投資基礎知識

海外保険に関するよくある質問 – 資産運用の考え方【基礎編③】

前回は運用商品におけるリスク・リターン図を見ていただきました。そして運用商品には『安全性』、『流動性』、『収益性』と3つの特性があり、万能なものはないとお話ししました。 今回は運用商品の大枠をカテゴリー分けして解説するので、参考にしてくださいね。 資産三分法の考え方 ファイナンシャルプランナーと資産についての話をすると『資産三分法』というキーワードが出てきます。 『資産三分法』とは資産を3つのカテゴリーに分け、リスク分散を図る考え方です。 3つのカテゴリーとは ①現金や預金②不動産(土地や建物、金、プラチナ)③有価証券(株や債券、投資信託)や保険 です。 この『資産三分法』を実行すれば、もしカテゴリーの一つが損をしても、ほかの二つでカバーできます。 『資産三分法』を日本の商品だけ組むと、当然国内商品のみのポートフォリオになります。しかし海外の情報が手に入りやすくなった現在では、国外の商品もポートフォリオに組み入れやすくなりました。 国内外の商品を合わせると『資産六分法』になるので、より堅固なポートフォリオが完成します。 ただ我々が住んでいる香港の不動産を購入するのは、現実的ではないかもしれません。 その代わり日本円を米ドルに変え、外貨を保有するのは簡単にできます。しかしせっかく外貨を保有していても、国内で預けていたらリスク分散としては実は『不十分』なんです。外貨は銀行の預金保護の対象にはなっておらず、もしもの時は資産が守られません。 外貨を保有するのであれば、海外の口座を利用するとよいでしょう。 金融商品の構成を知る では『資産三分法』をもう少し掘り下げて見ていきましょう。 皆さんが運用商品と呼んでいるものは、いわゆる金融商品のことだと思います。 金融商品とは銀行や証券会社、保険会社の三つの金融機関が販売してる商品のことです。最近では『iDeCo』や『積み立てNISA』も人気ですね。 この金融商品を嚙み砕いていくと、どんな運用結果を求めているのかにつながります。 上の図では金融商品を3つの運用型に分けた場合、どのような構成になっているのかを表しています。 投資するにあたって、商品の中身が分からなければ選びようがないですよね。お弁当箱に例えると、ご飯とおかずの種類は何が入っているのか、みたいな話です。 商品の中身次第で、将来どれくらいのパフォーマンスになるのかが変わってきます。積極的に運用したいのか、ある程度守りを固めたいのか、などの運用方針を考えた上で商品を選んでください。 だいたいの運用商品は商品の内容が記載されている目論見書があるので、読んでいただくとよいでしょう。 次回の記事でも、引き続き資産運用の考え方について解説していきます。着実に知識をつけていきましょうね。

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海外保険に関するよくある質問 – 資産運用の考え方【基礎編①】

弊社はYouTubeチャンネルを開設しており、投資に関する動画をアップしています。参考にしていただき、勉強されている人もいるのではないでしょうか。 情報化社会になった現代では、投資に関する知識が簡単に手に入るようになりました。しかし情報量が多すぎるために、何からはじめればよいのか分からない人も多いです。 そこで個人的見解ではありますが、どのように資産運用をはじめていけばよいのか説明します。 質問 Q.資産運用を検討しています。『何から』はじめていけばいいですか? A.ご自身の家庭(家計)における資産(お金)を、3つの財布に分けましょう!そしてお金を目的別に分けることからはじめてください 資産運用を検討している人はご自身で稼いだ収入があったり、貯蓄してきたお金があったりすると思います。そのお金をどうすればよいのか分からないから、悩んでいるのではないでしょうか。 解決策としては財布を3つに分けてください。財布を3つ買って、それぞれにお金を分けるわけではありませんよ 笑 お金を使う用途に応じて、時間軸を3つに分けることが目的です。 時間軸とは では時間軸について具体的に解説していきます。 ・短期:日常的に使うお金目安としては2,3か月、余力を持たせたい人は1年(例:生活費、冠婚葬祭、突発的な費用など) ・中期:ある程度目的が決まっているお金目安としては数年、だいたい5年以内(例:旅行代、進学費用、車購入、マイホーム購入やリフォーム資金など) ・長期:目的が決まっていないお金目安としては10年、15年くらい(例:余剰資金)       このように短期、中期、長期とある程度資産を分けてください。 目の前にあるお金(銀行口座残高)はただの数字です。 これらの数字をあなた自身がどの様に色分けしていくのか?今回のように時間を考慮しながら考えていくのか? ご自身の資産を管理(把握)することが資産運用の第一歩です。 今回の記事は資産運用の考え方の入り口部分について解説しました。とても簡単・シンプルな事なのですが、出来ていない人も多いです。 次回の記事では資産運用をはじめるにあたって必要な考え方を、もう少し具体的に述べていきます。

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海外保険に関するよくある質問 – 資産運用の考え方【基礎編②】

