マレーシアの治安は?注意すべき場所、被害に遭わないための対策を解説

マレーシアに移住予定がある、または移住したいと考えている人の中には、マレーシアの治安について気になっている人が多いかもしれません。これまで日本で暮らしてきた方にとって、海外での生活にはわからいことが多く不安がつきまとうものです。移住を決める前に、治安はどの程度なのか、起こりうる犯罪に対してどのような対策が有効なのかを事前に理解しておくことは重要です。

この記事では、マレーシアの治安について詳しく解説します。周辺国との治安の比較、2024年10月現在の危険区域も紹介するので、移住を考える方はぜひご覧ください。

マレーシアは治安がいい?

自然が豊か、1年中常夏の気温であるなどの特徴を持つマレーシアに魅力を感じ、移住したいと考える方も多いでしょう。移住前に確認しておきたいのが移住先の国の治安です。国によっては社会情勢の影響で治安が悪いところもあるため、移住先を決める判断材料としても有効な情報になるでしょう。

ここでは、マレーシアの治安について解説します。

マレーシアと周辺国の治安

マレーシアは、東南アジアのなかでも比較的治安がいいとされているため、移住先としておすすめです。日本と同様に、軽犯罪が起こることはあるものの、周辺国と比較しても安全性が高く、暮らしやすいといえるでしょう。

マレーシア周辺にはラオスやベトナム、インドネシアなどの国があります。特に治安が悪いといわれているのはミャンマー・フィリピン・インドです。マレーシアに比べると犯罪発生率が高くなっているため、東南アジアを移住先として検討しているなら、マレーシアは安全性の高い国だといえます。

スリやひったくりなどの軽犯罪に注意が必要

マレーシアは治安のよい国とはいえども、スリやひったくりなどの軽犯罪に注意しなければなりません。また、外国籍の女性は夜の1人歩きを避けたほうがよいでしょう。外出しなければならないときは人通りの多い道を歩く・明るい場所を選ぶ・路地裏には入らないなどの対策が必要です。

マレーシアで注意すべき場所は?

マレーシアは首都のクアラルンプールがある島と、サバやサラクワがある島の2つにわかれています。それぞれの島において危険な場所はあるのかを解説します。

首都のある島は安全

首都であるクアラルンプールのある島は比較的安全で、危険な犯罪に遭遇するリスクは比較的少ないでしょう。前述した軽犯罪にさえ気を付ければ、安全に暮らせます。首都には日本国大使館もあるため、何か問題が起こったときは、大使館に相談することもできます。

サバ州東側は注意が必要

マレーシアのもうひとつの島にあるサバ州東側に行く際は、充分に注意しましょう。サバ州東側の海域では、外国人の誘拐や海賊事件が発生しています。

これまでに武装集団による身代金目的の外国人誘拐、領有権を巡った武装集団による他国からの侵入、過激派組織によるテロ行為などが起きています。

危険な事件に巻き込まれる恐れがあることから、日本の外務省ではサバ州東側にレベル3の渡航中止勧告を出しているため、用事がない限りは近づかないようにしましょう。

マレーシアでよく起こる犯罪とその対策方法

治安のよいマレーシアにおいても、軽犯罪は日常的に起こる可能性があります。そのため、移住する際は何らかの対策をしておくことが大切です。対策をしておけば犯罪被害に遭うリスクを最小限に抑えられるので、移住前にチェックしておきましょう。

スリ

日本人は特にスリの被害に遭いやすいといわれているので、カバンの持ち方や貴重品の管理の仕方を見直しましょう。日本で荷物を入れる部分を背中にしていても、誰かに財布やスマホを盗まれることはさほどありません。

しかし、外国ではこっそりカバンを開けて貴重品を盗む犯罪が発生しているので、見えない部分に貴重品を入れておかないことが大切です。スリ対策としてできることは以下の通りです。

  • ・荷物を入れる部分を前にする(リュックを使う場合は前に抱える)
  • ・外出中はカバンを肌身離さず持つ
  • ・イヤホンを付けたまま歩かない
  • ・スマホを見ながら歩かない

目に見えるところで貴重品を管理するほか、何らかの違和感をすぐに察知できるようにしておくことが重要です。イヤホンを付けていたり、スマホを見ながら歩くことは違和感に気付きにくくなるため、できる限り避けましょう。

ひったくり

街中を歩いていると、急にカバンを持っていかれるひったくりの事案も発生しています。こちらもスリ同様、日本ではあまり起こらない犯罪です。しかし、マレーシアではいくつもの被害が発生しているので、ひったくりにあわないよう、警戒する必要があります。

ひったくりへの対策は以下の通りです。

  • ・手持ちのカバンを避ける
  • ・車道側にカバンがこないように持つ
  • ・たくさんの荷物を持って歩かない

手持ちのカバンは奪いやすいため、できるだけ避けるようにしましょう。リュックやポシェットなど、腕や肩に通すタイプであれば、すぐに手元から奪えないため被害に遭いにくくなります。リュックの場合は、人ごみの中では背中ではなく前側に抱えるように持つと安心です。また、手持ちのカバンを使う場合は、車道側にカバンがこないように持ちます。

車道側にカバンを持ってくると、走行中の車から荷物をひったくられる恐れがあります。ポシェットだと体ごと引きずられる恐れがあるため、大変危険です。車道側にカバンをこさせない、たくさんの荷物を持ち歩かないなどの対策を実践しましょう。

ぼったくり

マレーシアだけでなく、世界各国で起こるぼったくりは誰もが注意しなければなりません。どこかに行く際、タクシーを利用する方も多いでしょう。土地勘がないと目的地までの道のりがわからないので、知らぬ間に遠回りをされるかもしれません。

マレーシアでタクシーを使うときは、「Grab」という配車アプリがおすすめです。アプリを使えば実際に発生したタクシー料金以外には上乗せができないようになっているため、ぼったくりの被害を防げます。アプリの使用が不安な方は、電車やバスなどの交通機関を利用するのもよいでしょう。

詐欺

マレーシア移住後、現地の人と仲良くなることもあるかと思いますが、詐欺や賭博に巻き込まれる可能性もゼロではありません。現地の人と仲良くなればお互いの自宅を行き来したり、食事をしたりする機会も増えるかと思います。

仲を深めてから、突然賭博に誘われても決して応じてはなりません。なぜなら、マレーシアは賭博自体を禁止している国だからです。万が一、賭博に関わっていることが知られてしまうと通報され、逮捕される可能性もあります。賭博には参加せずとも、誘われただけでも同罪となるため注意が必要です。

詐欺や賭博への対策としては、知り合って間もない人に付いていかない・詐欺や賭博に誘われても断固拒否し、相手と距離をとることが大切です。日本でも同様ですが、気付かぬうちに犯罪に巻き込まれていた、ということがないよう、ある程度信頼関係を築くまでは、現地の人と警戒心を持って接するようにしましょう。

マレーシアでのライフプラン相談は、110Financial Supportへ

マレーシアは東南アジアのなかでも比較的治安がいいため、安全に移住できる国だといえます。ただし、スリやぼったくりなどの軽犯罪は日々発生し、日本人が狙われることもあるため、ここで紹介した対策を参考に犯罪被害へのリスクを抑えましょう。

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