香港

【対談企画|前編】香港に移住する人必見!香港の基本情報からビジネス、生活面の基本情報まで徹底質問

香港で多くの日本人の資産管理や移住に関するサポートをされているシニアコンサルタントの才田氏に海外移住される方々に有益な情報を教えていただいているこのコーナー。このコーナーをご覧いただく方のなかには、実際に香港への駐在が決まったり、香港への移住を検討されたりと、香港生活に必要な情報を探している方も多いのではないでしょうか。 そこで、今回は香港への移住にスポットを当てて、香港の基本情報から香港での生活、仕事、社会保険や教育、資産管理まで、香港に来られる前に知っておきたいさまざまな情報を教えていただきました。前編となる本記事では、香港の基本情報を中心にお届けします。香港移住の準備に向けてぜひ参考にしてください。 〜対談スタート〜 香港の基本情報 日本から一番近い国際金融センター 高林:「香港は距離的にも文化的にも日本と近いことはご存じながら、具体的なイメージができない方もいらっしゃると思います。最初に香港の基本的な情報を教えていただけますか。」 才田:「まず地理的なことから説明すると、飛行機で九州、沖縄と南に下っていくと台湾がありますが、そこからそのまま横方面、中国大陸側に1時間程度飛行すると中国の広州というエリアに入ります。その一端に香港があります。地図で言うと、日本地図の下のほうに沖縄があり、台湾があり、そのもう少し南側に位置します。」 高林:「東京からだと(飛行機で)5時間程度ぐらいでしょうか。」 才田:「東京の羽田または成田空港を利用される方は4時間半~5時間くらいですね。季節(風の流れ)によっても変わりますが。福岡空港からだと大体3時間以内で行き来ができます。なので、海外といっても、非常に近い海外ですね。日本から一番近い国際金融センターが香港になります。」 高林:「香港のメインの空港はどちらになるのでしょうか。」 才田:「ランタオ島にある香港国際空港ですね。詳しい場所はGoogleマップでご覧いただけると思いますが、香港全体の左側に位置しています。都心までは空港からそのまま乗れるエアポートエクスプレスという新幹線のような列車でほぼ一直線で行け、とても便利です。所要時間も20分少々ぐらいですね。バスでは都市部まで小一時間で、価格も安いです。時間を優先するなら少々価は張りますがエクスプレス、価格優先ならバスですね。目的地や時間に応じてどちらかを選ばれるといいと思います。同行者が何人かいらっしゃる場合は大型タクシーやウーバーを利用される方もいらっしゃいます。こちらも中心部まで小一時間程度です。」 高林:「詳しく教えていただきありがとうございます。香港にはどれくらいの日本人の方が住まれているのですか。」 約1万人の日本人が香港に居住 才田:「香港には日系企業が千数百社と多くありますが、円安の影響もあって現地化が進んでいます。新型コロナやデモなどの社会的な問題もあり、5年前には約3万人と言われていましたが、現在は定住されている日本人は1万人程度になっているようです。といっても、FOODエキスポや香港開催のさまざまなイベントが多くありますので、香港に出入りされている日本人の方は新型コロナ収束後からまた徐々に増えてきているようです。定住者(駐在)というよりは出張という形で増えているのではないでしょうか。」 高林:「東南アジアはじめ、海外では日本人街みたいなエリアがありますが、香港にもありますか。」 才田:「リトル・トーキョーとか、海外には日本人街がある国もあるようですが、実は香港にはそういったエリアはないようです。香港は全体的に治安が安定していますし、狭さの利便性というか、電車、バス、タクシーなどでどのエリアでも30分くらいで移動できます。なので『日本人が多いな』というエリアはありますが、エリア一角が日本化しているようなところはないですね。香港島の太古(タイクー)エリアですとか、九龍(クーロン)エリアには日本の小学校や幼稚園があることもあって日本人が多めに住んでいるようです。私自身も離れたところに住んでいますし、さまざまなエリアに住まわれている方のほうが多い気がします。」 高林:「日本食レストランやお店が多く集まっているエリアはあるのでしょうか。」 才田:「飲食店やショッピングという面で言うと、香港島側であれば、中環(セントラル)や弊社のオフィスもある銅鑼湾(コーズウェイベイ)のエリアでは日本のメーカーが進出してきています。ドンキホーテもあります。九龍(クーロン)でしたら突端部分にある尖沙咀(チムサーチョイ)に日本食レストランが集まっているようです。でも、家賃が高いので、展開できる企業規模にもよりますし、実際には香港のいろんなところにありますね。最近では日本の外食チェーン店がたくさん香港に進出してきていて、例えば、スシロー、すき家、松屋、サイゼリア、ミスタードーナツなんかもあります。エリアによって日本食店のカテゴリは分かれますが、香港の至る所で日本食を食べられます。」 高林:「香港では日本食も食べられますが、やはり食事は中華系が多いのでしょうか。インド系やイタリア系など世界のさまざまな料理も食べられるでしょうか。」 才田:「ニューヨークと同じで、香港も『人種のるつぼ』と言われているぐらい、中華系、インド、アジア、ヨーロッパ、アメリカ等々さまざまな文化の人々が共存しています。ですので、ヨーロッパであればギリシャ料理、スペイン料理など各国々のメニューがあります。インド料理店、中華料理も各地方の料理が揃っています。日本料理のお話もしましたが、各県の有名ラーメン店、一押しの焼酎などもあり、多種多様な食事を選ぶことができます。住んでいて食事で困ったことはないと思います。」 高林:「すごくいいですね。日系のスーパーマーケットなんかもあるのでしょうか。」 才田:「日本のイオンもありますが、ローカルなスーパーマーケットでも日本の調味料などは買えます。先ほどお話ししたドンキホーテでも日本の食材、調味料がたくさん売られていますし、香港で日本の物が揃わないということはほぼないと思います。最近では円安の関係で、香港で買うよりも日本に戻られた時にまとめて買って来られるほうが安いと思いますが。」 香港の治安は? 高林:「それはすごく便利ですね。先ほど治安の話がでましたが、香港はスリや盗難、デモなど何か気をつけるべきことがあれば教えてください。」 才田:「どの国でもそうですが、行かない方がいいというエリアは香港にもあります。地元の人も避けるようなエリアに行くと何かに巻き込まれる可能性はありますが、旅行者にしろ生活者にしろ、通常に行動する範囲においては私自身も危険を感じることはありません。例えばタクシーなど、コミュニケーション不足で遠回りされて多めに料金を請求されたなどといったことはありがちですが、犯罪に巻き込まれるというようなことはほとんど聞きません。ただ、どの国でもそうですが、年末年始やクリスマスなど人がたくさん集まる時期は窃盗団なんかも一緒に入ってきますので気をつけた方がいいですね。」 高林:「ありがとうございます。(駐在の)ご家族帯同で来られてる方も多いと思いますが、過度に気を遣いすぎる必要はないということですね。」 才田:「そうですね。皆さん、ある程度安心して住まれていると思います。香港の方は、子供や妊婦、年配の方など、いわゆる優先者という方々にとても優しいと思っています。皆がそうではないですが、日本だと電車の中で妊婦さんが立っていても寝たふりをして席を譲らない人もいますよね。香港では『すぐに呼びかけてきて席を譲ってくれた』なんて話は色んな方から聞きます。」 高林:「ベトナムとか東南アジアもそういう傾向ですが、香港も近いのかなと思いました。香港の基本情報として最後に教えていただきたいのですが、香港の気候はどうでしょうか。」 才田:「私自身は『緩い四季がある』というような言い方をしています。最近は日本も四季がなくなってきている感じですが、香港ではチャイニーズ・ニュー・イヤー(1月末~2月はじめ頃)を明けた頃から急に蒸し暑くなりはじめて気温も30℃前半まで高くなります。