前回の記事では資産運用をはじめる際、まずはご自身の資産を把握してください、という内容をお話ししました。 今回の記事では実際に資産運用をする場合、何を気にすればよいのかを解説します。 商品のリスク・リターン図 まずは下の図をご覧ください。 こちらは投資商品のリスクとリターンを表したものです。縦軸がリターン、横軸はリスクを示しています。 ローリスク・ローリターンの商品を見てみると、日本の預金や貯蓄保険が該当します。海外においても銀行預金の金利は低くおさえられており、なかなかお金が増えませんね。 図の右上に行くにつれて、リスクが高まる分リターンも期待できます。 ハイリスク・ハイリターン商品は暗号資産や商品先物取引などです。そのときの地合いによって損益が大きく変動します。 まずはリスクとリターンの相関関係を把握し、商品の特性を知ることが重要です。 運用商品の特性 すべての運用商品には、共通する3つの特性があります。 ・『安全性』:元本確保 投資した金額が減らないか ・『流動性』:換金性現金に換えやすいか ・『収益性』:利益率どのくらいお金が増えるか この3つの特性はすべて重要なので、海外保険に限らず投資・資産運用をする際はしっかり見ておいてください。 先ほど見ていただいた商品のリスク・リターン図と、運用商品の3つの特性をまとめたものが下の表です。 商品ごとに〇、△、×の3段階で評価しています。 見ていただくとお分かりになると思いますが、万能な商品はありません。どこかでリスクをとったり、収益性を落としたりする必要があります。 また各商品それぞれ、購入するタイミングによっても現在の資産評価が異なります。 たとえば暗号資産を底値付近で買っていた人と、高値圏で買っていた人では収益性に開きがありますよね。日本の預金も安全性を見れば◎をつけたい人もいるでしょう。しかしインフレや増税を考えると、円の価値が目減りしていくのでは?と、疑問に感じる人もいるかもしれません。 自分にとってどのように運用するのが適切なのか、上記運用商品の3つの特性を含めて考えていきましょう。 資産運用にあたって考えておくべき4つのポイント 資産運用をはじめる前に考えておくべきポイントは ①どれくらいの余裕資金があるのか?②どれくらい殖やしたいのか?③どれくらいのリスクがとれるのか?④どれくらいの時間を運用に充てられるのか? の4つです。 この4つの要素をおさえて、自分に向いている運用手法や投資商品を選ぶとよいでしょう。 次回の記事では、資産運用をはじめるにあたって必要な考え方をさらに踏み込んで解説していきます。

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円高・円安とは?仕組みをわかりやすく図解、小学生・中学生にも【2026年】

為替という言葉にどんなイメージを持っていますか?昨今のニュースで「円安ドル高とは何?」「いくらから円安というの?」など、円高や円安に関する疑問に思う方も多いと思います。 また「難しそう」や「よくわからない」などの苦手意識をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 今回の記事では、円高と円安の仕組みについて、りんごを例に小学生や中学生にもわかりやすく解説します。難しい内容ではありませんので、この記事を読めば、円高と円安の違いや覚え方、それぞれのメリット・デメリットについての理解が深まるはずです。 円高・円安の仕組みをわかりやすく解説 まずは、円高・円安とはどのような状態なのか、その基本的な仕組みからわかりやすく解説します。覚え方として、1ドル100円の商品を例に見ていきましょう。 1ドル100円の商品が1ドル110円になった状態を「円安」、1ドル90円になった状態を「円高」といいます。この基本を理解すれば、円高と円安の違いが簡単にイメージできるようになります。 しかし、為替が苦手な方は「100円が110円になったのに、なぜ円安なの?」と疑問に思うかもしれません。これはドルを基準に考えているため難しく感じるのです。円を基準に、身近なりんごを例にして考えてみましょう。 円安とは:仕組みと考え方 1個100円のりんごが、1個110円に値上がりしたとします。この状態が円安です。 りんごの値段が高くなった、つまり、りんごを買うためにより多くのお金(日本円)が必要になったということです。これは、日本円の価値が相対的に安くなったことを意味するため「円安」といいます。 これをドルに戻して考えると、1ドルを買うために100円で済んでいたのが、110円必要になった状態です。つまり、ドルの価値が高くなり、円の価値が安くなったわけです。 「いくらからが円安」という明確な定義はなく、あくまで相対的に円の価値が下がった状態を指します。 円高とは:仕組みと考え方 逆に、1個100円のりんごが90円に値下がりした状態が円高です。 今度は、りんごをより少ないお金(日本円)で買えるようになりました。これは、日本円の価値が相対的に高くなったことを意味するため「円高」といいます。 ドルに戻して考えると、1ドルを買うのに100円必要だったのが、90円で済むようになった状態です。ドルの価値が安くなり、円の価値が高くなったわけです。この状況は、海外から商品を輸入する企業にとっては有利に働きますが、逆に商品を輸出する企業にとっては、海外での価格競争が厳しくなる要因にもなります。 円高・円安が起こる理由(なぜ) では、なぜ円高や円安は起こるのでしょうか。その仕組みは、日本円を買いたい人と売りたい人のバランス、つまり需要と供給の関係で決まります。 2026年現在も、主に日米の金利差を背景とした円安基調が続いています。このように、金利や貿易、投資家の動向など、様々な要因が複雑に絡み合って為替レートは日々変動しているのです。 円高・円安の覚え方:小学生・中学生向け解説 円高と円安、どちらがお得なのか混乱してしまうこともありますよね。特に海外旅行や輸入品の買い物をするときに関わってきます。ここでは、小学生や中学生にもわかりやすい覚え方を紹介します。 日本から海外旅行に行くときはどちらがいいのか 日本に住んでいる人が海外旅行に行く場合、円高の方がお得です。 例えば、ハワイで1,000ドルのブランドバッグを買うとします。 円高の時の方が、同じドル建ての商品をより少ない日本円で買えるため、海外での買い物や食事がお得になります。 逆に、海外から日本へ来る旅行者にとっては、自国通貨の価値が高くなる円安の方が、日本での旅行をお得に楽しめます。 円安になるとどうなるのか 円安が進むと、私たちの生活にはどのような影響があるのでしょうか。最も身近な影響は、輸入品価格の上昇、つまり「値上げ」です。 円安が輸出入に与える影響 国内の消費者にとっては輸入品の値上げによるデメリットが強調されがちです。しかし、ビジネスにおいてはメリットもあり、企業で働く人にとっては売上や利益が増加する場合もあります。円安によって輸出入にどのような影響があるのか確認しましょう。 輸入への影響  円安は、海外から商品を輸入する際に支払う円の金額が増えることを意味します。例えば、スーパーでよく見かける輸入果物やワイン、小麦粉などの原材料の価格が上がります。日本は食料品やエネルギーの多くを輸入に頼っているため、円安は光熱費や食費の上昇に直結し、家計の負担を増やす要因です。 輸出への影響  一方で、円安は日本の輸出企業にとっては追い風となります。海外で日本の製品(例えば自動車)を売る際、ドル建ての価格を下げても、円での手取り額は変わらないか、むしろ増えるため、価格競争力が高まり、売上や利益の増加につながります。 円安の対策はあるのか 為替レートは個人でコントロールできるものではありません。しかし、円安による資産価値の目減りに備える対策は可能です。 FPの視点から最もおすすめなのは、資産の一部を米ドルなどの外貨で保有することです。日本円だけでなく、価値が上がっている通貨をバランス良く持つことで、円安のリスクを軽減できます。海外積立投資や外貨預金、FXなど、様々な方法で外貨を保有することが可能です。 あわせて読みたい 海外駐在・赴任者のための資産運用術を紹介|NISAやおすすめの… NISAは円安、円高どっちがお得?  海外の株式や投資信託に投資するNISA(ニーサ)は、円安と円高、どちらのタイミングで始めるのがお得なのでしょうか? 結論から言うと、円高の時に始める方が有利です。なぜなら、円の価値が高い(円高)時に海外の資産(株や投資信託)を買うと、同じ金額でもより多くの口数を購入できるからです。 逆に円安の時は、海外資産の価格が円建てで割高になるため、購入コストが増えてしまいます。これは、お小遣いで海外のお菓子を買うとき、円の価値が高い方がたくさん買えるのと同じ理屈です。 ただし、為替のタイミングを完璧に予測することはプロでも困難です。そのため、NISAのような長期的な資産形成では、タイミングを計るよりも、定期的に一定額を積み立てる「ドルコスト平均法」を活用し、購入価格を平準化することが有効な戦略となります。 あわせて読みたい: 海外赴任後も新NISA口座は継続可能?非居住者・海外赴任者向けに解説 まとめ 今回は、円高と円安の仕組みや覚え方、私たちの生活への影響について、わかりやすく解説しました。 為替の仕組みは、海外での資産運用や将来の資産形成を考える上で非常に重要です。この記事を参考に、円高・円安への理解を深め、ご自身の資産運用に役立てていただければ幸いです。 Insurance110では、海外在住の日本人向けに、資産運用に関する無料のオンラインセミナーを開催しています。円安やインフレに備えるための具体的な方法など、お金のプロであるファイナンシャルプランナーがわかりやすく解説しますので、ぜひお気軽にご参加ください。

