女性一人で老後に海外移住するポイントは?おすすめの国も紹介
老後には海外移住もいいなと思うけれど一人ぼっちで女性一人暮らしでも大丈夫だろうか。 おひとりさまでの海外へ老後移住する際に気をつけるべきポイントはなんだろう。 …理想の生活に胸を膨らませると同時に、海外で一人ぼっちになる不安を持つ女性も多いかもしれません。 この記事では海外への移住を考えている女性に向けて、女性が海外で一人暮らしをするメリットや注意点、老後移住先としておすすめの国を紹介します。 Contents1 日本人の海外移住が増えている背景1.1 1. 経済的な理由・不安1.2 2. 生活スタイルや価値観の多様化1.3 3. 安全・治安面での懸念1.4 4. リモートワークの普及2 高齢者女性が海外移住するメリット・デメリット(気をつけるべきこと)2.1 メリット2.1.1 1. 経済的な利点2.1.2 2. 新しい経験や文化の発見2.1.3 3. 自由度の増加2.2 デメリット(気をつけるべきこと)2.2.1 1. 安全面の懸念2.2.2 2. 社会的サポートの不足2.2.3 3. 文化や言語の壁3 海外移住国でおすすめの国3.1 1. マレーシア3.2 2. タイ3.3 3. ベトナム4 まとめ5 海外資産運用は、110(ワンテン)グループへ 日本人の海外移住が増えている背景 実は2022年10月1日時点で、日本から海外へ移住した永住者は約55万7,000人にのぼり過去最多となりました(外務省 海外在留邦人数調査統計)。うち女性は62%と半数以上を占めます。 なぜ今、海外で暮らす人たちが増えているのでしょうか。4つの要因があると考えられます。 1. 経済的な理由・不安 日本ではおよそ30年間、給与や賃金が上がっていません。そうしたなかでCOVID-19の流行やウクライナ危機によって世界的にインフレが起こり、日本では円安も進みました。 成長が期待できない日本経済が、日本人の海外移住を後押しする一因になっているとみられます。 2. 生活スタイルや価値観の多様化 結婚・出産しても働きつづける女性が増えています。育児と仕事の両立はとても大変ですが、たとえば単身での生活やベビーシッターの利用は日本ではまだあまり浸透していません。ベビーシッターの利用に対して否定的な意見を持つ人もいます。ところが海外に目を向けると単身での生活事情が異なることに気づくでしょう。 働き方や子育てへの価値観が多様化するなかで、日本の閉鎖的な雰囲気に息苦しさを感じる女性が海外に目を向けるのは自然なことだといえます。 3. 安全・治安面での懸念 日本の治安の良さは世界トップレベルですが、自然災害の多さも特徴です。たとえば全世界で起こったマグニチュード6以上の地震のうち、2割弱は日本で発生しています。 この先も首都直下地震や南海トラフ地震といった大地震が起こると予想されており、日本を離れようと考える一因となっています。 4.…
老後の海外移住で後悔すること7選!対処法も解説
「老後に外国で暮らすことを目的にしたいけど、不安がある。甘くないのではないか」といった方は少なくないでしょう。 外国で暮らすことを決める前に、失敗する事例を知らないと計画が甘くないものにならず、知らずに移住して現地で困ったりといった可能性が高くなってしまいます。本記事では海外移住までに調べておくべき内容のヒントとして、後悔しやすいこと7つに加え、対処法についても触れています。 もうすでに海外移住を決めている方だけでなく、海外移住を検討している方にもお読みいただきたい記事です。 実際にどんなことで失敗や後悔しやすいのかを知って、年金生活を見据えた海外移住で調べておくべきことを把握することで、今後のリサーチがスムーズに進むでしょう。 Contents1 老後の海外移住で後悔しやすいこと7選1.1 ①食生活で不満がある1.2 ②人間関係でトラブルが起こる1.3 ③ビザの手続きが困難な場合がある1.4 ④言語が通じない1.5 ⑤お金が減っていくストレスを感じる1.6 ⑥健康面での問題が起こる1.7 ⑦政治に対する不安がある2 老後の海外移住で後悔しないためにするべきこと3選2.1 ①現地で使える言語を習得しておく2.2 ②現地についてひたすら調べる2.3 ③短期で現地に移住してみる3 老後の海外移住で後悔しないためには何で悩むのかを知っておこう4 海外移住のための資産運用は、110(ワンテン)グループへ 老後の海外移住で後悔しやすいこと7選 海外移住で後悔しやすいことをあらかじめ知っておくことで、事前に対策できたり悩みを軽減できたりするでしょう。本章では後悔しやすいことを7つピックアップしているので、早期退職(アーリーリタイア)での移住や、老後での海外移住の計画にお役立てください。 ①食生活で不満がある 予算を考えて帰国できる方はこの悩みが少ないかもしれませんが、食生活の不満は海外生活で抱えやすい悩みの一つです。生まれてからずっと日本で生活をしてきたという方は、料理に違和感を持ち、上手く海外の味に馴染めないといったことが起こる可能性があります。 日本食が恋しくなった場合は、主に自作するか現地の日本料理屋に足を運ぶことになるでしょう。 自作するには食材を自身で調達しますが、現地では入手しづらい食材や調味料があり、思った味にならないことが考えられます。また日本料理屋が現地にあったとしても日本から食材を輸入しているなどの関係で、値段が高く設定されている可能性があります。 移住する国を決めるさいに、日本で現地の本格料理が食べられるお店を見つけて足を運ぶと、食の後悔が軽減されるかもしれません。 日本では水道水を飲める地域が多いですが、海外では飲料水を購入しないといけない国があります。