静かに高まる日本の地震リスク

一時帰国の際に見直したい!日本の地震リスクから資産を守る国際分散投資術

110Financialの近藤です。年末年始で一時帰国される方も多いのではないでしょうか。日本の家族や友人に会うのが楽しみな一方で、ふと気になるのが日本の将来です。

静かに高まる日本の地震リスク

あまり考えたくはないのですが、南海トラフ地震の発生確率は今後30年で60%~90%以上、東京直下型地震は約70%と推定されています。

これは単なる自然災害の話ではなく、日本経済全体、そして私たち海外在住者の資産管理にも直結する重要な課題なのです。

海外在住者の資産管理を見直す好機

タイに住んでいると、日本の資産について「置きっぱなし」になっていませんか?多くの在外日本人が、日本の不動産、日本の銀行預金、日本の証券口座にほとんどの資産を集中させたままです。

S&Pの報告書によれば、大規模地震は直接的な物理的被害に加え、金融市場の混乱や日本国債の格付け引き下げにもつながる可能性があります。これは日本国内の資産価値全体に影響を及ぼす恐れがあるのです。

国際生活者だからこそできる資産防衛戦略

タイに住む日本人だからこそできる資産防衛の一つが、国際分散投資です。地理的に分散された資産ポートフォリオは、一国のリスクから資産を守る効果的な手段となります。

複数国での資産保有: 日本とタイ、そして第三国での資産保有は、自然なヘッジとなります。

通貨分散: 円だけでなく、バーツや米ドルなど複数通貨での資産保有も検討価値があります。

興味深いことに、日本の保険会社自身も国内の地震リスクの半分以上を海外の※再保険会社に移転しています。プロたちも「リスク分散」を実践しているのです。

※再保険とは

「保険会社のための保険」であり、保険会社が引き受けた保険契約のリスクの一部または全部を、別の保険会社(再保険会社)に転嫁する仕組み

タイに暮らす私たちは、すでに地理的な分散という第一歩を踏み出しています。この国際的な視点を活かして、より強固な資産ポートフォリオを構築してみませんか?次回の帰国時には、日本の資産状況も見直す好機かもしれません。

近藤コラム
近藤 貴之 / KONDO Takayuki

所属:Insurance110 香港

近藤 貴之

KONDO Takayuki

海外在住15年の国際ファイナンシャルプランナー。

44歳、4人の子ども(大学生2人、小学生1人、幼稚園児1人)の親として、また国際結婚経験者として、多様な家族構成における資産管理の実践知を持つ。

物流業界での海外駐在経験中に「国境を越えた資産形成」の可能性に魅了され、帰任を機に「興味を仕事に」の信念で海外FPへと転身。以来12年、在外邦人専門の資産設計を手がける。

専門分野

  • 国際終活プランニング
  • クロスボーダー資産管理
  • 資産移転サポート
  • 子どもの国際教育資金設計

深く知れば知るほど海外に住むメリットの大きさに気づかされました。その反面で日本語で得ることができる情報が少なく、それを知らずに帰国する人が多いのが現状です。日本と海外のいいとこ取りができる資産設計—それが私の使命です。

近藤 貴之

一度の離婚と国際結婚、4人の子どもの教育、そして現在は自身の終活も視野に入れる豊かな人生経験から、多様なライフステージに寄り添うアドバイスが強み。

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Insurance110では世界各地に拠点があります。
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