今後の投資・資産運用はアジア株に注目!?リスクを抑え高いリターンを得る方法とは
いまや世界経済の成長エンジンとなっているアジア。この高い経済成長力を資産運用に反映させたいと考えている人は多いのではないでしょうか。しかしながら、日本にいる方々にとっては「アジア」というひとくくりでの情報は得られても、個別企業の情報を得にくいため投資をするうえでのリスクがあります。また、投資手段に制限がありアジア株に投資したくても実際には難しいという人もいるでしょう。
本記事では、リスクをできる限り抑えながらも高いリターンを狙えるよう、アジア株投資のメリット・デメリット、アジア株に投資するコツについて解説します。おすすめのアジア株ファンドも紹介しますので参考にしていただければ幸いです。
Contents
アジア株が注目される理由
そもそも投資とは、将来の成長を期待して資金を投ずることです。どれだけの成長を期待するかは人それぞれですが、できるだけ成長性が高いほど期待も膨らみます。
経済の成長という視点で見れば、2024年の世界の経済成長率が2.4%と予測されるなか、アジア諸国・地域全体の実質GDP成長率予測は4.9%と約2倍の高さです。このなかにはすでに著しい成長を遂げている中国や韓国、インド、シンガポールなどといった国々も含まれていますが、ベトナム、フィリピン、カンボジア、マレーシアなど、アジア諸国・地域平均を超えている国々は多くあります 。
経済成長の原動力となるのは、ITに代表されるような高度な革新力や技術力もありますが、人口の増加も大きなインパクトとなります。日本をはじめ多くの先進諸国で少子高齢化が進んでいるのに対して、アジアの新興国の多くは人口が増加しています。人口が増えると労働力が高まるのはもちろんですが、消費も増えます。そのため需要が高まり、長期的に高い経済成長が期待できます。
また消費量が伸びるだけではありません。過去の日本や中国を振り返るとイメージしやすいですが、経済発展することで消費に質を求める人も増えます。企業の事業機会や競争力が高まり業績成長加速が期待できます。
いまや世界の大企業も中国依存から他のアジア諸国に投資を広げており、多くの個人投資家がアジア株に注目しています。
アジア株に投資するメリット・デメリット
今後、アジア株への投資を検討している人は、あらかじめメリットとデメリットを理解しておくことが大切です。
アジア株に投資するメリット
アジア経済成長の大きな要因である人口増加を考えると、昨今の成長力は短期的なものではないと考えられます。長期的に高いリターンを期待できるのは、アジア株に投資する最大のメリットと言えるでしょう。長く運用を続けられることで老後資金の不安が解消できそうです。また、高い配当利回りも期待できるため、FIREや海外移住に興味がある人へのメリットも大きいでしょう。すでに日本や先進諸国の株式、投資信託をしている場合でも、アジアの資産を加えることでリスクを分散できます。
アジア株に投資するデメリット
高成長を期待できる一方で、アジア株への投資はリスクも高めです。
投資へのリスク許容度が高めの人であっても、アジアの新興国には以下のようなリスクが懸念されます。
・政治リスク:
社会情勢が安定していない国や地域もあります。
選挙・政権交代等による経済政策の変化、デモ・テロによる経済状況への影響などの可能性もあります。
・流動性リスク:
注目が高まっているとはいえ、先進諸国の市場に比べると新興国市場はまだまだ取引が少ない傾向です。
希望するタイミング・価格で売買できない可能性があります。
・為替リスク:
政治リスクや金利の変動幅が大きいほど、通貨が大きく下落する可能性があります。
そのため新興国では先進国諸国に比べて為替リスクも大きい傾向があります。
アジア株への投資情報が少ないデメリットもあります。株式投資をする場合には企業業績はもちろん、政情をはじめとする情報収集は欠かせません。しかし、米国やEU圏に比べてアジアの新興国に関する情報は量質ともに少ない傾向にあり、日本にいながら有効な情報を得るのは容易ではありません。
日本にいながらアジア株に投資できる?
日本の証券会社のなかには中国やシンガポール、ベトナムなどアジア諸国の株式を取り扱っているところもあります。一般的には高い経済成長を期待できる国、銘柄を選んで取り扱っているようですので、情報収集に役立てると良いでしょう。
しかしながら、ひとくちにアジアといっても経済の成長潜在性は各国、各銘柄によってもさまざまです。地域の事情を実際に見ていないなかで銘柄選択をするのは容易ではありません。アジア株への投資を検討したい場合は、運用のプロが多くのアジア株から運用方針に沿って選択し運用してくれるアジア株ファンド(投資信託)に投資をする方法もあります。間接的にアジア株の優良銘柄に投資が可能なうえ、分散投資によるリスク軽減にもなります。
おすすめのアジア株ファンドを紹介
最後に日本で購入できるアジア株ファンドの中から3つのファンドをピックアップしました。ファンド選びの参考にしてください。
eMAXIS 日経アジア300インベスタブル・インデックス
初めてアジア株に投資するならインデックスファンドから始めるのもおすすめです。インデックスファンドは指標に連動する運用を目指すため、個別企業の情報が得にくい場合でも値動きを把握しやすいことや、アクティブファンドに比べてリスクが低めといった安心感があります。アジア株に投資するインデックスファンドのなかでも本ファンドは信託報酬が低いため、長期で運用する場合でも安心です。NISA対象ファンドです。
野村-アジア好配当株投信
本ファンドはアジア諸国の高配当株式銘柄に投資しています。特に、台湾、中国、シンガポール、インドなど、成長率の高いアジア諸国への投資配分が高く、安定的に高いインカムゲインが期待できます。ファンドの規模を示す純資産総額、基準価格ともに安定的に成長しており、運用パフォーマンスも良好です。NISA対象ファンドです。
DIAMベトナム株式ファンド
特定の国の株式に投資したい場合は、これから長く高成長が期待できる国がおすすめです。そのひとつがベトナムです。ベトナムファンドのなかでも本ファンドは高いリターン率を示しており、また信託報酬も低めであるためコスト/リターンの高バランスを期待できます。
なお、まだ先ではありますが、本ファンドには償還日(2045年6月1日)が設定されています。長期運用を検討している人は注意しましょう。NISA対象ファンドです。
アジア株を活用した長期・分散投資で資産を成長させよう
高い経済成長力で多くの投資家の注目を集めているアジア株。高い人気を背景にアジア株を取り扱っている日本の証券会社もあります。しかし、実際に投資をしようと思うと案外投資に大切な情報が少なく銘柄選びに迷うことも多いのも事実です。
アジアの新興諸国はこれから大きな成長が期待できるとはいえ、政治リスクや流動性リスク、為替リスクなどが懸念される国もあります。アジア株で資産形成する際には、運用のプロが分散投資をしてくれるアジア株ファンドを活用するのもおすすめです。今回紹介したファンドの選択基準を参考にしながら長期的に資産を成長させていきましょう。
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