飲料水を買ったとしても軟水と硬水の違いによりお腹を下してしまう方もいるでしょう。 水は料理やジュースにも使われるため、生活とは切っても切り離せません。現地の水について事前に調べておくのも重要です。 ②人間関係でトラブルが起こる 海外移住において、人間関係のトラブルは付きものです。 海外移住をすると異文化で育ってきたからこそ、考え方の違いでトラブルが起こることがあるでしょう。 大家さんとの会話やタクシードライバーや公共の場での会話といった、現地の方と話す機会は必ず訪れます。言語の習得はもちろん、文化の違いもあらかじめ調べておくと、会話でのトラブルを軽減できるでしょう。 実は、それ以上にややこしくなるのが移住先の国で繋がった日本人同士のトラブルですね。 現地で繋がる日本人は心を休ませられる場所となることもありますが、海外の日本人コミュニティは村社会であることが多く「〇〇さんが何をした」「〇〇さんの噂なんだけど……」と情報がまわり、関係悪化に繋がることがあるでしょう。 コミュニティに所属するかは当人次第ですが、現地で日本人と繋がるのはメリットだけでなく多少のデメリットも存在します。 ③ビザの手続きが困難な場合がある 海外移住とビザの問題は切っても切り離せません。移住する国によってビザの取得しやすさが変わるので、こういった要件も住む国を決める一つの項目となるでしょう。 観光ビザだけでも長期滞在できる国もありますが、就労ビザや永住ビザを取得しないと長期間滞在できない国があります。 自身の学歴や経歴によってもビザの取得難易度が異なるため、自身がビザを取得しやすい国を調べておくと、海外移住の計画通りスムーズに進むかもしれません。 また調べる内容は出国時だけではありません。長期間海外移住する場合はビザの更新をおこなうことになるので、ビザについては出国時と更新時の要件を事前に調べておく必要があります。 ④言語が通じない 海外で暮らす際に言語が通じないと、海外での各種手続きや人間関係のトラブルといったように、生活をしていくうえで大きなストレスとなる可能性があります。 日本語が通じる地域は世界的にみてもごくわずかで、日本語だけで海外生活を送ろうとすると困難かもしれません。英語は世界で最も使われている言語の一つですが、英語が通じない国があります。 事前に移住予定の国で使われている言語をリサーチして、ご自身が話せる言語がない場合は移住準備の段階で言語学習を同時に進めておくと、言語の悩みを軽減できるでしょう。 ⑤お金が減っていくストレスを感じる FIREは資産運用で生活資金を稼ぐためお金が減るストレスが少ないですが、早期退職(アーリーリタイア)などで必要資金を計算して切り崩したり、年金生活で老後の海外移住をする方は、お金が減っていくストレスが年々大きくなってくるでしょう。 事前に計算して自分自身では足りると思っていても、想定外の出費や貯金残高が年々減っていくことを考えると、海外生活を楽しめなくなる可能性があります。 日本で働いていてもよく貯金残高を確認してしまう人、貯金残高を見てあれこれ考えてしまう人は注意が必要です。計画をFIREに切り替えたり現地でアルバイトなどをして多少稼いだりすると、心の余裕につながるかもしれません。 ⑥健康面での問題が起こる 全く環境が違う場所で病気や怪我をすると、治療方法やメンタル面で不安になることもあるでしょう。日本にいた時によく使っていた薬が海外で手に入らないなんてこともあるはずです。定年後に海外移住を考えている方は特に、医療環境の違いを事前に理解しておくことが重要です。 また日本では医療費の3割負担や高額医療費についてはサポートがあるなど、医療費に関する制度がありますが、国によって制度が変わるため医療費が想像以上に高額になる場合や、全てを自分自身で医療費を全額負担しなければならない可能性が出てきます。高齢者向けの医療制度が整っているかどうかを確認することで、安心して生活できる環境を選べるでしょう。 移住先の国を決める際には、医療制度の充実度合いを調べておくと、シニア層の移住の場合、健康面での不安解消をしたりより健康に過ごせたりするでしょう。 ⑦政治に対する不安がある 老後や定年後の海外移住では、移住予定の国でお年寄りが暮らすために充実した制度があるのかどうかは気になる部分です。女一人で移住を考えている場合や、シニア層や高齢者、お年寄りのための制度が充実していないと、せっかく移住したのに満喫できず肩身の狭い生活を送ることになる可能性があります。 日本にいる状態で現地の政策を細かい部分まで全て把握するのは難しいかもしれませんが、女一人や老後でも安心して暮らせるよう、できるだけ現地の政策などを調べておくと、より生活をしやすい国が見つけられるでしょう。…
海外移住すると固定資産税の納税先は変わる?納税管理人についても解説
「海外移住を考えているけど、固定資産税はどうなるの?」結論から言うと、日本にある固定資産税は海外居住者でも日本で納税することになります。 しかし海外に住んでいることで、該当する固定資産に関する税務資料が、市町村の税務課から届きにくくなるケースも考えられるでしょう。 そこで本記事では固定資産税について解説したのちに、海外移住した場合に納税が滞らないようにする方法を紹介しています。 延滞や申告ミスによって追加で課税されないようにしたいですね!お金を蓄えることも大事ですが、その前に本記事から知識を蓄えてください。 Contents1 固定資産税とは2 海外移住をして固定資産税を納税する方法は2つ2.1 毎年自身で納税するには納税管理人を選定した方がいい2.2 納税管理人は手続きが必要2.3 納税の管理から確定申告まで全て任せたい場合は税理士に依頼3 海外移住で固定資産税を納税するときの注意点4 海外移住で固定資産税を納税するには税理士に相談するのも一つの手段5 海外資産運用は、110(ワンテン)グループへ 固定資産税とは 1月1日時点で所有している固定資産にかかるのが固定資産税です。