談を受けることがあるのですが、たとえば海外の銀行口座を親が残して亡くなったということがあると、弁護士費用としてまず200万円くらいかかります。そこからお金が手元にくるまでに最低でも1年~1年半かかります。それを考えると、資産価値として何を持っておくのがいいのかということになりますね。お金も年齢というか人生に応じて形を変えていくのが大事だと思います。」 

高林:「日本にいつか帰るという場合で、日本に戻る前に現金化しやすい海外の商品はなんでしょうか?」 

才田:「香港でもコロナのタイミングで日本に帰ろうということで不動産を売却して、保険に替えて老後の年金として持つという選択をされた方が結構いらっしゃいます。保険プランの様な金融商品には不動産のように賃貸する上での空室リスクや整備コストが掛からず、維持しやすいのが特徴です。

さらにキャッシュ化しやすい、必要であれば運用継続したまま次世代に相続したりと自由度の高い商品となります。つまり相続しやすいものに替えていくのが一番いいと思います。 

あと最後に私からお伝えしたいこととして、私も日本から海外に出ていますが、日本が嫌いということではないんです。むしろ海外生活が長くなればなるほど、10数年経ちながらも日本の時事問題が気になります。 

海外移住をして、海外で蓄えたお金は海外に残しておくのもひとつの手ですが、たとえば日本のなかで消費をするとか、日本の不動産があれば自分が買うとか、生まれ育った母国のためにどういう形で貢献できるのか、海外の人脈や知識をもって何か展開できないかとか、最終的にはそういった広い視野で日本を意識しながら海外生活をしていただきたいと思っています。私自身も、日本が最悪の状態に陥ったときは海外で育てた資産で日本を買い戻すぐらいの気持ち、心構えで海外生活をしています。」 

高林:「海外で資産運用を検討されている方は、ぜひいちど御社に相談をしていただきたいというところですね。」 

才田:「そうですね。まずは海外での基盤づくりをしてください。そのうえで資金計画や資産形成が必要という際はぜひお声かけいただければ嬉しいです。」 

高林:「本日はどうもありがとうございました。」

まとめ

海外移住はキャリア形成や資産形成などにおいてメリットがあります。海外移住へのハードルが下がってきている昨今、海外移住への希望を持たれる方は体験してみるといいでしょう。しかし、海外移住は単なる憧れではなく、実際に生活を伴います。移住先でのコミュニケーションはもちろん、仕事、医療、子どもの教育などを考える必要があります。移住が長期になれば、現地で築いた資産の相続の問題もあります。海外移住を検討される際には、現地の医療や生活に関する情報を収集し、準備をしておくことが重要です。 

これから海外移住を検討されている方も、すでに海外で生活されている方も、この記事が、今後の人生においてキャリアや資産形成を成功させるための一助となれば幸いです。

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記事監修:INSURANCE 110 DIRECTOR 才田 弘一郎
日本・海外で累計2,000名以上のお客様の資産運用をサポート。
香港、シンガポール、日本、アメリカなど世界各国の保険やオフショア商品の事情に精通。
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