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海外保険に関するよくある質問 – 第12弾 –

お客様から実際に相談をお受けした海外保険に関して解説していきます。 今回は海外貯蓄保険の手数料についてのご相談をピックアップしました。 質問 Q.海外貯蓄保険を検討しているのですが、 保険料以外の手数料はどんな費用がありますか? A.基本ありません。 その商品として決定された保険料以外の費用はありません。 厳密にいえば保険料を支払う時の振込み手数料や、満期や解約を迎えお金を受取る時の振込み手数料、着金手数料はご契約者の負担となります。 近年、銀行が投資信託のようなファンド系の商品を紹介する機会が増えています。 特に新型コロナウイルスが蔓延してからは、インターネットで投資の情報が多く見られるようになったため、コスト面が気になる方が増えているようです。 海外保険において支払う保険料以外にお客様が負担する手数料はあるのか?というご質問ですが答えはございません。 加入者の性別や年齢等で決められた保険料をお支払いする以外、運用中にかかる費用はないと考えていただければよいでしょう。 契約者の負担になる費用は、保険商品の満期や解約時にお金を受け取る際の振込み手数料や着金手数料です。出口部分には費用がかかると覚えておいてくださいね。 もしほかに高い費用がかかるのであれば、内容を確認しておきましょう。 なぜコストがかかるのかを聞いたうえで、商品を購入する判断材料にしていただければ安心ですね!

