税金が安いドバイに移住するためのビザとは?申請条件や準備費用を解説

税金の安さから、海外移住先として注目を集めるドバイ(UAE)。「実際にドバイに住むには、どのような条件や手続きが必要なのだろうか」「永住権は取得できるのか」といった疑問をお持ちの方も少なくありません。
物価や生活費、そして移住のメリット・デメリットを正しく理解しないまま計画を進めると、思わぬ失敗につながる可能性があります。特に、海外に在住しながら資産運用を行う上では、現地の最新情報を把握することが不可欠です。
この記事では、ドバイ移住を検討している方に向けてこの記事では、ドバイ移住を検討している方に向けて以下の内容を紹介します。
- ・ドバイ移住のメリットとデメリット
- ・移住の具体的な条件
- ・居住ビザの種類と申請手続き
- ・現地の生活費
2026年現在の最新情報に基づき、資産運用の専門家の視点から詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
ドバイ移住のメリット・デメリットを徹底比較

ドバイ移住を検討する上で、まず理解しておくべきメリットとデメリットを解説します。
ドバイ移住のメリット5選
1. 税金が圧倒的に安い
ドバイ移住における最大のメリットは、税制上の優遇措置です。個人の所得税、相続税、贈与税、固定資産税が一切かかりません。これは、資産形成において極めて大きなアドバンテージとなります。法人税は2023年6月から導入されましたが、税率は9%と国際的に見ても低水準です。さらに、仮想通貨(暗号資産)の売却益も非課税のため、投資家にとって非常に魅力的な環境と言えるでしょう。
2. 高い安全性と治安の良さ
ドバイは世界的に見ても犯罪率が低く、治安が良いことで知られています。厳格な法制度と高度なセキュリティシステムが整っているため、女性や子供も安心した生活が可能です。
3. 国際的なビジネスハブ
世界中から人・モノ・金が集まる国際都市であり、ビジネスチャンスが豊富にあります。特にフリーゾーンと呼ばれる経済特区では、法人税が免除されるなど、起業家にとって有利な条件が整っています。
4. 英語が公用語同様に通じる
ドバイの公用語はアラビア語です。しかし、住民の8割以上が外国人のため、行政手続きや商業施設、医療機関など、生活のあらゆる場面で英語が通じます。言語の壁を感じることなく生活を始められるのは、大きなメリットです。
5. 高水準の生活インフラ
世界最先端の医療機関、インターナショナルスクール、商業施設、交通網が整備されており、非常に高いレベルの生活水準を享受できます。
注意すべきドバイ移住のデメリット4選
1. 生活費、特に家賃が高い
ドバイの物価は年々上昇しており、特に家賃は高騰しています。2026年現在、中心部の1LDKで月額25万円〜35万円程度が相場です。また、賃貸契約は1年分を一括で支払うのが一般的であり、初期費用が大きくなる傾向があります。
2. 猛烈な暑さ
5月から9月にかけては、日中の気温が40℃を超える酷暑となります。屋外での活動は厳しく、日中は空調の備わっている屋内中心の生活スタイルになるでしょう。
3. 日本の金融サービスが利用不可
海外へ移住(非居住者となる)すると、原則として日本の証券口座や銀行口座の大部分は利用できなくなります。渡航前に資産を海外の金融機関に移すなどの手続きが必要です。FPの視点から見ると、この点を考慮せずに移住し、後から慌ててご相談に来られる方が非常に多いのが実情です。
4. イスラム文化への理解が必要
イスラム教の文化や慣習(ラマダン期間中の断食、飲酒の制限など)への理解と尊重が求められます。外国人に対しては比較的寛容ですが、公共の場での振る舞いには注意が必要です。
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ドバイへの移住できる主なビザの種類と申請条件

