円弱?円強?の動向があなたの資産に与える影響とは?

「えっ!円弱?円強?間違ってるww?」と思った方は、為替変動を身近な情報として目にしていることでしょう。そうです、一般的にはニュースで「円安」「円高」と、表現します。
ですが、$1=160円が円安で、$1=110円は円高だと言われても、数字の大小がイメージを逆にしてしまう事が混乱を招く原因なのかもしれません。
今回は、円安・円高を「円弱」「円強」と表現することで、より直感的に為替の動きを理解し、あなたの資産にどのような影響を与えるのかをわかりやすく解説していきます。

1ドルで買える円の量をイメージしてみましょう!
ここでは、視点を変えて、1ドルで買える円の量を元に、円弱(円安)/円強(円高)を整理してみましょう。
例えば「$1=160円」という状況は、1ドルでたくさんの円が買える状態です。つまり、円の価値が相対的に低くなっている「円弱(円安)」の状態ということになります。反対に「$1=110円」は、1ドルで買える円の量が少なく、円の価値が高い「円強(円高)」の状態です。
為替の世界でも同じです。「円弱(円安)」とは、他の通貨と比べて円の価値が下落している状態を指します。反対に「円強(円高)」は円の価値が上昇している状態を意味します。

では、ここで問題です。
$1=110円が、$1=160円になりました。これは円弱(円安)?、円強(円高)?
→ 答え:円弱(円安)

円の強弱が資産に与える影響
では、円弱・円強は、私たちの資産にどのような影響を与えるのでしょうか?
1. 海外旅行:
円弱時は、海外旅行が割高になります。1ドル=100円の時に100ドルのバッグを10,000円で買えたのが、円弱で1ドル=150円になると、同じバッグを買うのに15,000円必要になります。反対に円強時は、海外旅行がお得になります。※円弱時代の今、海外旅行でのお得感は無くなってしまった感じですね。
2. 輸入品:
円弱になると、海外からの輸入品の価格が上がります。これは、$1に対して支払う円の量が増えるためです。食料品や衣料品など、私たちの生活に欠かせないものも、円弱の影響を受けます。円強の場合は、輸入品が安価になります。※円弱時代の今は様々な「モノ」が値上がりしていますね。
3. 資産運用:
円弱時は、ドル建て資産の価値が上昇します。例えば、1ドル=100円の時に1万ドルの米国株式を購入していた場合、円弱で1ドル=150円になると、その価値は150万円に上昇します。反対に円強時は、1ドル=80円の時に80万円となってドル建て資産の価値が減少します。

リーマンショック以降で海外積立(円→ドル)を継続していた投資家は、何に投資していたかで違いもありますが、少なくとも為替で40%前後の価値増加をしています。

円弱・円強の動きを予測することは難しい
為替市場は、世界経済、政治状況、市場心理など、様々な要因によって常に変動しているので専門家でも完璧な予測は不可能です。
ですので、先ほども書きましたがドルコスト平均などを活用し、円安時にも円高時にも一喜一憂することなく、為替リスクを低減させる方法で時間分散していくことが肝要です。

円弱・円強の波を乗りこなそう!
これまで書いてきた様に、円弱・円強は、私たちの生活や資産に大きな影響を与えます。
少なくとも常に最新の情報に目を向け、円弱・円強の動きを理解することで、海外生活や資産運用を有利に進めることができるでしょう。
例えば、円弱傾向が続く見込みであれば、分散しながらドルコスト平均法を使って外貨預金や積立海外保険、そして円のまま優良日本株へ投資を検討したり、円高時には強さを活かして海外株式、海外保険へと外貨を獲得する投資を増やしたりするのも良いでしょう。
円弱・円強の波を理解し、賢く行動することで、あなたの資産はより大きく成長する可能性を秘めているのです。
円弱・円強を意識して、賢く資産運用に取り組みましょう!

才田コラム

所属:Insurance110 香港

才田 弘一郎

SAITA Koichiro

「通信を止めない」インフラ設計思想を資産防衛へ。香港16年の知見でグローバルに生きる人々を支える国際フィナンシャル・アドバイザー

49歳:2人の子育て中。アジアの金融ハブである香港に拠点を移して16年目。香港のダイナミックな変化を肌で感じ、海外の資産専門家として、日本と世界の双方の視点から、国境を越えて活躍する皆様の資産形成・保全をサポート。

社会人の最初はNTTグループにて、24時間365日『絶対に通信を切断させない』ための設備計画など、国家規模の重要インフラ設計に従事。個人の人生における『資産』もまた、絶対に途絶えさせてはならない最重要インフラであると痛感。転機もあり国内FPを経て16年前に渡港し、激動のグローバル金融環境に身を置く中で、インフラの世界で徹底的に叩き込まれた『高度なリスク管理』と『緻密な設計思想』を個人の資産防衛に役立てるべく、国際FPへと転身。

専門分野

  • 国際終活プランニング
  • クロスボーダー資産管理戦略
  • マーケット分析・運用戦略
  • Wealth Management

『Form follows function(形態は機能に従う)』という格言を、資産形成・設計の信念としています。
華やかに見える投資も、人生の土台となる『基盤(機能)』が正しく準備出来ていなければ意味を成しません。
元インフラ設計者の視点から、予期せぬ環境変化というリスクにも耐え、論理的で再現性の高い『資産形成とバックアップ体制』の設計が重要だと考えています。

才田 弘一郎

日本の通信インフラを支えた『ロジカルな設計力』と、香港16年で磨いた『グローバルな金融知見』。これらを掛け合わせ、皆様の資産を荒波から守り抜き、豊かで安心な未来を築くための最良のパートナーとして伴走いたします。

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