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海外保険に関するよくある質問 – 第11弾 –

お客様から実際に相談をお受けした海外保険に関して解説していきます。 今回は海外貯蓄保険のリスクについてのご相談をピックアップしました。 質問 Q.海外貯蓄保険を検討しているのですが、リスク(デメリット)はありますか? A.はい、あります。 このあたりの話は皆さんの気になるポイントなのではないでしょうか。 海外貯蓄保険において注意すべきポイントなどをご紹介します。 海外貯蓄保険のリスクとは リスクは海外保険だからではなく、世の中に存在する運用商品(預貯金含む)全てで存在します。 銀行預金も運用商品にあたるのか、と思われる方もいらっしゃるかと思います。銀行にご自身の大切な資産を預けていますので、リスクが存在していると考えられるでしょう。 通常言われているリスクは以下の4種類があります。 価格、金利変動リスク:そのものの値動き、金利変動によるリスク 信用リスク :投資先の会社や団体の状態が悪くなるリスク カントリーリスク :国の政治、経済、社会情勢によるリスク 為替リスク :為替相場の変動によってうけるリスク たとえば前述の銀行預金は信用リスクに該当します。カンパニーリスクとも言い換えられますが、金融機関が未来永劫存在する保証はどこにもありません。 それではリスクについて順に見ていきましょう。 資産運用における一番のリスクは価格や金利変動です。 ご自身が購入した運用商品は価格が変動するため、想定通りにいかないことは珍しくありません。 ある程度の利回りを約束している商品もありますが、当初のプラスの部分が『良くも・悪くも』見込み通りにいかないこともあるので覚えておくとよいでしょう。 2つ目は信用リスクです。 ご自身が大切な資産を預けていた銀行や証券、保険会社などは業績が悪化する可能性があります。最悪の場合、破綻してしまう可能性もゼロではありません。 セーフティーネットとして、金融機関や国ごとに破たんを保護する機構があります。 日本の契約者保護機構では責任準備金の90%までは原則補償されると表現されていますが、確実に守ってくれるかどうかは・・・正直わかりません。 香港には監督官庁はありますが、解約返戻金を補填してくれる場所はないといわれています。 そのあたりも含めて、どの金融機関に預けるのかを判断していかなければなりません。 3つ目はカントリーリスクです。 預ける金融機関先の国がデフォルトするかもしれないリスクを指します。 最後に為替リスクです。 自国通貨でその国の金融商品を買った場合、入り口では為替リスクは考えなくてよいと思います。しかし、運用の出口では、どの国で生活しているか?という違いで運用された資金が為替の変動の影響を受けるかもしれません。 このようなリスクは保険や銀行、証券などで取り扱っている運用商品含め、様々な投資商品にも該当します。それぞれにおいて、リスクを判断した上で商品を購入するかどうかを決めていただくのがよいでしょう。 海外貯蓄保険のデメリットとは 海外の貯蓄型の商品を検討する際に、特に注意していただきたいポイントをデメリットとして3つ挙げました。 掛け捨て保険と比較して保険料が割高 流動性に乏しい  途中解約で元本割れする可能性がある ひとつ目の掛け捨て保険と比較して保険料が割高な点について解説します。 貯蓄型商品の中で、海外保険を選択すると、大なり小なり「保障部分」が付加されています。 全部保障だけという保険がいわゆる「掛け捨て保険」と言われているわけですが、万が一の保険要素の部分だけを見ると、安く高い保障を購入することが可能です。 ですが、海外で貯蓄型のプランを選択するということは『保障』目線で考えた場合、掛け捨てよりも、明らかに貯蓄型の保険の方が保障に対する保険料が割高に設定されています。 とは言え、お支払い頂いている保険料の内訳としては、お金が貯まる要素の比重が大きいため、結果として支払う保険料も高くなる。つまり保障目線で考えるとデメリットのひとつといえるのではないでしょうか。 次に、赤文字で書いてある 流動性に乏しい  途中解約で元本割れする可能性がある については、図解でご説明します。 左側は預貯金、右側は貯蓄保険の図解です。 両方とも同じように毎月・毎年お金を積み上げていくと、オレンジで示した貯蓄金額が右肩上がりになります。 一見同じように見える図解ですが、お金が貯まっていく要素は異なるものです。 銀行預金で積み立てする場合、預けていた現金分はいつでも引き出せます。一方の保険商品はクーリングオフ期間が過ぎたあと、必ず数年間は元本割れの期間が発生します。 元本割れの期間を青色の点線で示しました。 ご覧頂くと分かるように、契約当初から一定期間は、お支払い頂く金額より下に青色の点線は推移しています。その下に推移している期間は、仮に途中解約してしまった場合、投資元本(お支払いいただいた保険料総額)を割る。つまり元本割れの期間となっていまいます。 ですが、仮に積立期間中にご契約者様が亡くなった場合、必要な手続きの上で保険料を支払った分は保険金として返金してくれますのでご安心ください。…

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香港で金(ゴールド)を買うと本当にお得?相場・購入方法・売却ルールをFPが徹底解説|2026年版