含まれる資産は以下のようなものがあります。 固定資産税の納付通知書は5月に発送され、1年分の納税額を一括または四半期ごとに納付します。納税が遅れると延滞税や財産の差し押さえが発生する可能性があるため、注意が必要です。 海外移住をして日本の非居住者となった場合でも、日本にある固定資産については日本で固定資産税の納付義務が発生します。 海外移住をして固定資産税を納税する方法は2つ 固定資産がある方は海外へ行っても、毎年日本で確定申告をしないといけません。確定申告をする方法は以下の2通りあります。 毎年自身で納税するには納税管理人を選定した方がいい 納税管理人とは、市町村の税務課と海外にいる納税者が円滑にやり取りを行えるように双方のパイプ役となる人です。 税務課から送られる書類の整理や納税者に連絡をしますが、納税管理人になるための資格はなく友人や家族をはじめ、誰でも選定できます。 書類の管理や納税者への連絡はできますが、確定申告の代行は税理士の独占業務なので、納税管理人は確定申告書を代わりに作成できない点に注意が必要です。 納税管理人は手続きが必要 市役所等で申請すると納税管理人となれます。 納税管理人の候補者が納税する市町村と同じであれば「納税管理人申告書」を提出し、違う市町村に住む方は「納税管理人承認申告書」を提出します。 提出先が「該当する固定資産がある地域」ではなく「納税する人が最後に居住していた自治体」となっている点に注意が必要です。 納税の管理から確定申告まで全て任せたい場合は税理士に依頼 確定申告を代理で請け負えるのは税理士のみです。 「毎年確定申告が必要な時期に帰国できない」といった方は税理士に依頼し、納税管理から確定申告まで行ってもらうといいでしょう。 税務に関する専門家なので、確定申告のミスが起こるリスクが軽減できる場合があります。 海外移住で固定資産税を納税するときの注意点 注意すべき点は以下の3つです。 延滞や申告が行われていないと「延滞税」や「無申告加算税」が課せられます。 海外にいると国内の情報を拾いにくくなることも考えられるため、納税管理人を選定しておいた方がいいでしょう。 また、追加で徴収されないよう、海外移住をする前に「毎年確定申告のために帰国できるのか」を確認しておく必要があります。 納税管理人を選定する場合は、細かい書類の整理などを任せることになりますし、場合によってはご自身の日本での所得、不動産情報などあまり知られたくない内容も共有することになります。 更に細かいことが苦手な方ですと「こんな書類があるの知らせてもらっていない」といったようなトラブルになる可能性があります。 こういった面を考慮して、納税管理人には話し合いができる人や期限を守れる人、個人的な情報を知られても大丈夫な信頼できる人、などを選定した方がいいでしょう。 海外移住で固定資産税を納税するには税理士に相談するのも一つの手段 日本にある固定資産には日本の税率が適用され、納税は市町村で行うことになります。そのためには一時帰国をして確定申告をするか、税理士に依頼して確定申告を行ってもらうかのどちらかが必要です。 自身で申告する場合は市町村の税務課と海外にいる納税者のパイプ役となる、納税管理人を選定すると、税務課から送られる資料などが納税者にも伝わるようになるので、納税管理人を選定しておくと円滑に進む可能性があります。 納税の延滞や申告忘れがあると「延滞税」や「無申告加算税」が発生してしまうため、期限内に忘れずに申告しましょう。 税務知識は専門的であり、細かいケースによっても税のかかり方が変わる可能性があります。国際税務に関して必要であれば、税理士のご紹介等も可能ですので、「110 Financial Support」へご相談ください。 海外資産運用は、110(ワンテン)グループへ 「110 Financial Support」では、海外在住者や海外移住を検討されている方の資産運用をサポートをしています。海外での資産運用では、資金シミュレーションはもちろん、税務知識の専門性や海外現地の情勢、物価上昇や想定外の出費など、多岐にわたる要因を考慮することが必要です。 といったお困りごとがあれば、日本人サポート実績20年以上の「110 Financial Support」までご相談ください。海外在住者や海外移住N-2年前のご準備段階の方も、あなたの資産運用状況を踏まえ、最適な資産運用プランづくり・適正化のサポートをいたします。ぜひお気軽にご相談ください。
海外移住は相続税の節税対策になる?出国する際の思わぬ落とし穴とは
「海外移住で相続税が抑えられるって本当?」 実際に海外移住することで相続税が減るケースがあります。しかし何も知らず噂だけで移住をしてしまうと「思わぬところで課税されてしまった」なんてことが起こることもあるでしょう。 本記事では以下の内容に沿って解説しています。 出国税について少し触れているため、資産が多い方にもお読みいただきたい記事となっております。 日本の場合は海外移住で海外の税率のみを適用させようと思うと、ハードルがかなり高くなってしまうため、本記事の内容から本当に海外移住が適切なのかをご判断ください。 