その後4月、5月頃は(日本の)梅雨のような雨の多い季節になり、台風が来て、急に夏っぽい気候になり、蒸し暑さに加えて日射がキツくなります。それでも基本的に湿度がとても高く、女性は肌に潤いを感じられたり、気温が高くなりすぎなかったりと、おそらく日本の最近の夏の暑さよりは過ごしやすいのではないでしょうか。『日本は乾燥して暑いオーブンレンジの中にいる感じで、香港は蒸し器の中にいる感じ』と表現する香港人もいましたが、香港の気温は高くなっても34℃程度がMAXだと思います。 この状態が8月、9月と続いて10月になると徐々に秋めいた乾燥した空気になってきます。10月後半頃から12月ぐらいまで、湿度が低く、空気もきれいなとても過ごしやすい季節になります。香港は南方にあるため暑いのではとよく聞かれるのですが、私が体験したなかで一番低かったのは7℃くらい、10℃を下回ることはあります。1年のうち1週間だけダウンジャケットが欲しいと感じることがあります。」 高林:「一応、四季はあるけど気温の変化は日本のように激しくはないということなんですね。ありがとうございました。」 子連れで移住の場合に必須の香港の教育事情 香港での教育システム 高林:「お子様連れで香港に来られる方は教育面も気になると思います。幼稚園や学校など、香港でのお子様の教育について皆さんどのようにされているのか情報があれば教えていただきたいです。」 才田:「香港にはフランス系、イギリス系、アメリカ系などのインターナショナルスクールがたくさんあります。中学校までは日本人学校もあります。 私が特定の学校を推奨するものではないと思いますので、オープンスクールなどにお子様と一緒に行かれてみて、実際に学校の教育環境や指導の仕方などを見ながら、どういう教育を受けさせたいかによって選ばれるといいと思います。その際は将来的なことも考えることも大切だとは思います。例えば、ずっと香港にいらっしゃるとか、将来的に日本に戻られるとか。ずっと移住されるのであれば英語を身に着けた方がいいですし、しかも移住先がずっと香港なのであればローカル言語の広東語もできた方がいいのではないでしょうか。言語にしても英語ベースで広東語も学べる、または広東語ベースだけど英語も学べる学校、あるいは香港は中国の一部でもあるので中国語を教える学校も増えてきていて選択肢はたくさんあります。実際にお子様に合うかどうかをしっかり見定められるのがいいでしょう。弊社のスタッフに実際に自分の子をどこに入れたという話はたくさん聞いていますので、必要であれば何かしらの情報提供はできるのではないかと思います。 ただ、香港は日本と違って9月からスタートなので、それに合わせて1年ぐらい前から探し始めたほうがいいと思います。」 高林:「香港では街中や職場などで使う言語は異なるのでしょうか。」 才田:「ベースは広東語です。音の高さも9声あると言われていて、発音に気をつけないと意味が変わって全然通じなくなってしまいますが、日本人が頑張って広東語を話すと現地の人は喜んでとてもいい対応をしてくれる方も多いです。書類のベースは英語ですので英語が話せる人も多いです。1997年に香港返還となって一国二制度が始まり、中国の方も多く入ってきていますので、4声の中国語(普通語)での会話も一般的になってきている気がします。ベースは広東語ですが、ビジネスの場では英語もしくは中国語が一般的ですね。」 高林:「では、街中のほとんどの店では英語は通じると考えて大丈夫でしょうか。」 才田:「それがですね、イギリスやアメリカで英語を学んだ方々は、香港の英語はわからないとよく言います。日本でジャパニーズイングリッシュと言われるのと同じだと思いますが、現地の元々の発音がベースになって英語を話したりするので、英語は通じるけど、たまに理解できたりできなかったりしますね。まあ、それもコミュニケーションのひとつとして楽しんでいただければいいと思いますし、日本国内とは違っておおよそ英語が使える環境だと思います。」 高林:「駐在で来られる日本の方は英語メインだと思いますが、仕事のために広東語を勉強される方なんかもいらっしゃいますか。」 才田:「駐在で来られる方は基本的に英語か中国語のどちらか、もしくは両方がビジネスレベルでできる方が多いと思います。広東語はマストではないですが、ローカルの方々と積極的にコミュニケーションをとって仲良くなるための追加の言語学習として学ばれている方はいるかと思います。」 高林:「英語は必須なんですね。」 才田:「英語は必要ですね。何をするにせよ、英語力は合ったほうがいいと思います。できれば指示ができるレベル、最低でもコミュニケーションが取れるレベルの英語力があると大分違ってくると思います。」 香港移住の準備について 香港移住のためのビザ 高林:「ここまでは香港の生活環境に関する内容をお伺いしましたが、続いて実際に移住するとなった場合についてお聞きしたいと思います。 まずは海外移住するにあたってビザについて考える必要がありますが、香港にはどのようなビザがあるのでしょうか。また、才田さんの周りの方々はどのようなビザをで来られている方が多いのか教えていただきたいです。」 才田:「基本的に、私の周りにいらっしゃる方は就労ビザといって、香港で正式に働くことが許可されているビザを取得されている方、家族に帯同して移住する家族ビザで来られる方が多いです。最近は企業の姿勢も変わってきているようで、1年限定の就労ビザのようなトレーニングビザ(研修ビザ)で来られて香港を経験して帰国される方も多いようです。あとは、最近は香港政府もあまり積極的ではないですが、投資家ビザですね。主に事業投資として香港に事業資産を落としてもらうためのビザがあります。昔は不動産やファンドへの投資も良かったのですが、審査も最近厳しくなってきたり、投資家ビザも変わってきていると聞きます。就労ビザを含め、正規のビザで滞在されて7年経つとパーマネントビザという、香港への永住権を得られるビザを取得できます。これら5種類のビザのどれかを持たれている方が多いですね。ビザ取得の難易度は香港の経済状況や、香港人の就職率、世論などによって大きく変わりますので、適宜情報を集めておきたいですね。」 高林:「ありがとうございます。香港現地の方と結婚して、香港と日本のどちらにも住めるようにされている方なんかはいらっしゃいますか。」 才田:「そうですね。女性、男性のどちらもですが、海外の方と結婚されて配偶者ビザを取得される方もいらっしゃいます。元々の目的が結婚であれば配偶者ビザになりますが、そうでなければ(配偶者ビザでも現地での就労許可はありますが)結婚か就労か、ご自身のステイタスは考えておくほうがいいと思います。結婚は素晴らしいことではありますが、どうしても性格や生活感が合わずに別れることもあります。その時、配偶者ビザに依存した形だと、滞在可否の状況が変わってしまいますよね。ご自身の生活スタイルとか生き方に応じて配偶者ビザを選ぶか、就労ビザのままでご結婚されるかなどを選ぶ必要があるのではないかという気がしています。」 高林:「ありがとうございます。就労ビザで来られる方は駐在と現地採用として来られる方で何か違いはあるのでしょうか。例えば、ベトナムだと専門性のある職種で3年以上日本での経験がある、大学卒業資格があるなど細かな条件があるのですが。」 才田:「どの国でも海外から来る人をすごく優遇するところはありませんよね。基本は自国民を大切にしつつ、自国民で埋められないポストなどを外国の優秀な方に働いて欲しいというのがビザ発給の大前提だと思います。ですので、その方にどんな特殊な才能があるのかを見られますし、職種によっては学歴、(移住先での)新しい仕事に活かせそうな過去の経験なんかを見られます。雇用主に対しても、なぜ日本人を雇用する必要があるのかを聞かれることが多いと思います。弊社でも、家族ビザやパーマネントビザなどさまざまなビザを所有している人が働いています。必要があれば、それぞれの状況に合わせて弊社もビザ代行会社と連携しながらビザ取得に向けてやっているのが実態です。」 高林:「近年、ビザの取得要件が厳しくなっているということはありますか。」…

