【2024】フィリピン移住に必要な準備とは?海外移住に向けて現地生活費や準備資金を考えてみます

フィリピンに海外移住を検討している人は、どんな準備が必要なのか、いつから始めれば良いか知りたい人もいるでしょう。

ゆとりのある生活を送るためには現地の生活費がどれくらいあればいいのか、物価などを把握しておく必要があります。

フィリピンの特徴と、いつ頃から準備をしておくと良いのかを解説していますので、参考にしてみてください。

フィリピンはどのような国なのか?

フィリピンは日本から飛行機で約5時間のところにある南の島国です。人口は1億人を超え、もうすぐ日本を超えると言われています。

そのため、若い世代が多く、活気のある街も多いです。フィリピンについて順に詳しく紹介します。

出典:外務省『2020年フィリピン国勢調査

東南アジアに位置する国で温暖

フィリピンは東南アジアの東側にある島国で、1年を通して温暖な気候です。6〜10月は雨季、11〜5月は乾季となっています。

フィリピンの中部に位置するセブ島は年間を通してはっきりとした雨季はありません。

日本のほぼ南に位置しており、日本との時差はマイナス1時間とほとんどないため、旅行先としても人気が高い国です。

物価が非常に安い

フィリピンの物価は日本と比べると非常に安いです。首都マニラのアパートでは54,000円〜80,000円となっており、中心地の1ベッドルームを完備するコンドミニアムでは15万円前後となっております。

通信費は2,000円前後で、光熱費は10,000円くらいです。首都のマニラは東京よりも比べれば安いですが、極端に差があるというわけではありません。

少し離れれば大きく値段が下がる地域もあるため、移住先のエリアの家賃を確認するとよいでしょう。単身者の場合は、極端な贅沢をしなければ10万以下で住むことができます。

フィリピンの文化は活気的

フィリピン人はおおらかで明るくフレンドリーな人が多いです。しかし、プライドが高いという点や、時間にルーズといったことがあるため、そのような文化があることを知っておきましょう。

特に日本人と大きく異なるのは、「フィリピンタイム」と呼ばれるものがあり、時間通りに物事が進まないということはよくあることです。30分くらいは遅れるものだと思っておくと心に余裕を持つことができます。

また、東南アジアで唯一のキリスト教国家のため、関連イベントやキリスト教に関する祝日などがあり、街の雰囲気から信仰の様子が感じられるはずです。

公用語はタガログ語と英語

フィリピン人のほとんどはタガログ語と英語を話します。元々100以上の言語が使われていましたが、憲法で決められているため、タガログ語がベースとなっています。また、小学校から英語の授業が行われ、学校ではすべての授業が英語で行われています。

アメリカに統治されていた時代があり、その影響を受けてきたため、ビジネスシーンなどでは英語が一般的です。

治安は街によっては危険なエリアもある

以前に比べてフィリピンの治安は良くなっています。しかし、日本と比べれば悪く、スリやひったくり、詐欺、ぼったくりなどに合う確率が高く注意しなければなりません。

治安の悪い地域として、首都のマニラやミンダナオ島に移住する場合は注意が必要です。マニラ周辺では外国人観光客を狙った軽犯罪や強盗が多発しています。特にスラム街に近づかないようにしましょう。

また、ミンダナオ島は西部のエリアは外務省が渡航中止勧告を行っています。(2024年1月現在)不要不急の渡航は避け、渡航する際は十分に気を付けましょう。

出典:外務省「フィリピンの危険情報【危険レベル継続】」

シニアに優しい特典がある

60歳以上の人には、スーパーマーケットやレストランなど多くの場所で、最大20%の割引があるシニアシチズンシップという制度があります。

後述する特別移住退職者ビザ(SRRV)という永住ビザを所有していると、恩恵が受けられます。

居住地の証明書を役所から発行してもらい、証明写真、現地の納税証明、パスポート、ビザのIDを準備すると申請可能です。

さらに、フィリピンではメイドやヤヤと呼ばれるベビーシッターを月に1万円程度で雇うことができます。

介護施設がない代わりに、安くメイドさんを雇うことができるため、家族に迷惑をかける心配もなくなるはずです。

フィリピンに移住(永住)する方法は5つとその費用や条件

フィリピンに移住するためにはどんな方法があるのか、その条件やその費用について解説します。

  • ・APECO特別永住権(ASRV)
  • ・クオータービザ
  • ・特別居住退職者ビザ(SRRV)
  • ・特別投資家ビザ(SIRV)
  • ・ロングステイビザ(SRVV)

ビザの種類によっては費用や条件が異なります。事前の準備や申請の仕方などが変わってくるため、それぞれの条件を把握することはとても大事です。

APECO特別永住権(ASRV)

