ニュージーランド移住の魅力を紹介!現地での仕事やビザ、生活費について解説

「いつか自然豊かな国でに移住ししたい!」そんな夢を抱えていませんか?ニュージーランドは、その理想を叶えるのにぴったりの場所です。世界屈指の治安の良さを誇り、穏やかなライフスタイルや多文化が共存するニュージーランドは、海外移住を考えている日本人に人気があります。日本人の在住者も多いため、移住後も頼れるコミュニティがあるのは心強いポイントです。
この記事では、ニュージーランド移住の魅力をはじめ、移住にかかる費用やビザ申請についても解説します。海外移住に不安を抱える方でも、具体的な治安や費用などの情報を収集し、事前準備を行えば一歩を踏み出す自信につながるはず。あなたの新しい人生を始められるよう詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
Contents
ニュージーランドに移住する日本人が多い理由は安心して暮らせるから

ニュージーランドは、移住先として日本人にとても人気のある国です。その最大の理由は、安心して暮らせる環境が整っているからです。世界平和度指数で常に上位にランクインする治安の良さに加え、多文化が共存する社会でありながら、日本人コミュニティも充実しています。まずはニュージーランドの魅力について紹介します。
世界平和度指数が4位と治安がよく安全な国
ニュージーランドは、世界でもトップクラスの治安の良さを誇る国です。経済平和研究所(IEP)が発表している「世界平和度指数(Global Peace Index)」で、ニュージーランドは毎年トップクラスにランクインしており、2023年の調査では世界4位となっています。
他の国と比較してもニュージーランドは犯罪率が低く、警察の信頼性や政治的安定性などが高いことから、海外生活が不安という方でも安心して暮らせる環境が整っています。
地元住民も移民が多い傾向にあるため、移住してきた外国人に対してもフレンドリーで、多種多様な文化が共存する社会が築かれています。
ニュージーランドでは都市部の治安も、他国に比べて安全性が高いとされています。治安の良さは移住後の新生活をスタートする際の心の負担を軽減してくれます。
約2万人の日本人在住者がいて安心感がある
ニュージーランドには、2023年10月時点で約2万人の日本人が暮らしています。特にオークランドやウェリントン、クライストチャーチなどの主要都市には、日本人コミュニティが形成されており、情報交換や生活に関する相談ができる場が多く存在します。
また、日本食レストランやアジア食材店、日本語で対応できる医療機関なども充実しているため、生活面での不安も軽減できます。
海外経験が豊富な方はあまり心配する必要がないかもしれませんが、経験が少ない方にとっては、日本食が食べられることや手に入りやすい環境が整っていること、いざという時に頼れる日本人がいることが、安心感を得るためにとても重要な要素になります。
暮らしやすい生活環境
ニュージーランドの移住生活での魅力は、医療体制にもあります。ニュージーランドでは、ホームドクター制度が主流です。あらかじめ自分のかかりつけ医者(GP)を登録しておき、体調が悪い場合は、まずGPに相談します。そこで診察を受けてから症状に合わせてスペシャリスト(専門医)や病院を紹介してもらうという仕組みです。
この登録GP制度は、ニュージーランドで2年以上就労している人、または永住権や市民権を持っている人であれば誰でも利用でき、診察料には国の補助があります。また、永住権を取得して2年以上経過した人や市民権を持っている人は、公立病院の診察を無料で受けられるため、体調が悪くなった際も安心です。
教育費についても、永住権を取得している人の子どもであれば、セカンダリースクール(日本の高等学校に相当)までの公立学校の授業料は無料です。教科書や制服、その他の課外活動費については別途必要になります。
ニュージーランド移住にかかる費用

ニュージーランドへの移住を考える際、具体的な費用を把握しておくことは非常に重要です。移住にはビザの申請費用をはじめ、渡航費や引っ越しにかかる初期費用、さらに現地での生活費が必要です。ビザ申請費用やニュージーランドでの生活費について解説します。
ビザ申請費用
ニュージーランドへ移住するためには、主に以下のビザを取得する必要があります。
- ・ワークビザ
- ・スキルドマイグラントビザ
- ・投資家ビザ
これら3つのビザはどのような条件を満たすと取得できるのかを説明します。
・ワークビザ(AEWV)
ニュージーランドで働くことを目的とする場合、ワークビザの取得が必要です。ワークビザにはいくつかの種類があり、最も一般的なのは「雇用主にスポンサーされるビザ(Accredited Employer Work Visa(AEWV))」です。
申請費用は種類によって異なりますが、AEWVにカテゴライズされるワークビザは2024年10月から1,540ニュージーランドドル(※日本円で約14万円程度)が必要です。また、申請時には、雇用契約書や健康診断結果、無犯罪証明書などの提出が求められます。
ワークビザを取得することでニュージーランドでの労働が認められますが、申請手続きには時間がかかるため、早めに準備することが大切です。専門家やサポート機関を利用することで、手続きがスムーズに進むでしょう。
・スキルドマイグラントビザ(技術ビザ)
スキルドマイグラントビザ(Skilled Migrant Visa)は、ニュージーランドの経済に貢献できるスキルや職歴を持つ人が永住権を取得するためのビザです。このビザは、スキルや職業、資格がニュージーランド政府のリストに該当している場合に申請可能です。
申請費用は6,450ニュージーランドドル(日本円で約57万円※)で、さらに健康診断や英語能力試験(IELTS、TOEFLなど)の費用が別途かかります。また、これまでの学歴とニュージーランドでの職歴がポイントとして換算され、申請には最低でも6ポイントを獲得する必要があります。
・投資家ビザ
投資家ビザ(Investor Visa)は、ニュージーランドでの投資を通じて経済に貢献することを目的としたビザで、高額の資産を持つ方に適したビザです。Active Investor Plus Visa(投資家プラスビザ)が2022年9月から制度が開始されています。
投資家プラスビザは投資内容によって必要な投資額が変わります。3年間で500万〜1,500万ニュージーランドドル(約4.5億〜13.5億円)の投資が必要で、4年目は投資を維持する必要があります。
投資期間は3年間と長いため、柔軟性のある投資が可能です。また、ニュージーランドに大きな利益をもたらすものに投資をした場合は、通常よりも低い金額でビザを申請できます。
投資家プラスビザの申請費用は27,470ニュージーランドドル(約240万円)です。申請した投資家プラスビザの内定承認が得られたら、6ヶ月以内に投資額全額をニュージーランドに送金しなければなりません。次に、18ヶ月以内に必要額の半分を、36ヶ月以内に全額を投資するという段階を踏む必要があります。投資期間は48ヶ月で、最初の投資日を開始日として計算します。
4年間の投資期間が終了したら、永住権(Permanent Resident Visa)を申請することが可能です。永住権獲得も視野に入れて投資家プラスビザを申請する際は、移民弁護士やニュージーランド貿易企業局などの専門家に相談するのが一般的です。
月々の生活に必要な費用の目安
ニュージーランドでの生活費は地域や生活スタイルによって異なりますが、都市部で暮らす場合、単身者の生活費は月々約1,200〜1,800ニュージーランドドル(約11万〜16.5万円)必要です。扶養家族がいる場合は、家族構成にもよりますが約2,500~4,000ニュージーランドドルが必要とされています。
参考として、生活費は交通費が5,000円〜1万円程度、通信費は2,000円〜、外食をする場合、ランチは約$10、ディナーは約$15、コーヒー1杯約$4などです。物価は日本よりも少し割高ですが、その分給料も高いのが特徴です。
※2024年12月時点のレート(ニュージーランドドル88.65円)で換算
ニュージーランドのビザ申請方法と注意点

