Generali – LionGuardian PlusOne
香港で緊急入院したときの備えはできていますか?。身体の不調はいつ起こるのかわかりません。 もしものとき、あなたを支えてくれるGeneraliの保険商品『 LionGuardian PlusOne』をご紹介します! Generali香港とは Generaliはイタリアにある大手保険会社です。 A.M. Best’s financial strength ratingsにおいてA評価を獲得しています。世界50ヵ国以上で展開しており、22年間一貫してフォーチューングローバル500企業のトップ100にランクインしている企業です。 会社概要は以前、詳しく解説した記事がありますので、さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。 また、貯蓄型保険の『LION Tycoon』についても解説しています。 商品紹介『LionGuardian PlusOne』とは Generaliは終身型貯蓄保険や年金型積立貯蓄保険などを取り扱っています。これらの商品はどちらかというと、お金を貯めるのに特化している保険といえるでしょう。 今回ご紹介するのは重大疾病にかかったときの備えとして、加入しておくと安心の保険商品『LionGuardian PlusOne』をご紹介します。 『LionGuardian PlusOne』の特徴 『LionGuardian PlusOne』は合計138種類の疾病に対応した保険です。日本だと3大疾病や7大疾病に対応している保険を見かけることがありますよね。 『LionGuardian PlusOne』に加入しておくと、一度がんなどの重大疾病と診断された場合、100歳までの保険料がかかりません。さらに保険料が安いのも魅力的です。待機期間はありますが、再発することも多いがん対策としては素晴らしい内容になっています。 今は3人に1人ががんで亡くなる時代です。女性は20代後半から40代中盤くらい、男性は会社を勤め上げた60歳以降にがんにかかりやすいといわれています。しかし、がんにかかるタイミングは誰にもわかりません。 どのタイミングで備えておくのか?病気になる前に考えておく必要があるでしょう! ちなみに、今回ご紹介するこちらのプランは掛け捨てのため、保険料を支払っても・・・貯まりません。その代わり手頃な保険料で安心の保障が手に入ります。 もし「保険料の支払い額が年々上がるのはちょっと」と考える方は、コンサルタントにご相談ください。保険内容の見直しや組み替えを行うことで調整可能です。 『LionGuardian PlusOne』は香港にお住まいの方にはおすすめしたい保険です。この記事をご覧になっている方は香港をはじめ、日本やアメリカなどのさまざまな国にお住まいです。 どこで診断されても対象にはなりますが、使い勝手を考えれば香港で現地採用されて働いている方や、駐在員として香港に滞在している方に駐在期間中の上乗せ保障として特におすすめです。 『LionGuardian PlusOne』の保障内容と条件 保障内容は 初期/軽度の病気×69疾患にかかった場合:診断給付金の20%重大な病気×69疾患にかかった場合:診断給付金の100% となっています。 加入条件は以下の通りです。 通貨:USD加入年齢:産後15日~70歳保障期間:100歳までその他:健康告知必須最低保障額:USD12,500 『LionGuardian PlusOne』の支払いシミュレーション 診断給付金USD50,000を受け取れるプランに加入した場合、年間支払う保険料を見てみましょう。 ・45歳非喫煙者男性の場合:USD597・45歳非喫煙者女性の場合:USD573 となっています。 さらに ・35歳非喫煙者男性の場合:USD337.50・35歳非喫煙者女性の場合:USD334 と、若ければ若いほど安くなっています。 一例として 末期がんと診断された場合(重度の病気):USD50,000(HKD390,000)糖尿病性網膜症(軽度の病気):USD10,000(HKD78,000) が保障されます。 重度の疾病リスト 定期型の重大疾病保険における重度の疾病リストです。69の疾病が対象となっています。 軽度の疾病リスト こちらは定期型の重大疾病保険における軽度の疾病リストです。重度と同じく69の疾病が対象となっています。 香港の医療制度について…
海外保険に関するよくある質問 – 第9弾 –
お客様から実際に相談をお受けした海外保険に関して解説していきます。本記事では2つのご質問に回答させていただきましたので、参考になりましたら幸いです。 【質問1】Q.海外で加入した生命保険(貯蓄型保険)ですが、日本の生命保険料控除の対象になりますか? 香港などで加入する生命保険は貯蓄型が多いです。せっかく生命保険に加入されたのに、諸事情により日本に帰国したり他の国に移動したりする場合もありますよね。 このような場合、日本の生命保険料控除の対象になりますか、という内容のご相談でしたが、、、 結論から言いますと、 A.基本適応できません なぜ適用できないのか、その理由を解説していきます。 生命保険料控除とは 生命保険料控除が適応できない理由をお伝えする前に、まずは生命保険料控除についてご説明しますね。 生命保険料控除とは『日本国内』における、所得控除のひとつです。 払い込んだ生命保険料に応じて、一定の金額がその年の契約者(実質的な保険料の負担者)の所得から差し引かれる制度のことをいいます。 生命保険料控除を行えば、本来翌年に支払いをする所得税や住民税の負担が軽減されるのです。 日本国内で生命保険に加入していると、だいたい9月前後に加入している生命保険会社から、その年に負担した保険料の累計が記載された書類が送られてきます。 サラリーマンの方であれば、12月頃に勤め先の会社から年末調整用の源泉徴収票を渡されますよね。源泉徴収票に送られてきた書類を添付し必要事項を記入すると、控除が適用される仕組みです。 なぜ海外で加入した生命保険は日本の生命保険料控除の適用外なのか 詳しくは国税庁のホームページに記載されています。 『No.1141 生命保険料控除の対象となる保険契約等』の『1 対象となる生命保険契約等』の下記にある注意書きによれば、 (注) これらの契約であっても、保険期間が5年未満の契約で、いわゆる貯蓄保険や貯蓄共済は含まれません。また、外国生命保険会社等又は外国損害保険会社等と国外において締結したもの並びに信用保険契約、傷害保険契約、財形貯蓄契約、財形住宅貯蓄契約、財形年金貯蓄契約なども該当しません。 出典:国税庁https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1141.htm とあります。 つまり、海外の保険や損害保険などは日本の生命保険料控除には該当しません、と決められているため適用されません。 なぜ対象にならないのか それは日本国内で認可を受けていないからです。 対象となる適用範囲は以下の図をご覧ください。 新制度2012(平成24)年1月1日以後の契約 旧制度2011(平成23)年12月31日以前の契約 控除の種類 ・一般生命保険料控除・介護医療保険料控除・個人年金保険料控除 ・一般生命保険料控除・個人年金保険料控除 出典:生命保険文化センターhttps://www.jili.or.jp/knows_learns/basic/tax/22.html 生命保険文化センターのホームページから抜粋させていただきました。 