海外保険に関するよくある質問

海外保険に関して、相談者からよくある質問にお答えしていきます。今回は2つピックアップさせていただきました。

質問①

Q. 香港在住者です。
香港に住んでいると、香港保険に加入している日本人が多いと聞きます。
私は日本で保険に加入していますが、なぜ皆さんは香港で保険に加入するのでしょうか?

A. 海外保険は日本の保険に比べて「利回り」が圧倒的に良いからです。
「利回り」とは何か、と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。生命保険は預けたお金を殖やしてくれる仕組みがあります。

ここで生命保険にはどのような機能があるのか見ていきましょう。大きく分けて2つあります。

①保障
死亡や病気、ケガをした際に保険金を支払ってくれます。生命保険と耳にすると、まずはこのイメージが強いのではないでしょうか。

②資産運用
預けた保険料が将来増えて戻ってきます。なぜお金が増えるのかというと、保険会社は資産運用を行っているからです。

保険会社は契約者から預かってすぐに使わないお金は運用に充てます。預かったお金の大半は保険金の支払いに充てるので、債券を中心とした安定的な運用収益を目指すのが特徴です。

運用益が出た場合、保険加入者に分配できるというわけです。

では利回りが良いとどのようなメリットがあるのでしょうか。メリットは2つあります。

メリット1:同じ保険料で高い保障を得られる

例えば日本で円建ての1,000万円の終身保険に加入するとします。保険会社によって異なりますが加入者は800万円支払って、1,000万円の保障を得るといった内容が一般的です。

同じ保障内容を香港で加入した場合、支払い額が半分の400万円くらいで済みます。

メリット2:同じ保険料で将来受け取れる解約返戻金が多くなる

保険を解約すると、保険会社から解約返戻金を受け取れます。この解約返戻金は在住する国によって違いがありますので、先ほどの事例とともに日本と香港の違いを見ていきましょう。

日本の終身保険に20年間加入していた場合、元本は105%くらいになって支払われます。一方、香港の終身保険の場合は元本がだいたい200%くらいと倍近く増えて支払われる想定です。

このように大きな違いになるので、海外に住まれているうちに香港で貯蓄型生命保険に加入することをおすすめします。

最近はインターネットなどでも、株式投資、投資信託、仮想通貨などで儲かった!という話題も多いですが、彼らのように資産を大きくふくらませるチャンスもありますし、反対にいきなり半分になった・・・ということも起こりえます。

安定的に資産を形成する方法として、香港の貯蓄型生命保険、その上に少しずつリスクとリターンのバランスを考えながら積極的な投資活動を行ってみてはいかがでしょうか?

質問②

Q.中国在住者ですが、香港保険に加入できますか?

A.加入できます

香港では住んでいる場所や人種によって、保険に加入できないといった縛りはないです。しかし、日本に住んでいる場合は残念ながら加入できません。

日本には『保険業法』があり、第百八十六条の項目2が関わってきます。

内容は

日本に支店等を設けない外国保険業者に対して日本に住所若しくは居所を有する人若しくは日本に所在する財産又は日本国籍を有する船舶若しくは航空機に係る保険契約の申込みをしようとする者は、当該申込みを行う時までに、内閣府令で定めるところにより、内閣総理大臣の許可を受けなければならない。

とあります。

難しく書いてありますが、要約すると日本居住者は保険契約の申し込みをする際、金融再生委員会の許可を受けなければならないのです。

この許可があれば加入できるのですが、まず下りないと思っていた方が良いでしょう。

日本居住者が香港に行き保険に加入しようとすると、香港の保険会社に保険業法のことを聞かれ、許可を受けているかを確認されます。もちろん許可が下りなければ加入できません。

駐在員として海外に住むなどの条件が揃わないと、海外の保険には入れないと覚えてください。

ちょっと日本居住者向けに偏った回答になってしまっていますが、今回の質問は中国在住者とのことなので、香港での保険加入手続きに関しては問題なくサポートさせて頂いております。

ご不明点があれば110(ワンテン)へお問い合わせください

私たちInsurance110(ワンテン)は世界基準の資産形成プラットフォームを提供する企業として運用の出口までサポートします。

4,000名のサポート実績があり、顧客満足度97%を誇ります。香港ではグループ企業の創業から20年経っており、世界8拠点(香港、アメリカ、中国、台湾、シンガポール、タイ、フィリピン、日本)で活躍しています。

スタッフは7割が日本人なので、海外の資産運用に悩んだらぜひ日本語でご連絡いただけたら幸いです。

まとめ

今回は、相談者からよくあるご質問を2つ回答させていただきました。

香港の保険商品は日本と比べて利回りが高い傾向があります。

日本の終身保険に20年加入した場合、解約返戻金の増加率は105%ほどですが、同じ条件で香港の終身保険に加入すると解約返戻金は200%ほど増える想定です。

また保険会社に預けたお金は資産運用に充てられますが、債券などの比較的安全な投資先を選んでおり、安定的な収益を得られる運用を目指しています。

また、中国在住者は香港の保険に加入できますが、日本に居住している方は加入できません。

『保険業法』の第百八十六条の項目2で加入に関する規定がされており、保険加入の許可は下りづらいのが現状です。

もし日本人の方でどうしても香港の保険に加入したい場合は、駐在員として海外生活を送れば加入資格が得られます。

もし海外に居住されているのであれば、このチャンスをぜひとも活かしてみてはいかがでしょうか?

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記事監修:INSURANCE 110 DIRECTOR 才田 弘一郎
日本・海外で累計2,000名以上のお客様の資産運用をサポート。
香港、シンガポール、日本、アメリカなど世界各国の保険やオフショア商品の事情に精通。
日本人に適した「出口戦略」を意識した堅実な資産運用の提案が得意。