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香港で仮想通貨を始めるには?2026年最新の規制・税金・取引所をFPが徹底解説

香港は2024年にビットコイン・イーサリアムの現物ETFをアジアで初めて承認し、仮想通貨(暗号資産)のグローバルハブとしての地位を確立しつつあります。一方で、2026年に入りOTC取引やステーブルコインに対する規制が急速に整備されており、「自由に取引できる」というイメージだけで参入するのはリスクがあります。本記事では、香港在住のFPとして日本人投資家の資産運用をサポートしてきた110 Financial Supportが、2026年時点の最新規制・税制・取引方法を整理して解説しますのでぜひ参考にしてください。 この記事でわかること 香港における3つの仮想通貨(暗号資産)ホットニュース 2026年4月現在、香港における仮想通貨の3つのニュースが投資家の間で話題となっています。 3つのトピックを理解することで今後の仮想通貨が投資対象になり、一般の人々の認知度がさらに高まると、価格上昇が見込まれます。それぞれの話題について詳しくみていきましょう。 【1】香港の複数の発行体が暗号資産ETFが承認された チャイナ・アセット・マネジメント(China Asset Management)やボセラ・キャピタル(Bosera Capital)などの資産運用会社が「ビットコイン(BTC)ETF(上場投資信託)とイーサリアム(ETH)ETFの上場が承認された。」とWeChat(微信)のようなソーシャルメディアプラットフォームに投稿しました。 このニュースを受けて、ビットコイン(BTC)の価格は66,500ドル、イーサリアム(ETH)は3240ドルまで上昇しました。※ニュース発表当時の価格 インパクトが大きい理由として、現在アメリカの証券取引所に上場されているビットコインETFのみ、仮想通貨ETFは取引されていないため、アジア時間では取引ができていません。しかし、承認されるとアジア時間でも取引が可能になるため、投資家が参加しやすい環境が生まれることになります。 世界中で投資家が参加しやすい環境ができると、取引が活発になり資産価値が増加する傾向です。そのため、アジアで初のETFが承認されると仮想通貨には追い風となると予想されます。 参照:CoinDeskJapan『香港でビットコインETFとイーサリアムETFが承認されたと発行体が投稿──ビットコインとイーサリアムは上昇』 【2】香港でのビットコインスポットETF承認は「一大事」になる可能性がある 4月10日にロイターは「香港の規制当局は早ければ、来週にもビットコインのスポット上場信託(ETF)を承認するだろう」と報じたことにより、承認後の資金流入によって、ビットコイン(BTC)は史上最高値を更新しています。 香港に拠点を置くヘッジファンドやファミリーオフィスだけでなく、中国本土の投資家もアクセス可能になるため、多くの投資家が参加します。そのため、株や不動産、金に投資している中国の投資家やヘッジファンドはビットコインETFも投資対象として投資を始めます。その結果、資金が流入し流動性が高まり、資産価値が高まると予想されています。 元安・ドル高傾向が懸念材料になっていたり、金や不動産以外の投資対象を探している中国の投資家は多いため、ビットコイン(BTC)ETFの期待が膨らんでいます。シンガポールを拠点とする分析会社10xリサーチ(10x Research)の創設者マーカス・ティーレン(Markus Thielen)氏は、2013年に見られたビットコインの強気相場のように、中国の個人投資家の熱狂を後押しする可能性があると述べていることからも、ビットコインスポットETF承認は大きな価格変動の要因となる可能性があるでしょう。 参照:CoinDeskJapan『香港でのビットコインスポットETF承認は「一大事」になる可能性:アナリスト』 【3】香港は仮想通貨でアジアの取引ハブを目指している 香港がビットコインやイーサリアムのスポットETFを承認すれば、アジアで初めての都市として、ビットコインETFやイーサリアムETFの金融商品を扱えるようになります。承認の結果次第では、日本、シンガポール、韓国など他のアジアの国々における規制当局の判断にも大きな影響を与える可能性があります。 香港がアジア全域での仮想通貨取引と投資の未来を形作る重要な事例となりうるのです。香港の動きは、アジア地域における金融イノベーションと市場の成熟を促すことに寄与するでしょう。 2026年最新|香港の仮想通貨規制の全体像 香港の仮想通貨規制は、証券先物委員会(SFC)と香港金融管理局(HKMA)の2つの機関が管轄しています。 SFCは仮想資産取引プラットフォーム(VATP)のライセンス制度を運用しており、2024年6月以降、ライセンスを持たない取引所は香港居住者へのサービス提供が禁止されています。2026年現在、HashKey ExchangeやOSL Exchangeなどがライセンスを取得済みです。 HKMAは銀行セクターにおける仮想資産の取り扱いに関するガイドラインを発出しており、銀行が仮想資産関連企業にサービスを提供する際のリスク管理基準を定めています。 規制の主なポイントを整理すると以下の通りです。 規制領域 管轄機関 概要 仮想資産取引所(VATP) SFC ライセンス制。無許可営業は違法 OTC取引(店頭取引) SFC/税関 2024年に新規制導入。登録制への移行 ステーブルコイン発行 HKMA 発行者ライセンス制度を2024年末に導入 カストディ(保管) SFC ライセンス取得業者のみが顧客資産を保管可能 銀行の関与 HKMA 仮想資産関連企業への銀行サービス提供ガイドライン 国際情報交換(CARF) IRD OECDのCARF枠組みに基づく自動情報交換。2026年以降段階的導入 FPの視点から補足すると、CARFの導入は香港の仮想通貨が「非課税だから何でもできる」という認識を変える可能性があります。日本の税務当局は海外の仮想通貨取引情報を把握しやすくなるため、日本の居住者が香港で取引する場合は日本での確定申告が必須です。…

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日本人が取得できる香港ビザの種類と移住手続きをするための方法や条件を紹介!