図の中には香港などの海外保険の商品は該当しないため、生命保険料控除の対象にならないのです。 【質問2】Q.香港で所得控除の対象になる商品はあるのか? 日本国内では海外の生命保険は残念ながら控除の対象外です。香港内で香港の所得控除の対象になる商品の有無について聞かれることも多いため、ご案内します。 A.あります。QDAP(キューダップ)が対象です QDAP(Qualifying Deferred Annuity Policy)とは2019年から取り扱いがはじまった年金商品です。このQDAPが日本の生命保険料控除と同じような効果があります。 しかし、すべての年金商品が対象ではありません。政府の規定条件を満たす各保険会社の適応商品なら対象になります。 その条件とは です。 QDAPを活用した場合、保険料の年間所得控除額は最大1人あたりHKD60,000(HKD60,000はQDAPに許可される合計節税額の上限)になります。日本円にするとおよそ80万円ぐらいの保険料を所得から減らせるので、効果を感じられるでしょう。 所得税の一般的な最高税率(17%)に基づくと、最大節税効果額はHKD10,200になる可能性があります。 ただ、本末転倒にならないように注意すべきポイントとしては、税金を多く払いたくないからQDAPの商品を購入したほうがよいのかというと、決してそうとも言い切れません。税金を払うほどの所得が無くなってしまった場合は、保険料という『支払い義務』だけが残ってしまいますからね。ご自身の収入と支出のバランスをコンサルタントと相談して判断した上で決めるとよいでしょう。 今回ご説明したQDAPの商品も含め、ご不明点がございましたら弊社にお問い合わせください。具体的なご検討に際してもご相談にのらせていただきます。海外投資を行っている、または海外生活中で興味のあるの方はぜひご検討ください。
香港で金(ゴールド)を買うと本当にお得?相場・購入方法・売却ルールをFPが徹底解説|2026年版
「香港では消費税がかからないから、金を買うとお得らしい」そんな話を聞いたことはありませんか?確かに、日本の消費税10%分がまるまる浮くのは大きなメリットです。しかし、香港での金投資には購入方法や持ち帰りルール、売却時の税制など、知っておかないと損をするポイントが多数あります。本記事では、実際に香港で金を購入した体験をもとに、2026年現在の金相場や購入の流れ、日本への持ち込みルールまでをFPの視点から解説します。 この記事でわかること 香港でゴールドを購入、売買するとお得なのか? この記事はさまざまな国の方が見られているかと思いますが、香港でゴールドを購入・売却をするとお得なのかを解説していきます。 購入時のお得ポイント 金の相場は世界共通で、ロンドン金市場(LBMA)が基準となる国際価格で取引されています。つまり、香港で買っても日本で買っても金そのものの価格は同じです。違いが出るのは「消費税」と「取引手数料(スプレッド)」の部分です。2026年3月時点で金の国際価格は1トロイオンス(約31.1g)あたり約3,000ドル前後で推移しています。1gあたりに換算すると約96ドル(約14,500円)が目安です。香港で購入する場合、この金額に消費税がかからないため、日本で購入するより約10%(1gあたり約1,450円)お得になる計算です。 売却時のお得ポイント 香港で購入した金を売却する方法は主に2つあります。1つ目は香港の銀行や貴金属店で売却する方法。この場合、香港にはキャピタルゲイン税がないため、値上がり益に対する課税はありません。2つ目は日本に持ち帰って売却する方法。日本で売却した場合、利益は「譲渡所得」として課税対象となりますが、保有期間が5年を超えると長期譲渡所得として税負担が軽減されます。FPの視点から言えば、短期の売却益を狙うよりも、長期保有による資産防衛の手段として金を活用する方が、税制面でも有利です。 1gあたりの金価格が買う時と売る時に同じであれば、金価格が香港で金を購入し日本で売却すると、消費税分が儲かりそうな気がしますよね。同じ商品の価格差を利用して利ざやを得ることをアービトラージ(裁定取引)といいます。 このアービトラージは儲かりそうな気がしますが、出入国の際に申告が必要です。日本での売却時に逮捕されないように申告は確実にしてください。 金の売買をする際には法律を遵守しないと悲しいことに これら2つは法律上問題ありません。 しかし、国をまたいで取引をするときはルールが異なる場合がありますので、注意してください。 2017年当時、話題になったニュースをご紹介します。CAがバッグの中に金塊を入れて密輸していた疑いで逮捕されました。当時は私の周りでも日本の消費税分の差額が儲かるよ、という話を聞く機会が多かったです。 しかし、やってはいけないことをやるのはよくありません。このときは金の持ち込みを申告をしていませんでした。もちろん、法律にしてがっているのであれば問題ありません。 日本の税関公式サイトによると、金の地金(純度90%以上)の重量が1キロを超える場合は、持ち出し・持ち込みに関わらず事前申告が必要で、消費税が課税されます。申告をしないと法律違反とみなされ、5年以下の懲役もしくは500万円以下の刑罰を科せられる可能性があります。 逮捕者は香港の方だったので、日本のルールを知らなかったのかもしれません。しかしたら、第三者に「大丈夫」とそそのかされた可能性もあるでしょう。 香港での金投資、今は買い時なのか? 「金を買うなら今なのか?」これは多くのご相談者様からいただく質問です。結論から言えば、金は「買い時を狙う」よりも「資産の一部として常に持っておく」ものです。 2025年10月に金価格は歴史的な最高値を更新しました。背景には地政学リスクの高まりや各国中央銀行の金買い増し、そしてインフレ懸念です。過去20年の騰落率を見ると、金は年平均8〜10%のリターンを記録しており、株式市場が大きく下落した2008年(リーマンショック)や2020年(コロナショック)にも価値を維持しています。 ただし、金は配当や利息を生みません。値上がり益のみが収益源であるため、全資産を金に集中させるのはリスクがあります。FPの視点では、ポートフォリオの5〜15%を金で保有し、残りを貯蓄型保険や株式で運用するバランスが推奨です。 日本に金を持ち込む際のルールをご紹介 この記事では金を香港でどうやって買うのか、という内容をしているのですが、最終的な出口をどうすればよいのか、という点もお伝えしなければいけません。 日本の税関は、金密輸に対する厳格な警告を発しています。知らなかったでは済まされないので、ここで基本的なルールを知っておきましょう。 日本に金を持ち込む際の基本ルール 金の地金(純度90%以上)の重量が1キロを超える場合は、持ち出し・持ち込みに関わらず事前申告が必要で、消費税が課税されます。 申告をしないと法律違反とみなされ、5年以下の懲役もしくは500万円以下の刑罰を科せられる可能性があります。 消費税を払わなくてもよい上限は 上記のルールの例外として、免税範囲である20万円以下の金であれば非課税での持ち込みが可能です。しかし、ルールはいつ変更されてもおかしくありません。 さらに仮に最大20万円で消費税分10%で得する金額は2万円です。