【2024】香港在住者向け、安く送金できる、おすすめの海外送金サービスを徹底解説!

「海外送金サービスは多くて、どれが良いのかわからない」
「香港に送金する際の手数料を安くおさえたい」

このようなお悩みの方もいらっしゃるかと思います。今回はお勧めの海外送金サービス(資金移動業者)についてご紹介いたします。また、手数料や送金する際の注意点についてもわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

海外送金に関する各種手数料について

海外送金サービスを紹介する前に、各種手数料について理解をしておくことが大切です。

銀行や海外送金サービス利用時にかかる手数料は、一般的に以下の種類があります。

手数料名詳細
送金手数料送金する際、銀行に支払う手数料
受取手数料受け取り側が銀行に支払う手数料
中継銀行手数料送金の際、中継する銀行に支払う手数料
為替手数料通貨の両替時に生じる、手数料(為替レートによる変動あり)

日本から香港に送金する為替手数料

日本から香港に送金する場合、1香港ドルあたり15銭〜25銭の為替手数料がかかります(2024年3月時点)。
海外送金サービスを利用することで無料で送金することが可能です。
中継銀行手数料について、詳しく解説いたします。

中継銀行手数料【隠れ手数料】

中継銀行手数料とは、送金時に中継する銀行に支払う手数料になります。
実は、全ての銀行が海外に直接送金できる訳ではありません。海外送金が可能な銀行のネットワークを経由し、相手方の口座に資金が送金されます。
手数料は送金を引き受けてくれた銀行へ支払いますが、何も知らずに銀行に依頼すると、満額での送金ができなくなるため注意が必要です。

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おすすめ海外送金サービス4選について

ここでは、中継銀行手数料がかからない、またはコストを抑えて送金できるサービスを紹介します。

1. Wise(ワイズ)

Wise(ワイズ)とは、2021年にロンドンに拠点を置く、海外送金サービス会社です。以前は、TransferWise社として事業を展開していました。
Wiseでは送金手数料499円で、即日〜2日での着金が可能です。
1回の送金金額は100万円が上限となっています。

法人アカウントを作成できるため、ビジネスを目的にした利用が可能です。
ヘルプサポートも日本語に対応しているため、わからないことや不安なことがあればそのまま相談できるので安心です。

Wiseでは、「マルチカレンシー口座」を採用しており、円以外に香港ドルはもちろんドルやユーロ等、通貨を同時に管理できます(50通貨可能)。

また、これまで日本に関わる送金に対しては100万円までという制限がありましたが、2024年3月12日に、第一種資金移動業者として金融庁からの認可を受け、今後は最大1億5000万円の送金が可能になるようです。サービスの開始とともにより便利になりそうです。

Wiseの注意点

Wiseを利用する際は、本人確認としてマイナンバーカードの提出が必要です。
また、全てオンラインで完結できる一方で、店舗が存在しませんので、回答に時間がかかると言ったデメリットがあります。

2. ReVolut(レボリュート)

ReVolutは、世界で約4,000万人が利用している安価な送金サービスです。
ReVolutでは、送金手数料や為替手数料は無料です。※1

ただし、無料で送金を行うには、ニューヨーク時間帯(金曜日17時から日曜18時まで)を避けて手続きを行う必要があります。※2

ReVolutは即日〜1日以内で着金され、最短1時間での送金が可能です。
そして、アプリ内で送金中の情報もリアルタイムで把握できます。

※1無料会員でも月75万円まで無料送金できますが、会員ランクをアップをすると、金額を問わず送金手数料が無料となります。
※2ニューヨーク時間は為替手数料1.0%追加されますので、送金時間帯には注意が必要です。

ReVolutの注意点

ReVolutでは、送金手数料は無料ですが、受取側が銀行に支払う受取手数料がかかります。事前に、ReVolut内の「Pay All Fees」機能を使うことで手数料を「送り手負担」に設定できるので、活用してみましょう。

3. PayPal(ペイパル)

PayPalは、世界で最も優れたセキュリティを搭載しており、現在3億人以上が利用しています。
PayPalでの送金手数料は499円で、即日〜同日中での着金が可能です。
ただし、現金を利用したい方は、銀行口座に一度送金する必要があり、数営業日程かかります。
また、法人アカウントの作成が可能で、ビジネス用のやりとりでも幅広く利用されています。

PayPalの注意点

PayPalでは、円を香港ドルに換算する為替手数料は4%とされています。例えば、100万円を送金すると、約4万円は手数料として引かれてしまい、受取額が少なくなるデメリットがあります。

4. 楽天銀行

楽天銀行は日本居住者の方、または日本帰国を予定されている方におすすめです。
海外送金手数料は、1取引毎750円あり、送金スピードは送金日+ 1日〜3日程度で着金されます。

楽天銀行で送金をする場合「中継銀行手数料」が1,000円かかります。為替手数料も含まれるため、実際の受取額は少なくなるでしょう。
楽天銀行では送金前にどのくらいの手数料がかかり、いくら着金するのか把握できるシミュレーターがあるので、送金金額を試算してから送金すると安心です。

楽天銀行の注意点

楽天銀行の送金サービスは、日本に非居住となる場合は口座解約をしなければなりません。
香港の在住を延長される方、または、日本から出て香港居住者になる方は、別の銀行に乗り換える手続きをする必要があるでしょう。

また、楽天銀行側では、香港ドルの入金は受付していません。海外から日本へ入金する際は、円やドルまたは指定の通貨に換金して送金する必要があります。

円送金が可能(リフティングチャージ)

楽天銀行では、円を海外にそのまま送金することが可能です。為替手数料はかかりませんが、リフティングチャージと呼ばれる手数料3,000円を支払うことで、円を相手先口座に入金できます。

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送金理由を明確に 

今回は、海外送金サービス4選について解説してきました。銀行の窓口を利用して海外へ送金を行う場合、手数料は割高になります。また、1回100万円以上の海外送金は金融機関にも届けが必要です。送金内容を明確にしない場合などは送金できないケースも存在しますので、事前に確認して送金するようにしましょう。

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日本人に適した「出口戦略」を意識した堅実な資産運用の提案が得意。