香港への移住を考えている日本人にとって、適切なビザの選択は移住をスムーズに進めるためにも非常に重要です。「香港に住むにはどのようなビザがあるのか。」「渡航の際にどのような手続きがあるのか。」疑問に思う方は多いと思います。この記事では、日本人が取得可能な香港ビザの種類を詳しく解説し、移住手続きをスムーズに進めるための具体的な方法を紹介します。 香港はその独自の文化と国際的なビジネス環境を背景に、世界中から人々を惹きつけています。しかし、移住を現実のものとするためには、就労ビザや投資家ビザといったさまざまな種類のビザの中から自分の目的に合ったものを選択す、正確なプロセスで申請する必要があります。 香港に移住するために必要なビザ 日本人が日本から香港へ渡航する場合どのようなビザがあるのでしょうか?香港には、経済的および社会的ニーズに基づき、さまざまな種類のビザがあります。就労ビザ、投資家ビザ、扶養家族ビザ、学生ビザなどが含まれます。 申請者の職業、投資意向、家族の状況、学術的目的などに応じて選択する必要があります。各ビザには特定の要件があり、申請プロセスを進めるにあたってこれらの要件を満たすことが必須となります。この過程を理解し、準備を整えることが大切です。 ビザの種類 概要 就労ビザ 専門的なスキルや資格を持つ個人向け。雇用契約が必要。 投資家ビザ 香港に事業を設立、または事業に投資する意向のある個人向け。 扶養家族ビザ 香港の永住権またはビザを持つ者の家族(配偶者や未成年の子供)向け。 学生ビザ 香港の認定された教育機関に正式に入学が決まった学生向け。 研修ビザ 香港企業や研究機関での研修やスキルの習得を目的とする個人向け。 ワーキングホリデー 18〜30歳未満の人限定で申し込みできる個人向け。 観光ビザ(旅行ビザ) 日本人は観光目的で香港に行く場合はビザは不要でビザ免除国になります。日本から香港へ特定のビザなし(旅行目的)で行く場合、滞在時間は90日以内です。移住を検討している場合は、まずはビザなしで90日以内の滞在時間を使って短期移住体験をすることをおすすめします。またワーキングホリデーの手続きが可能な場合は利用してみるのもいいかもしれません。なお、香港は日本にとってのビザ免除国であるため、観光目的での渡航は手続きが簡単ですが、長期滞在を考える場合は適切なビザを取得する必要があります 永住権(無条件ビザ) 有効なビザを持ち、香港で連続して7年以上生活することで、永住権を得る資格が与えられます。 永住権を取得することで就労、転職、起業などに関する制限がなくなり、仕事の掛け持ちを含む、さまざまな職業活動に自由に従事できます。永住権は、香港での生活とキャリアの可能性を大きく広げる重要なステップです。 金融資産への投資によるビザ発給も可能 香港政府は、経済発展と外国からの投資を促進するために、特定の金融資産への投資を通じてビザを発給するプログラムを提供しています。このプログラムにより、外国人投資家が香港内の資産に5億円以上投資する場合、投資ビザの取得が可能です。 投資ビザは、香港における経済活動の活性化に貢献するとともに、投資家に香港での長期滞在や事業展開の機会を提供します。投資ビザを通じて、香港の不動産、株式、債券などさまざまな金融商品への投資が可能です、投資家は香港の経済成長に直接貢献することができるため、高額の投資意欲がある外国人にとって魅力的な選択肢となっています。 香港移住のためのビザ取得に必要な審査 香港移住を実現するためには、ビザ取得に向けた厳格な審査プロセスを通過する必要があります。このプロセスには、申請者の職業背景、資金状況、健康証明など、複数の要件が含まれます。 就労ビザ 香港で就労ビザを取得するためには、申請者が特定の専門分野で高いスキルを持ち、そのスキルが香港で需要があること を証明しなければなりません。審査過程では、申請者の学歴、職歴、雇用契約書、および香港の雇用主からの推薦書類などが確認されます。 これらの要件を明確に満たし、申請者の専門性が香港の市場でどのように貢献するかを具体的に示さなければ、就労ビザ取得は難しくなります。 投資ビザ 投資ビザは就労ビザよりも取得条件が厳しいビザです。審査では、申請者のビジネス計画、投資の規模、事業によって生み出される雇用機会、およびその事業が地域社会や経済に与える影響を含めて検討されます。 投資ビザの申請を通すためには、ビジネスプランが実現可能、かつ社会に影響力のあるものでなければなりません。また、申請者が過去に成功した事業実績を持ち、それを香港で再現できるという確信を香港入国管理局に与えられるかが重要です。 その他ビザ 香港では就労ビザや投資ビザ以外にも、さまざまな種類のビザが存在します。例えば、香港で教育を受けるための学生ビザ、家族と一緒に住むための扶養家族ビザなどがあります。 これらのビザ申請に際しても、申請者は滞在目的を明確にし、必要な書類を準備する必要があります。各ビザには独自の審査基準が設けられているため、取得したいビザに合わせて漏れがないよう書類を準備することが大切です。 香港移住・永住権の申請に必要な書類 香港へ住むには、移住や永住権を申請する際には書類を準備しなければなりません。基本的に必要となるのは、自身の香港IDカードとパスポートのコピーです。 さらに、永住権申請の場合は過去7年間、継続して香港に滞在していることを証明するため、雇用証明書、納税証明書、入出国履歴を含む関連書類の提出が求められます。 これらは申請者が香港で安定した生活基盤を持ち、社会への貢献をしてきたことを示すために重要です。また、家族と共に永住権を申請する場合は、結婚証明書や出生証明書など家族関係を証明する書類も必要です。 永住権を取得するメリットとデメリット 香港に移住し、永住権を得るためには、まずいずれかのビザを取得し、7年以上香港に滞在し続けなければなりません。永住権を取得することで得られるメリット、そしてデメリットについて解説します。 永住ビザを取得するメリット 香港で永住権を持つことで、ビザの延長手続きや条件付きで居住する必要がなくなり、無条件で香港に住めるようになります。 また、就労に関する制限が撤廃されるため、転職、起業、副業、仕事の掛け持ちなどを自由に行えます。 さらに、香港の銀行での個人口座や法人口座の開設時、手続きが容易になります。これは、ビジネスや個人の財務管理をよりスムーズに行う上で大きなメリットです。 不動産を購入する際には、15%の印紙税(Stamp Duty)が免除され、不動産投資のコストが軽減されます。またパーマネントIDを利用することで、マカオとの出入境が容易になりますが、これには事前登録が必要です。また香港、マカオの永住権を持っている外国人であれば、中国本土を往来することが出来る非中國籍者の内地通行証の申請もできます。 永住権によって、香港での生活の自由度が上がることが大きな魅力です。 永住ビザを取得するデメリット 香港で永住権を取得した際に起こり得るデメリットは、永住権を保持していると中国本土に配偶者がいる場合、その人のための家族ビザを申請できないというものです。 そのため、中国本土に住む中国人配偶者と香港で一緒に生活をしたいと考えている方は注意が必要です。…

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海外移住のお金・費用はどのくらいかかる?香港・タイ・ベトナムの場合の生活費も解説!

