【2024】香港で仮想通貨を始める前に今知っておきたいことは?海外在住者はリスクも考慮しよう!

香港で仮想通貨(暗号資産)の取引を始めることを検討しているあなたに、必ず把握しておくべき情報があります。香港では、デジタル通貨の規制が他の地域と異なるため、初心者にとっては少し難しい問題があります。

特に、香港特有の法規制や市場の動向を理解することは、安全に投資を進める上で必要不可欠です。取引所の選び方一つをとっても、セキュリティ面や取引手数料の違いがありますので、適切な選択が求められます。

香港などに住む海外在住者として、最近の仮想通貨の情報も交えながら制度面について紹介するので、仮想通貨を投資対象として扱うリスクを事前に把握し、賢明な判断を下す材料として参考にしてみてください。

香港における仮想通貨(暗号資産)の3つホットニュース

2024年4月現在、香港における仮想通貨の3つのニュースが投資家の間で話題となっています。

  • ・香港の複数の発行体が暗号資産ETFが承認された
  • ・香港でのビットコインスポットETF承認は「一大事」になる可能性がある
  • ・香港は仮想通貨でアジアの取引ハブを目指している

3つのトピックを理解することで今後の仮想通貨が投資対象になり、一般の人々の認知度がさらに高まると、価格上昇が見込まれます。それぞれの話題について詳しくみていきましょう。

【1】香港の複数の発行体が暗号資産ETFが承認された

チャイナ・アセット・マネジメント(China Asset Managementやボセラ・キャピタル(Bosera Capital)などの資産運用会社が「ビットコイン(BTC)ETF(上場投資信託)とイーサリアム(ETH)ETFの上場が承認された。」とWeChat(微信)のようなソーシャルメディアプラットフォームに投稿しました。

このニュースを受けて、ビットコイン(BTC)の価格は66,500ドル、イーサリアム(ETH)は3240ドルまで上昇しました。※ニュース発表当時の価格

インパクトが大きい理由として、現在アメリカの証券取引所に上場されているビットコインETFのみ、仮想通貨ETFは取引されていないため、アジア時間では取引ができていません。しかし、承認されるとアジア時間でも取引が可能になるため、投資家が参加しやすい環境が生まれることになります。

世界中で投資家が参加しやすい環境ができると、取引が活発になり資産価値が増加する傾向です。そのため、アジアで初のETFが承認されると仮想通貨には追い風となると予想されます。

参照:CoinDeskJapan『香港でビットコインETFとイーサリアムETFが承認されたと発行体が投稿──ビットコインとイーサリアムは上昇

【2】香港でのビットコインスポットETF承認は「一大事」になる可能性がある

4月10日にロイターは「香港の規制当局は早ければ、来週にもビットコインのスポット上場信託(ETF)を承認するだろう」と報じたことにより、承認後の資金流入によって、ビットコイン(BTC)は史上最高値を更新しています。

香港に拠点を置くヘッジファンドやファミリーオフィスだけでなく、中国本土の投資家もアクセスも可能になるため、多くの投資家が参加します。そのため、株や不動産、金に投資している中国の投資家やヘッジファンドはビットコインETFも投資対象として投資を始めます。その結果、資金が流入し流動性が高まり、資産価値が高まると予想されています。

元安・ドル高傾向が懸念材料になっていたり、金や不動産以外の投資対象を探している中国の投資家は多いため、ビットコイン(BTC)ETFの期待が膨らんでいます。シンガポールを拠点とする分析会社10xリサーチ(10x Research)の創設者マーカス・ティーレン(Markus Thielen)氏は、2013年に見られたビットコインの強気相場のように、中国の個人投資家の熱狂を後押しする可能性があると述べていることからも、ビットコインスポットETF承認は大きな価格変動の要因となる可能性があるでしょう。

参照:CoinDeskJapan『香港でのビットコインスポットETF承認は「一大事」になる可能性:アナリスト

【3】香港は仮想通貨でアジアの取引ハブを目指している

香港がビットコインやイーサリアムのスポットETFを承認すれば、アジアで初めての都市として、ビットコインETFやイーサリアムETFの金融商品を扱えるようになります。承認の結果次第では、日本、シンガポール、韓国など他のアジアの国々における規制当局の判断にも大きな影響を与える可能性があります。

香港がアジア全域での仮想通貨取引と投資の未来を形作る重要な事例となりうるのです。香港の動きは、アジア地域における金融イノベーションと市場の成熟を促すことに寄与するでしょう。

香港で仮想通貨を始める方法

香港などの海外在住者が仮想通貨への投資を始める場合、税務上の扱いに注意し、正しく認識を持つことが大切です。注意点などを理解した上で香港でも口座開設が行える取引所を紹介します。