為替や金価格の変動、手数料などを考慮すると、へたに策を練るよりも旅行をしっかり楽しんだ方がよいでしょう。 密輸はダメです。非課税枠についても2026年3月現在の確認できたルールをご紹介しました。ルールは変更するものなので、事前に確認しておきましょう。 現物金を購入する流れとは 私は香港で金の購入を行いました。 現物の金はハンセン銀行や周大福のような金取り扱い企業で購入可能です。また、ペーパーの金についてはHSBC銀行ほか証券口座にて取引ができます。 今回はハンセン銀行本店に行ってみました 実際にハンセン銀行で金を購入した様子をお伝えします。 ハンセン銀行本店は香港駅からすこし出たところに位置しています。正面玄関から入り地下2階まで下りていくと、順番待ちのチケットをとる場所にでました。 こちらの『黄金売買』のパネルを押すと番号札が発券されるので、しばらく待ちます。だいたい20分ほどで呼ばれたため、カウンターに行きました。しかし、ここで事前に入手していた情報と異なる事実が判明します。 金を購入するにあたってブログなどの情報を参考にしていました。この参考にしていたブログなどは2020年の記事によると、現金と身分証をもっていればハンセン銀行の口座を開設していなくても金の購入が可能と書かれていたのです。 しかし、金の購入にあたっては口座保有が必須となっていました。 私は言語に若干の不安があったので、香港の友人を連れていたのですが、その友人がハンセン銀行の口座保有者でした。なんとか1オンスのオーストラリアカンガルーコインを無事に購入できました。 もし過去の情報を参考にして金の購入を考えている方は、情報が変わっている可能性があります。金の購入の際はハンセン銀行の口座を持っている方と一緒に行くか、自分がハンセン銀行の口座を保有するなどしておくとよいでしょう。 金の購入に条件があったのは、おそらくマネーロンダリング対策の一環であるのかもしれません。誰が金を購入したのかを把握しておくための対策のひとつとも考えられます。 金を購入した感想 見た目は小さいのですが、持ってみると重量感があります。現物金を入手できたことがうれしく思えました。 今回は1オンスのオーストラリアカンガルーコインを購入したのですが、他にもハンセン銀行のロゴが入ったゴールドバーやコインの大きさが異なるものなどがあります。 金は装飾品としての価値があるため、べたべたと触るのはやめた方がよいでしょう。傷がつくと価値が下がる可能性があるので注意してください。 以上で金三部作を終わりたいと思います。もしご不明点などがありましたら、お気軽にお問い合わせいただけたらと存じます。
なぜお金持ちの間で香港はアジアの金融センターと呼ばれるのか?
駐在中に貯まったお金を日本に持って帰るのもひとつの方法ではありますが、香港で資産運用した場合はどうなるのか、というお問い合わせをいただくことが多いです。 香港の保険で資産運用をするのはよい、という噂を巷で聞かれたことがある方はいらっしゃるかと思います。なぜ香港が良いとされているのか?香港の保険の話に入る前に、香港はどのような場所なのかを知っておきましょう。 香港はアジアの金融センター 香港は昔からアジアの金融センターといわれることが多いです。アジアで金融といえばシンガポールなどが有名で、比較されることが往々にしてあります。 ではなぜ香港が選ばれるのか?香港が選ばれる理由としては、日本に一番近いオフショアエリアだからです。シンガポールであれば東京から約7〜8時間、ハワイであれば東京から約8〜10時間、では香港は?東京からで約4〜5時間、福岡などは3時間前後で到着してしまいます。 なぜお金持ちの資産家が資産運用をしようと思いついたとき、ランキングの上位に香港が登場し、まずは日本から近い香港に行ってみようと考えることも一理あります! しかし、最近は新型コロナウイルスの流行感染やデモ、国家安全法などの影響を受けてざわざわしている雰囲気もあります。更に日本のメディア各社・各紙、、、申し合わせたように歪曲した香港記事もあり、弊社でも日本のお客様から「香港にお金を置いていても大丈夫なんですか」とよくお問い合わせいただくことも多いです。 今回の国家安全法に関して言えば、金融のシステムを壊してしまうみたいな法律ではありません。 去年から続くデモを落ち着かせたいということで、治安を維持するために出されたような法律です。国家安全法によって金融のルールが変わったわけではないですし、今も変わらずに香港の保険に投資していただいているお客様も多くいらっしゃいます。 運用自体は香港でおこなっているわけではないので、心配されなくても大丈夫です。 もし「香港が今ざわついているけど、投資して大丈夫なのか」と不安に感じている方は、弊社にご相談いただければより詳細な現地情報をお伝えいたしますので、ご安心ください。 香港はまだまだアジアの金融センターとして投資対象になるのではないか思います。 金融業界としての競争が激しい 香港の国内外にある銀行の数を見てみると、約260行あります。日本の銀行は約200行あるといわれているので、東京都の面積の半分ほどしかない狭い香港にある銀行の数が、日本と比較していかに多いのかがおわかりいただけるのではないでしょうか。 また、世界ランキング上位の銀行はほとんどが香港にあることからも、金融の街であるといえるでしょう。 次に保険会社の数をみてみると、162社あります。日本の保険会社の数はこの半分ぐらいしかありません。 金融業界としては非常に競争が激しい地域です。競争が激しいということは、購入する側からすると選択肢が多く、洗練された商品も揃っているのでメリットが多いといえます。 香港はオフショア金融センター地域なので、税制に対して優遇されています。相続税と贈与税はありませんし、投資で得た利益(キャピタルゲイン税)に対しても税金かかりません。 この観点から見ても資産運用に適した地域といえ、お金持ちの資産家なども集まる理由の一つです。むしろ資産運用をしないと損であるともいえるでしょう。 お金についての会話が日常茶飯事 香港人はお金についての話をよくします。お金持ちのトレーダーもパソコンで株の取り引きをしたり、週末に家族で集まり飲茶をする場面でも「〇〇の株が上がっている」、「米国株が下がっているから買ってた方がいいよ」などの話をすることも珍しくありません。 香港人にとってお金の話は身近なものですが、日本人はお金の話はタブーといった雰囲気がありますよね。親兄弟と自分の資産についての話や、自分の家族お金の話をすることはまずしません。 さらに香港人は友人や恋人に収入がいくらなのか聞いたり、マンションを所有しているのかを尋ねたりすることも普通の感覚です。このあたりは日本人とお金に対する意識の違いを感じます。 金融の街なので、お金に関する話題も身近に感じている人が多いのでしょう。 香港はお金持ちが多い地域? 香港は、お金持ちが多い場所として知られています。日本では、富裕層の世帯は全体の2.7%ですが、香港ではその3倍の8.7%が富裕層です。香港の長者番付(お金持ちランキング)では、1位の李嘉誠さんの資産は390億ドル(約6兆円)にもなります。 香港では、たくさんの投資や金融商品があり、税金も低いため、お金を運用しやすい環境が整っています。さらに、家族と一緒に暮らすことが多いため、生活費が少なくて済むことも、香港が富裕層に人気な理由の一つです。 まとめ なぜ香港は古くからアジアのオフショア金融センターと呼ばれているのか理解できましたでしょうか? 日本人にとってはオフショア地域としては最も近い場所にあり、資産運用を考えているお金持ちにとって身近な存在でした。 また、日本の半分ほどの面積ながら日本よりも銀行の数が多いです。保険会社の数は日本の倍近くあり、金融業界にとっては競争の激しい地域といえます。 このような土地柄なのか、香港ではお金の話をすることは普通です。家族や友人、恋人と収入や株についての話をすることは珍しくありません。 いわゆる金融の街として、身近にお金がありふれているイメージをもっていただければよいのではないでしょうか。