ニュージーランドのビザの申請方法はビザの種類によって簡単にできるものから、申請までに複雑な書類や準備が必要で、専門家の力を必要とするものまでさまざまです。ここでは、ビザの申請手続きの流れを紹介します。自分がどのビザに当てはまるのかわからない、申請必要な書類がわからないと言う人は、まずは専門家に相談するのもおすすめです。
申請手続きの流れ
ニュージーランドのビザ申請は、申請するビザの種類によって異なりますが、基本的な手続きの流れは以下の5つの手順で進めます。
1. 申請条件の確認
自分が申請したいビザの種類(例: ワークビザ、スキルドマイグラントビザなど)の条件を公式サイトや専門家のサポートを通じて確認します。
2.必要書類の準備
申請には、パスポート、雇用契約書(該当する場合)、健康診断結果、無犯罪証明書、英語能力試験のスコア(IELTSやTOEFLなど)などが必要です。書類の不備があると審査に遅れが生じるため、慎重に準備しましょう。
3.オンライン申請の提出
多くのビザはニュージーランド移民局の公式ウェブサイトからオンラインで申請できます。必要事項を記入し、書類をアップロード後、申請費用を支払います。
4.審査と追加情報の提供
審査期間中に移民局から追加書類や情報を求められる場合がありますので、迅速に対応しましょう。
5.結果通知
審査が完了すると、ビザの許可または不許可の通知が届きます。不許可の場合、理由が明記されるため、再申請の際に参考になります。
計画的に進めることで、スムーズな申請が可能です。
よくある失敗と注意点
ニュージーランドのビザ申請でよくある失敗をまとめました。以下の5つに注意することでスムーズな申請ができる可能性が高まります。
<ビザ申請でよくある失敗>
- ・書類不備
- ・ビザ申請条件の理解不足
- ・申請タイミングの遅れ
- ・情報提供の遅延
- ・不正確な情報の記載
申請書類には正しい経歴や情報を記入することが大切です。記載ミスなどの書類不備があると、差し戻しとなりやり直すのに時間がかかる原因になります。また、ビザがおりるまでには想像以上に時間がかかることも多いため、渡航予定日や雇用開始日から逆算し、余裕を持って申請することが大切です。
成功するためにはサポート期間やエージェントを利用する
ニュージーランドのビザ申請をスムーズに進めるためには、サポート機関や移住エージェントを利用するのがおすすめです。これらの専門家は、最新のビザ要件や申請プロセスに精通しており、複雑な手続きを効率的にサポートしてくれます。
特に、書類の準備や条件の確認、オンライン申請の入力など、手続きの各段階で細かいアドバイスが得られるため、ミスを防ぎやすくなります。また、英語に不安がある場合や特定のビザに必要な追加条件を満たすための具体的な指導を受けることも可能です。
さらに、サポート機関は移住後の生活サポートを提供している場合もあり、住居探しや現地での生活基盤を整える際にも役立ちます。費用はかかるものの、手間やリスクを軽減できるため、初めてビザ申請をする方や複雑な条件がある方には特に有効な手段です。
ニュージーランド移住を実現するためには事前計画が大切

ニュージーランドへの移住を成功させるためには、計画的な準備が欠かせません。ビザ申請、移住費用の見積もり、住居探し、現地での生活に必要な情報収集など、移住には多くのステップがあります。これらを一つ一つ確実に進めることで、移住後の不安を軽減し、理想の生活をスタートすることができます。
ビザの申請費用や移住するまでの渡航費用などまとまった大きな出費が必要です。費用を準備するためにも、留学費用や生活費、教育費などの資金面の計画はしっかり立てておくことが大切です。ビザの申請だけでなく資金運用などにも精通している110Financial Supportでは、移住計画を安心して行えるようサポートしています。
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