「香港では消費税がかからないから、金を買うとお得らしい」そんな話を聞いたことはありませんか?確かに、日本の消費税10%分がまるまる浮くのは大きなメリットです。しかし、香港での金投資には購入方法や持ち帰りルール、売却時の税制など、知っておかないと損をするポイントが多数あります。本記事では、実際に香港で金を購入した体験をもとに、2026年現在の金相場や購入の流れ、日本への持ち込みルールまでをFPの視点から解説します。 この記事でわかること 香港でゴールドを購入、売買するとお得なのか? この記事はさまざまな国の方が見られているかと思いますが、香港でゴールドを購入・売却をするとお得なのかを解説していきます。 購入時のお得ポイント 金の相場は世界共通で、ロンドン金市場(LBMA)が基準となる国際価格で取引されています。つまり、香港で買っても日本で買っても金そのものの価格は同じです。違いが出るのは「消費税」と「取引手数料(スプレッド)」の部分です。2026年3月時点で金の国際価格は1トロイオンス(約31.1g)あたり約3,000ドル前後で推移しています。1gあたりに換算すると約96ドル(約14,500円)が目安です。香港で購入する場合、この金額に消費税がかからないため、日本で購入するより約10%(1gあたり約1,450円)お得になる計算です。 売却時のお得ポイント  香港で購入した金を売却する方法は主に2つあります。1つ目は香港の銀行や貴金属店で売却する方法。この場合、香港にはキャピタルゲイン税がないため、値上がり益に対する課税はありません。2つ目は日本に持ち帰って売却する方法。日本で売却した場合、利益は「譲渡所得」として課税対象となりますが、保有期間が5年を超えると長期譲渡所得として税負担が軽減されます。FPの視点から言えば、短期の売却益を狙うよりも、長期保有による資産防衛の手段として金を活用する方が、税制面でも有利です。 1gあたりの金価格が買う時と売る時に同じであれば、金価格が香港で金を購入し日本で売却すると、消費税分が儲かりそうな気がしますよね。同じ商品の価格差を利用して利ざやを得ることをアービトラージ(裁定取引)といいます。 このアービトラージは儲かりそうな気がしますが、出入国の際に申告が必要です。日本での売却時に逮捕されないように申告は確実にしてください。 金の売買をする際には法律を遵守しないと悲しいことに これら2つは法律上問題ありません。 しかし、国をまたいで取引をするときはルールが異なる場合がありますので、注意してください。 2017年当時、話題になったニュースをご紹介します。CAがバッグの中に金塊を入れて密輸していた疑いで逮捕されました。当時は私の周りでも日本の消費税分の差額が儲かるよ、という話を聞く機会が多かったです。 しかし、やってはいけないことをやるのはよくありません。このときは金の持ち込みを申告をしていませんでした。もちろん、法律にしてがっているのであれば問題ありません。 日本の税関公式サイトによると、金の地金(純度90%以上)の重量が1キロを超える場合は、持ち出し・持ち込みに関わらず事前申告が必要で、消費税が課税されます。申告をしないと法律違反とみなされ、5年以下の懲役もしくは500万円以下の刑罰を科せられる可能性があります。 逮捕者は香港の方だったので、日本のルールを知らなかったのかもしれません。しかしたら、第三者に「大丈夫」とそそのかされた可能性もあるでしょう。 香港での金投資、今は買い時なのか? 「金を買うなら今なのか?」これは多くのご相談者様からいただく質問です。結論から言えば、金は「買い時を狙う」よりも「資産の一部として常に持っておく」ものです。 2025年10月に金価格は歴史的な最高値を更新しました。背景には地政学リスクの高まりや各国中央銀行の金買い増し、そしてインフレ懸念です。過去20年の騰落率を見ると、金は年平均8〜10%のリターンを記録しており、株式市場が大きく下落した2008年(リーマンショック)や2020年(コロナショック)にも価値を維持しています。 ただし、金は配当や利息を生みません。値上がり益のみが収益源であるため、全資産を金に集中させるのはリスクがあります。FPの視点では、ポートフォリオの5〜15%を金で保有し、残りを貯蓄型保険や株式で運用するバランスが推奨です。 日本に金を持ち込む際のルールをご紹介 この記事では金を香港でどうやって買うのか、という内容をしているのですが、最終的な出口をどうすればよいのか、という点もお伝えしなければいけません。 日本の税関は、金密輸に対する厳格な警告を発しています。知らなかったでは済まされないので、ここで基本的なルールを知っておきましょう。 日本に金を持ち込む際の基本ルール 金の地金(純度90%以上)の重量が1キロを超える場合は、持ち出し・持ち込みに関わらず事前申告が必要で、消費税が課税されます。 申告をしないと法律違反とみなされ、5年以下の懲役もしくは500万円以下の刑罰を科せられる可能性があります。 消費税を払わなくてもよい上限は 上記のルールの例外として、免税範囲である20万円以下の金であれば非課税での持ち込みが可能です。しかし、ルールはいつ変更されてもおかしくありません。 さらに仮に最大20万円で消費税分10%で得する金額は2万円です。為替や金価格の変動、手数料などを考慮すると、へたに策を練るよりも旅行をしっかり楽しんだ方がよいでしょう。 密輸はダメです。非課税枠についても2026年3月現在の確認できたルールをご紹介しました。ルールは変更するものなので、事前に確認しておきましょう。 現物金を購入する流れとは 私は香港で金の購入を行いました。 現物の金はハンセン銀行や周大福のような金取り扱い企業で購入可能です。また、ペーパーの金についてはHSBC銀行ほか証券口座にて取引ができます。 今回はハンセン銀行本店に行ってみました 実際にハンセン銀行で金を購入した様子をお伝えします。 ハンセン銀行本店は香港駅からすこし出たところに位置しています。正面玄関から入り地下2階まで下りていくと、順番待ちのチケットをとる場所にでました。 こちらの『黄金売買』のパネルを押すと番号札が発券されるので、しばらく待ちます。だいたい20分ほどで呼ばれたため、カウンターに行きました。しかし、ここで事前に入手していた情報と異なる事実が判明します。 金を購入するにあたってブログなどの情報を参考にしていました。この参考にしていたブログなどは2020年の記事によると、現金と身分証をもっていればハンセン銀行の口座を開設していなくても金の購入が可能と書かれていたのです。 しかし、金の購入にあたっては口座保有が必須となっていました。 私は言語に若干の不安があったので、香港の友人を連れていたのですが、その友人がハンセン銀行の口座保有者でした。なんとか1オンスのオーストラリアカンガルーコインを無事に購入できました。 もし過去の情報を参考にして金の購入を考えている方は、情報が変わっている可能性があります。金の購入の際はハンセン銀行の口座を持っている方と一緒に行くか、自分がハンセン銀行の口座を保有するなどしておくとよいでしょう。 金の購入に条件があったのは、おそらくマネーロンダリング対策の一環であるのかもしれません。誰が金を購入したのかを把握しておくための対策のひとつとも考えられます。 金を購入した感想 見た目は小さいのですが、持ってみると重量感があります。現物金を入手できたことがうれしく思えました。 今回は1オンスのオーストラリアカンガルーコインを購入したのですが、他にもハンセン銀行のロゴが入ったゴールドバーやコインの大きさが異なるものなどがあります。 金は装飾品としての価値があるため、べたべたと触るのはやめた方がよいでしょう。傷がつくと価値が下がる可能性があるので注意してください。 以上で金三部作を終わりたいと思います。もしご不明点などがありましたら、お気軽にお問い合わせいただけたらと存じます。

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「正貨」お金の中のお金 第二部: バーゼル3とペーパーゴールドの危機