「正貨」お金の中のお金 第二部: バーゼル3とペーパーゴールドの危機
前回の第一部では などをご紹介しました。 便利なペーパーゴールドですが危機が迫っています、と軽く触れたところで終わってしまったので、続きが気になっている方もいらっしゃいますよね。 第二部では などをご紹介します。 ペーパーゴールドのおさらい ここではペーパーゴールドのおさらいをしていきます。 ペーパーゴールドとは ペーパーゴールドとは、実際の金を持たずに金の価格と連動する金融商品のことです。また、金のETF(上場投資信託)もペーパーゴールドに含まれることがありますが、大きなETFは実際に金を保有している場合もあるので、その違いに注意が必要です。 ペーパーゴールドと現物ゴールドの違い ペーパーゴールドは、金そのものを持たずに、金の価格に連動する金融商品に投資する方法のことをいい、一方、現物ゴールドは、金の延べ棒やコインなどを実際に購入して保有する方法のことです。この金の価格は、ロコロンドン金価格という基準で決まっており、世界中の取引市場でその価格が参考にされます。ロコロンドン金価格は、金の取引において非常に重要な役割を果たしており、金投資を行う際にはこの価格の動きを注視することが大切です。 ペーパーゴールドは、実際の金を保有せずに金の価格の変動に連動する金融商品に投資する方法です。金そのものを購入するわけではなく、金の値動きに基づいて利益を狙う仕組みが特徴です。この投資方法にはいくつかの種類があり、主に金ETF(上場投資信託)や金先物取引、金投資信託などがあります。金ETFは証券取引所に上場しており、少額から投資が可能なため、特に投資初心者におすすめです。金先物取引では、将来の金の価格を予測して取引するため、大きな利益を期待できますが、リスクも高い種類です。金投資信託は、投資家の資金を集めて金関連の資産を運用する仕組みで、より分散されたリスクを持っています。 ただし、ペーパーゴールドにはいくつかのリスクが伴います。金の価格は経済状況や市場の需要と供給に大きく影響されるため、予想と反対に価格が下がる可能性もあります。特に金先物取引においては、先物契約の期限が近づくにつれて価格変動が大きくなるため、リスク管理が非常に重要です。また、ペーパーゴールドの価格連動性は金の動きに基づいているため、他の金融商品や市場の影響を受けやすいです。そのため、投資家は金価格の変動に敏感であり、市場の動向を注視する必要があります。加えて、金ETFや金投資信託においても、価格連動性が強く、金の価値が上がると投資信託やETFも上昇する傾向があります。 ペーパーゴールドは、実際に金を保管する手間がなく、物理的なリスクもない安全性がありますが、金融機関が発行する商品であるため、万が一その金融機関が破綻した場合、リスクが発生する可能性もあります。また、ペーパーゴールドの安全性においては、外的な経済状況や市場の変動が影響することがあり、投資家はこれらを十分に理解したうえで投資判断を行うことが求められます。投資を始める前に、これらのリスクやリターンをしっかり理解し、おすすめの投資方法を選ぶことが重要です。 ペーパーゴールドと現物ゴールドどっちがいい? ペーパーゴールドと現物ゴールド、どっちがいいかは目的によります。ペーパーゴールドは少額から投資でき、保管の手間もなく手軽ですが、価格変動や金融機関のリスクがあります。現物ゴールドは資産保全の面で安心感がありますが、購入費用や保管費用がかかるため、目的に応じて選ぶことが重要です。 バーゼル3でペーパーGold終焉か!? なぜペーパーゴールドに危機が迫ってきたのか、第一部でもご説明したのですがおさらいしましょう。 バーゼル3は「銀行の健全性確保のための国際ルール」を取り決めた活動の第3弾のことを指します。今後、2028年くらいまで銀行の体力があるのかを確認する動きをとるようです。 バーゼル3にはさまざまなルールの規制があるのですが、金に限っての話ではペーパー上で取引していた金に裏付けが必要になります。これにより、メリットとしては、経済危機などが起こっても、金の取引に問題が発生しないよう、銀行は体力をつける必要があるのです。 これまでは重たい金を動かすことなく、数字上の取引だけで売買ができていました。しかし、売買するにあたってお金を用意しなければいけないため、銀行としてはコストが増大するというデメリットもあります。 そのため、取引自体を取りやめる銀行がでてくるかもしれません。 【豆知識1】BIS(Bank for International Settlement):国際決済銀行って? BIS(Bank for International Settlements、国際決済銀行)は、1930年に設立された中央銀行をメンバーとする組織で、スイスのバーゼルに本部があります。ドイツの第1次大戦賠償支払に関する事務を取り扱っていたことが行名の由来ですが、それ以外にも、当初から、中央銀行間の協力促進のための場を提供しているほか、中央銀行からの預金の受入れ等の銀行業務も行っています。 BISには、2021年(令和3年)6月末時点で、わが国を含め63か国・地域の中央銀行が加盟しています。日本銀行は、1994年(平成6年)9月以降、理事会のメンバーとなっています。 参照元(日本銀行):https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/intl/g05.htm/ まずはEUに適用されるバーゼル3 バーゼル規制とはどのようなものなのか、またバーゼル規制によってどのような懸念があるのかを解説します。 バーゼル規制(BIS規制)とは バーゼル銀行監督委員会が公表している、国際的に活動する銀行の自己資本比率に関する国際統一基準のことです。米国は1980年代前半に銀行の自己資本比率規制を強化しましたが、国際業務を営む世界の銀行が同じ条件で競争できるよう、米国はバーゼル銀行監督委員会にも自己資本比率規制の強化を提案しました。 その提案を受け、1988年に最初のバーゼル規制、すなわちバーゼルⅠが制定されました。その後の金融自由化に伴い、銀行内部のリスク管理手法が発展していくなか、バーゼルⅠでは対応しきれなかった部分に対応すべく、2004年にバーゼルⅡが制定されました。 リーマンショックを経ての金融危機発生を受けて、欧米の多くの金融機関が破綻ないしは危機的な状況に至り、経済全体が不安定な状況に陥りました。その反省を踏まえ、金融機関の健全性向上を目的として、2010年にバーゼルⅢが制定され、完全適用に向けて2013年から段階的に実施されており、2028年はじめには完全に実施される計画です。 【豆知識2】バーゼル合意とは? バーゼル合意とは、バーゼル銀行監督委員会(注1)が公表している国際的に活動する銀行の自己資本比率(注2)や流動性比率等に関する国際統一基準のことです。