最近は、海外移住を考えている人も増えていると思いますが、海外移住ではどれくらいお金や予算が必要か気になるところです。とはいえ海外移住が初めての方は「どれくらい費用がかかるの?」「いくらあれば移住できるの?」「海外で安心して生活できるの?」などと、疑問がある方も多いのではないでしょうか。 本記事では、香港・タイ・ベトナムを軸に海外移住にかかるビザや家賃などの移住費用について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。 香港での移住費用   まず、香港についての移住費用について、ビザの種類や費用面について解説します。 香港の渡航費 香港への往復の渡航費(航空券代)は約4万円〜11万円になります。 香港でのビザについて 香港でのビザについては全6種類ありますが、今回は移住向きの「就労ビザ」、「投資ビザ」の2点について解説します。その他のビザは、旅行者や留学生向けになりますので今回は省略いたします。※以下、就労ビザの取得代行業者によりビザ取得費用、取得確率の向上などは変わります。今回は一般的に弊社で把握している費用を記載しております。お考えの際はご相談ください。 就労ビザ 就労ビザとは、香港で就職・転勤するために必要なビザです。ただし、就労ビザを取得する条件は厳密に決められています。香港では他国と比べて、自国の就職確保も考えているため、国が指定する条件をクリアしなければ就労ビザを確保できないからです。 国が指定する条件として「専門的な技術・経験を有する者」に限られ、条件をクリアするには相当の技術や能力が必要になります。就労ビザの取得費用は9,980香港ドル(約19万円)です。 投資ビザ 投資ビザとは、移住する国の企業に投資することで取得できるビザです。投資ビザでは投資した企業と申請者への審査があり、取得するには時間を要します。 取得費用は15,000香港ドル(約28万円)です。 香港での永住権について  香港で永住権を取得するには、7年以上の滞在が必要です。永住権を取得すると、ビザが不要でも暮らせたり、香港の銀行での開設がしやすくなるメリットがあります。取得費用は5,000香港ドル(約9万円)になります。 香港での生活費用 この章では、香港で暮らす家賃、光熱費などの生活費用について解説していきます。 香港での家賃について  香港での家賃相場は3,800香港ドル〜12,000香港ドル(約70,000円〜220,000円)かかります。※この価格感で一人暮らしでもギリギリでしょう。ご家族帯同となるとこの1.5倍から2倍は必要となります。香港の家賃の物価は日本と比較してかなり高めです。また、一人暮らしの場合はシェアハウスを利用するなど、コストを抑える工夫が必要になるでしょう。 世界的に見ても香港は家賃相場が高い国と言われています。移住後に後悔しないように事前に調査しておくことをおすすめします。家賃が高い理由として、香港では税制面で優遇措置がされる「タックスヘイブン」が採用され、世界から香港に移住したい需要が増しているためです。 香港ではインフラが整っており治安も良く、住みやすい街とされています。また、地下鉄やバスによる交通費がとても安いです。少し家賃を抑えたい方は、郊外への移住を検討してみてはいかがでしょうか。 香港での食費  香港での食費は約90,000円〜150,000円/月かかります。独身の方であれば10万円以内で生活でき、夫婦であれば10万円以上の金額はかかるでしょう。香港では、夜市を活用すると値段が安めなので食事が楽しめるのが魅力です。地域によりイオンやそごうなどの日系スーパーマーケットがありますが、日本から輸入しているため、商品の値段は少し割高になります。 コンビニは日本と比較して物価が変わらないので食事を安く済ませられるでしょう。 香港での光熱費 香港では光熱費は安いと言われています。特に、水道代では中国から水を購入している地域もありとても安いと言われています。 香港での医療費 香港では日本のような健康保険制度は無く、医療費は全額自己負担になります。そのため、事前に医療保険に加入しておかないと、高額な医療費が発生し後悔する可能性があります。ビザ取得者であれば政府の病院で医療費を安くすることが出来るのですが、常に患者さんの大行列のため緊急度の低い治療であればいつまでも待たされる結果になります。 私立病院も沢山あり、日本語の通じるクリニックもありますが、政府の病院と比較すると割高に感じるのではないでしょうか。また大きな病気であれば全額負担となると費用がかかり過ぎるので、ご自身での医療保険、疾病保険の加入をお勧めいたします。 香港では国の健康保険がない代わりに、上記の政府の病院制度や、民間の医療保険制度が充実しています、まず日本や他の海外から渡航される場合は、その国発行の海外旅行傷害保険に半年分ほど加入し、その間に、香港内で使える医療保険の加入を検討してください。よくワーホリなどで、勢いで渡航する方も増えていますが、日本出国時の海外旅行傷害保険は、海外に出てからだと加入できませんので、事前に準備しておくことをお勧めします。 また、起業移住、投資移住の際や、就職するために香港に行く際は、一度、海外赴任先、海外就職先の福利厚生(医療保険)の内容については確認しておくべきでしょう。 日本語で現地の医療情報を入手できる会社:NNIインシュランスブローカー 香港での通信費 ・香港での月の通信費は約10,000円程度になります。 香港での交通費 香港での交通費をタクシー、バス、電車の料金順に並べました。 香港で20日働き、自宅と会社を往復した料金を想定して掲載しております。 タクシー代(初乗り400円,1kmごとに約150円追加) 約5kmを往復するなら約1,000円×20日=20,000円 バス代金(料金は距離計算) 約40円〜1,400円×20日=(約800円〜28,000円) 電車代金 (1日地下鉄乗り放題) 1日地下鉄乗り放題1200円×20日=24,000円 タイ移住にかかる費用  つづいて、タイへの移住する費用について解説します。タイは日本人も多く、治安もいいので最近移住者が増えてきています。タイに住むにはどのような方法があるのでしょうか? タイへの渡航費 タイへの往復の渡航費(航空券代)は約2万円〜8万円になります。 タイ移住するためのビザの費用  タイはビザを取得しやすい国の一つです。タイでは収入や資産、年齢により、ビザの取得条件が異なります。 タイに移住して取得できるビザや書類については下記の通りです。 ノンイミグラントビザ・カテゴリーB タイで現地企業に就職して働く場合「ノンイミグラントビザ・カテゴリーB」という就労ビザを取得しなければいけません。 まず、日本の大使館(東京・大阪)でシングルビザを取得します。費用は10,000円。そして、タイ入国後90日以内に「労働許可証」を取得したのちに就労ビザを取得できるのです。労働許可証の取得費用は10,000TB(約40,000円)です。 リタイアメントビザ(老後ビザ) …

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【2023】香港の入国規制が緩和!9月最新の渡航情報を解説

2023年9月現在、COVID-19(以下:新型コロナウイルス)の流行が落ち着き、日本をはじめ諸外国・地域でも入国制限が緩和されています。 本記事では香港へ金融手続き等で渡航を考えている方のために最新の渡航情報をお伝えします。2023年4月より入国(入境)の条件が変更になった香港。事前のPCR検査やワクチン接種は必要なのか、香港入国(入境)時や日本への帰国時の手続きについても解説します。 2023年9月現在の香港の入国規制・制限 2023年4月、香港への入国条件が変更されました。 従前の状況と2023年9月現在の渡航情報を整理していきましょう。 以前の状況 2023年3月までは香港への入国にあたって新型コロナウイルスに感染していない証明が必要でした。 具体的には次のどちらかです。 2023年9月現在の状況 2023年9月現在の香港への渡航情報を、入国規制・マスクの着用・フライト情報の3つの観点から整理しておきましょう。 香港への入国規制 香港への入国にあたり、2023年4月1日からは以前のような陰性証明が不要となっています。新型コロナウイルスについて事前の検査なく入国できる状況となりました。入国後、現地で何か検索の確認されることはありませんが、渡航中に高齢者や基礎疾患のある方とお会いする予定のある方や、訪問先の誰かに移したくないという方は、あらかじめ検査*をして感染状況をチェックしておくと良いと思います。  *迅速抗原検査は専用の検査キットを使って新型コロナウイルスに感染しているかどうか自分で検査する方法です。綿棒で鼻の中を拭い、専用の薬液に綿棒を入れてかき混ぜた後、試験紙を薬液に浸すと10分程度で結果が出るしくみです。 迅速抗原検査キットは日本では薬局やドラッグストアで買えるほか、香港現地でも薬局や雑貨店で購入できます。 香港でのマスクの着用要件 香港ではマスクの着用も基本的には不要となっています。公共交通機関や屋内外の公共の場でもマスクをつける必要はありません。 しかし医療施設や高齢者施設などの特定の場では行政上のマスク着用要件に従いましょう。呼吸器疾患のある方、免疫力が低下している方、慢性疾患のある方が換気の悪い場所に滞在する際もマスクの着用が勧められています。 東京-香港間のフライト状況 香港へのフライトは羽田空港・成田空港ともに毎日運行しています。香港と日本の時差は1時間。香港のほうが日本よりも1時間遅れています。羽田空港から香港へはおよそ4時間半のフライトで、たとえば9時発の便なら香港に12時30分頃到着するイメージです。また成田空港からはおよそ5時間のフライトで、9時発の便だと現地に13時頃到着します。 香港入国時と日本入国時(帰国時)の手続き ここからは香港に渡航する際に必要なビザや入国手続き、また香港から日本に戻る際の入国手続きについて解説します。 香港入国時 香港への渡航にあたり、基本的に3ヵ月以内の滞在であればビザは不要です。ただしパスポートは滞在日数+1ヵ月以上の残存有効期間が必要ですので、渡航前に確認しておきましょう。 また気をつけたいのがビジネス目的での入国です。就業や投資のための訪問・滞在は通常、就労ビザや投資ビザの申請を要します。しかしビジネスの会議や商品説明会、短期セミナーなどに参加する場合などはビザなしでも入国が認められる場合も。 判断が難しい方は香港への入国やビザ申請のサポートをおこなってくれる専門業者を頼りましょう。 日本入国時(帰国時) 日本に入国する際にも、新型コロナウイルスの陰性証明やワクチン接種証明の提出は不要です。 なお主要5空港(成田・羽田・中部・関西・福岡)では、発熱や咳などの症状がある方を対象に検疫所での任意の調査がおこなわれています。内容は鼻腔ぬぐいでの検体採取、行動歴・症状の確認です。 入国審査・税関申告については「Visit Japan Web」という入国手続きオンラインサービスを使うとスムーズです。 スマートフォンからサービスサイトにアクセス・ログイン(会員登録)し、航空券やパスポートを見ながら画面に必要な情報を入力していきます。あとは発行されたQRコードをかざすだけで入国審査・税関申告を通過できます。帰国前の空き時間に入力をすませておきましょう。 \日本と海外に精通したフィナンシャルプランナーが対応/ HSBC香港の現地でしかおこなえない手続き 最後に、金融関係の手続きで香港への渡航を考えている方のためにHSBC香港(銀行)を例にして現地でしかおこなえない手続きを紹介します。 「実はインターネットでも手続きできた」となれば渡航費用も時間ももったいなく感じてしまいます。事前に整理しておきましょう。 HSBC香港において、香港現地でしかおこなえない手続きはおもに次の2つです。 住所変更や口座の解約などはインターネット・電話・郵送でおこなえます。ただし郵送の場合は署名を覚えていることが前提です。 また口座開設の際には次の3点が必要ですので、あらかじめ準備しておきましょう。 HSBC香港での口座開設についてくわしく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。 \日本と海外に精通したフィナンシャルプランナーが対応/ まとめ 本記事では2023年9月現在の香港への渡航情報をお伝えしました。香港・日本ともに入国の際、新型コロナウイルスの検査結果(陰性証明)やワクチン接種証明の提出は不要です。 出入国はしやすくなったといえますが、金融手続きで現地訪問をお考えの方はコミュニケーションがすべて英語または中国語でおこなわれることもお忘れなく。たとえばHSBC香港では英語 / 中国語を話せるかどうかも口座開設の審査基準のひとつとされています。こうした香港での金融手続きに関してお困りの方は110Financial Supportへご相談ください。口座開設サポートのほかにも、口座解約・口座凍結解除のサポートも承っております。

