【2024】海外移住やることリスト!出国前の準備や必要な手続きを徹底解説

「海外移住が決まった際に、日本で準備しておくことはないか?」と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、海外移住が決まった方に向けて、出国前にする手続きや準備すべきことについて時系列に解説しておりますので、ぜひご参考ください。

Contents

【4ヶ月〜5ヶ月前】海外出国前にすべき準備について

出国する4ヶ月〜5ヶ月前までに必要な手続き関係について解説します。

①パスポートを更新する

まず、パスポートを新しく申請・更新をすることです。
申請できる場所はお近くの市区町村の窓口で受け付けており、また、パスポートの更新であればスマホでのオンライン申請が可能です。
ただし、新規申込や住所・氏名に変更がある場合は不可となります。

パスポート、スマホオンライン申請

パスポートの有効期限が近づいている方は、期限前に更新をしておきましょう。
ビザを取得するのにもパスポートは必要になりますので早めの準備を心がけましょう。

パスポート申請に必要なもの(持参する場合)

  • ・写真(4.5×3.5 cm)
  • ・更新前のパスポート
  • ・身分証明書(運転免許証、年金手帳)
  • ・住民票(管轄の都道府県で申請するのであれば不要)
  • ・戸籍謄本(氏名変更がなければ不要)

パスポート申請用紙に記入の際、「本籍住所地」の記入が必要になりますので確認しておくと良いでしょう。

②ビザを取得する

ビザは移住国が掲げる条件により、滞在許可を証明する書類です。
国によって、ビザの取得条件は年齢や資産状況などで異なりますので、よく調べてからビザを取得しましょう。

就労ビザに関しては会社側が手配してくれますが、個人(自力)で取得する場合、手続きはとても難しいです。ビザを代理で取得を行う業者もありますので、信頼できる業者を選び、ビザ取得を依頼することをお勧めします。

③クレジットカード作成をする

複数枚を持つのが好ましい

海外でも使用できるクレジットカードを作成しましょう。できれば、現地で使えない場合も考え、VisaやMastercard®︎などのクレジットカードを複数枚を所持することが好ましいです。

振替口座は海外でも使える銀行を選ぶ

クレジットカードの発行は申請してから受け取るまでに一般的に1〜2週間程度、時間がかかります。
また、非居住者向けの銀行口座サービスがある銀行を振替口座に指定しておくと便利です。
また、クレジットカード会社のログイン情報を、電話番号認証からメールアドレス認証に変更することをお勧めします。先に海外携帯を新しく変更すると、番号が変更になり以前の番号認証ができなくなるためです。

④携帯会社でのSIMロック解除の手続き

海外で携帯を使用するにはSIMフリー端末が必要です。後述に記載しておりますが、海外到着後にSIMカードを契約し、差し込むことで海外で携帯電話を使用できるのです。

SIMロックがかかっている端末をお持ちの方は、契約している携帯会社で、SIMロック解除が有料でできます。そして、いまお持ちの携帯番号を解約したくないのであれば、デュアルSIM携帯(対応可能機種)に切り替えると2台で持つより費用も安くつきお得になります

【3ヶ月〜1ヶ月前】海外出国へ向けた保険、税金、年金の手続きについて

出国する3ヶ月前から1ヶ月までに必要な、保険、税金や年金などの手続き関係について解説しておりますのでぜひ参考にしてください。

④日本での保険の手続きについて 

生命保険の手続きについて

海外移住が決まり生命保険に入りたい方は日本で契約することが望ましいです。
居住地が海外の方は日本の保険には入ることができません(2023年9月現在)。

しかし、海外移住をする前に国内で契約した生命保険は移住後も継続できます。
海外に渡航する出国期間や帰国予定日を伝えて、契約変更を行うことで引き続き海外でも有効になります。ただし、海外に郵送物は届けられませんので、日本に住むご家族などに受取先の住所を指定しておきましょう。

医療保険の手続きについて

医療保険についても生命保険と同様に、海外に渡っても継続できますので、手続き申請をすることが望ましいです。

⑤フリーランスや会社役員の確定申告について

フリーランス(個人事業主)の確定申告

海外転出届を提出した非居住者の方は、日本に住所がないため海外で得た収入については現地で税金を納めなければなりません。ただし、家賃収入などの日本で発生する不動産所得については、日本国内で税金を納めなければなりません。一時帰国して税務署に直接出向くか、納税管理人を選定し、適切に納付をすることです。

納税管理人を選定する

納税管理人とは、納税義務者に代わり、納税の手続きを行っていただける方を指します。納税管理人の選定はご家族や親族の方でも良いですし、いなければ、税理士に申請すれば代理で納税の手続きをしていただけます。出国前に各市区町村の税務署まで、納税管理人の申請手続きを行いましょう。