Contents1 海外移住における相続税の基本となるルール1.1 海外移住をしても日本にある財産は日本の相続税が適用1.2 海外移住の相続税対策は相続人と被相続人の状況で変わる2 海外資産を相続する場合は「外国税額控除」で二重課税を回避3 海外移住でほんとうに相続税率が低くなる?3カ国を例に解説4 実は海外移住は「出国税」の影響で節税対策にならない?5 海外移住で相続税を節税するには専門的な知識が必要6 海外資産運用は、110(ワンテン)グループへ 海外移住における相続税の基本となるルール 海外移住においての相続税がどこの国で発生するかについては、以下の順序で確認します。 海外移住をしても日本にある財産は日本の相続税が適用 まず相続する財産が日本国内にあるかを調べ、日本国内にある財産は全て日本で課税されます。 後ほど紹介する「相続人と被相続人が海外居住者である場合」においても、日本にある財産は全て日本の相続税の課税対象となるので、相続をする財産に不動産が含まれる場合は注意が必要です。 海外移住の相続税対策は相続人と被相続人の状況で変わる 財産が海外にある場合は、相続人と被相続人の状況によって変わります。下記表の色分けについて、日本国内と海外(移住先)で課税される部分がオレンジの部分で、海外でのみ課税される部分が青い部分です。 ご覧の通り海外の相続税のみ(青色部分を)適用させようとすると「相続人と被相続人の両方が10年以上海外に居住している」といった要件があったり、海外でのみ相続税を納税したいと考えている方にとってはハードルが高いといえるでしょう。 つまり海外でのみ相続税が課せられる条件を簡潔に説明すると「財産が日本国外にあり、10年以上生活拠点を海外にしている人」となります。 相続人→被相続人↓ 国内に住所あり 国内に住所なし 定住者 一定居住者 日本国籍あり 日本国籍なし 10年以内に日本に居住あり 10年以内に日本に居住なし 国内に住所あり 定住者 外国人被相続人(※1) 国内に住所なし 10年以内に日本に住所あり 非居住被相続人(※2) 10年以内に日本に住所なし (※1)相続開始時に在留資格を有していて、日本に居住があった者(※2)相続開始時に日本に住所を有しておらず、以下の条件のどちらかにあてはまる者 海外資産を相続する場合は「外国税額控除」で二重課税を回避 日本と海外で相続税が課税される場合は、二重に課税されることになります。 国際税務では二重課税を防ぐために「外国税額控除」という制度があり、どちらか一方で相続税を納税した場合は申告をして、日本と海外で2度課税されるのを防げる制度です。 外国税額控除を利用するには日本と租税条約を締結している必要があり、日本と租税条約を結んでいる国は財務省のホームページで公開されています。 海外移住でほんとうに相続税率が低くなる?3カ国を例に解説 タイは1億バーツ(2023年時点では約4億1千万円)を超える部分に課税されます。親子の場合は5%でそれ以外の相続では10%です。 日本は超過累進課税制度が採用されており、タイと同様の4億円を例にした場合、45%の相続税を納める必要があり、タイの方が比較的相続税を抑えられるように読み取れます。 香港は2006年に相続税の納付制度が撤廃され相続税はかからないため、資産がとても多い富裕層におすすめの移住先です。 ベトナムでは相続税という制度はありませんが、所得税として10%の納税が必要です。 今回例に出したタイ・ベトナムは相続をする際の税率が低く、香港は無税で相続できるので海外移住先としておすすめの国となっています。 しかし日本を含む各国で控除額が変わってくる可能性もあるので、一概にここがいいとは言い切れません。詳しく知りたい方は国際税務に詳しい専門家に頼るといいでしょう。 実は海外移住は「出国税」の影響で節税対策にならない? 2015年に国外転出時課税制度といういわゆる「出国税」が設立され、同課税制度の設立以前よりも海外移住によって日本で課税される額が大きくなっています。 出国税は出国時に1億円以上の有価証券や不動産を保有している場合に、その含み益に課税される制度で、確定申告が必要です。 海外移住で相続税を節税するには専門的な知識が必要…
リタイア後の海外移住!定年後や退職後、老後に人気の移住国ランキングや諸手続きを解説!
60代の定年後あるいはアーリーリタイア(早期退職)して海外移住したいと考える方が増えています。外務省の推計によると2022年10月1日時点の海外永住者は過去最高を更新し、およそ55万7,000人となりました。この記事では老後や早期リタイアの際に海外移住を考えている方のために、移住先を選ぶポイントや人気ランキング、移住の際に必要な手続きなどについて解説します。 ※この記事で記載する生活費の情報は2018年時点のものです。世界情勢やインフレ等により最新の情報とは異なる可能性がある点、ご留意ください。 Contents1 リタイア後の海外移住先を選ぶポイント1.1 1. 生活費の安さ1.2 2. ビザの取りやすさ1.3 3. 現地の医療事情1.4 4. 言葉(英語)の通じやすさ1.5 5. 気候の過ごしやすさ1.6 6. 日本からの距離1.7 7. 治安のよさ1.8 8. 食事との相性2 退職後やリタイア後におすすめしたい海外移住先3選2.1 1. マレーシア 2.2 2. タイ2.3 3. ベトナム3 リタイア後の海外移住で必要な手続き・準備3.1 1. ビザ3.2 2. 保険3.3 3. マネープラン3.4 4. 税金4 まとめ リタイア後の海外移住先を選ぶポイント 参考までに海外移住先(ロングステイ先)として人気の国・地域をランキング形式で上位10位まで見てみましょう。 順位 海外移住したい国や地域 1位 マレーシア 3位 タイ 3位 ハワイ 4位 フィリピン 5位 台湾 6位 オーストラリア 7位 インドネシア…
海外移住のお金・費用はどのくらいかかる?香港・タイ・ベトナムの場合の生活費も解説!
