海外出張に必須の持ち物を徹底解説!必要なもの一覧と渡航前に見ておきたい海外トラブル3選もご紹介

海外出張を控えているけれど、「何を持っていけばいいかわからない」「現地で必要なものを買えるか不安」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

国内出張とは異なり、海外出張では忘れ物が命取りになることも。特に現地でのビジネスの成功に直結する場面も多いため、事前準備と持ち物チェックリストの作成が欠かせません。

この記事では、海外出張に必要な持ち物一覧を紹介するとともに、機内に持ち込むものと預けるものの違いや、トラブル事例もあわせて解説します。PDFやExcel形式のチェックリストにしたい方も参考になる内容です。一週間以上の長期出張や女性出張者向けの注意点、便利な持ち物についても触れています。

海外出張には何が必要?持ち物リスト一覧

初めての海外出張を控え、「何を持っていけばいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ここでは、海外出張に持っていきたい持ち物リストをご紹介します。

海外出張に持っていくものリスト

海外は日本と異なる点が多く、必要なものを忘れてしまうと現地で簡単に手に入らないこともあります。出張中に困らないよう、あらかじめ持ち物をしっかりと準備しておくことが大切です。

海外は日本と違い、必要な物資がすぐに現地調達できない場合があります。以下は最低限必要な海外出張の持ち物リストです(1週間を想定)。

  • ・パスポート
  • ・航空券
  • ・身分を証明する書類
  • ・入国審査で提出する書類
  • ・クレジットカード
  • ・渡航先で使えるデビットカード
  • ・渡航先の通貨
  • ・スマホ
  • ・宿泊先の確認書類
  • ・ノートパソコン
  • ・スマホやパソコンの充電器 ※コンセントに指すもの (預け荷物OK)
  • ・スーツ(必要な場合)
  • ・私服
  • ・下着や肌着
  • ・洗面用具
  • ・洗濯用洗剤
  • ・名刺
  • ・ポケットWi-Fi、または入国する国で使用できるSIMカード等
  • ・モバイルバッテリー(必ず手荷物に)
  • ・マフラーやコートなどの防寒グッズ(冬の場合)
  • ・スリッパ
  • ・マスク
  • ・アイマスク
  • ・耳栓
  • ・除菌シート

日本国内であれば、コンビニやスーパー、ホームセンターなどでほとんどのものを簡単にそろえることができます。しかし、渡航先によっては日本のような店舗がない場合もあり、同じものでも価格が非常に高くなることがあります。そのため、必要なものはできるだけ日本で用意して持参するようにしましょう。

機内に持ち込める荷物

以下は手荷物として機内に持ち込むことができる代表的なアイテムです。

  • ・パスポート/航空券/入国書類
  • ・現金・クレジットカード・スマホ
  • ・ノートパソコン
  • ・モバイルバッテリー(※預け入れ禁止)
  • ・海外旅行保険証/健康診断書(ある場合)
  • ・貴重品や精密機器全般

これらの荷物は飛行機内に持ち込めるため、すべて手荷物用のかばんに入れておきましょう。電子機器は手荷物検査の際に取り出す必要があるため、すぐに取り出せる場所に入れておくのがおすすめです。

⚠モバイルバッテリー・リチウムバッテリー搭載機器は、必ず機内持ち込みとしてください。
預け入れ荷物に含めることは禁止されており、空港で取り出しを求められるケースもあります。

▶ 参考:ベトナム航空 荷物制限ページ

空港に預け入れる荷物

持っていく荷物をすべて飛行機の中に持ち込むとなると、大荷物になります。そのため、すぐに使うことのない荷物は空港に預け入れましょう。

  • ・スーツ(必要な場合)
  • ・私服
  • ・下着や肌着
  • ・洗面用具
  • ・洗濯用洗剤
  • ・名刺
  • ・ポケットWi-Fi
  • ・マフラーやコートなどの防寒グッズ(冬の場合)
  • ・スリッパ
  • ・マスク
  • ・アイマスク
  • ・耳栓
  • ・除菌シート

モバイルバッテリーは含めないこと

渡航先までの距離が長い場合は、アイマスクを機内に持ち込むのがおすすめです。周囲の光を遮ることで、快適に眠ることができ、移動中の時間をよりリラックスして過ごせます。

健康に不安がある人は薬を持っていくことがおすすめ


持病がある方や、環境の変化で体調を崩しやすい方は、日本から常備薬を持参することをおすすめします。海外でも薬は手に入りますが、現地の製品はその国の人々の体質や体格に合わせて作られているため、日本人には合わない場合があります。万が一に備えて、日本製の薬を持っておくと安心です。

薬や体温計があると万が一の際に安心

普段から服用している薬や、頭痛薬・風邪薬などを持参しておけば、出張中に体調を崩しても安心です。前述のとおり、海外製の薬は日本人の体質に合わない場合があり、現地での医療費が高額になることもあります。日本の健康保険は使えないため、海外旅行傷害保険などに加入していない場合、気軽に病院を受診するのは難しいのが現実です。そのため、薬はできるだけ日本から持参するようにしましょう。

