貯蓄型保険のメリット・デメリット

海外貯蓄型保険のメリット・デメリットをご紹介

日本国内では、貯蓄型保険はあまりメジャーなものではありませんが、海外では最も一般的で、なお且つ高い利回りが期待できる投資商品の一つです。また海外保険は海外に住所がある期間しか購入できません。この記事では、そんな海外貯蓄型保険のメリット・デメリットをご紹介します。

目次

  1. 貯蓄型保険とは
  2. 貯蓄型保険の種類
  3. メリット
  4. デメリット
  5. まとめ

貯蓄型保険とは

万が一の時に備えながら、将来のために貯蓄ができる保険のことを貯蓄型保険といいます。保険特有の保障と、満期金や返戻金などを受け取れる貯蓄性が、貯蓄型保険の特徴です。

貯蓄型保険の種類

貯蓄型保険には、以下のような種類があります。

  • 学資保険
    主に、子供の教育資金に充てるための貯蓄を目的とした保険です。通常、契約者である親が亡くなった場合は、それ以降の保険料の支払いが免除されたうえで、満期金を受け取ることができます。
  • 養老保険
    主に、老後の生活資金の確保を目的とした保険です。生命保険の一種で、一定期間の死亡保障と、老後に向けた貯蓄性を兼ね備えています。
  • 終身保険
    亡くなった時や重い障害を抱えたときに死亡保険金を受け取ることができます。また、途中で解約して解約返戻金を子供の教育費や老後の資金に充てたりすることもできます。
  • 年金保険
    契約時に定めた年齢に達した時点から一定期間にわたって年金を受け取ることができます。万が一、払込期間中に契約者が亡くなった場合は、払い込み済みの保険料は遺族に給付金として支払われます。

貯蓄型保険のメリット

  • 金利の高さ
    日本に比べて海外は金利が高いことが多いです。加入プランが長期であればあるほど海外特有の金利の高さが、リターンにわかりやすく反映されます。海外のほとんどの貯蓄型保険のリターンが、複利で計算されるのも魅力の一つです。
  • 税制待遇
    貯蓄型保険の満期・返戻金は、一般的にキャピタルゲインと呼ばれています。このキャピタルゲインは、日本国内では所得税の一部として課税されますが、海外ではキャピタルゲインに対する税率が低く、非課税であるところも珍しくありません。
  • 通貨分散
    海外投資全般に言えることですが、資産を円以外の通貨に分散することができます。為替変動の大きい現在においては、一つの通貨で資産を保有することは賢明ではありません。
  • 為替変動差益
    円以外の通貨で満期金・解約返戻金を受け取ります。なので、為替市場の影響を少なからず受けることになり、為替の動き次第では利益を上げることができます。一方で、これはデメリットとして働く場合もあるので、注意が必要です。
  • 保障と貯蓄の二面性
    万が一の場合の保障は、他の投資商品にはない、貯蓄型保険特有のメリットです。積み立て分を満期金として、或いは解約返戻金として、自分に合った使い分けができる柔軟性を兼ね備えています。
  • 長期的な貯蓄
    契約後は、契約者の口座から自動的に保険料が引き落とされます。したがって、貯金の意識をしなくても、将来に向けた貯金をすることができます。
  • 初心者でも加入しやすい
    払い込んだ保険料は、保険会社によって運用されるので、市場に関する知識を有していなくても加入することができます。
  • ローリスクミドルリターン
    ほとんどの場合は最低利率が設定されており、満期時に元本以上の一定程度のリターンが設定されているので安心です。ある程度の運用期間を確保することで、元本の何倍ものリターンを獲得できます。

貯蓄型保険のデメリット

  • まとまったお金が必要
    保険料の中には、保障費用の他に、契約者に払い戻すための積立金が含まれているので、掛け捨て保険と比べて保険料が高い傾向にあります。保険料を払い終えるまでには、少なくない金額が必要になります。
  • 運用期間が長い
    ほとんどの貯蓄型保険は10~20年ほどの保険期間が設定されていますが、一定期間経過前に解約してしまうと、元本割れを起こしてしまうことがあります。それ故に、しっかりと将来のプランを構築したうえでの加入が推奨されます。
  • 現地在住の間にしか加入できない
    現地に在住している間にしか加入できない貯蓄型保険が多くあります。よって、帰国前の駐在員の方々に人気の商品となっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。海外における貯蓄型保険では、日本国内にはない多くの恩恵を享受することができます。しっかりとした将来設計をするうえで、貯蓄型保険はとても良い資産運用手段となると思います。

是非、この機会にご検討してみてはいかがでしょうか。

ご検討されるうえで、専門用語などの英語に自信がないという方のために、Insurance 110では日本語のサポート体制が整っています!

iDeCo /NISA ・年金セミナー開催中

Insurance110では世界各地に拠点があります。
各国に滞在する日本人ファイナンシャルプランナーが、海外在住時の資産運用に関するセミナーを行なっております。

老後2000万円問題や円安、物価高など家計に直結するニュースや、iDeCo /NISAについても分かりやすく解説いたします。

\お金のプロに相談できる/

無料セミナー予約はこちら
記事監修:INSURANCE 110 DIRECTOR 才田 弘一郎
日本・海外で累計2,000名以上のお客様の資産運用をサポート。
香港、シンガポール、日本、アメリカなど世界各国の保険やオフショア商品の事情に精通。
日本人に適した「出口戦略」を意識した堅実な資産運用の提案が得意。