日本を含む多くの国における銀行規制として採用されています。 バーゼル合意は、1988年(昭和63年)に最初に策定され(バーゼルI)、2004年(平成16年)に改定されました(バーゼルII)。その後、2007年(平成19年)夏以降の世界的な金融危機を契機として、再度見直しに向けた検討が進められ、2017年(平成29年)に新しい規制の枠組み(バーゼルIII)について最終的な合意が成立しました。 なお、バーゼル銀行監督委員会の常設事務局が国際決済銀行(Bank for International Settlements。略して「BIS」と言われます)にあることから、バーゼル合意は「BIS規制」と呼ばれることもありますが、BISとバーゼル銀行監督委員会は別組織のため、「バーゼル規制」がより正しい呼称と言えます。 参照元(日本銀行):https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/pfsys/e24.htm/ ペーパーゴールドに対する規制の強化を発表 2021年6月28日に、バーゼル3のペーパーゴールドに対する規制の強化についての発表がありました。 金取引の中心になっている国はイギリスです。イギリスにバーゼル3が適用されると、金取引が止まってしまうのではないか、という懸念が拡がっています。 実際の金保有量に対して金の裏付けのない世界の取引(ペーパーゴールドも含む)額は、85.75倍です。仮にこの状態でリーマンショック級の経済危機が起こった場合、金の現物として引き出そうとしても在庫がない事態が起こるかもしれません。 今回は金取引をする銀行に裏付けの資産を保有しなければならない、という規制強化が入ることで今後のペーパーゴールドの雲行きが怪しくなったわけです。 英国に適用となる2022年1月危機はどうなる バーゼル3のペーパーゴールドに対する規制の強化により、混乱が起こるかもしれないと心配した方も多かった今回の発表。バーゼル3がどうなるのかはもう答えが出ました。 大規模な混乱を避けるため、英国でのペーパーゴールドに対する規制は免除されるようです。 今回の規制で「金が暴騰する」と期待していた投資家の方には残念な結果になったのかもしれません。しかし、目線を変えると「金の現物を現在の価格帯で購入できるチャンス」と捉えることもできるでしょう。…
「正貨」お金の中のお金 第一部
今回は、お金の中のお金といわれている『金Gold』について触れていきます。 『金Gold』の動きが導く世界の動きはどのようになっているのか。また、実際に香港で『金貨』を購入する際に注意することや、メリット・デメリットをお伝えしていきます! 三部構成になっていますので、最後までお付き合いいただけたら幸いです。 第一部は 『金Gold』について ペーパーゴールドと現物ゴールドのメリットとデメリット などをご紹介します。 『金Gold』はどういった存在なのか? 『金Gold』の存在はお金の中のお金といわれています。歴史を振り返ると、数千年も前から人々の共通価値として認識されており、世界共通の資産でもあります。 現在、私たちが認識しているお金といえば『紙幣』を想像される方が多いのではないでしょうか。しかし、あくまでも紙幣は国の信用をもとに印刷された借用書のようなものなので、正貨とは呼ぶのは難しいでしょう。※もちろん何を『正貨』とするかは時の権力者の影響力があるかと思いますので断定は出来ませんが。。。 正貨は借用書と異なり、金利は付きません。一方の借用書というのは言わば「貸し借り」の世界ですので金利の授受が発生しますし、債券、株なども金利の受取や業績に応じた配当が付いてきますね。 資産運用を行っている人は、金を鉄壁の守り資産としてポートフォリオに組み入れる方も多いです。紙幣や株式や債券などの発行体の信用ベースに取引されるペーパー資産の価値暴落時にリスク回避できる『実物資産』といえるでしょう。 国が発行する紙幣は信用によって成り立っています。治安や政局が不安定になると、「この紙幣は大丈夫かな」と心配されることもあるでしょう。もちろんそんな不安定な世の中にはなって欲しくはありません。 ですが、残念ながらそんな有事の際に唯一交渉材料として使えるのが『金』の最大のメリットといえます。 ペーパーGoldによって市場が急拡大している 金は希少な鉱物として価値が高いことで知られています。ですが、金融世界の発達により現在は株や債券などと同じ現物を動かさずに取引を完結させる『ペーパーGold』が市場で購入できるようになってきました。 例えば海外のHSBCの口座を開設していれば、口座内の数字の移動でGoldがすぐに購入できます。また、FX市場では金の価格変動でレバレッジ取引をすることも可能です。 ペーパーGoldは他にも 純金投資:田中貴金属や三菱マテリアルほか‥1,000円から投資可能 現物コイン、延べ棒:恒生銀行や田中貴金属、三菱マテリアルなどで購入可能 ETF:金価格に連動した上場投資信託も複数あり 外国株:金に関連する企業の産金株式。BANNGと呼ばれています。 投資信託:積み立て可能な投資信託もあります。iShares Physical Goldなど 金先物投資:金を投資対象とした場合、下がる方にかけられる などがあります。 このように、金に関連する投資方法はたくさんあることがおわかりいただけたかと思います。 ですが、もし初心者である場合は純金積み立てをドルコスト平均法によって、コツコツ買っていくのがおすすめです。 現物金 vs ペーパーGold それぞれの特徴とは 同じ金でも現物金とペーパーGold それぞれ特徴が異なりますが、どちらで投資や取引をするのが良いのでしょうか? メリットとデメリットを見ていきましょう。 現物金Gold投資のメリット 金そのものを自分の手で保有できるため、有事の際には世界通貨として力を発揮する 鉱物なので、量自体に限りがあり無価値にはならない:オリンピックプール3杯〜4杯分と言われています。 世界共通の価値を持つため、発行体リスクがなく安心して保有できる 現物金Gold投資のデメリット 金地金などは見た目の大きさよりも重いので持ち運びに不向き:iPhone 10 の大きさで約1Kgほどの重量となります。結構重さがありますね。 金地金などは本体自身に価値があるため盗難リスクはとても高くなります。保管やセキュリティーに十分注意しなければなりません。(貸金庫に保管するなど) タングステンに金メッキを施した偽物もあるので、真偽の見極めは素人には難しい。信頼できるところから購入するとよい 金は鉱物のため、預貯金や株式などと異なり利息や配当は発生しません。 ペーパーGold投資のメリット 金関連のETFは上場している投資信託。株と同じく日々価格変動があるので、保有している実感を感じられる 純金積み立てなどは少額の1,000円程度から投資可能のため、ドルコスト平均法で積み立てが可能 金の先物取引は金の値下がりに投資して利益を得られる。その分、損失も大きいので注意 現物とは違い、盗難リスクはほとんどない ペーパーGold投資のデメリット 金融商品としての色が濃いため、現物の裏付けがない金ETFの場合、発行体の信用リスクが発生する 金に投資しているとはいえ、本物の金に変えられるような商品はほとんどない 金ETFは現物投資と同じく分配金がない…
太く短く派?細く長く派?あなたの年金どう組み立てますか?
