30代駐在既婚者におすすめの貯蓄型保険
目次
導入
おすすめ保険
学資保険
おすすめ理由
教育資金
保障
ケーススタディ
まとめ
はじめに
30代は、将来のための貯蓄について、考え始める世代です。特に、結婚したり、新しい家族ができたりしたときに、自分自身と家族のために、貯蓄型生命保険への加入を検討する方も多いと思います。
そこで今回は、30代の駐在員(既婚者)におすすめの貯蓄型保険をご紹介します。
おすすめ保険
➣学資保険
学資保険とは、名前の通り、お子様の将来の学費に備えるための、貯蓄型生命保険のひとつです。契約時に、保険料、払込期間、保険金受取時期を設定します。保険金の受け取り時期は、お子様が学校に入学するタイミングに合わせて設定されることが多く、その場合は、「入学祝い金」と呼ばれる場合もあります。また、一般的に、生命保険は働き盛りの両親を被保険者として、残された家族が困窮しないように加入するためのものだと思われがちです。しかしながら、この学資保険は、お子様を被保険者、保険料払い込み者を両親どちらかとして契約する貯蓄型生命保険となっています。
おすすめ理由
学資保険を、おすすめする理由としては、教育資金と保障の2つがあります。
➣教育資金
まず以下で、お子様一人が幼稚園3歳から大学卒業するまでにかかる平均的な費用を見ていきたいと思います。
最初に、公立の幼稚園において必要となる年間資金は約23万円、私立だと約48万円です。続いて、公立の小学校にかかる年間費用は約32万円、私立だと約152万円となっています。そして公立中学校の年間費用は約48万円、私立中学校の年間費用は約132万円かかり、公立高校が約45万円、私立高校が約104万円です。これらはすべて1年間にかかる総額ですので、この金額が毎年必要となるわけです。最後に、大学ですが、国公立の場合だと4年間で約523万円、私立文系だと平均683万円、私立理系だと平均818万円、そしてなんと私立医療系は平均で2,485万円(6年間)も必要となります。
以上のことをまとめると、幼稚園3歳から大学卒業までの19年間をすべて国公立に通ったとしても少なくとも約1,086万円、さらに私立に通ったとすると、なんと最低でも2500万円以上もの教育資金が必要になります。
※参照元:厚生労働省「平成28年度子供の学習費調査の結果について」
さらに、上で元にした情報は、純粋な学校資金のみを参考にしたものです。最近では、毎週の習い事に通うお子様も多く、その分の資金をすべて加味すると、想像を絶する額になってしまうということは容易に考えられます。
一般的に、1000万円以上もの額を預金している方は多くはなく、そもそもそれだけの額を自らの意思で貯蓄することは容易ではありません。そこで、お子様にまだ教育資金がかかりにくい今のうちに貯蓄をしておいて、何年後かに何倍にもなった保険金を受け取ることができる学資保険がおすすめなのです。保険料は口座引き落としにすることで、貯蓄の意識をもたずに、貯蓄をすることができます。
➣保障
学資保険の大きな特徴の一つとして、保険料払い込み者である両親に万が一のことがあった場合は、以降の保険料の払い込みが免除され、あらかじめ設定した受け取り時期に、保険金を受け取ることができるというものがあります。故に、万が一の場合の保障と将来に向けた貯蓄という二面性を兼ね備えているといえます。
この特徴は、貯蓄型の生命保険全てに共通するものではありますが、とりわけ、学資保険の、保険料払い込み者に万一のことがあった場合の保険料支払い免除という特徴は、保障の側面を心強いものとしています。
・ケーススタディ
以下は、一般的な30代の方を仮定した場合の、学資保険のケーススタディになります。
※実際に契約する場合には、お客様一人一人で、性別・年齢・家族構成だけでなく、保険料等も変化してきますので、以下の金額等はあくまで、参考としていただければ幸いです。
子供が0歳の時に、それぞれ300万円、400万円、500万円を一括で支払い、大学入学時(18歳)に保険金を受け取る場合に、年利をそれぞれ2%、3%、4%で計算すると、運用期間が18年となり、、、
保険料\年利 | 2% | 3% | 4% |
300万円 | 約428万円 | 約510万円 | 約608万円 |
400万円 | 約571万円 | 約680万円 | 約810万円 |
500万円 | 約714万円 | 約851万円 | 約1012万円 |
※複利計算(海外貯蓄型保険は複利で計算されます)
上の一覧表によると、500万円を一括で支払った場合は大学入学時に約1012万円を受け取ることができ、大学4年間分の学費だけでなく、生活費まで受け取ることができます。また、プラン次第では、保険金受取時期を中高大のそれぞれの入学時期に設定して、返戻金を分割することもできます。
アジアの金融ハブとして有名なシンガポール・香港などで購入可能な学資保険の中には年利3~4%で計算されるものがほとんどです。海外貯蓄型生命保険はその保険金は複利で計算されるので、長期になればなるほど、返礼率が高くなるのも特徴です。
まとめ
今や、子供の教育資金は一般家庭の支出をある程度圧迫しており、子供が生まれた時点で、親として子供の教育資金の工面を意識しなければなりません。故に、子供がまだ小さいうちから将来の貯蓄を意識する必要があります。今回は、その貯蓄の手段の一つとして、「学資保険」をご紹介しました。
学資保険を選ぶ際には、その保険料の安さや返礼率の高さなどだけでなく、ご自身の貯蓄の目的をよく考えてそれに沿ったプランを慎重に選んでいきましょう。
*2019年8月現在の情報です。