【2024】税金が安いドバイに移住するためのビザとは?申請条件や準備費用を解説

税金が安いとされているドバイですが、日本と比べて何がどれくらい安く、メリットがあるのか知りたい人はいませんか。生活費用などが高くなければ、超高層ビルが乱立するドバイに憧れを持っている人向けに、ドバイがどんな街なのかを紹介しています。

また、実際に生活するために必要なビザや申請条件などを解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ドバイ移住の基本: これだけは押さえておこう

ドバイはアラブ首長国連邦(UAE)を構成する1つの都市です。貿易や金融の中心となっており、世界で1番高い建造物のブルジュ・ハリーファがあります。

発展した街があるドバイに移住する際に、必要な基本知識を順に紹介します。

ドバイの気候

ドバイの気候は5月から9月は特に暑く、40度を超えるような日があります。さらに、多湿で非常に蒸し暑い気候のため、昼間外で活動するのはとても大変な気候です。

12月から3月は夏と比べれば涼しく、15〜25℃程度で乾燥しているためすごしやすいです。夏場はとにかく暑いため、建物の中や昼間は活動しないという人もいます。

ドバイの生活費

ドバイの生活費は東京などと比べると同じくらいか少し高いです。家賃は1LDKで14万円から20万円程度で、インターネットの費用も2万円程度かかります。

25万円程度は生活費が最低必要になってくるでしょう。

(1 UAEディルハム =40円計算)

日本よりも税金が安い

ドバイに移住する最大のメリットは税金が安いことです。個人の所得に対する税はありません。相続税や固定資産税などもありません。

消費税は5%と日本よりも低いため、ほとんどの税金が非常に安いです。法人税も2023年6月からアラブ首長国連邦の国として導入されましたが、9%と安いため、ドバイでは法人設立の需要も高いです。

出典:「企業及びビジネスに係る2022年連邦政令第47号(Federal Decree-Law No. 47 of 2022 on the Taxation of Corporations and Businesses

英語だけで生活できる

ドバイはあらゆる国から人が集まっています。そのため、公用語はアラビア語ですが、英語を話せる人がほとんどです。英語が使えると不便なく日常生活を過ごすことができます。

現地の人と仲良くなるためにもアラビア語を少し話せると、より生活を充実させることにつながるはずです。

治安が良い

ドバイの治安は比較的良いです。法整備や取り締まりがしっかり行われているため、犯罪率が低い傾向にあります。

しかし、外国人労働者が多く住む地域は避けるほうがいいでしょう。特に日本人は、目をつけられやすく、スリや置き引きのターゲットにされやすいため、警戒はしておくことをおすすめします。

ドバイへの移住できる主なビザの種類と申請条件

税金が安く、治安の良い国であるドバイに移住できるビザを5つ紹介します。

  • ・法人設立ビザ
  • ・不動産ビザ
  • ・被雇用者ビザ
  • ・バーチャルワーキングビザ
  • ・ファミリービザ

5つのビザが日本人が取りやすいビザとされていますので、順に確認しましょう。

法人設立ビザ

法人設立ビザはドバイを含むアラブ首長国連邦(UAE)に法人を設立することで3年の居住ビザを申請することができます。

法人を設立すると、配偶者だけでなく扶養家族、従業員やビジネスパートナーも申請が可能になります。

また、フリーゾーンと呼ばれるUAEが外資企業誘致のために設置した経済特区エリア内に法人を設立すると、法人税と所得税が免除されます。

準備期間は半年程度あれば、生活拠点や法人設立の場所などを選ぶことができ、必要書類やビザ発行まで終えることが可能です。

不動産ビザ

75万AED(約3,000万円)以上の不動産をドバイで所有することで、不動産投資ビザを取得することができます。有効期限は2年で、配偶者や扶養家族も申請することができます。

さらに200万AED(約8,000万円)以上の不動産を所有していれば、10年間有効のビザを所有することができるため、富裕層には人気のあるビザです。

被雇用者ビザ

被雇用者ビザは現地法人の正社員として働くビザです。雇用されている間はビザが有効となります。

このビザは、雇用主がビザの申請などの準備を行うため、ビザ申請費用などがかかりません。そのため、最も費用を抑えられる移住方法です。

バーチャルワーキングビザ

バーチャルワーキングビザは母国の企業で収入を得ながら1年間ドバイで滞在することができるビザです。フルリモートで働いている人はバーチャルワーキングビザを申請することできます。

雇用者の場合は、雇用主からの雇用証明と、約3,500ドル(約53万円)以上の月給が必要です。事業主の場合は、1年以上の会社所有権の証明と、約3,500ドル(約53万円)以上の月収などが必要です。

出典:DUBAI概要プログラム

ファミリービザ

家族の誰かが上記のようなビザを取得していると、配偶者や扶養家族はスポンサー(身元引受人)として家族ビザを発行することができます。

申請費用として、子供は3,000AED(約12万円)/2年、大人4,000AED(約16万円)/2年必要です。

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ドバイに移住する際の注意点

ドバイに移住する際の注意点を4つ紹介します。

  • ・日本の証券口座などは閉じる必要がある
  • ・日本の保険に新規契約ができない
  • ・不動産契約が1年単位
  • ・猛烈に暑い

日本よりも税金が安いですが、メリットばかりではありません。順に見ていきましょう。

日本の証券口座などは閉じる必要がある

日本の証券口座などは閉じる必要があります。証券会社が日本における金融商品取引等に相当するライセンスを海外の金融規制当局や監督官庁から得ていないからです。

そのため、移住する場合は、基本的に証券口座などは閉じてから移住しなければなりません。

不動産契約が1年単位

ドバイで賃貸契約をするには、1年間単位で一括で支払うのが一般的です。家賃15万円の場合、180万円を一括で支払う必要があります。

また、貸出条件によって、家具付きのお部屋であったり、光熱費が家賃に含まれている場合もあります。必ず貸出条件を確認することが大切です。

猛烈に暑い

ドバイの夏はとにかく暑いです。40度を超える日は珍しくありません。そのため、昼間に活動する場合は、屋外をできるだけ避け、屋内で過ごせるように工夫しましょう。

移動も基本的にタクシーなどを使って車で全て行うことができ、建物の中は涼しいところが多いため、空調管理されているところだけを基本的に移動することができるようになっています。

まとめ

税制の面で有利なドバイで注目が集まっていますが、暑さや賃貸契約が1年単位とデメリットもあるため、移住する前に確認しておくことが大切です。

ただし、コンパクトにまとまっており、屋外以外は空調がしっかり完備されているため、暑さをしのぐことは比較的簡単にできるでしょう。

ドバイは資産に十分に余裕がある方や、海外で法人の設立してみたい人にとってはすごく優遇措置のある国なので、移住する際は、どのビザで移住することができるか確認してみてください。

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