現在の日本では年金について考えなおす時期にきています。法改正により、このままだとこれまで考えていたライフプランが崩れてしまうかもしれません。 今一度、年金の組み立てについて考えてみましょう。 なぜ今のタイミングで年金について考える必要があるのか 今までの定年は60歳が一般的でした。 しかし、令和3年4月から施行された改正高年齢者雇用安定法によって、65歳までの雇用を確保することが義務化されたのです。さらに就業を希望する70歳までの雇用を確保する、努力義務を課せられることになりました。 従来は給料の高くなったベテランが退職したのち、若く人件費の安い人材を雇うことで会社の若返りを図っていましたが、大きく変わることになります。 改正高年齢者雇用安定法の対象となる事業者は、70歳までの定年引上げや定年制の廃止などを講じる努力を課せられました。しかし、一方的なものではなく継続雇用制度に係わるため、助成金の支給対象にもなり得るので、デメリットばかりではありません。 改正高年齢者雇用安定法が必要な理由 なぜ改正高年齢者雇用安定法が必要なのでしょうか。 下の図をご覧ください。 年金を受けとっている方を高齢者とした場合、高齢者世帯の約半分の所得は年金のみといったデータが出ています。つまり、年金に頼った生活をしているわけです。 さらに年金改革が行われ、就労を後押しすることになりました。2022年の春から75歳で年金の受け取りができるようになります。 これは「年金を払えないから働いてほしい」というメッセージを置き換えたようなものでしょう。 過去動画でも年金制度が無くなることはありませんが、古き良き時代のように十分な環境で受け取れるかどうかは別の話となります。と言うような話をしてきました。その不安が現実になりはじめています。 年金の受け取り年齢を繰り下げるとどうなるのか それでは年金の受け取りはどう変わっていくのでしょうか。 これまでは年金の受け取りを65歳から70歳へ5年繰り下げることで、42%増額することができました。2022年4月からは年金の受け取りを70歳から75歳に変更すると、84%増額します 84%と耳にすると「そんなに増額になるなら、繰り下げして沢山もらおう!」という気も起こると思います。しかし実はちょっとしたカラクリがあって、沢山の年金を受取ると、それだけ所得税、住民税などの税金額が増えることにも注意が必要です。 日本人は長寿国として長生きする高齢者が多いです。元気に働いている方にはよいかもしれませんが、自分のライフプラン、終活プランなどを頭の片隅において、収入、支出、生活の楽しみなどをしっかりと考えておいた方がよいでしょう。 話しを元に戻しますが、法制度が変わるということは、これまでのルールが変わることを意味します。従来の生活も変える必要がでてくる可能性がありますね。 現役時代に十分な年金準備ができていたら何ができるのか もし現役時代に年金の準備ができていたら、いくつもの選択肢の中から最適なものを選べるでしょう。 「おれは太く短く生きる。70歳まで仕事はしない」 「私は細く長く生きたい。働ける限り働いて社会との関わりを持って、余暇も充実させたい」 などの選択が可能です。 さきほどの図でも解説しましたが、生活資金を年金でまかなっている人は、ある意味選択肢が少ないと言えます。生活基盤である収入を国に完全に依存する状態になってしまいますからね。 そうならないためにも、今のうちから年金準備をしておく必要があります。 では老後資金をいつ貯めればよいのでしょうか。 コンサルティングの現場でも色々とお聞きする機会があるのですが、駐在員として海外で生活している間は、結構預貯金を貯められるようですね。海外のお金(例えばUSDなど)は円安のときに日本で使うと、いつもより多くの買い物ができるメリットがあります。海外生活中は何かとチャンスが多いので、利便性の高い通貨をしっかりと貯めておきましょう。 では仮にUSD10万ドル※を年金として運用した場合、太く短く生きたい人と、細く長く生きたい人におすすめの年金プランはどんなものがあるのでしょうか。 ※(約1,000万円)$1=100円として換算 年金を太く短く受け取りたい方向けのプラン 40歳でUS10万ドルの年金プランに加入した場合、65歳からUS41,000ドルを10年間受け取れます。受取合計額はUS41万ドル(約4,100万円)です。 このプランは出口のアレンジ(年金をどのように受取りたいか?)をある程度自由に作ることが出来ます。当初、65歳から年金受取りを開始する予定で計画していても、人生には何が起こるのかわかりません。60歳から早めに受取ることも可能ですし、70歳に先延ばしすることも可能です。運用されている残高にもよりますが、受取り金額を変え、受取期間をも変えられるので途中で仕事をしている期間は年金を受け取らない、もしくは金額を少なくするなど様々な調整が可能です。 年金を細く長く受け取りたい方向けのプラン 一方で仕事やボランティアなど社会との関わりを続けつつ、老後資金を貯めていきたい方もいますよね。前述のプランと同じように、40歳でUS10万ドルの年金プランに加入した場合、65歳からUS23,000ドルを100歳まで受け取れるような出口プランも設計できます。 年間の生活費がUS23,000ドル未満でおさえられる方や、US23,000ドルと自分で稼いだ収入が支出を上回る方は、老後の心配をしなくても良くなりますね。100歳まで受け取った場合の合計はなんとUS80万ドル(約8,000万円)になり、掛け金の8倍になります。 以前の動画でご案内した、サンライフのVictoryという保険商品がありますが、実は今回の年金プランというのは、それを応用したプランとなります。その動画では『どのような方が加入できるのか?』『サンライフはどのような会社なのか?』などを紹介しておりますので、興味がある方はぜひご覧ください。 この記事を通して、ただ保険に入るだけではなく、出口戦略はどうすればよいのかをしっかり考えたうえでのプラン選択をするきっかけになれば幸いです。 限られた人だけの選択肢です 「老後に向けて資産運用をしたい」と思われた方もいらっしゃるかと思われますが、すべての方が選択できるプランではありません。 住んでいる国によっては年金保険プランの加入ができない場合があります。また、ある程度の資金力も必要です。 加入条件を考えれば、海外生活中に加入されるのが最適だと思われます。 困ったときは110(ワンテン)へ 不明な点や確認したい点があれば、110サポートへお気軽にご連絡ください。 たとえば 届いたレターの内容を詳しく確認したい 保険に加入はしたものの担当が外国人だった。現状を確認したい 住所変更の手続きをしたいが、どうすればいいのか教えてほしい 住所変更の手続きをしたいが、どうすればいいのか教えてほしい などの疑問にお答えします。 まとめ 令和3年4月から施行された改正高年齢者雇用安定法や年金改革によって、これまでのルールが大きく変わろうとしています。今まで通りの考え方や生活を考えないといけないタイミングがきているのかもしれません。 現役時代に老後資金を貯められるのであれば、政府の年金に依存した生活をしなくてもすみます。 そこで年金を…
三大疾病のリスクへ備えるには?!
