【Sun Life】Life brilliance設計書※サンライフ保険、ライフブリリアンス設計書

日本でも保険の設計書って何が書かれているのかわからない方・・・専門用語が難しい、文字が小さい・・・などなど、分からないというより、読む気が起こらないと言う理由も多いのではないでしょうか。

更に・・・海外生命保険だと『英語』か『中国語』とより難解になります。

この記事では保険の海外生命保険の設計書についてポイントを絞って解説していきます。
海外在住の日本人の方にも人気のある、Sun LifeのLife brillianceの設計書をもとに説明しますので、参考にしてください。

目次

  • ・保険の設計書( Illustration )とは?
  • ・どのような内容が書いてあるのか?
  • ・実際の見方

保険の設計書( Illustration )とは?

保険の設計書とは契約者ごとの保険のプランを記載した表のことです。
いわゆる見積もりですね。

どのような内容が書いてあるのか?

設計書に書かれている内容の主な点は

  • ・プランの内容
  • ・運用の推移
  • ・リターンの違い
  • ・特約

などです。

実際の見方

実際の設計書を用いて見ていきましょう。

1ページごとに解説していきます。

実際の設計書(1ページ目)

記載されている内容は以下の通りです。

①被保険者(保険対象者)の情報

  • ・年齢
  • ・性別
  • ・喫煙状況

ごく稀に登録情報の入力ミスなどがある為、間違っていないか確認するのがポイントです。

②プランの概要

  • ・運用通貨(今回はUSD建て運用)
  • ・商品名
  • ・保障額(保険に関する部分)
  • ・保険料
  • ・払込期間
  • ・保険期間
  • ・特約

今回の契約内容だと、貯蓄部分はもとより、保障としては死亡保険金10万USDです。
支払金額は年間4,566USDを10年間払います。

『Benefit Term』は日本語で保険期間つまり、保障が継続できる期間です。
ライフブリリアンスに関しては契約者が100歳になるまで保障が続きますので、40歳の方だと保険期間があと60年残っています。

『Rider Benefits』は有料/無料でついている特約のことです。

『Levy』は香港で保険料税と呼ばれています。
消費税のようなものだと思っていただければわかりやすいかもしれません。

保険料の支払期間中のみ支払額に上乗せして徴収されます。保険料支払いが終わるとともにLevyの徴収もなくなります。ずっと徴収が続くわけではないのでご安心下さい。

保険料の表記部分での確認ポイントですが、毎月支払う場合、年に一回支払う場合などが一目で分かるように記載されています。上が年間で支払った場合、下が月払いにした場合の金額です。どちらの積立方法がご自身に合っているのか? パッと計算できますね!

設計書内に記載されている以下の英文ですが、

設計書自体は「サマリーですよー」と、言うことが書かれています。
主に解約返戻金と死亡保険金の今後の予定が記載されています。

不確定部分も含んでいることを伝える目的で設計書が作成されています。

上記の英文については保険料税に関して書かれています。

2018年1月より徴収がスタートしました。
保険会社がIAと呼ばれる保険管理局に代わって、保険料税を徴収します。
これにより独立した香港政府機関が発足しコンプライアンスの強化、顧客保護体制がより充実していくものと思われます。

『Levy』は保険料ではないため、運用には含まれません。

といった内容です。

実際の設計書(2ページ目)

記載されている内容は以下の通りです。

③プランのまとめ(ベーシック)

  • ・経過年数
  • ・払込保険料累計

  • ・解約返戻金
  • ・確定部分
  • ・不確定部分
  • ・累積ボーナス
  • ・満期ボーナス

  • ・死亡保険金
  • ・確定部分
  • ・不確定部分
  • ・累積ボーナス
  • ・満期ボーナス

まずは『SURRENDER VALUE』と書かれている解約返戻金について見ていきましょう。

『Guaranteed』は確定部分、『Non-Guaranteed』は不確定部分です。
それぞれ累積ボーナスと満期ボーナスが記載されています。

『DEATH BENEFIT』は死亡保険金です。

こちらも『Guaranteed』と『Non-Guaranteed』と分かれています。

それぞれ累積ボーナスと満期ボーナスが記載されています。つまり積み立てている部分も、もちろん増えるのですが、実は死亡保険金も時間の経過とともに増えていきます。

実際の設計書(3ページ目)

記載されている内容は以下の通りです。

④不確定部分のリターンの違い(解約返戻金)

  • ・経過年数
  • ・払込保険料累計

  • ・解約返戻金
  • ・確定部分

  • ・不確定部分悲観的なシナリオ
  • ・累積ボーナス
  • ・満期ボーナス

  • ・不確定部分楽観的なシナリオ
  • ・累積ボーナス
  • ・満期ボーナス

冒頭にある

こちらの文面は解約返戻金の運用における推移状態を悲観的にみた場合と、楽観的に見た場合の金額が書かれています。

こちらの表は実際の予定利率よりも低い場合と高い場合を表示しています。
死亡保険金請求や今後の保険会社の運営費用等が変わらないことが前提です。

あくまでも目安なので、必ずしもこちらの表のとおりになるわけではありません。

『SURRENDER VALUE』の左側が悲観的に見た場合、右側が楽観的に見た場合のシナリオが書かれています。

実際の設計書を見ると、金額の開きがあるのがわかります。
両方のシナリオを比較しておくと、どのくらいの金額の差が生じるのかがわかるため、見ておきましょう。
結果としては大体、悲観的な数字と楽観的な数字の間となります。

実際の設計書(4ページ目)