⑥住民税について

住民税は1月1日の時点で、前年度の収入に基づいて、市区長村から課税されます。
年の途中で、国外転出しても課税額は変わりません。

例えば、4月に海外赴任が決まり国外転出しても、その年度は1月から12月までに得た所得分に関して課税されます。ですので、会社勤めの方は勤務先を通じて、住民税を納付しなければいけません。

会社を退職された方、フリーランスの方は個人で納税する義務があります。
確定申告と同じく、一時帰国時に税務署まで直接行くか、納税管理人を選定し納付するかを決めておきましょう。

⑦年金の契約手続きについて

海外転出届けを役所に提出すると国民年金は一度脱退となります。会社勤めの方は会社を通じて申請ができるのですが、個人の方は窓口での手続きが必要です。

国民年金への任意加入

海外移住をしていても、国民年金は任意で加入できます。
海外にいる期間が長くなると、年金を納付していないため、受給分は減ってしまいます。
しかし、国内にいるご家族や協力者がご本人の代わりに年金を納める方法がありますので、年金事務所に相談すると良いでしょう。

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【1ヶ月〜二週間前】海外出国前にする手続き

出国する1ヶ月〜二週間前までに必要な手続き関係について解説します。

⑧予防接種(ワクチン)をする

新型コロナウイルスも落ち着きを見せ、渡航先でのワクチン接種証明書の提出は不要になりました。しかし国によって、感染症の予防接種ワクチン接種証明書を提出しなければ、入国できません。渡航先の入国条件を調べた上で、規定に従ったワクチンの接種や接種証明書の準備を行いましょう。

⑨海外移住における郵便の手続きについて

海外の住所には郵便を転送できない

郵便物を国内の現住所から海外に転送することはできません。
転送先をご親族の住所に指定しておくと、1年間は荷物を受け取ることができるので、郵便局にて手続きをすませておきましょう。

e転居サービスを活用する

また、転送期間の延長がオンラインで申請可能です。転送期間内に「e転居サービス」を登録し延長手続きをすると、再度、1年間は郵便物の転送をしてもらえます。

e転居サービス」の登録および国内の転送手続きを忘れずにすませておきましょう。

⑩運転免許証の切り替えについて

海外で車を運転するには日本の免許証を渡航先に切り替える必要があります。
他国で運転免許証を取得するには実技試験があることがほとんどですので、事前に各国の領事館に問い合わせをしておきましょう。

海外移住の予定が1年以内の手続き

海外移住する期間が1年以内であれば、国内での簡単な手続きで「国際運転免許証」が発給され海外でも車を運転できます。しかし、「国際運転免許証」は全ての国で使用できないので、警察庁のウェブサイトで確認してください。

「国際運転免許証」の有効期限は1年であり、海外で運転するには日本で取得した運転免許証の両方が必要になります。

【二週間前〜当日】海外出国前にする手続き

出国する二週間前〜当日までに、必要な手続き関係について解説します。

⑪海外転出届を提出する

最後は海外転出届の提出が必要です。渡航する二週間から当日までの間に提出が可能ですので、お近くの市区町村の役所まで提出をしてください。

なお、海外転出届は、最後に提出することが望ましいです。
海外転出届けを先に提出をしてしまうと、「除籍」となり、国内各所の契約や手続きの変更ができなくなります。
ですので、海外転出届けを提出するのであれば移住をする直前が望ましいでしょう。

海外到着後の手続きについて

必要な手続き関係について解説します。

⑫海外移住先の携帯電話会社と契約する。

海外到着後、携帯電話会社と契約します。
海外では、「SIMカード」だけを購入する契約が主流です。日本から持参したSIMフリー端末に「SIMカード」を差し込めば海外での携帯電話を使えるようになります。

海外でも携帯端末を購入しても良いと思いますが、国によっては円安の影響もあり、日本で買うより割高になるかもしれません。

⑬在留届を提出する

海外へ3ヶ月以上滞在する日本人の方は「在留届」の提出が必要です。

「在留届」の目的として、邦人の安否、各種書類関係の発行などに必要とされています。「在留届」の提出は現地の大使館・領事館へ提出しなければなりませんが、現在はオンラインでの「在留届」の提出が可能ですので、現地到着後に提出を怠らないようにしましょう。

海外移住は計画的に準備をしましょう!

今回は、海外移住に関する準備についてやることをまとめました。日本から海外への移住に際して準備すべきことは多いのですが、早めの行動を心がけましょう。

他にもOSSJでは、海外移住に関するお困りごとについての相談もさせていただいております。ご不明な点やご質問などございましたらこちらからお問い合わせください。

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