1.三大疾病とは? 三大疾病と聞いて皆さんはどんな印象をお持ちでしょうか? 『がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞(心疾患)・脳卒中(脳血管疾患)』のこの3つの疾患(病気)を指しますが、これらにかかったからといって必ず亡くなってしまう『不治の病』と言う訳ではありませんが、簡単な病気でないこともご存知かと思います。 特に、この3疾患は長きに渡り日本人の死因上位を占めておりますので、これによってかけがえのない方を亡くした方も多いのではないでしょうか。私自身の身の回りの大切な方もそうです。 また、この保険業界に私もたずさわる様になり早いもので10年以上になりますが、担当させていただいたお客様や同僚の担当する方でお亡くなりになった方のほとんどの死因も、やはりこの『三大疾病』によってお亡くなりになる方が大多数とも言えます。 だからと言って、その病気になった人が皆がそうなっているかと言うとそういう訳ではありません。その発見からしっかりと治療をし、今も元気に暮らしている方も多くいらっしゃいます。どの病いでもそうですが、「早期発見と早期治療」がとても大切です。 それは誰もが知る当たり前の事なのかもしれませんね。 しかし現代社会において、多忙な毎日などから少しの症状だけでは病院に行かない方が多いのではないでしょうか。自分が我慢できなくなってからでは手遅れになる事も考えられます。 いつもとは違う痛みや症状、長引く体調不良など、本人自身もそうですがそのご家族や周囲が気付いた際にも声をかけてあげることが大切だと思います。 そして必ず早期に病院に行くことをお勧めします。 2.三大疾病のための備え方 2-1;医療費や治療期間をしる よく私たちの受けるご相談の中でも、この「三大疾病になった時」いわゆる「働けなくなった時」、現役世代の方であれば職場、仕事からの長期離脱になったときにどの様に備える事が出来るのかという点を不安視する声も多くあります。このあたりの考え方について、ここから少し話していきたいと思います。 まず、究極な面でいうと預金や潤沢な資産やお金があれば、なにも心配をする必要もないでしょう。しかし、この様な事態というのはいつ訪れるかは誰にも分かりませんし、どのくらいの費用や期間がかかるのも分からないという事がありますので、日本で治療をした場合の平均的な医療費や治療の期間についてみていきましょう。 こちらはあくまでも、日本で治療を行った場合での平均値となりますので、健康保険に加入している前提での試算となっております。 図にある様に日本国内で治療をした場合は、健康保険を利用することで基本的な医療費部分でも治療費用にあたる部分に関しては、基本窓口での負担は3割で済みますし高額療養費制度や限度額申請を予め申請しておくことで、実質自己負担を軽減することは出来ます。 所得にもよりますが、治療費用部分に関しては8万円から10万円くらいで平均的にみて済みます。しかし、それだけではなく差額ベット代や食事代、雑費等がかかってきますので上記の様な費用負担となってきます。 では、次に治療の期間についてはどうでしょうか? 上記図にある様に平均在院日数が29.3日に対して、がん(悪性新生物)は17.1日、心疾患は19.3日、脳血管疾患は78.2日です。これを見ると、がんと心疾患の入院は比較的に短く、それに対し脳血管疾患の入院は平均の約2.7倍となっています。 とはいえ、がんや心疾患の入院が短期間だからといって、必ずしも治療の期間が短いかというとそうでもなく治療は入院だけではなく、通院で行うケースも多いといえます。 入院に数に関しては、それほど長くなかったがんと心疾患ですが、通院率はがんが59.3%、心疾患が67.7%と高い割合を示しています。脳血管疾患についても、通院率は37.0%ですから決して低い数値とは言えないでしょう。 ここまでで分かるのは、三大疾病の治療は現在の入院の短期かという面でも治療を開始してからの在院日数も短期化していることから、早期に通院での治療に切り替えられるケースも多いというのが分かってきます。 また、この様な治療行為を海外に在住する方が現地で行おうとした場合は医療費用はとても高額なものとなりますのでしっかりと民間の保険で入院、通院に対してカバーをしておく必要はあるのかと思います。 2-2;経済的リスクに備える保険 まず初めに、これまで経験してきたなかで三大疾病にかかた方は治療に向き合っていく上で大きく気持ちを左右するなという面では、当然のことながら発見時の病状、進行具合というのは当然ですが、あともう一つ『経済的な面』というのは、その治療に臨む上での精神状態にも非常に大きく左右される要因の一つだと感じてきました。 やはり、この先立つモノ、お金の有無次第では受けれる治療法の選択肢も大きく変わってきますし、経済面、精神面でも本人、周囲に与える影響も少なくはありません。 この様な経済、精神面に備える意味でも私は生命保険において、この三大疾病のリスクに対して備えるというのは適正な一面を持ち合わせていると思います。 その三大疾病にかかり、保険会社の支払要件を満たせば一時金として纏まったお金を受取る事が出来ますので、それを元手にその後の治療、収入の減少に備える事が出来ます。 しかしながら、正直保険だけでそのリスクに万全な状態に備えるというのも一つ考えるべきポイントだとも思います。というのも、確かに安心は変えますが当然そのリスクに備えるためには健康な状態の時にはそれなりの対価としてランニング費用を(保険料)を負担していかなければならないからです。 これは個人的な意見ではありますが、三大疾病に備える保険というのはいわば見方を変えればギャンブルの様な商品性の一面もお持ち合わせている面もあります。なぜかと言うと、確かに三大疾病は日本人には多い病気だとは言えますが、皆がかかる病気だとも言えないからです。 その為商品によっては、三大疾病にならずしてその恩恵にあずかれなかった場合には万が一死亡した時には死亡保障として利用出来るモノもありますし、解約し貯まったお金、解約返戻金を老後の備えとして利用出来るモノもあります。しかし、この場合の保険料は通常の死亡保険だけと比べても費用負担は大きくなりますし、貯蓄保険としての要素で見た場合の運用効率も悪くなりますので、その点では注意が必要です。 また、この三大疾病に備える保険として一番注意が必要なポイントしては、そのいずれかの病気になったとしても、それだけでは保険会社の支払事由に該当しない場合が多いのも注意すべき点です。全ての保険がそうともいいませんが、その様なケースが多いという点では、実際の商品選びの際には専門家の意見を聞きしっかりと相談されることをおススメします。 そもそもご自身や家庭にとって、「どのくらいの保障が必要なのか?」、「三大疾病の保障は必要なのか?」、「どういうときに三大疾病の保障を受けられるのか?」など色々な疑問をその相談の中で聞いていただけるといいかと思います。 海外の保険の場合は、日本の三大疾病だけにとどまらず数十疾病に対し備える事が出来る重大疾病保険も昨今では多く見受けられます。しかし、その場合も商品規定での支払い要件は異なる事も多いのでしっかりとその点を把握しておくことも大事なポイントとなります。 3.まとめ 今回は、「三大疾病とは何か?」「三大疾病のリスクに備え方」「三大疾病保険とはどんな保険か?」といった点についてご話してきました。三大疾病とその備え方に関して、おおまかなイメージは掴んで頂けましたでしょうか? 実際に三大疾病保険や他保険を検討するとなると、年齢や職業、家族構成、現在の加入中の保険等々を踏まえたうえでトータル的に考えていかなければなりません。特に三大疾病保険は、一時金や死亡保障が中心の保険ですから、すでに加入しているモノとの重複していないかどうかどのくらい必要なのかを丁寧に見極めていく必要があります。 少しでもそのように思われた方は、遠慮なく弊社までご相談をお寄せください。皆さんの保険に関するお悩みに、小さなことでも一つ一つ丁寧に対応いたします。 まずはお気軽にご相談ください。スタッフ一同、心からお待ちしております。