最近は、海外移住を考えている人も増えていると思いますが、海外移住ではどれくらいお金や予算が必要か気になるところです。とはいえ海外移住が初めての方は「どれくらい費用がかかるの?」「いくらあれば移住できるの?」「海外で安心して生活できるの?」などと、疑問がある方も多いのではないでしょうか。 本記事では、香港・タイ・ベトナムを軸に海外移住にかかるビザや家賃などの移住費用について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。 Contents1 香港での移住費用 1.1 香港の渡航費1.2 香港でのビザについて1.2.1 就労ビザ1.2.2 投資ビザ1.2.3 香港での永住権について 2 香港での生活費用2.1 香港での家賃について 2.2 香港での食費 2.3 香港での光熱費2.4 香港での医療費2.5 香港での通信費2.6 香港での交通費3 タイ移住にかかる費用 3.1 タイへの渡航費3.2 タイ移住するためのビザの費用 3.2.1 ノンイミグラントビザ・カテゴリーB3.2.2 リタイアメントビザ(老後ビザ) 3.2.3 タイランドエリート3.2.4 タイでは移住の条件が変更しやすい4 タイで移住する生活費 4.1 タイでの家賃について4.2 タイでの食費4.3 タイでの光熱費4.4 タイでの医療費4.5 タイでの通信費4.6 タイ交通費(通勤代)5 ベトナム移住にかかる費用5.1 ベトナムへの渡航費5.2 ベトナムのビザについて5.2.1 商用ビザ5.2.2 就労ビザ5.2.3 帯同ビザ5.2.4 ベトナムのe-visaについて5.2.5 永住権について6 ベトナムでの生活費6.1 ベトナムの家賃 6.2 ベトナムの食費6.3 ベトナムでの光熱費6.4 ベトナムでの医療費6.5 ベトナムでの通信費6.6 ベトナム交通費7 各国の1ヶ月の移住費用(香港・タイ・ベトナム)8 各国の半年間の移住費(香港・タイ・ベトナム)9 まとめ 香港での移住費用 まず、香港についての移住費用について、ビザの種類や費用面について解説します。 香港の渡航費 香港への往復の渡航費(航空券代)は約4万円〜11万円になります。 香港でのビザについて 香港でのビザについては全6種類ありますが、今回は移住向きの「就労ビザ」、「投資ビザ」の2点について解説します。その他のビザは、旅行者や留学生向けになりますので今回は省略いたします。※以下、就労ビザの取得代行業者によりビザ取得費用、取得確率の向上などは変わります。今回は一般的に弊社で把握している費用を記載しております。お考えの際はご相談ください。 就労ビザ…
【2023】香港の入国規制が緩和!9月最新の渡航情報を解説
2023年9月現在、COVID-19(以下:新型コロナウイルス)の流行が落ち着き、日本をはじめ諸外国・地域でも入国制限が緩和されています。 本記事では香港へ金融手続き等で渡航を考えている方のために最新の渡航情報をお伝えします。2023年4月より入国(入境)の条件が変更になった香港。事前のPCR検査やワクチン接種は必要なのか、香港入国(入境)時や日本への帰国時の手続きについても解説します。 Contents1 2023年9月現在の香港の入国規制・制限1.1 以前の状況1.2 2023年9月現在の状況1.2.1 香港への入国規制1.2.2 香港でのマスクの着用要件1.2.3 東京-香港間のフライト状況2 香港入国時と日本入国時(帰国時)の手続き2.1 香港入国時2.2 日本入国時(帰国時)3 HSBC香港の現地でしかおこなえない手続き4 まとめ 2023年9月現在の香港の入国規制・制限 2023年4月、香港への入国条件が変更されました。 従前の状況と2023年9月現在の渡航情報を整理していきましょう。 以前の状況 2023年3月までは香港への入国にあたって新型コロナウイルスに感染していない証明が必要でした。 具体的には次のどちらかです。 ・出国前24時間以内の迅速抗原検査の陰性結果 ・出国前48時間以内のPCR検査陰性証明の取得 2023年9月現在の状況 2023年9月現在の香港への渡航情報を、入国規制・マスクの着用・フライト情報の3つの観点から整理しておきましょう。 香港への入国規制 香港への入国にあたり、2023年4月1日からは以前のような陰性証明が不要となっています。新型コロナウイルスについて事前の検査なく入国できる状況となりました。入国後、現地で何か検索の確認されることはありませんが、渡航中に高齢者や基礎疾患のある方とお会いする予定のある方や、訪問先の誰かに移したくないという方は、あらかじめ検査*をして感染状況をチェックしておくと良いと思います。 *迅速抗原検査は専用の検査キットを使って新型コロナウイルスに感染しているかどうか自分で検査する方法です。綿棒で鼻の中を拭い、専用の薬液に綿棒を入れてかき混ぜた後、試験紙を薬液に浸すと10分程度で結果が出るしくみです。 迅速抗原検査キットは日本では薬局やドラッグストアで買えるほか、香港現地でも薬局や雑貨店で購入できます。 香港でのマスクの着用要件 香港ではマスクの着用も基本的には不要となっています。公共交通機関や屋内外の公共の場でもマスクをつける必要はありません。 しかし医療施設や高齢者施設などの特定の場では行政上のマスク着用要件に従いましょう。呼吸器疾患のある方、免疫力が低下している方、慢性疾患のある方が換気の悪い場所に滞在する際もマスクの着用が勧められています。 東京-香港間のフライト状況 香港へのフライトは羽田空港・成田空港ともに毎日運行しています。香港と日本の時差は1時間。香港のほうが日本よりも1時間遅れています。羽田空港から香港へはおよそ4時間半のフライトで、たとえば9時発の便なら香港に12時30分頃到着するイメージです。また成田空港からはおよそ5時間のフライトで、9時発の便だと現地に13時頃到着します。 香港入国時と日本入国時(帰国時)の手続き ここからは香港に渡航する際に必要なビザや入国手続き、また香港から日本に戻る際の入国手続きについて解説します。 香港入国時 香港への渡航にあたり、基本的に3ヵ月以内の滞在であればビザは不要です。ただしパスポートは滞在日数+1ヵ月以上の残存有効期間が必要ですので、渡航前に確認しておきましょう。 