ドバイに居住するためには、目的に応じた居住ビザの取得が必須です。ここでは、日本人が取得しやすい代表的なビザの種類と、2026年現在の申請条件や手続きについて解説します。
1. 法人設立ビザ
ドバイを含むアラブ首長国連邦(UAE)に法人を設立することで、2年または3年間の居住ビザを申請できます。このビザは、起業家やフリーランスとしてドバイで活動したい方に最適な選択肢です。
- ・主な条件
- – UAE国内(本土またはフリーゾーン)に法人を設立すること。
- ・手続きのポイント
- – 法人設立の手続きと並行してビザ申請を進めます。多くのご相談者様が、どのフリーゾーンを選ぶべきか、また法人設立の費用について悩まれますが、事業内容や将来の計画によって最適な選択は異なります。専門家への事前相談をおすすめします。
- ・メリット
- – 配偶者や扶養家族だけでなく、従業員のビザもスポンサーできます。
2. 不動産ビザ(投資家ビザ)
ドバイで一定額以上の不動産を所有することで取得できるビザです。退職後の移住や、資産の一部をドバイ不動産で運用したい富裕層に人気があります。
- ・主な条件
- – 75万AED(約3,150万円)以上の不動産所有:2年間のビザ
- – 200万AED(約8,400万円)以上の不動産所有:10年間のゴールデンビザ
- ・手続きのポイント
- – 不動産の所有権証明書を取得後、入国管理局に申請します。物件選びからビザ取得まで、信頼できる不動産会社や専門家のサポートが不可欠です。
3. 被雇用者ビザ
被雇用者ビザはドバイの現地企業に就職し、正社員として働く場合に取得できます。最も費用を抑えて移住できる方法の一つです。
- ・主な条件
- – ドバイの企業から雇用契約を得ること。
- ・手続きのポイント
- – ビザの申請手続きは、基本的に雇用主(スポンサー)が行います。 申請者は健康診断書の提出など、必要な書類を準備します。
4. バーチャルワーキングビザ
日本の企業に在籍したまま、あるいはフリーランスとして海外から収入を得ながら、ドバイに1年間滞在できる比較的新しいビザです。デジタルノマドとしてドバイでの生活を試してみたい方に適しています。
- ・主な条件
- – 雇用者の場合: 月給5,000米ドル以上、雇用証明書など。
- – 事業主の場合: 月収5,000米ドル以上、1年以上の会社所有権証明など。
- ・手続きのポイント
- – オンラインでの申請が可能です。
5. ファミリービザ
上記のいずれかのビザを保有する人がスポンサーとなり、配偶者や子供のために申請するビザです。法人設立ビザはドバイを含むアラブ首長国連邦(UAE)に法人を設立することで3年の居住ビザを申請することができます。
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ドバイの永住権と国籍取得について

「ドバイの永住権を取得したい」というご相談をよく受けますが、結論から言うと、UAEには一般的な永住権制度は存在しません。また、外国人が国籍を取得することは極めて困難です。
ゴールデンビザ:事実上の長期滞在ビザ
永住権の代替として注目されているのが「ゴールデンビザ」です。これは、投資家や起業家、専門家、優秀な学生などを対象とした5年または10年間の長期居住ビザ制度です。
- ・メリット
- – 長期の安定した居住: 5年または10年ごとに更新が可能で、事実上の永住に近い形で滞在できます。
- – スポンサー不要: 個人としてビザを保有できるため、雇用主などに依存しません。
- – 6ヶ月以上の国外滞在が可能: 他のビザと異なり、長期間UAEを離れてもビザが失効しません。
FPの視点から見ると、将来的にドバイへの本格的な移住を考えるのであれば、ゴールデンビザの取得をおすすめします。そのためにも、ゴールデンビザ取得を視野に入れた資産計画やキャリアプランを立てることが非常に重要です。
UAE国籍の取得条件
UAEの国籍取得は、通常、UAE国民との婚姻や、国家への多大な貢献があった場合に限定され、非常に稀なケースです。そのため、海外移住の計画を立てる上では、居住ビザを更新し続けることが現実的な選択肢となります。
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ドバイに移住する際の注意点

ドバイの生活費は東京と比較すると高額になる傾向があり、特に家賃の上昇が顕著です。2026年2月現在の為替レート(1AED=約42円)で換算すると、単身者でも月に30万円~50万円程度が生活費の一つの目安となるでしょう。
| 費目 | 1ヶ月あたりの費用目安(単身者) |
|---|---|
| 家賃(1LDK) | 約25万円~35万円 |
| 光熱費・通信費 | 約4万円~6万円 |
| 食費 | 約8万円~12万円 |
| 交通費 | 約2万円~4万円 |
| 合計 | 約39万円~57万円 |
日本の証券口座などは閉じる必要がある
海外へ移住して日本の非居住者になると、原則として日本の証券口座やNISA口座を維持することはできません。 これは、多くの日本の金融機関が海外居住者向けのサービスライセンスを持っていないためです。移住前に、保有している金融資産を海外のプライベートバンクに移管したり、国際的な証券口座を開設したりするなど、計画的な対応が求められます。
不動産契約が1年単位
ドバイで賃貸物件を契約する際、家賃を1年分一括、または2〜4回の分割で前払いするのが一般的です。 例えば、家賃25万円の物件であれば、初期費用として300万円を一括で支払うケースも珍しくありません。この独自の商習慣は、移住初期の資金計画に大きく影響するため、事前に十分な資金を準備しておく必要があります。
ドバイ移住を『理想』から『現実』にするために

ドバイ移住は、所得税が非課税である点や、世界トップクラスの治安と生活水準など、多くのメリットがあります。特に、資産を効率的に増やしたいと考える投資家や、グローバルな環境でビジネスを展開したい起業家にとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
一方で、高騰する生活費や、日本とは異なる文化・商習慣、そして永住権制度がないといった側面も理解しておく必要があります。特に、ドバイで生活を続けるためには、居住ビザの取得と維持が絶対条件です。
ご自身のライフプランや資産状況に合わせて、どのビザの条件を満たすのが最適か、また、移住に伴う金融資産の国際的な移管をどう進めるべきかなど、専門的な知識が求められる場面が多々あります。
ドバイ移住を成功させるためには、信頼できる専門家と共に、長期的な視点で計画を立てることが何よりも重要です。
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