前回の第一部では などをご紹介しました。 便利なペーパーゴールドですが危機が迫っています、と軽く触れたところで終わってしまったので、続きが気になっている方もいらっしゃいますよね。 第二部では などをご紹介します。 ペーパーゴールドのおさらい ここではペーパーゴールドのおさらいをしていきます。 ペーパーゴールドとは ペーパーゴールドとは、実際の金を持たずに金の価格と連動する金融商品のことです。また、金のETF(上場投資信託)もペーパーゴールドに含まれることがありますが、大きなETFは実際に金を保有している場合もあるので、その違いに注意が必要です。 ペーパーゴールドと現物ゴールドの違い ペーパーゴールドは、金そのものを持たずに、金の価格に連動する金融商品に投資する方法のことをいい、一方、現物ゴールドは、金の延べ棒やコインなどを実際に購入して保有する方法のことです。この金の価格は、ロコロンドン金価格という基準で決まっており、世界中の取引市場でその価格が参考にされます。ロコロンドン金価格は、金の取引において非常に重要な役割を果たしており、金投資を行う際にはこの価格の動きを注視することが大切です。 ペーパーゴールドは、実際の金を保有せずに金の価格の変動に連動する金融商品に投資する方法です。金そのものを購入するわけではなく、金の値動きに基づいて利益を狙う仕組みが特徴です。この投資方法にはいくつかの種類があり、主に金ETF(上場投資信託)や金先物取引、金投資信託などがあります。金ETFは証券取引所に上場しており、少額から投資が可能なため、特に投資初心者におすすめです。金先物取引では、将来の金の価格を予測して取引するため、大きな利益を期待できますが、リスクも高い種類です。金投資信託は、投資家の資金を集めて金関連の資産を運用する仕組みで、より分散されたリスクを持っています。 ただし、ペーパーゴールドにはいくつかのリスクが伴います。金の価格は経済状況や市場の需要と供給に大きく影響されるため、予想と反対に価格が下がる可能性もあります。特に金先物取引においては、先物契約の期限が近づくにつれて価格変動が大きくなるため、リスク管理が非常に重要です。また、ペーパーゴールドの価格連動性は金の動きに基づいているため、他の金融商品や市場の影響を受けやすいです。そのため、投資家は金価格の変動に敏感であり、市場の動向を注視する必要があります。加えて、金ETFや金投資信託においても、価格連動性が強く、金の価値が上がると投資信託やETFも上昇する傾向があります。 ペーパーゴールドは、実際に金を保管する手間がなく、物理的なリスクもない安全性がありますが、金融機関が発行する商品であるため、万が一その金融機関が破綻した場合、リスクが発生する可能性もあります。また、ペーパーゴールドの安全性においては、外的な経済状況や市場の変動が影響することがあり、投資家はこれらを十分に理解したうえで投資判断を行うことが求められます。投資を始める前に、これらのリスクやリターンをしっかり理解し、おすすめの投資方法を選ぶことが重要です。 ペーパーゴールドと現物ゴールドどっちがいい? ペーパーゴールドと現物ゴールド、どっちがいいかは目的によります。ペーパーゴールドは少額から投資でき、保管の手間もなく手軽ですが、価格変動や金融機関のリスクがあります。現物ゴールドは資産保全の面で安心感がありますが、購入費用や保管費用がかかるため、目的に応じて選ぶことが重要です。 バーゼル3でペーパーGold終焉か!? なぜペーパーゴールドに危機が迫ってきたのか、第一部でもご説明したのですがおさらいしましょう。 バーゼル3は「銀行の健全性確保のための国際ルール」を取り決めた活動の第3弾のことを指します。今後、2028年くらいまで銀行の体力があるのかを確認する動きをとるようです。 バーゼル3にはさまざまなルールの規制があるのですが、金に限っての話ではペーパー上で取引していた金に裏付けが必要になります。これにより、メリットとしては、経済危機などが起こっても、金の取引に問題が発生しないよう、銀行は体力をつける必要があるのです。 これまでは重たい金を動かすことなく、数字上の取引だけで売買ができていました。しかし、売買するにあたってお金を用意しなければいけないため、銀行としてはコストが増大するというデメリットもあります。 そのため、取引自体を取りやめる銀行がでてくるかもしれません。 【豆知識1】BIS(Bank for International Settlement):国際決済銀行って? BIS(Bank for International Settlements、国際決済銀行)は、1930年に設立された中央銀行をメンバーとする組織で、スイスのバーゼルに本部があります。ドイツの第1次大戦賠償支払に関する事務を取り扱っていたことが行名の由来ですが、それ以外にも、当初から、中央銀行間の協力促進のための場を提供しているほか、中央銀行からの預金の受入れ等の銀行業務も行っています。 BISには、2021年(令和3年)6月末時点で、わが国を含め63か国・地域の中央銀行が加盟しています。日本銀行は、1994年(平成6年)9月以降、理事会のメンバーとなっています。 参照元(日本銀行):https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/intl/g05.htm/ まずはEUに適用されるバーゼル3 バーゼル規制とはどのようなものなのか、またバーゼル規制によってどのような懸念があるのかを解説します。 バーゼル規制(BIS規制)とは バーゼル銀行監督委員会が公表している、国際的に活動する銀行の自己資本比率に関する国際統一基準のことです。米国は1980年代前半に銀行の自己資本比率規制を強化しましたが、国際業務を営む世界の銀行が同じ条件で競争できるよう、米国はバーゼル銀行監督委員会にも自己資本比率規制の強化を提案しました。 その提案を受け、1988年に最初のバーゼル規制、すなわちバーゼルⅠが制定されました。その後の金融自由化に伴い、銀行内部のリスク管理手法が発展していくなか、バーゼルⅠでは対応しきれなかった部分に対応すべく、2004年にバーゼルⅡが制定されました。 リーマンショックを経ての金融危機発生を受けて、欧米の多くの金融機関が破綻ないしは危機的な状況に至り、経済全体が不安定な状況に陥りました。その反省を踏まえ、金融機関の健全性向上を目的として、2010年にバーゼルⅢが制定され、完全適用に向けて2013年から段階的に実施されており、2028年はじめには完全に実施される計画です。 【豆知識2】バーゼル合意とは? バーゼル合意とは、バーゼル銀行監督委員会(注1)が公表している国際的に活動する銀行の自己資本比率(注2)や流動性比率等に関する国際統一基準のことです。日本を含む多くの国における銀行規制として採用されています。 バーゼル合意は、1988年(昭和63年)に最初に策定され(バーゼルI)、2004年(平成16年)に改定されました(バーゼルII)。その後、2007年(平成19年)夏以降の世界的な金融危機を契機として、再度見直しに向けた検討が進められ、2017年(平成29年)に新しい規制の枠組み(バーゼルIII)について最終的な合意が成立しました。 なお、バーゼル銀行監督委員会の常設事務局が国際決済銀行(Bank for International Settlements。略して「BIS」と言われます)にあることから、バーゼル合意は「BIS規制」と呼ばれることもありますが、BISとバーゼル銀行監督委員会は別組織のため、「バーゼル規制」がより正しい呼称と言えます。 参照元(日本銀行):https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/pfsys/e24.htm/ ペーパーゴールドに対する規制の強化を発表 2021年6月28日に、バーゼル3のペーパーゴールドに対する規制の強化についての発表がありました。 金取引の中心になっている国はイギリスです。イギリスにバーゼル3が適用されると、金取引が止まってしまうのではないか、という懸念が拡がっています。 実際の金保有量に対して金の裏付けのない世界の取引(ペーパーゴールドも含む)額は、85.75倍です。仮にこの状態でリーマンショック級の経済危機が起こった場合、金の現物として引き出そうとしても在庫がない事態が起こるかもしれません。 今回は金取引をする銀行に裏付けの資産を保有しなければならない、という規制強化が入ることで今後のペーパーゴールドの雲行きが怪しくなったわけです。 英国に適用となる2022年1月危機はどうなる バーゼル3のペーパーゴールドに対する規制の強化により、混乱が起こるかもしれないと心配した方も多かった今回の発表。バーゼル3がどうなるのかはもう答えが出ました。 大規模な混乱を避けるため、英国でのペーパーゴールドに対する規制は免除されるようです。 今回の規制で「金が暴騰する」と期待していた投資家の方には残念な結果になったのかもしれません。しかし、目線を変えると「金の現物を現在の価格帯で購入できるチャンス」と捉えることもできるでしょう。…