また、環境の変化で体調を崩しやすい方は、些細な体の変化にも注意が必要です。たとえば、耳のかゆみや虫刺され、肌のひび割れなど、日常とは異なる環境では気になる症状が増えることもあります。こうした不調に備えて、かゆみ止めや保湿クリームなども用意しておくと安心です。

さらに、自分の体調を客観的に把握するために、体温計も忘れずに持っていきましょう。なお、水銀体温計は機内に持ち込めませんが、電子体温計であれば持ち込みが可能です。

常備薬を持っていくときの注意点

常備薬を持っていくときは、以下の点に注意しましょう。

  • 服用している医薬品の名前、なぜ医薬品を服用しているかがわかる書類の準備
  • 医薬品は本来の容器に入れたまま持ち込む
  • 渡航中に必要な量だけを持っていく
  • 医薬品を郵送することは避ける
  • 渡航先の国が薬の持ち込みを許可しているかを確認する


参考:厚生労働省「海外渡航先への医薬品の携帯による持ち込み・持ち出しの手続きについて」

空港での手荷物検査で薬を提示するよう求められた場合に備えて、薬の名称や服用理由がわかる書類(処方箋や医師の診断書など)を用意しておくと安心です。
また、渡航先によっては特定の薬の持ち込みが禁止されていることがあります。事前に渡航先の大使館や政府機関のホームページで、医薬品の持ち込みに関する規制を必ず確認しましょう。

チェックしておきたい海外出張トラブル3選


海外出張は日本国内の出張とは異なる部分が多いため、思わぬトラブルが起こる恐れもあります。ここでは、チェックしておきたい海外出張トラブル3選を紹介します。

①ホテルに必要なものがそろっていなかった

宿泊先のホテルに到着し、「ようやく一息つける」と思った矢先に、必要なものが備え付けられていなかった…というトラブルも少なくありません。アメニティの内容はホテルによって異なり、歯ブラシやボディタオル、シャンプーなどが揃っている場合もあれば、最低限のものしか用意されていないこともあります。

ホテルの周辺にコンビニやスーパーがあれば問題ありませんが、近くに店舗がない地域では、必要なものをすぐに入手できないこともあります。また、現地で購入すると予想以上に高額になるケースも。こうした事態を避けるためにも、必要な日用品はできるだけ日本から持参しておくのが安心です。

②財布やカバンを盗まれた

日本人が海外でよく遭遇するトラブルのひとつが、スリによる被害です。日本では、財布やスマートフォンをカバンに入れたままにしていても盗まれることはほとんどなく、レストランで席を離れても荷物が無事であることが当たり前になっています。

しかし、海外では治安が日本ほど良くない地域も多く、少しの油断が被害につながることがあります。気づかぬうちに財布やスマホが盗まれていたり、席に置いたはずのカバンがなくなっていた…といったケースも珍しくありません。

このようなトラブルを防ぐためにも、貴重品は常に身につけて持ち歩き、目を離さないようにしましょう。 特に人混みや観光地、公共交通機関の中では注意が必要です。

③渡航先の食べ物・飲み物にあたってしまった

渡航先で食べ物や飲み物が合わず、体調を崩すケースは珍しくありません。日本は衛生環境が整っており、水道水をそのまま飲めるほか、食事についても高い安全性が保たれています。

しかし、海外では日本と同じ基準の衛生環境が整っているとは限らず、水道水や生ものを口にしたことで胃腸を壊すケースも多く見られます。暴飲暴食や現地の食文化への急な適応が原因になることもあるため、注意が必要です。

これまで胃腸のトラブルを経験したことがない方でも、念のため胃腸薬を持参しておくと安心です。 食あたりへの備えとして、整腸剤や下痢止めなどの常備薬を用意しておきましょう。

海外出張時のトラブルには労災保険と海外旅行保険が使える

海外出張中に病院を受診する事態になった場合は、「労災保険」または「海外旅行保険」を活用しましょう。業務中のケガや病気には労災保険が適用されますが、業務外でのトラブルや体調不良については、海外旅行保険がカバーすることになります。

万が一に備えて、通訳サービス付きの海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。 現地の病院では言語の壁が大きな負担となりますが、通訳サポートがあれば、症状の説明もスムーズに行え、より的確な治療を受けられる可能性が高まります。

海外駐在時の資産形成のお悩みは110Financial Supportまでご相談を


海外出張に行く際は、さまざまなものを用意していく必要があります。日本のように、必要なものをすぐに調達できるかがわからないため、ここで紹介したリストを参考に、荷物をまとめましょう。機内に持ち込めるものと預け入れるものを分けて用意すれば、搭乗前に慌てずに済みます。

110Financial Supportでは、各国の金融商品や保険プランを活用しながら、海外で生活する日本人の現状および将来設計そして資産承継までを考慮したグローバルな保障の確保と資産形成・管理をサポートいたします。具体的なアドバイスや運用のご相談は、いつでもお気軽にお問い合わせください。専門スタッフが丁寧に対応いたします。

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