香港駐在でのお金の終活(整理術)

香港駐在中の皆様、いよいよ日本への帰任が近づいてきた方も多いのではないでしょうか。今回は、香港での駐在生活を締めくくるにあたっての、お金の終活(整理術)について解説します。重要な回ですので、ぜひ何かしらのかたちで記録しておいてください。

香港で金融資産の整理が重要な理由
・国際金融都市特有の複雑な金融商品の存在
・日本とは異なる税制度への対応
・資金移動の制限や手続きの複雑さ
・為替変動リスクへの対応
・長期的視点における資産運用の取り扱い

主な整理項目
銀行関連
・普通口座、定期預金の解約時期の検討
・クレジットカードの継続/解約手続き
・自動引き落としの確認/停止
・インターネットバンキングの処理
・スマホアプリのインストールと設定
投資関連
・証券口座の整理
・投資商品の売却タイミング検討
・MPF(強制積立金)の手続き確認
・為替リスクを考慮した資金移動計画
・帰国後も継続できる貯蓄型保険の購入/変更
保険関連
・現地で加入している保険の継続/解約の判断
・継続の可否/解約返戻金の確認
・保障の空白期間が生じないための調整
・日本の保障と重複していないかを整理

具体的なアクションプラン
帰任6カ月前(内々示の有無)
・資産の総棚卸し→貯蓄保険など継続可能な運用へ
・各種解約手続きの確認
・税務関連書類の準備開始
・子供の教育方針、帰国後の住居
帰任3カ月前(内示の有無)
・不要口座の解約開始→貯蓄保険など継続可能な運用へ
・投資商品の売却検討(株・投資信託・仮想通貨)
・為替動向を見ながら送金計画策定
・子供の教育方針、帰国後の住居
帰任1カ月前(内示の有無)
・給与振込口座以外の口座解約(最低一つは残すこと)
・最終的な税務処理の確認(会社側手続きになる可能性も)
・必要書類の準備完了

上記は、駐在期間中に考えておきたいお金の部分を中心にまとめていますが、運用してきた資産や帰国後も継続運用するプランの整理は、慎重に計画を立てて進める必要があります。
そこで、実際の帰任経験者の声を交えながら、海外資産運用そのものより大事な知識を提供する為に、オンラインセミナーを開催する予定です。今から運用を考える人も、既に運用している人も香港駐在のお金の終活(整理)から始めてみてはいかがでしょうか。

才田コラム

所属:Insurance110 香港

才田 弘一郎

SAITA Koichiro

「通信を止めない」インフラ設計思想を資産防衛へ。香港16年の知見でグローバルに生きる人々を支える国際フィナンシャル・アドバイザー

49歳:2人の子育て中。アジアの金融ハブである香港に拠点を移して16年目。香港のダイナミックな変化を肌で感じ、海外の資産専門家として、日本と世界の双方の視点から、国境を越えて活躍する皆様の資産形成・保全をサポート。

社会人の最初はNTTグループにて、24時間365日『絶対に通信を切断させない』ための設備計画など、国家規模の重要インフラ設計に従事。個人の人生における『資産』もまた、絶対に途絶えさせてはならない最重要インフラであると痛感。転機もあり国内FPを経て16年前に渡港し、激動のグローバル金融環境に身を置く中で、インフラの世界で徹底的に叩き込まれた『高度なリスク管理』と『緻密な設計思想』を個人の資産防衛に役立てるべく、国際FPへと転身。

専門分野

  • 国際終活プランニング
  • クロスボーダー資産管理戦略
  • マーケット分析・運用戦略
  • Wealth Management

『Form follows function(形態は機能に従う)』という格言を、資産形成・設計の信念としています。
華やかに見える投資も、人生の土台となる『基盤(機能)』が正しく準備出来ていなければ意味を成しません。
元インフラ設計者の視点から、予期せぬ環境変化というリスクにも耐え、論理的で再現性の高い『資産形成とバックアップ体制』の設計が重要だと考えています。

才田 弘一郎

日本の通信インフラを支えた『ロジカルな設計力』と、香港16年で磨いた『グローバルな金融知見』。これらを掛け合わせ、皆様の資産を荒波から守り抜き、豊かで安心な未来を築くための最良のパートナーとして伴走いたします。

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