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「正貨」お金の中のお金 第一部

今回は、お金の中のお金といわれている『金Gold』について触れていきます。 『金Gold』の動きが導く世界の動きはどのようになっているのか。また、実際に香港で『金貨』を購入する際に注意することや、メリット・デメリットをお伝えしていきます! 三部構成になっていますので、最後までお付き合いいただけたら幸いです。 第一部は 『金Gold』について ペーパーゴールドと現物ゴールドのメリットとデメリット などをご紹介します。 『金Gold』はどういった存在なのか? 『金Gold』の存在はお金の中のお金といわれています。歴史を振り返ると、数千年も前から人々の共通価値として認識されており、世界共通の資産でもあります。 現在、私たちが認識しているお金といえば『紙幣』を想像される方が多いのではないでしょうか。しかし、あくまでも紙幣は国の信用をもとに印刷された借用書のようなものなので、正貨とは呼ぶのは難しいでしょう。※もちろん何を『正貨』とするかは時の権力者の影響力があるかと思いますので断定は出来ませんが。。。 正貨は借用書と異なり、金利は付きません。一方の借用書というのは言わば「貸し借り」の世界ですので金利の授受が発生しますし、債券、株なども金利の受取や業績に応じた配当が付いてきますね。 資産運用を行っている人は、金を鉄壁の守り資産としてポートフォリオに組み入れる方も多いです。紙幣や株式や債券などの発行体の信用ベースに取引されるペーパー資産の価値暴落時にリスク回避できる『実物資産』といえるでしょう。 国が発行する紙幣は信用によって成り立っています。治安や政局が不安定になると、「この紙幣は大丈夫かな」と心配されることもあるでしょう。もちろんそんな不安定な世の中にはなって欲しくはありません。 ですが、残念ながらそんな有事の際に唯一交渉材料として使えるのが『金』の最大のメリットといえます。 ペーパーGoldによって市場が急拡大している 金は希少な鉱物として価値が高いことで知られています。ですが、金融世界の発達により現在は株や債券などと同じ現物を動かさずに取引を完結させる『ペーパーGold』が市場で購入できるようになってきました。 例えば海外のHSBCの口座を開設していれば、口座内の数字の移動でGoldがすぐに購入できます。また、FX市場では金の価格変動でレバレッジ取引をすることも可能です。 ペーパーGoldは他にも 純金投資:田中貴金属や三菱マテリアルほか‥1,000円から投資可能 現物コイン、延べ棒:恒生銀行や田中貴金属、三菱マテリアルなどで購入可能 ETF:金価格に連動した上場投資信託も複数あり 外国株:金に関連する企業の産金株式。BANNGと呼ばれています。 投資信託:積み立て可能な投資信託もあります。iShares Physical Goldなど 金先物投資:金を投資対象とした場合、下がる方にかけられる などがあります。 このように、金に関連する投資方法はたくさんあることがおわかりいただけたかと思います。 ですが、もし初心者である場合は純金積み立てをドルコスト平均法によって、コツコツ買っていくのがおすすめです。 現物金 vs ペーパーGold それぞれの特徴とは 同じ金でも現物金とペーパーGold それぞれ特徴が異なりますが、どちらで投資や取引をするのが良いのでしょうか? メリットとデメリットを見ていきましょう。 現物金Gold投資のメリット 金そのものを自分の手で保有できるため、有事の際には世界通貨として力を発揮する 鉱物なので、量自体に限りがあり無価値にはならない:オリンピックプール3杯〜4杯分と言われています。 世界共通の価値を持つため、発行体リスクがなく安心して保有できる 現物金Gold投資のデメリット 金地金などは見た目の大きさよりも重いので持ち運びに不向き:iPhone 10 の大きさで約1Kgほどの重量となります。結構重さがありますね。 金地金などは本体自身に価値があるため盗難リスクはとても高くなります。保管やセキュリティーに十分注意しなければなりません。(貸金庫に保管するなど) タングステンに金メッキを施した偽物もあるので、真偽の見極めは素人には難しい。信頼できるところから購入するとよい 金は鉱物のため、預貯金や株式などと異なり利息や配当は発生しません。 ペーパーGold投資のメリット 金関連のETFは上場している投資信託。株と同じく日々価格変動があるので、保有している実感を感じられる 純金積み立てなどは少額の1,000円程度から投資可能のため、ドルコスト平均法で積み立てが可能 金の先物取引は金の値下がりに投資して利益を得られる。その分、損失も大きいので注意 現物とは違い、盗難リスクはほとんどない ペーパーGold投資のデメリット 金融商品としての色が濃いため、現物の裏付けがない金ETFの場合、発行体の信用リスクが発生する 金に投資しているとはいえ、本物の金に変えられるような商品はほとんどない 金ETFは現物投資と同じく分配金がない…