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【海外保険紹介】GENERALI香港『Lion Tycoon Beyond』

GENERALI香港の人気商品『Lion Tycoon』に新しいプランが誕生しました。その名も『Lion Tycoon Beyond』です。 今回の記事では『Lion Tycoon Beyond』について解説します。 目次 ・GENERALI香港の歴史・GENERALI香港の格付け・Lion Tycoon Beyondの特徴・Lion Tycoon Beyondの商品概要・シミュレーション表・リターンまとめ GENERALI香港の歴史 1831年にイタリアで設立された世界規模の金融会社です。 1975年に香港で事業をはじめました。GENERALIグループのグローバルな専門知識とローカル知識をもって、200,000人以上の顧客数を誇っています。また毎年300,000以上のクレームに対応しています。 GENERALIのロゴはライオンのほかに、190YEARSと書かれているものがあります。 190年以上続いてる保険会社はなかなかありません。 ちなみにGENERALIのスタッフによると「190年間ライオンのロゴは変わっていない。それが他社との違いだ」と言っていました。 「本当にGENERALI香港は存在するの?」と疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。そこで弊社はGENERALIのオフィスに突撃訪問してきました。その模様はこちらの動画でご覧ください。 GENERALI香港の格付け A.M. Best’s financial strength ratingsにおいてA評価を獲得しています。また香港やイタリアなど、世界50か国以上でもビジネスを展開中です。 さらに ・『世界の金持ち500人』・『世界有名企業500社』 などのランキングを出しているフォーチューングローバルにおいて『500企業のトップ100』に22年間ランクインしている実績があります。日本人が知らない世界の巨人ですね。 Lion Tycoon Beyondの特徴 保険商品の名前である『Tycoon(タイクーン)』とは、『超お金持ち』という意味です。 『Beyond』は『その先へ』という意味なので『えっ!超大金持ち?』と、夢があって儲かりそうな名前の商品ですね。 それではLion Tycoon Beyondの特徴を見ていきましょう。 ・積極運用型で人気の『Lion Tycoon』がグレードアップ『Lion Tycoon』よりもトータルリターンが上がっています。契約者としてはうれしいポイントですね。 ・安定的な運用と積極的な運用を、バランスよく組み合わせている ・固定金利の債券運用と、変動リターンの株式運用を混ぜている ・世界経済の一番おいしい投資部分に、保険会社の保有する膨大な資産規模で運用してくれる ・次世代への引き継ぎも可能香港の保険商品の大部分に付くようになったオプションです。 これまでの一般的な保険は、万が一の出来事があったのち親族が保険金を受け取るか、または自分の意思で保険を解約するか、の2択でした。 それが自分の子どもに保険を渡せる選択肢も増えたのです。 ただし日本では贈与や相続などの税金部分が関わってくるため、このオプションを使える日本人はあまりいないでしょう。 Lion Tycoon Beyondの商品概要 商品概要は以下のとおりです。 ・運用通貨:USD ・支払期間:2年、5年、8年、10年、一括(2年分前納)支払い期間が選べるので、ライフプランに合わせて選択できます。 ・年齢制限:生後15日~最大75歳産まれたばかりのお子さんがいらっしゃるご家庭では、学資保険の代わりに加入してもよいのではないでしょうか。 また次世代への引き継ぎもできるオプションを活用すれば、子や孫に引き継いでもらうこともできます。…

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【海外在住者必見!】香港で小切手の書き方や使い方を解説:書き方や種類、換金、現金化の方法も

香港に来て、初めて小切手を見た方もいらっしゃるのではないでしょうか。 また、銀行口座を開設した時に一緒にもらったけど、封筒から出したこともない。。。という方も多いと思います。 この記事では、日本ではあまり使用することがない小切手の使い方や書き方、注意点をご説明します。 目次 小切手とは はじめに小切手とはどのようなものかご説明します。 小切手(こぎって、仏: Chèque 、米: Check 、英: Cheque )とは、銀行等の支払人に対して口座を有する振出人が、所持人(または名宛人)に対し作成者(振出人)の口座から券面に表示された金額の一覧支払いを委託する有価証券。 出典:Wikipediahttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%88%87%E6%89%8B 現金の代わりに使用するものです。紙切れに受け取る方の名前や金額を書いて使います。 大金を持ち歩くのは大変ですよね。盗難の危険性などを防ぐために香港の一般的な商習慣として小切手が使われます。 小切手を現金化する方法 でも、小切手を受け取ったあとは現金化する必要がありますよね。 現金の受け取り方法は、 ①小切手用ATMで入金(Cheque deposit machine)②銀行窓口に持っていく③銀行内の小切手用ポストに投函する と、主に3つあります(HSBCの場合)。 最も便利なのは①の小切手用ATMで入金する方法です。 銀行にある小切手用ATM(Cheque deposit machine)に自分の口座番号を入れたり、キャッシュカードを指したりして入金します。 ほかには窓口に持っていき現金化する方法や、受け取った小切手の裏面に必要事項を記入して小切手用ポストに投函する方法があります。さらに小切手は手形と違って期日ないので、受け取ったらすぐに換金することができます。 小切手はどんなときに使うのか 小切手が使われる場面は、 などです。 香港では保険料の支払いの際、小切手をはじめて書く方もいらっしゃいます。 小切手の書き方 実際に小切手の書き方を見ていきましょう。香港の小切手は基本手書きで記入します。 2021年10月1日に○○company limitedへHKD512,300.51支払う内容です。 ======================================== まず、点線より左側は、誰に対して、いつ、何のために小切手を発行したのかを記録しておく控え部分となります。そして右側は、点線を堺に切り離すことが出来ますので、その右側が小切手の本紙となります。 ======================================== ①まずは日付を書きます。2021年10月1日と記入しました。手形のように支払日の調整も可能です。 ②次に支払先の名称です。○○company limitedを『Pay』の欄に記入します。 スペルミスに気をつけてくださいね。手書きなので一度失敗すると再度書き直しになります。 ③続きまして金額です。左側には漢数字右側には変換してアラビア数字で金額を書く必要があります。漢数字を利用する理由は改ざん防止のためです。右側の『HK $』欄に漢数字を変換して512,300.51と数字で記入します。 ここまでは比較的、簡単に記入できるのではないでしょうか。 次からは慣れないと難しいかもしれません。 ④『HK $』に記入した数字をアルファベット文字で『HK dollars』欄に記入します。今回はThousand Three Hundred Dollars and Fifty…

