海外在住者必見!知っていると得するお金の送金方法

海外で駐在員として働いている方は、日本に住む家族や実家などに送金する機会が多いのではないでしょうか。
近年はフィンテックの発達により、さらにお金のやり取りが便利になっていくと思われます。

しかし、これまでの海外送金は手続きが煩雑でわかりにくく、銀行からの送金などでも手数料の高さや着金までのタイムラグがあるなどの理由から、できるだけ為替手数料が安くて、為替のいいタイミング(円安)時に現金に替えるとか、、、条件が良いときに送金したいとか。
色々考えると銀行送金も面倒くさいな〜とか、考えている人もいるのではないかと思います。

そこで既にご存じの方も多いかと思いますが、それでも海外在住者の方に知ってもらいたい、お得なお金の送金方法をご紹介します。

海外に送金すると各種手数料が掛かりますよね・・・

海外に送金するときは、銀行や海外送金サービス会社を利用することになります。
特に銀行を利用して送金する場合、さまざまな手数料がかかることになり結構な痛手です。

銀行利用時にかかる手数料は一般的に以下の種類があります。

  • 送金手数料:送金する際に使う銀行に支払う手数料
  • 受取手数料:送金された金額を受け取る銀行に支払う手数料
  • 中継銀行手数料:送金する際、中継銀行を挟む場合に発生する手数料
  • 為替手数料:通貨の両替の際に生じる、為替レートに応じてかかる手数料
  • リフティングチャージ料:両替せずに同じ通貨を送金する際にかかる手数料

上記の中で一番わかりにくいのが、中継銀行手数料ですね。
事前にいくら手数料がかかるのかわからないケースもあるため、受取金額が思っているより少なかった、ということも珍しくありません。

また、各銀行や海外送金サービス会社はそれぞれ手数料の金額や送金の仕組みなどが異なります。
送金する側としてもなぜ手数料がこんなにかかっているのかわからない、という人も多いのではないでしょうか。

手数料の安い海外送金サービス4選

海外(もしくは日本へ)に送金すると避けて通れない手数料の問題。
しかし海外送金サービスも会社をしっかりと選んでおけば、コストを抑えられます。

そこで、できるだけ送金費用を抑えられるおすすめの海外送金サービス会社を4つご紹介するので、参考にしてください。

1.Wise

これまでの海外送金には為替レート手数料や中継銀行手数料など、いくらかかるのかが事前にわかりにくいのがデメリットでした。
しかし、公式サイトでは国際送金シミュレーションを使えるので、手数料がいくらかかるのかが事前にわかります。

また、リアルタイムの為替レートを使うので計算しやすいです。
Wiseでは中継銀行手数料が発生しないため、コストを抑えられるのもメリットといえるでしょう。

着金のスピードも早く、送金手続きをおこなってからおよそ5分〜10分以内で日本の銀行に着金します。
急ぎのときはこちらの会社を使うとよいでしょう。
※送金先(着金先)がWISE登録している事でこのスピード感が実現しています。

さらに日本やアメリカをはじめ、アルゼンチンやナイジェリア、アラブ首長国連邦などの80か国へ送金できるため、使い勝手のよさは特筆すべき点であるといえます。

2.楽天銀行(日本からの海外送金)

日本でも多くの口座開設者がいる楽天銀行も、海外送金の取り扱いを行っている銀行です。
送金手数料は1件750円と銀行の中では割安に設定されています。

また、ネットでの送金が可能なので、必要な時にすぐ手続きできる点はメリットといえるでしょう。
着金は送金手続きを終えてから1~5営業日ほどかかります。
地域によって異なりますので、あくまでも目安にしてください。

しかし、中継銀行手数料が1,000円かかることと、為替レートには手数料が上乗せされているので、頭の片隅に入れておくとよいでしょう。

3.PayPal

PayPalは世界で3億人以上のユーザーが利用しているオンライン決済サービスです。
決済機能のほかに送金機能もついており、PayPalユーザー間での送金ができるので、同サービスを利用していれば使いやすいでしょう。

海外送金には499円の手数料のほかに、為替手数料がかかります。
送金側が負担する場合は4%、受取側が負担する場合は3%です。

為替手数料が意外とかかってしまうため、海外送金の前に計算しておくことをおすすめします。

4.Smiles

Smilesはスマホで海外送金ができるアプリです。
スマホがあれば会員登録から海外送金ができる便利さが好評を得ています。

送金手数料と為替レートが安く抑えられているのが特徴です。
また、ベトナム語やインドネシア語などの東南アジアの言語に対応しているので、東南アジア圏の方は使いやすいでしょう。

また、世界157か国以上に送金できる点もメリットといえます。

まとめ

海外で生活していると、日本に住む家族や実家などに送金する機会がありますよね。
そこで活躍するのが海外送金サービスです。

海外送金は自国の通貨を他国に送れる便利なサービスですが、送金手数料や中継銀行手数料など、さまざまな手数料がかかってしまいますよね。

そこで活用していただきたいのが、手数料の安い海外送金サービス会社を利用することです。

WiseやSmilesをはじめ、手数料を抑えて海外送金できる会社を4つご紹介しました。
それぞれ手数料の金額や仕組みなどが異なるので、自分に合った海外送金サービス会社を見つけてはいかがでしょうか。

今後、日本では「マイナンバー」海外においては「ソーシャル・セキュリティー・ナンバー」など、個人にユニークに紐ついている番号がより確実に利用されていくことで、今後は携帯電話から直接別の個人へと世界中で送金できる環境が整ってくると思います。
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記事監修:INSURANCE 110 DIRECTOR 才田 弘一郎
日本・海外で累計2,000名以上のお客様の資産運用をサポート。
香港、シンガポール、日本、アメリカなど世界各国の保険やオフショア商品の事情に精通。
日本人に適した「出口戦略」を意識した堅実な資産運用の提案が得意。