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分かっちゃいるけど再確認! 今、繰上返済するべきでない理由を事例と共に解説します

住宅を購入した場合、早くローンの支払いを終わらせるために繰り上げ返済を検討する方がいらっしゃるのではないでしょうか。 FPの観点では「今現在は繰り上げ返済はやらないほうがよい」と考えています。 なぜ住宅ローンの繰り上げ返済をしない方が良いのか、事例を用いてご説明します。 なぜ繰り上げ返済をおすすめしないのか 冒頭でもお伝えした通り、繰り上げ返済はしない方が良いと考えています。その理由は今はゼロ金利だからです。 現状では繰り上げ返済のメリットを感じられないので、十分に生かした方が良いと考えています。 それでは金利が0.6%と3.8%の2つのパターンを比較していきましょう。 シミュレーション①金利0.6%の場合 ここからは具体的な事例を用いてご説明します。 3,500万円の住宅を購入しました。手元に200万あったので、この200万円を繰り上げ返済に回したとします。 本来ならば、家を買ってすぐ繰り上げ返済にお金を回すことはありえません。そのお金は頭金として使う場合がほとんどだからです。便宜上わかりやすくするため、住宅購入後すぐ繰り上げ返済に200万円使うと仮定して話を進めていきます。 住宅購入費として、3,500万円借りました。金利は35年固定で0.6%です。ここに団体信用生命保険という保険のサービスがついてくるので、ほとんど金利はないようなものですね。 次に下の図を見てください。 こちらは3,500万円を借りた時の支払い明細書です。返済額の欄にある92,410円というのは毎月返済していく金額だと思ってください。 92,410円をずっと35年間払っていくイメージです。年間でみると111万円、これに35年間支払いが続いていきます。 毎月の支払いが92,410円ですが、35年間で支払うのは総額3,880万円です。 92,000円×12か月×35年間で3,880万円。つまり3,500万円借りて3,880万円返すことになるので、380万円が利息と思ってください。この380万円の利息を高いと思うのか、少ないと思うのかは人それぞれでしょう。 では図に戻ります。2019.10の欄を見てください。返済額の92,410円のうち、74,910円が元金、利息は17,000円が利息です。 つまり92,410円のうちの17,000円が銀行に支払ってるお金だと思ってください。 「92,410円のうち、17,000円も手数料を払うの!?」という感覚なのか、「たった17,000円しか払わなくていいんだ」と思うのかは人それぞれでしょう。 返済額の92,410円は26ヶ月まで変わりません。ところが元金に回るお金は74,910円を皮切りにどんどん増えています。2019.10では74,910円だったのが、26か月後には75,852円になっていますね。 そのかわり利息に払う金額は17,500円だったのが16,558円と減っています。 イメージとしてはこの図を参考にしてください。 最初はこの92,410円のうちの74,910円が元金で17,500円は銀行に払うお金です。この銀行に払うお金が年数がたつにつれて、どんどん減っていきます。これが住宅ローンの仕組みです。 住宅ローンの支払いが始まった時点では、元本と利息の割合は8:2になっています。92,410円払ってるうちの20%が銀行に支払い、80%は住宅の返済に回ってると考えてください。 それでは本題となりますが、3,500万円の住宅ローンから、200万円を繰り上げ返済するとします。3,500万円から200万円を差し引いた3,300万円に一番近いところを探してください。 200万円を返済に充てることで、26ヶ月分、つまり35年ローンが2年早い33年で終わる計算になりました。200万円で2年の支払期間短縮ができそうです。 シミュレーション②金利3.8%の場合 次に金利を変更して比較をします。 今から30年前の住宅ローンの金利は、3.8%ほどありました。3,500万円の住宅ローンを金利3.8%で組むと、月々150,800円支払うことになります。 先ほどは年間の支払額が111万円だったのが、181万円と1.5倍以上増えました。トータルでの払込金額は6,334万円になります。 金利0.6%の計算では利息の支払分で350万円ぐらいでした。今回の計算では2,800万円ぐらいを利息で支払う必要があります。 では支払いの内訳を見てみましょう。 先ほどは元本と利息の割合は8:2でした。今回はおおよそ7:3と逆転しています。 2019.10の欄を見てください。月の返済額は約15万円です。15万円のうちの11万円以上は利息として銀行に払わなければなりません。 この時代に繰り上げ返済をしたらどうなるでしょうか。 先ほどと同じ条件の200万円を繰り上げ返済に充てるとします。金利0.6%で繰り上げ返済した場合、26ヶ月返済時期を早められました。金利3.8%ではなんと46か月も返済を早められることになります。 まとめ なぜ今は繰り上げ返済をおすすめしないのかを解説しました。 0.6%の金利で3,500万円借りた場合、支払い総額は3,880万円です。金利は380万円ほどになります。 一方、30年前の金利3.8%の時代に同じ条件で住宅ローンを組んだ場合、総支払金額は6,334万円と大きな差が生じました。 繰り上げ返済に200万円を充てると、金利0.6%の場合は26か月返済を早められます。金利が3.8%の場合はなんと46か月も短縮できる計算になりました。 繰り上げ返済は金利が高ければ高いほど効果を発揮するといえます。 現在のゼロ金利時代では繰り上げ返済のメリットは薄れてしまうので、資産運用など他の使い途にお金を使われてはいかがでしょうか。

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