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【海外保険紹介】AIA香港 Admire Life2

今回の記事はAIA香港のおすすめプランである『Admire Life2』をご紹介します。ちなみに私も購入している商品のひとつです。 目次 AIA香港とは AIA香港は香港の保険会社です。日本人で知っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ・歴史 1919年 創業。当初は中国の上海に本社を置き、事業展開を開始。 1945年 上海から撤退し、ニューヨークに本社を移動。以降、American International Group(AIA)の子会社となる。 2008年 金融危機により、AIGから独立 2011年 香港証券取引所に上場 ・格付け S&PでAA-(非常に強い) MoodysでAa3(非常に優れている) と高い評価がつけられています。 香港ローカル及び世界でも安定した保険会社といえるでしょう。 アジアの金融大国といわれている香港やシンガポールの2大拠点でビジネスを展開しています。 2021年のニュースでは中国の13億人マーケットに参入する動きをみせています。日本でいうゆうちょ銀行やかんぽ生命あたりの株式を買いこんでおり、新型コロナウイルスが終息したあとの展開を狙っているようです。 AIA香港については過去記事でも解説しています。こちらも参考にしてくださいね。 Admire Life2の特徴 以前の動画では『Simply Love Encore 5』という保険商品をご紹介しました。 『Simply Love Encore 5』は資産運用に特化した商品だったのですが、今回の『Admire Life2』は死亡保障付きの運用を兼ねた中長期の終身保険です。 貯蓄をしたいけど死亡保障もつけたい方におすすめの商品になっています。 変動要素の少ない債券運用(60~80%)と変動要素の大きい株式運用(20~40%)を最適化して分配。 バランスのよい運用を行いつつ、万が一のときはご家族のための死亡保険金を確保します。攻めも守りも高いレベルで備えられる商品です。 AIA香港の『Simply Love Encore 5』は過去記事でも解説しています。 商品概要と購入対象者は 商品概要は以下のとおりです。 運用通貨:USD(米ドル)/HKD(香港ドル)支払い期間:一時払い/5年/10年/18年/25年運用可能期間:終身加入年齢:生後15日~75歳 香港在住の日本人で帰任や帰国、異動までにまだ時間の余裕がある方や、ずっと居住予定の方。保障として死亡保険金があるので健康な方(場合によっては健康診断が必要になります)などが購入対象になります。 一度大きな病気に罹った方は『Simply Love Encore 5』や、死亡保険金がついていない貯蓄に特化した商品を選ばれるのがよいでしょう。 シミュレーション表(一時払い) 条件を以下に設定した場合、どのような保障内容になるのかシミュレーションしました。 死亡保険金のUSD100,000を受け取るためにはいくら払わないといけないのでしょうか。 『Total Premiums Paid』はUSD50,665です。つまりUSD50,665を支払えば、死亡保険金がUSD100,000受け取れます。 シミュレーション表を見ていきましょう。 赤枠は解約返戻金です。保険契約者に対して払い戻されるお金を指します。 青枠は死亡保険金です。万が一、保険契約者が亡くなったときに家族が受け取るお金を指します。…

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AIA香港イチオシプラン – Simply Love Encore 5

AIA香港はアジアの中でもトップクラスの保険会社として知られています。 そのAIA香港が取り扱っている保険商品『Simply Love Encore 5』をご紹介します。 AIA香港とは AIA香港は香港やシンガポールでは有名な保険会社です。 それではAIA香港の歴史を見ていきましょう。 ➜ AIA香港の詳細についてはこちらの動画・記事を参照ください。 1919年 創業。当初は中国の上海に本社を置き、事業開始。1945年 上海から撤退し、ニューヨークに本社を移動。以降、American International Group(AIA)の子会社となる。2008年 金融危機により、AIGから独立2011年 香港証券取引所に上場 続いては会社の安全性を判断する格付けです。 S&PでAA-(非常に強い)MoodysでAa3(非常に優れている) と高い評価がつけられています。 香港ローカル及び世界でも安定した保険会社といっても過言ではありません。 2021年6月頃のニュースでは、中国の日本でいうかんぽ生命のような会社の株式を26%ほど購入しました。いよいよ中国の13億人マーケットの覇権を握りに行くような動きを見せています。 今後の発展にも期待できそうですね! AIA香港については過去記事でも解説しています。 こちらも参考にしてください。【保険会社】AIA香港の歴史や特徴をご紹介 Simply Love Encore 5の特徴とは それではSimply Love Encore 5の特徴を見ていきましょう。 ・掛け金をできるだけ抑えた死亡保障付きの貯蓄特化型プラン ・ロックインオプション 運用15年目から自分の好きなタイミングで不確定要素(Non-Guaranteed)の一部をロックできます。つまりその時点での運用リターンを『確定』させる事が可能です。 また、そのロックした資産に関しても運用され利息が付くため、ロック分の資産を好きなタイミングで引き出して利用ができるのは自由度が高く良いですね。 実は、保険商品にも株や債券などが組み込まれておりバランスの取れた運用をしているわけですが、相場の変動に応じてリターンも変動する運用部分もあるため、そのことを不確定要素といいます。 この不確定要素は保険の解約時にどうなっているのかは実際のところ確定していません。株や他の資産運用でもそうですが、できれば損をしたくないという気持ちが人情でしょう。 その不確定要素部分ををロックすることで、その時の評価額が固定され損益が変動しません。金額に応じた利息を得るという定期預金的な要素に変更されます。となると、不確定要素が固定され値動きも気にならず安心して出口(解約等)に臨むことが可能となります。 ・レガシーオプション 日本の保険ではまず見かけない(保険商品として作れない)オプションとなります。『契約者』と『被保険者』をお子様へ変更したり、そのお子様からお孫さんへと代々引き継ぎながら変更可能です。 まるで、メンテナンス不要の不動産のように次世代へと引き継ぐイメージとなります。 しかし、資産を引き継ぐ際は、各国の様々なルールに従って贈与・相続手続きをする必要がありますので、現在の日本の法律においては、日本国内に居住しているとこのオプションの適用は難しいでしょう。 もちろん、税金をしっかり支払ったとしても引き継ぐメリットがあれば、保険会社としては変更可能です。ですが、相続税や贈与税がかからない、香港ならではの商品といえるでしょう。 ・健康診断不要  過去に病歴があって保険加入を断られた経験のある人も心配不要です。大きな死亡保険金などの保障が少なく、運用に特化したタイプの商品のため、健康状態を気にすることなくご加入(資産運用を開始)頂けます。 商品概要と購入対象者は 商品概要は以下の通りです。 運用通貨:USD(米ドル)/HKD(香港ドル) 支払い期間:一時払いのみ※最低投資額USD5,000~ 運用可能期間:終身 加入年齢:生後15日~80歳 ※本記事・動画を編集中に『支払期間』が追加になりました。これまでの一括払いだけではなく、5年払、10年払としっかりと積み立てながら資産を作るのに最適な支払いを選択できるようになりました。 香港居住の日本人で帰任や帰国、異動までにまだ時間的な余裕のある方に向いていると思われます。 香港に住み続ける予定の方であれば、より最適ですね! また、一括払いを選択される場合、銀行預金に余裕がある方は加入しやすいでしょう。 シミュレーション表(一時払い) 条件を以下に設定した場合、どのような保障内容になるのかシミュレーションしました。…