また気をつけたいのがビジネス目的での入国です。就業や投資のための訪問・滞在は通常、就労ビザや投資ビザの申請を要します。しかしビジネスの会議や商品説明会、短期セミナーなどに参加する場合などはビザなしでも入国が認められる場合も。 判断が難しい方は香港への入国やビザ申請のサポートをおこなってくれる専門業者を頼りましょう。 日本入国時(帰国時) 日本に入国する際にも、新型コロナウイルスの陰性証明やワクチン接種証明の提出は不要です。 なお主要5空港(成田・羽田・中部・関西・福岡)では、発熱や咳などの症状がある方を対象に検疫所での任意の調査がおこなわれています。内容は鼻腔ぬぐいでの検体採取、行動歴・症状の確認です。 入国審査・税関申告については「Visit Japan Web」という入国手続きオンラインサービスを使うとスムーズです。 スマートフォンからサービスサイトにアクセス・ログイン(会員登録)し、航空券やパスポートを見ながら画面に必要な情報を入力していきます。あとは発行されたQRコードをかざすだけで入国審査・税関申告を通過できます。帰国前の空き時間に入力をすませておきましょう。 \日本と海外に精通したフィナンシャルプランナーが対応/ HSBC香港の現地でしかおこなえない手続き 最後に、金融関係の手続きで香港への渡航を考えている方のためにHSBC香港(銀行)を例にして現地でしかおこなえない手続きを紹介します。 「実はインターネットでも手続きできた」となれば渡航費用も時間ももったいなく感じてしまいます。事前に整理しておきましょう。 HSBC香港において、香港現地でしかおこなえない手続きはおもに次の2つです。 ・口座開設 ・署名の変更 住所変更や口座の解約などはインターネット・電話・郵送でおこなえます。ただし郵送の場合は署名を覚えていることが前提です。 また口座開設の際には次の3点が必要ですので、あらかじめ準備しておきましょう。…
【海外移住】FIREにはいくら必要?国ごとの事例や具体的な算出方法も紹介
「FIRE(ファイア)したいと考えているけどいくらあればFIREできる?」「FIRE(ファイア)でアーリーリタイアした後にのんびり海外生活を送りたい」 こう考えている方も多いはずです。しっかり元手を計算しておかないと、海外移住先で資金が尽きるといった最悪のケースが起こる可能性が出てきます。 本記事ではこうならないために以下の内容を紹介しています。 日本で生活する人だけでなく、海外移住を考えている方にもお読みいただきたい記事となっております。本記事で紹介している算出方法を使って、FIREの資金がいくら必要なのかを計算してみてください。 Contents1 【知ってますか?】FIREの定義2 FIREを実現させるための資金を算出する方法3 FIREして海外移住するために必要な国別の資産3.1 タイ3.2 香港3.3 ベトナム4 FIREを達成して海外移住するには国別の必要な資産を調べよう 【知ってますか?】FIREの定義 FIREとは“Financial Independence, Retire Early”の略で日本語訳は「経済的自立と早期退職(アーリーリタイア)」となります。 資産を取り崩す早期退職とは違い、FIREでは資産運用で収入を得ながら生活していくため、早期退職と比較して必要な元手が少なく、長期的に生活できるのが特徴です。FIREは多くの人にとって憧れの夢ですが、実現するためには計画的な資産形成が不可欠です。FIREについて詳しく知りたい方には関連する本を読むのもおすすめです。 完全なFIREとは違い、アルバイトやフリーランスをして少しお金を稼ぎながら労働収入と資産運用の2つで生活する「サイドFIRE」といわれるスタイルもありますが、本記事では完全に資産運用の利益で生活するFIREに焦点を絞って解説していきます。サイドFIREに必要な金額は2000万円〜6000万円程度あれば可能だといわれており、自分の理想のライフスタイルや夢に合わせて目標額を設定することが大切です。 FIREを実現させるための資金を算出する方法 それでは何円あれば、いくらあればFIREのできるでしょうか?早期リタイアしてFIREをするためには年間の生活費に25をかけると算出できるとされています。必要資産を算出する時に4%ルールや年間支出の25倍が必要と言われるため、これらを解説していきます。 4%ルールと言われる理由は、アメリカ株式のS&P500の1945年から2020年までの年平均成長率が7%で、そこから同年の物価上昇率である3%を引いた4%を算出したからです。 生活費が月々20万円で年間240万円必要な人が、4%ルールに則った場合は以下の通りです。 240万×25=6,000万(6,000万円の4%は240万円) 4%ルールで計算するときにも25倍という数字を用いるため、FIREに必要な金額が何円になるのかを考える際に、4%ルールや年間支出の25倍が必要と言われるのはどちらも同じ理由があります。また、2000万円程度の資産からスタートし、運用益を活かしながら徐々に資産を増やしていくアプローチも可能でしょう。 国によって生活水準が違うため、国ごとの生活水準を調べて4%ルールで算出する必要があります。次章では東南アジア圏であるタイ・香港・ベトナムそれぞれに移住をする場合の計算例を記しましたのでご覧ください。 FIREして海外移住するために必要な国別の資産 東南アジアの3カ国を厳選して紹介します。FIREを目指したものの資産計画が甘く、インフレや予想外の出費に対応できずに資金が尽きてしまう失敗例もあります。そのため、現地の物価や生活コストをしっかりと調査し、慎重に計画を立てることが重要です。 タイ 2023年版のタイの生活水準は、15万円程度の生活費と言われています。前章で紹介した4%ルールに則り計算すると以下の通りです。 4,500万円あるとFIREしてタイ移住できるということになります。 しかしタイのような東南アジア圏は経済成長が見込まれ、今後もインフレが進む可能性があり、4,500万円では資産を崩しながら生活する可能性が出てくるので注意が必要です。 香港 単身で倹約家だとしても32万円と想定されており、本記事で紹介しているタイやベトナムと比べると、2倍以上の生活水準となります。 4%ルールに則り計算すると以下の通りです。 