記載されている内容は以下の通りです。

⑤不確定部分のリターンの違い(死亡保険金)

  • ・経過年数
  • ・払込保険料累計

  • ・解約返戻金
  • ・確定部分
  • ・不確定部分悲観的なシナリオ
  • ・累積ボーナス
  • ・満期ボーナス

  • ・不確定部分楽観的なシナリオ
  • ・累積ボーナス
  • ・満期ボーナス

内容としては3ページ目の解約返戻金の内容が、死亡保険金に代わったものと思っていただければよいでしょう。

実際の設計書(5ページ目)

5ページ目は注意事項の説明です。

文章が多いですね。
ひとつずつ解説していきます。

(ⅰ)は先ほどご覧いただいた資料の3.4.5に表示されてる金額は、特約の保険料や保障を除いたベーシックプランの内容です。
あくまでも、保険料を滞りなく納めることが前提条件です。

(ⅱ)保険設計書内の保険料の合計は四捨五入することで若干ずれる場合があります。

(ⅲ)各ボーナスは死亡時、もしくは解約したとき、または一部解約したときに支払われます。
死亡保険金のボーナスと解約返戻金のボーナスの価格は異なります。

(ⅳ)累積ボーナスは一度出ると確定されます。

(v)各ボーナスは現在想定している利率で計算されています。
今後の期待値も含まれているものなので、確約するものではありません。

世界経済崩壊など最悪の場合、0になる可能性もあります。

(ⅵ)セクション4、5で説明したシナリオは現在の利率よりも1.15%悲観的、または1.15%楽観的にみた場合と仮定して計算されています。

(ⅶ)インフレによって今後の生活コストが上がるかもしれません。
インフレも考慮して、将来必要な資金がどれくらいかを計算する必要があります。

(ⅷ)投資戦略やボーナスの考え方、そのほかのリスクについてはパンフレットをご参照ください。

7.ボーナスヒストリー

URLが書かれています。
過去のノンギャランティーがどれくらい支払われているのかがわかります。

ワーニング
払込期間中の支払いができる方のみ、申し込みしてください。
早期解約や保険料の払い込みを止めてしまうと、損をしてしまう可能性があります。
※契約時に無理な予算を立てないように、コンサルタントと相談しましょう。

インポータントノーツ
この設計書は米ドルで計算されています。
保険会社が支払う金額も米ドルベースです。

香港ドルでの受取もできますが、保険会社規定のレートによって計算されます。
米ドル、もしくは香港ドルの為替で損益が確定します。

デクラレーション
私は書いてある内容をきちんと読んで理解しました。

実際の設計書(6ページ目)

6ページ目はプランの詳細です。

2ページ目で紹介した設計書をより詳しく表示しています。
経過年数が1年単位で20年まで表記されているので、損益分岐がいつになるか、などがわかりやすいです。

設計書の下に記載されている文言を拡大しました。

1.この設計書は概要です。
詳細はInsurance110のようにライセンスを持った仲介業者に確認してください。

2.上記のものは特約を除いた基本のプランです。
あくまでも『亡くなったとき』と『解約したとき』の内容です。

3.上記は現在の利率が前提で書かれています。
設計書の印刷段階で、契約者貸付や一部解約、保険料の支払いも遅延なく行われるものとして作られています。

4.ノンギャランティー部分はリバーショナリーボーナスターミナルボーナスを含みます。

リバーショナリーボーナスは毎年、確定し累積します。確定したあとは減ることはありません。
ターミナルボーナスは満期時に確定するものなので、将来的には書いてある数字と異なる可能性があります。

今後の運用次第では低い場合もあれば、高い場合もあります。
運用のパフォーマンスに関しては保険金請求金額の多さや運営費、税金などに影響を受ける場合もあります。

5.死亡保険金は初めに設定した金額に各種ボーナスがあれば、上乗せし合計した金額が支払われます。

6.解約返戻金はギャランティードリバーショナリーボーナスターミナルボーナスの合計額が支払われます。

7.リバーショナリーボーナスは一部引き出し、もしくは全額引き出しも可能です。
ただし、引き出した場合は長期的にみると運用に影響し、将来価値が変わる可能性があります。

8.インフレによって将来の生活が変わる可能性があります。

9.保険料税(Levy)は保険料ではないため、この内容には含まれていません。 

一番下に書かれてる太文字の部分は、この設計書はあくまでも見積もりです。
保険証券の一部ではありません。

実際の設計書(7ページ目)

7ページ目はさきほどの続きです。

100歳まで運用が続くシミュレーション内容が書かれています。

困ったときは弊社110(ワンテン)へ

保険海外で一番重要なのは出口部分です。

いくらよい商品でもきちんと保険金を受け取れなかったら大変なことになります。
しっかりサポートしてくれる会社から加入するのが重要です。

もし何か困ったことがありましたら、弊社110ワンテンまでご連絡いただければ幸いです。

海外在住者のためのマネーセミナー開催中

Insurance110では世界各地に拠点があります。
各国に滞在する日本人ファイナンシャルプランナーが、海外在住時の資産運用に関するセミナーを行なっております。

老後2000万円問題や円安、物価高など家計に直結するニュースについても分かりやすく解説いたします。

\お金のプロに相談できる/

無料セミナー予約はこちら
記事監修:INSURANCE 110 DIRECTOR 才田 弘一郎
日本・海外で累計2,000名以上のお客様の資産運用をサポート。
香港、シンガポール、日本、アメリカなど世界各国の保険やオフショア商品の事情に精通。
日本人に適した「出口戦略」を意識した堅実な資産運用の提案が得意。