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香港で金(ゴールド)を買うと本当にお得?相場・購入方法・売却ルールをFPが徹底解説|2026年版

「香港では消費税がかからないから、金を買うとお得らしい」そんな話を聞いたことはありませんか?確かに、日本の消費税10%分がまるまる浮くのは大きなメリットです。しかし、香港での金投資には購入方法や持ち帰りルール、売却時の税制など、知っておかないと損をするポイントが多数あります。本記事では、実際に香港で金を購入した体験をもとに、2026年現在の金相場や購入の流れ、日本への持ち込みルールまでをFPの視点から解説します。 この記事でわかること 香港でゴールドを購入、売買するとお得なのか? この記事はさまざまな国の方が見られているかと思いますが、香港でゴールドを購入・売却をするとお得なのかを解説していきます。 購入時のお得ポイント 金の相場は世界共通で、ロンドン金市場(LBMA)が基準となる国際価格で取引されています。つまり、香港で買っても日本で買っても金そのものの価格は同じです。違いが出るのは「消費税」と「取引手数料(スプレッド)」の部分です。2026年3月時点で金の国際価格は1トロイオンス(約31.1g)あたり約3,000ドル前後で推移しています。1gあたりに換算すると約96ドル(約14,500円)が目安です。香港で購入する場合、この金額に消費税がかからないため、日本で購入するより約10%(1gあたり約1,450円)お得になる計算です。 売却時のお得ポイント  香港で購入した金を売却する方法は主に2つあります。1つ目は香港の銀行や貴金属店で売却する方法。この場合、香港にはキャピタルゲイン税がないため、値上がり益に対する課税はありません。2つ目は日本に持ち帰って売却する方法。日本で売却した場合、利益は「譲渡所得」として課税対象となりますが、保有期間が5年を超えると長期譲渡所得として税負担が軽減されます。FPの視点から言えば、短期の売却益を狙うよりも、長期保有による資産防衛の手段として金を活用する方が、税制面でも有利です。 1gあたりの金価格が買う時と売る時に同じであれば、金価格が香港で金を購入し日本で売却すると、消費税分が儲かりそうな気がしますよね。同じ商品の価格差を利用して利ざやを得ることをアービトラージ(裁定取引)といいます。 このアービトラージは儲かりそうな気がしますが、出入国の際に申告が必要です。日本での売却時に逮捕されないように申告は確実にしてください。 金の売買をする際には法律を遵守しないと悲しいことに これら2つは法律上問題ありません。 しかし、国をまたいで取引をするときはルールが異なる場合がありますので、注意してください。 2017年当時、話題になったニュースをご紹介します。CAがバッグの中に金塊を入れて密輸していた疑いで逮捕されました。当時は私の周りでも日本の消費税分の差額が儲かるよ、という話を聞く機会が多かったです。 しかし、やってはいけないことをやるのはよくありません。このときは金の持ち込みを申告をしていませんでした。もちろん、法律にしてがっているのであれば問題ありません。 日本の税関公式サイトによると、金の地金(純度90%以上)の重量が1キロを超える場合は、持ち出し・持ち込みに関わらず事前申告が必要で、消費税が課税されます。申告をしないと法律違反とみなされ、5年以下の懲役もしくは500万円以下の刑罰を科せられる可能性があります。 逮捕者は香港の方だったので、日本のルールを知らなかったのかもしれません。しかしたら、第三者に「大丈夫」とそそのかされた可能性もあるでしょう。 香港での金投資、今は買い時なのか? 「金を買うなら今なのか?」これは多くのご相談者様からいただく質問です。結論から言えば、金は「買い時を狙う」よりも「資産の一部として常に持っておく」ものです。 2025年10月に金価格は歴史的な最高値を更新しました。背景には地政学リスクの高まりや各国中央銀行の金買い増し、そしてインフレ懸念です。過去20年の騰落率を見ると、金は年平均8〜10%のリターンを記録しており、株式市場が大きく下落した2008年(リーマンショック)や2020年(コロナショック)にも価値を維持しています。 ただし、金は配当や利息を生みません。値上がり益のみが収益源であるため、全資産を金に集中させるのはリスクがあります。FPの視点では、ポートフォリオの5〜15%を金で保有し、残りを貯蓄型保険や株式で運用するバランスが推奨です。 日本に金を持ち込む際のルールをご紹介 この記事では金を香港でどうやって買うのか、という内容をしているのですが、最終的な出口をどうすればよいのか、という点もお伝えしなければいけません。 日本の税関は、金密輸に対する厳格な警告を発しています。知らなかったでは済まされないので、ここで基本的なルールを知っておきましょう。 日本に金を持ち込む際の基本ルール 金の地金(純度90%以上)の重量が1キロを超える場合は、持ち出し・持ち込みに関わらず事前申告が必要で、消費税が課税されます。 申告をしないと法律違反とみなされ、5年以下の懲役もしくは500万円以下の刑罰を科せられる可能性があります。 消費税を払わなくてもよい上限は 上記のルールの例外として、免税範囲である20万円以下の金であれば非課税での持ち込みが可能です。しかし、ルールはいつ変更されてもおかしくありません。 さらに仮に最大20万円で消費税分10%で得する金額は2万円です。為替や金価格の変動、手数料などを考慮すると、へたに策を練るよりも旅行をしっかり楽しんだ方がよいでしょう。 密輸はダメです。非課税枠についても2026年3月現在の確認できたルールをご紹介しました。ルールは変更するものなので、事前に確認しておきましょう。 現物金を購入する流れとは 私は香港で金の購入を行いました。 現物の金はハンセン銀行や周大福のような金取り扱い企業で購入可能です。また、ペーパーの金についてはHSBC銀行ほか証券口座にて取引ができます。 今回はハンセン銀行本店に行ってみました 実際にハンセン銀行で金を購入した様子をお伝えします。 ハンセン銀行本店は香港駅からすこし出たところに位置しています。正面玄関から入り地下2階まで下りていくと、順番待ちのチケットをとる場所にでました。 こちらの『黄金売買』のパネルを押すと番号札が発券されるので、しばらく待ちます。だいたい20分ほどで呼ばれたため、カウンターに行きました。しかし、ここで事前に入手していた情報と異なる事実が判明します。 金を購入するにあたってブログなどの情報を参考にしていました。この参考にしていたブログなどは2020年の記事によると、現金と身分証をもっていればハンセン銀行の口座を開設していなくても金の購入が可能と書かれていたのです。 しかし、金の購入にあたっては口座保有が必須となっていました。 私は言語に若干の不安があったので、香港の友人を連れていたのですが、その友人がハンセン銀行の口座保有者でした。なんとか1オンスのオーストラリアカンガルーコインを無事に購入できました。 もし過去の情報を参考にして金の購入を考えている方は、情報が変わっている可能性があります。金の購入の際はハンセン銀行の口座を持っている方と一緒に行くか、自分がハンセン銀行の口座を保有するなどしておくとよいでしょう。 金の購入に条件があったのは、おそらくマネーロンダリング対策の一環であるのかもしれません。誰が金を購入したのかを把握しておくための対策のひとつとも考えられます。 金を購入した感想 見た目は小さいのですが、持ってみると重量感があります。現物金を入手できたことがうれしく思えました。 今回は1オンスのオーストラリアカンガルーコインを購入したのですが、他にもハンセン銀行のロゴが入ったゴールドバーやコインの大きさが異なるものなどがあります。 金は装飾品としての価値があるため、べたべたと触るのはやめた方がよいでしょう。傷がつくと価値が下がる可能性があるので注意してください。 以上で金三部作を終わりたいと思います。もしご不明点などがありましたら、お気軽にお問い合わせいただけたらと存じます。

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