9,600万円の資産があれば、FIREして資産運用で生活できるということになります。FIREのために用意する資産はタイやベトナムの倍以上であり、金銭面だけで見るとハードルが高くなります。 ベトナム 13万円あれば生活できると想定できます。4%ルールに則り計算すると以下の通りで、資金で考えるとタイよりもFIREのハードルが低く、早期リタイアで海外移住の国としてはおすすめです。 東南アジア圏はどんどん経済成長していくことが考えられ、インフレより資金を崩しながら生活する可能性があります。そのため予定より早く仕事に戻らざるを得なくなる失敗例も少なくありません。FIREの実現には、余裕を持った資産計画をすることが大切です。 FIREを達成して海外移住するには国別の必要な資産を調べよう FIREを達成してのんびり海外生活を送るためには、まず経済的自立をするための資産を用意する必要があります。どれだけの資産が必要かは、移住したい国の生活水準を調べたのちに4%ルールを使って算出しましょう。FIREに関する知識を深めるために、関連する本を読んで学ぶのもおすすめです。 2023年時点では水が約30円で買えるタイやベトナムは、生活費が抑えられるため世界的にみて用意すべき資産が少なくてすむのでおすすめです。特に、現地で起業を考える経営者にとっても、低コストでの生活が可能な国は魅力的な選択肢となるでしょう。また、すでにビジネスを展開している経営者にとっても、海外移住は新たな市場開拓のチャンスとなるかもしれません。さらに、日本国内での地方移住を検討することも、生活費を抑えつつFIREを達成する一つの手段となるでしょう。 本記事で紹介した算出方法や国ごとの必要資産はあくまでも目安であり、最低金額と考えたほうが良いでしょう。特に、予想外の支出が発生する可能性があるため、最低金額ギリギリではなく、余裕を持った資産計画を立てることが重要です。日本国内での地方移住を選択すれば、海外移住よりもリスクを抑えつつ、物価の安い地域で快適に暮らすことができるかもしれません。 急激な物価上昇や想定外の出費など、イレギュラーが起こることが考えられるため困りごとがあれば、110 Financial Supportへご相談ください。資産状況や海外情勢などをふまえ、ご自身に合った資産運用プランを提案させていただきます。
円安でドル建て保険を解約すべきか?利益確定の判断基準と税金(FP解説)【2026年版】
「1ドル150円を超えた今、ドル建て保険を解約して利益を確定すべき?」「でも、もっと円安が進んだら損するのでは?」円安が続く2026年、このような相談が急増しています。 結論から言えば、解約の正解は為替レートだけでは判断できません。解約返戻金の額、加入時の為替レート、税金の計算、そして今後のライフプランを総合的に考える必要があります。 本記事では、110 Financial SupportのFPが、ドル建て保険の解約タイミングを判断するための具体的なフレームワークと、為替差益の税金計算方法を解説します。 この記事でわかること Contents1 外貨建て保険とは?2 外貨建て保険と円安・円高の関係2.1 円安になった場合2.2 円高になった場合3 1ドル何円でドル建て保険を解約すれば利益が出る?為替レート別シミュレーション4 ドル建て保険の為替差益にかかる税金の計算方法5 ドル建て保険の解約・据え置き・外貨受取|3つの選択肢を比較6 円安進行中で外貨建て保険への加入や解約はどうすべきか6.1 保険料を平準払する6.2 目標金額を低めに設定しておく7 据え置きや外貨受け取りを選べるようにする7.1 円安進行中に解約する(加入済の場合)7.2 他の金融商品にもリスク分散する8 円安で外貨建て保険に加入するならリスクヘッジをしよう9 海外居住・海外駐在中で外貨収入がある場合は? 外貨建て保険とは? 外貨建て保険とは、保険料の支払い、保険金や解約返戻金の受け取りなどを外貨で行う保険です。種類は終身保険、養老保険、年金保険などがありますが、円建て保険よりも資産運用の側面が強いのが特徴です。選択できる通貨は米ドル・豪ドル・ユーロなど商品により異なります。 外貨建て保険においては、選んだ通貨によっては比較的高金利での運用が可能です。したがって、低金利が続く日本においては資産運用の選択肢の一つとして活用できます。 ただし、為替の変動により支払保険料や受け取る保険金の金額が増減する点には注意が必要です。加入の際には為替変動などのリスクを理解し、運用期間と今後の為替動向を考慮しましょう。 外貨建て保険と円安・円高の関係 外貨建て保険は、為替の変動により保険料や保険金などの金額が変わります。高い利回りでの運用が期待できる反面、為替の影響を受けて損失を被るリスクもあるため、円高・円安がどのように関係するのか整理しておきましょう。 円安になった場合 保険料の払込時よりも保険金や解約返戻金の受け取り時に円安が進行していれば、受け取る金額はより多くなります。逆に、円安が進行するほど保険料の支払いは高くなります。 円安とは、相対的に円の価値が下がることです。例えば1ドル135円であったのが、1ドル140円になることを指します。 この場合、それまで毎月100ドルのドル積立を実施するのに13,500円の支払いで済んだものが、円安の進行により500円高い14,000円を支払わなくてはなりません。同じ100ドルの商品でも支払う日本円が多くなるということは、それだけ円の価値が下がったことを意味します。つまり銀行から引き落としされる日本円の金額が多くなり負担感が増す印象です。 円高になった場合 保険料の支払いで日本円から外貨に換算する際、円高になるほど保険料の支払いが安く済みます。逆に、保険金や解約返戻金の受け取るタイミングで保険料の払込時よりも円高であれば、受け取る金額が少なくなります。 円高とは、相対的に円の価値が上がることです。例えば1ドル140円であったのが、1ドル135円になることを指します。 考え方は円安と逆で、この場合は毎月100ドルの積立を実施するのに以前は日本円で14,000円を支払う必要があったのが、円高の進行により13,500円で済みます。したがって、日本円の価値が500円上がったと考えます。つまり銀行から引き落としされる日本円の金額が少なくなり負担感が軽くなる印象です。 1ドル何円でドル建て保険を解約すれば利益が出る?為替レート別シミュレーション ドル建て保険の損益は「解約返戻金(ドル建て) x 解約時の為替レート – 払込保険料総額(円建て)」で計算します。以下のモデルケースで見てみましょう。 前提条件: 月払い保険料200ドル、加入時レート1ドル=110円、加入期間10年、解約返戻金25,000ドル 解約時の為替レート 解約返戻金(円換算) 払込保険料総額(円) 損益 1ドル = 100円 2,500,000円 2,640,000円 -140,000円(元本割れ) 1ドル…