海外移住者・海外在住者が仮想通貨の口座を開くときの注意点

海外で仮想通貨取引をこれから始めようという方は、節税目的などで始める方も多いでしょう。香港では「資本性がある」と判断されたものに関しては課税対象外です。しかし、トレーディング目的などで仮想通貨を購入し、売却した時に得た利益については、課税対象となります。

資本性があるかどうかの判断は非常に難しく、明確に定まっていないため、個人で判断するのは難しい状況です。保有期間や取引の回数などが主な判断材料となっていますが、課税対象となるかどうかは税務局の判断にゆだねられるため、自己判断するのではなく、専門家へ相談することをおすすめします。

香港で口座開設できる取引所

2024年4月現在で香港居住者として仮想通貨取引の口座開設ができる主な取引所は以下の通りです。2023年6月に香港としてVA(Vietual Asset)に対する方針を確定し、その後に正式に認可されている取引所は2社となっており、香港に籍をおいてある同様の企業もあるが当局のリストを要チェックしておきたい。

【香港SFC】List of licensed virtual asset trading platforms

  • ・HashKey Exchange
  • ・OSL Digital Securities Limited

それぞれの取引所で扱っている通貨はビットコインだけでなく、イーサリアムなどのアルトコインなども扱っています。取引所によって扱っている通貨は異なるため、取引したい通貨を扱っているかどうか確かめてから口座開設をしましょう。

また、保有資産USD1M(約1.6億円)未満の一般投資家に対しては、ビットコイン、イーサリアムのみの扱いとなっており、入出金できる通貨としてはUSD、HKDとなっています。

保有資産が上記以上のプロフェッショナルインベスターの場合は、複数のアルトコインの売買も可能となっています。

香港で仮想通貨を扱うリスク(規制・税制)

香港で仮想通貨を扱う規制や税制によるリスクを紹介します。仮想通貨の取引を行う際は、必ずこれらの基本的な規制や税制について理解しておくことが大切です。不明点の問い合わせや、より詳しい情報を得たい場合には専門家に相談することをおすすめします。

香港における仮想通貨の取引は基本非課税

香港では、仮想通貨の取引に関して、投資目的で長期保有している場合には基本的に非課税です。しかし、取引を頻繁に行い、利益を目的として売買している場合には課税の対象となることがあります。

仮想通貨が投資かトレーディングかの区別は、保有期間や取引頻度など複数の要因に基づいて判断されますが、最終的な判断は税務局に委ねられています。そのため、香港で仮想通貨取引から利益を得た場合には、税務に関する専門家のアドバイスをしてもらうと安心です。

香港における仮想通貨の取引規制

香港では個人投資家が仮想通貨取引をすることは認められています。しかし、ライセンス制を導入するなどを行い投資家保護を徹底しています。また、ライセンスの要件を満たしていないと証券先物委員会 (SFC)が判断した取引所は、2024年5月31日までに事業停止するため、要件を満たしていない取引所を利用している人は、他の取引所に移管するなどが必要です。

香港でリスクを抑えながら資産運用するなら安定的な貯蓄型保険もおすすめ

仮想通貨取引はさまざまなリスクがあります。規制や税制面だけでなく、価格変動が非常に激しいリスクがあるという側面も持っています。リスクを回避し、安定した資産運用を行いたい方は貯蓄型保険がおすすめです。

おすすめと書いていますが「お金」という存在を、どの場面で、どの様にライフプランに合わせて活かしていくのか、最適解を探すゲームの様なものだと考えてください。

世の中で、新しい投資先としてビットコインなどが生まれたわけですが、まだまだ実際に生活で使う場面は少なく、各国の法規制もバラバラです。

香港滞在中に保有した仮想通貨は、日本帰国前に売却しておくことで、日本での課税にかからない様に対策し、既存金融商品に変更することで運用リターンを抑制しつつ、安定運用、老後向けにお金の寿命を延ばす運用に変更することは投資戦略として大事な点です。

その中で、安定した利回りを実現し、老後に備えた資産運用が可能な海外でも人気のある香港貯蓄型生命保険は最適解に近い投資であると考えています。高い運用リターンを実現し、米ドルの資産を作り、日本帰国や、他国への異動した場合の税務リスクも抑えて資産形成ができます。※仮に万一があった場合も「受取人」を設定することで確実に資産を継承できるのも安心材料です。

香港で仮想通貨取引を行う際はリスクを考慮しましょう

香港での仮想通貨取引は潜在的な利益をもたらす可能性がありますが、リスクも伴います。取引の性質によって税金が課されるかどうかが異なるため、取引を行う際には慎重になることが大切です。特に、頻繁な取引を行う場合、税務局による課税の対象と見なされることがあります。

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