時は金なり、入国審査の1時間にかける価値

110Financialの近藤です。先日久しぶりに空港を利用し、入国審査で長時間並びました。バンコク・スワンナプーム空港で到着ロビーに出るまで1〜2時間かかることは、今や珍しくありません。

思うように進まないイライラと、一人なのでトイレに行きたくなったらどうしようという恐怖で1分でも早く抜け出したい状況です。

BOI企業の方やSMART Visaの方は優先レーンを利用できますが、それ以外の方にはそのオプションがありません。そこで現実的な選択肢となるのが「APECビジネストラベルカード(ABTC)」です。

通常レーンが約1時間かかるところ、APECレーンなら10〜20分。その差は約40〜60分です。あなたの時間価値を時給1万円と仮定すると、1回の出張で約1万円の価値があります。年5回のタイ往復なら5万円に相当します。

バンコクの混雑は「例外」ではなく「前提」です。旧正月前後、年末年始、2月の欧州休暇シーズン、そして乾季のハイシーズン。世界有数の観光都市バンコクでは、混雑は常態化しています。「今日はたまたま混んでいた」という認識は現実的ではありません。

APECカードの取得は簡単で外務省のABTC申請サイトから。会社の在職証明書やパスポートコピーなどの必要書類を提出し、審査後3〜4ヶ月でカードが発行されます。申請費用は1万3千円ですので、時間価値を考えれば数回の渡航で元は取れるでしょう。特にタイ以外のアジア圏に出張に行く際にも優先レーンを使えるので重宝します。

入国審査時間短縮の選択肢は「並ぶ」「ビジネスクラス利用」「APECカード取得」の3つだけでコスパが良いのはAPECカードです。

空港で1時間並ぶか、その時間を商談準備や家族との時間に使うか。タイへの出張が継続的にあるビジネスパーソンにとって、APECカードは単なる「特典」ではなく、合理的な経営判断です。

グローバルビジネスが当たり前となった現代において、「時は金なり」の意味はより深く、より具体的になっています。そして、入国審査もその例外ではありません。

時は金なり。入国審査もその例外ではありません。

近藤コラム
近藤 貴之 / KONDO Takayuki

所属:Insurance110 香港

近藤 貴之

KONDO Takayuki

海外在住15年の国際ファイナンシャルプランナー。

44歳、4人の子ども(大学生2人、小学生1人、幼稚園児1人)の親として、また国際結婚経験者として、多様な家族構成における資産管理の実践知を持つ。

物流業界での海外駐在経験中に「国境を越えた資産形成」の可能性に魅了され、帰任を機に「興味を仕事に」の信念で海外FPへと転身。以来12年、在外邦人専門の資産設計を手がける。

専門分野

  • 国際終活プランニング
  • クロスボーダー資産管理
  • 資産移転サポート
  • 子どもの国際教育資金設計

深く知れば知るほど海外に住むメリットの大きさに気づかされました。その反面で日本語で得ることができる情報が少なく、それを知らずに帰国する人が多いのが現状です。日本と海外のいいとこ取りができる資産設計—それが私の使命です。

近藤 貴之

一度の離婚と国際結婚、4人の子どもの教育、そして現在は自身の終活も視野に入れる豊かな人生経験から、多様なライフステージに寄り添うアドバイスが強み。

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