老後2,000万円問題は嘘・本当?海外駐在中に始められる対策も紹介
2019年、金融庁の発表を発端に「老後2,000万円問題」が話題になりました。 海外在住者・駐在員のなかには「老後2,000万円問題」と耳にして帰国後の生活になんとなく不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。もしくは、2,000万円くらいはもう持っているという方も老後資金対策という意味では、振り返っておいた方がよいでしょう。 この記事では老後2,000万円問題について解説し、海外駐在中でも始められる対策も紹介します。 適切な知識と対策で将来への心配や不安を解消していきましょう。 Contents1 老後2,000万円問題とは?1.1 本当に老後2,000万円不足するのか?計算の根拠1.2 老後2,000万円問題の背景から考えておきたい3つのこと1.2.1 1. 平均寿命が伸びつつある1.2.2 2. 退職金が減少傾向にある1.2.3 3. 働き方が多様化している2 帰国後の老後資金、2,000万円で足りる?3 海外駐在中でもできる老後資金不足への備え3.1 iDeCo3.2 海外積立投資(海外の貯蓄型保険を含む)4 まとめ 老後2,000万円問題とは? 老後2,000万円問題をひと言で表せば「老後30年間で、生活資金が約2,000万円不足する」という問題です。2019年に金融庁より発表され、話題になりました。 老後2,000万円問題は次のような世帯をモデルに算出されています。 ここからは2,000万円の根拠や問題の背景を解説しますので、「自分はどうか?」と照らし合わせて考えてみてくださいね。 本当に老後2,000万円不足するのか?計算の根拠 まずはなぜ2,000万円なのか、もう少しくわしく見ていきましょう。 上の図は、老後2,000万円問題のモデルとなる高齢夫婦・無職世帯の1ヵ月の収入と支出を表しています。 毎月の生活費は約5万5,000円の赤字となります。 この赤字が30年(夫95歳・妻90歳まで)続くとすると、▲5万5,000円×360ヵ月(30年)=▲1,980万円でおよそ2,000万円となり、「老後2,000万円問題」といわれるゆえんです。 なお20年(夫85歳・妻80歳まで)で試算すると▲5万5,000円×240ヵ月(20年)=▲1,320万円です。 ただし、この老後2,000万円問題には気をつけたい点が2つあります。まず注目すべきは上図の右のほうにある「高齢夫婦無職世帯の平均純貯蓄額2,484万円」です。つまり老後の30年間で約2,000万円の生活費が不足するといっても、貯蓄の取り崩しでまかなえる範囲だと示されています。 次に、老後2,000万円問題は2017年のデータを用いて試算されている点です。参考までに2022年のデータを見てみましょう。 老後2,000万円問題と同じ高齢夫婦・無職世帯ですが、不足額は2万2,270円と書かれています。約2万2,000円の赤字(取り崩し)が30年続くとすると、トータルの赤字は792万円。老後2,000万円問題は2022年には「老後800万円問題」となっています。 このように毎年の調査結果によって数字が変化するため、「2,000万円」はあくまで参考程度と捉えたほうが良いでしょう。センセーショナルな情報に踊らされるのではなく、「自分自身はどうなのか」を考えることが大切です。 老後2,000万円問題の背景から考えておきたい3つのこと 老後の資金不足が話題になるのは時代的な背景も関係しています。問題の背景から、資産管理・家計管理に大切な視点を3つ紹介します。あなた自身の計画を立てる参考にしてくださいね。 1. 平均寿命が伸びつつある 日本では長寿化が進んでいます。長く生きることは、それだけ生活費も必要だということ。男女別の平均余命や今のあなた自身の年齢を考慮して、老後の生活において年金以外でまかなうべき金額がどれくらいか見積もっておきましょう。 リタイアまで時間のある現役世代なら投資による資産形成を、リタイア前後であれば保有資産や退職金をふまえた資産管理を検討していきます。 2. 退職金が減少傾向にある 退職金の給付額は近年、減少の傾向にあります。退職金制度がある企業は徐々に少なくなっており、2018年では全体の約80%まで低下しました。また定年退職での退職金給付額は平均1,700万円〜2,000万円ほどで、ピーク時のおよそ6〜7割です。自分はいくら退職金がもらえるのか勤め先に確認すると、老後の計画をより正確に立てやすくなります。 今後の税制改正においては、退職金優遇税制の見直しが検討されているなど、サラリーマンにとって、安定と引き換えに厳しい条件を提示される可能性もあります。 3. 働き方が多様化している 近年は副業・転職・独立が一般的になりつつあります。退職金制度は勤続年数や雇用形態などで退職金の給付額が大きく変わってくるため、転職者の場合は受け取れる退職金が思ったよりも少なくなってしまうかもしれません。 一方で副業や定年後の継続雇用によって、定年後も収入を得られる機会が増えてきました。定年退職後も働くかどうか、働くならいくつで完全にリタイアするのかも考えておくと良いでしょう。 帰国後の老後資金、2,000万円で足りる? あなた自身の老後の生活にはいくら必要なのか、まずシミュレーションして金額を把握しておきましょう。必要な貯蓄額をシミュレーションできるサイトを使うと簡単です。参考サイト:老後資金シミュレーション | JAバンク 参考までに、総務省調査による夫婦2人の世帯と単身世帯(どちらの世帯も65歳以上・無職)の平均収支を下表にまとめておきます。 項目 夫婦 単身…

