【2024】タイ海外移住で老後生活を快適に暮らすには生活費いくら必要?

「海外で老後を過ごしたい。」「タイでの暮らしはどうなのか知りたい。」という人も増えています。実際に日本人の移住先として、タイの人気が高まっています。

老後の生活費を考えた上で、タイに移住するかの判断を決めることが大切です。あまり考えずに移住してしまうと、資金面で苦労する可能性があります。

ただ、日本の年金を既に受給している方に関しては海外の銀行を指定し、タイであれば「米ドル」で現地銀行にて年金を受け取ることなども可能です。さらに国に頼る年金ではなく、今から移住準備を始めて自己年金(生活費としてのインカム)を構築する方も自分なりの目安を見つけてみるのは大事なリサーチですね。

ではなぜ、老後の移住先として選ばれているのか、実際にかかる生活費などを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

タイが老後の移住先に選ばれている背景

タイが老後の移住先に選ばれている理由はさまざまです。老後の生活を暖かいタイで過ごすことができるため、寒いところが苦手な人にとっては快適に過ごせる環境があります。

また、親日国とも言われているため、日本人にとって住みやすい環境が整っています。そのため、2020年以前はタイに移住する人が毎年増加していました。(コロナで一時減少)

ではなぜ人気があるのか、その理由について解説していきます。

タイの物価は日本よりも安い

はじめに、日本も物価が近頃上昇傾向にありますが、タイも物価上昇傾向にあります。しかし、それでもタイの物価は日本よりも安いです。

タイのバーツに対して日本の円は円安傾向になっていますが、現在でも日本ほど高くはないです。

  • ・首都バンコク一等地の高級1LDKのジム・プール付きコンドミニアム・・・約300,000円
  • ・屋台の食事・・・約150円
  • ・タクシー移動(30分)・・・約1,200円

一例ですが、このように住居費は一等地で高くなっているものの、家具などは完備されている値段のため、東京に比べても同等くらいでしょう。

食事や交通費などが日本に比べ格段に安いため、平均すると日本に比べ物価が安い傾向にあります。

タイの首都であるバンコクでは公共交通機関が整備され便利である

タイの首都であるバンコクでは、スカイトレインと呼ばれる電車や地下鉄であるMRTが走っています。

スカイトレインは、基本的に高架線上を走っており、バンコクの主要な観光地やバンコクのそれぞれの主要なエリアを結んでいるため、お買い物やおでかけには便利な公共交通機関の1つです。

またMRTと呼ばれる地下鉄も走っていて、スカイトレインと組み合わせると、広範囲に渡って移動が簡単に行うことができます。

路線バスも充実しており、1番高い料金のエアコン付きのバスでも約100円と利用しやすい料金です。

日系のスーパーなどがあるため日本のものが手に入りやすい

日本人が移住した際に、食事や生活用品の面で日本のものがほしくなることがあります。

バンコクにはマックスバリュやフジスーパー、トンロー日本市場などがあり、日本の食材などを手に入れることができます。

また、日本食のレストランもタイに進出しており、やよい軒や大戸屋、一風堂、吉野家などのチェーン店も展開しているため、日本食が恋しくなった時に、食べに行けるのは移住した際の安心できる理由の1つになるはずです。

医療体制も整っており日本語に対応している病院もある

日本に比べて医療レベルが落ちるのではないかと心配になる人もいるかもしれませんが、タイの医療レベルはアジアトップレベルと言われています。

医師は海外の医療先進国に留学した医師も多く、その中には日本の医学部を卒業した医師もいます。

バンコクには日本語にも対応したジャパン・メディカルサービスやサミティベートという病院があり、日本語通訳のサポートまでしてくれるため、生活環境や言葉が異なるタイでも安心して暮らすことが可能です。

タイに移住して老後生活をするにはどれくらいの費用がかかる?

実際にタイで生活するためには、どれくらいの費用がかかるか知っておく必要があります。タイ移住のためには十分な蓄えが必要です。月々にかかる主要な生活費を順番に説明していきます。

居住費用

バンコクの中心地のプールやジム、家具付きのコンドミニアムで月平均30万と上記で説明しましたが、高級コンドミニアムです。夫婦2人で住む間取り(1LDKまたは2LDK)を想定しています。

通常のバンコク市内の居住地域によっては、100,000円前後で住めるため、駅近などの立地や条件によって大きく価格が変わってきます。

ご自身の予算と相談した上でエリアや間取りを確認することが大切です。

光熱費、水道費、通信費

光熱費は夫婦2人の目安で6,000円前後です。タイは暑いためエアコンの使用量によって大きく変わるでしょう。

水道費も、夫婦2人で使用した時の目安として、1,000円前後となります。こちらも使用環境によって大きく左右されるため、参考程度にしておいてください。

住んでいる家の条件によっては、家賃に含まれている場合や、定額になっている場合があるため、必ず住居を決める前に確認しておくことが大切です。

通信費も使用量やプランによって変わるため変動しますが、通信大手のAIS(アドバンスト・インフォ・サービス)では、データ通信月20GBで、無料通話が100分ついて月額約1,600円となっています。

日本と比べても生活に必要な費用が安いということがわかります。

食費

日本食をお店で食べる場合は日本よりも高くなる場合があります。しかし、ローカルの屋台などに行けば、1食150円前後で済むため、外食が続いたとしても費用を抑えることが可能です。

1食で150円の屋台を3食続けた場合、1人あたり月13,500円になります。

自炊などをすると食費を減らすことができるはずなので、どれくらい食事にこだわるかを日本にいるうちから把握していると、タイでの生活費が想像しやすくなるはずです。

老後にタイ移住をするための条件

老後にタイ移住を考えている人は、ビザの取得が不可欠になります。働く必要のないビザの場合、リタイアメントビザが必要です。

タイのリタイアメントビザについて詳しく見ていきましょう。

リタイアメントビザが必要

タイのリタイアメントビザとは50歳以上の人に移住を目的として入国、滞在が認められるビザです。リタイアメントビザは就労は禁止となっています。

移住を目的とする場合、1年間滞在できるものや、最長10年滞在できるロングステイビザがあります。

ビザの申請費用としては、1年間のビザが22,000円、最長10年のビザが44,000円です。

タイのリタイアメントビザの取得条件

タイのリタイアメントビザの取得条件は以下の通りです。

  • ・申請時に満50歳以上
  • ・タイの入国禁止者リストに載っていない
  • ・日本やタイで治安を脅かすような犯罪歴がない
  • ・特定の病気(ハンセン病、結核、麻薬中毒など)にかかっていない

他にも細かい注意事項や条件がありますが、これらを把握しておけばいいでしょう。

また、申請する際はパスポートなどの書類や航空券のチケット、金融証明書が必要になります。

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最後に

タイに移住する人が増えている背景や、タイの生活費などについて紹介しました。タイ(特にバンコク)は日本人が多く居住しているエリアです。

そのため、日本人向けのサービスが発達しており、これから移住を考えている人にとって住みやすい環境が整ってきています。

どれくらいの費用がかかるのか把握した上で、タイへの移住をおすすめします。どのくらいの生活レベルで移住を考えているのか? 就職兼ねての移住、また退職後や、年金受給中に移住する際はこの記事を参考にしていただけると幸いです。

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