フィリピン北部ルソン島のオーロラ州の経済特区が取り組む、振興開発事業プロジェクトの一環として取得できる特別な永住権です。

年齢制限がなく、フィリピンで就労、就学が可能で、更新は5年に1回と他のビザよりも期間が長いため、手間や費用がかかりません。また、ビザを取得後は住所がAPECOリゾート施設に設定されますが、フィリピン全国どこでも移転することも可能です。

ビザ取得費用は2万USドルのAPECO経済振興プログラムへの出資と新規登録手数料として150万円かかり、合計約450万円です。

その他の条件として、犯罪歴がないことや、有効なパスポートを準備することとなっているため、費用の準備ができれば比較的容易に取得できるビザとなっています。

クオータービザ

クオータービザは20歳以上で、犯罪歴や医師による健康診断が受けられる人であれば、申請することができるビザです。そのため、最も簡単に取得できるビザとも言われています。

ただし、年間50名だけしか割り当てられておらず、すぐにその枠が埋まってしまうため、事前準備が必要です。また、供託預金として50,000USドル(約750万円)が払えることも条件になってきますが、取得が完了すると戻ってきます。

一度取得すると維持費用が安く、手間もほとんどかからないため、人気が高いビザです。

特別居住退職者ビザ(SRRV)

特別居住退職者ビザは50歳以上の人が対象となっており、退職者ビザという名前がついていますが、就労することもできます。

SRRVクラシックは、指定現地銀行に50歳以上で2万USドルまたは1万USドル(年金受給者)定期預金が必要で、不動産投資への転用が可能です。SRRVスマイルも同じく2万USドルまたは1万USドル(年金受給者)定期預金が必要ですが不動産投資への転用が不可能です。

その他にも申請料金が1,400USドル(扶養家族1人につき300ドル追加)で年会費が360ドル(3人目以降の同伴家族は追加で100ドル)が必要です。

国内で準備するものとして、60日以上の有効期限があるパスポート、犯罪経歴証明書、戸籍謄本、年金証書などを準備する必要があります。

特別投資家ビザ(SIRV)

特別投資家ビザは、21歳以上でフィリピンに75,000USドル(約1,050万円)以上の投資をすることを条件に永住権が得られるビザです。

その条件を維持している限り、無期限でフィリピンに滞在することができます。投資範囲は広範囲に渡って可能です。しかし、現在はコンドミニアムの部屋や卸売業、レストランは投資対象外となっています。

ロングステイビザ(SRVV)

ロングステイビザは、フィリピン退職庁(PRA)指定の宿泊施設に泊まることや、もしくはフィリピン国内にコンドミニアムなどの住居を保有していることで取得可能なビザです。

ただし、他のビザと違って、滞在期間が1年で、1回限りの申請しかできません。また期間中にフィリピンを出国してしまうとビザが無効になってしまうため、取得する際は注意が必要です。

フィリピンに移住できるビザ取得の準備方法

フィリピンに移住するための条件は他の国に比べると比較的容易です。しかし、ビザ申請のために資金計画を立て、必要な申請書類などを前もって準備することが大切です。

2〜3年前から資金を計画を立てる

少なくとも、2〜3年前から資金計画を立てる必要があります。ビザを申請するために必要なお金だけでなく、生活費なども考える必要があるからです。

現在保有している資金が少ない場合は、長期の計画を立てて貯蓄以外でも資産形成することが求められます。

1年前にビザの申請やパスポートなどの準備をする

また直前になって、必要な書類やパスポートの更新ができていなかったとならないように事前準備が必要です。多くの場合は1〜3ヶ月程度、ビザの申請に時間がかかります。

また健康診断などの書類も必要になってくるため、移住計画をしている1年前には必要書類などを集めて準備しておきましょう。

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フィリピン移住は準備しっかりすれば比較的容易にできる

フィリピンへの移住は他の国に比べると容易です。しかし、ビザの申請にはある程度まとまった費用がかかるため、事前準備が必要です。

また、ビザの費用だけでなく、現地での生活費がかかることも想定して、資金計画を立てることも大切です。

それらの準備をしっかり行えば、費用面以外の条件がそれほど厳しくないので、日本との2拠点生活やのんびりとした快適な生活を送ることができるでしょう。

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記事監修:INSURANCE 110 DIRECTOR 才田 弘一郎
日本・海外で累計2,000名以上のお客様の資産運用をサポート。
香港、シンガポール、日本、アメリカなど世界各国の保険やオフショア商品の事情に精通。
日本人に適した「出口戦略」を意識した堅実な資産運用の提案が得意。