黒船来航!戦後の日本の保険はこうやって変化してきた
戦前や戦中は今の保険とは概念が異なる、徴兵保険が主流でした。戦争に徴兵される子どもにかけておき、徴兵時にお金を受け取る仕組みです。 でもヨクヨク考えると、怖い話ですよね。 もちろん戦時中のことをリアルで知っているわけではありませんが 「お金を受取る」=「子供が徴兵される」 お金より、子供の無事を願ってならなかったと思います。ですが当時の背に腹は代えられない色々な事情もあったのだと思います。 終戦後は戦争によって夫が亡くなった戦争未亡人の働き口として、女性営業職員制度の拡がりをみせました。ここから日本独自の保険文化が築かれていきます。 この記事では戦後の日本の保険がどのように変化していったのかを解説するので、参考にしてください。 生活スタイルの変化・イベントが保険を変えた 戦中戦後間もなくは、貯蓄目的の保険のニーズが高く多くみられました。しかし、戦後の地方から大都会への集団就職が活性化すると共に、田舎を離れ核家族化が進み、それまでは大家族が支えるという広義の「保険機能」が無くなり、それぞれの家庭が、大きな保険をかけなくてはならない必要性に迫られてきたのです。 そのため、死亡したときにお金をたくさんもらえる「定期付き終身保険」が発達するようになりました。 定期付き終身というのはセット型の商品です。戦後から2010年ころまで50年以上、保険販売のトップ商品として君臨し続けています。2010年ころから少しずつ変化していますが、保険商品全体をみても多くの割合を占めている保険です。 外資による強制圧力が新分野を発達させた 1973年にアリコジャパン(現在のメットライフアリコジャパン)、その翌年1974年にアフラックなどの外資が参入してきました。この外資の参入は、まさに「黒船来航」といった衝撃だったのです。 日本の保険もここからさらに変化していきます。外資の参入によって、当時なかった第3分野が発達してきました。 第一分野は死亡保険や生命保険です。第二分野は損害保険。そしてそれまでなかった第三分野と呼ばれる医療保険とがん保険が浸透していくようになります。 がん保険はアフラックが持ってきた保険です。日本市場にアフラックが参入してこなかったら、ここまでがん保険は普及していなかったかもしれません。 がん保険が普及しはじめたのが30~40年ころ前です。日本ではがんは不治の病として知られていました。当時放送されていたさまざまなドラマの中で、がんは大変な病気としてピックアップされており、たくさんの人々に恐怖心が植え付けられていたのです。 「がんにかかると大変だ」と感じていたところに、アフラックのがん保険の重要性が響き、一気に普及しました。 私は11年前から、20か国以上の保険を見ています。がん保険はあるのですが、日本以上に普及している国はありませんでした。 日本人の死因はがん以外にもあります。脳内疾患と心臓疾患、がんによる死因の割合はそれぞれ3割くらいです。しかし、脳内疾患保険や心臓疾患保険は特にありません。 保険コンサルティングのはじまり これまでは女性が保険商品の販売を行うのが当たり前でした。それ以外の方法が考えつかなかったのです。しかし、1981年にソニーとプルデンシャルによって、ソニー・プルデンシャル生命保険が設立されたことで、大きく変化が起こります。 今までなかったライフプランによるコンサルティングセールスのはじまりです。はじめてライフプランという言葉が出てきました。 ここから2000年に入る20年間くらいの年月をかけて、ゆっくりとライフプランコンサルティングセールスが浸透しはじめます。はじめは真新しいものとして受け入れられなかったライフプランコンサルティングセールスも、90年代に入ると少しずつ普及するようになりました。 他の保険会社も黙って見ているわけではありません。ソニー・プルデンシャル生命保険に続き、アリコジャパンやアクサ生命、マニュライフ生命なども、ライフプランコンサルティングセールスに参入しました。 保険料競争の戦国時代に突入 1990年代に入ると、予定利率がどんどん下がっていきます。2000年ころには保険料金合戦ともいえる、戦国時代に突入しました。掛け捨ての保険に関しては、毎年の保険料金が安くなる現象が起こりはじめたのです。 保険料金は基本的に年齢が上がるにつれて、支払う金額は高くなります。しかし、年齢が上がって増えた支払い金額よりも、割引される金額の方が多いのです。毎年保険料金を見直すと、安くなっている場合が多いので、3年に一度は見直しをされることをおすすめします。 2020年には貯蓄型の保険はですね実質マイナス金利になりました。新しいステージのはじまりです。この貯蓄型保険については、別の記事にて紹介します。 まとめ 終戦後は核家族化が進んだことで、保険の形も変化していきます。死亡したときにお金を受け取る定期付き終身が発達しました。 1970年代に入るとアリコジャパンやアフラックなどの外資が参入し、保険の第三分野が発達していきます。現在は当たり前のようにあるがん保険は、アフラックが日本に持ち込んだ保険です。 1980年にはライフプランによるコンサルティングセールスがはじまりました。はじめはなじみがなく、なかなか浸透しませんでしたが、20年かけて少しずつ一般市民にも受け入れられるようになったのです。 2000年ころは保険料金がどんどん下がる、まさに保険料金の戦国時代に突入しました。保険料の見直しをすることで、安くなっている可能性があります。 上記でもお伝えしましたが、家庭内のイベント(結婚、住宅購入、出産など)あなた自身のライフスタイルが変化した時や、少なくとも3年に一度は定期点検(場合によっては見直し)をされるとよいでしょう。
保険はこうやって輸入され拡がった。保険の歴史を勉強しよう(日本編)
保険という制度が誕生したのは17世紀ころといわれており、イギリスが発祥の地です。今や保険の基本的な考え方となる相互扶助の精神は、17世紀の考え方でもありました。 その後、近代保険ができたのは1762年です。『平準保険料』を採用することで、保険会社が急拡大することになるきっかけになりました。 それでは、今や当たり前のように加入している日本の保険は、どのように普及されていったのでしょうか。 日本の生命保険の認知から保険会社の誕生まで 日本にはじめて保険という概念が入ってきたのは1868年頃です。福沢諭吉によって近代保険制度が紹介されました。 ヨーロッパに行ったときに、当時の近代文明のさまざまな制度のひとつとして知ったようです。保険業界では一般的なネタなのですが福沢諭吉が保険の礎を作った・・・わけではありませんね。まずは日本に調査報告をしたようです。 日本で初めて保険会社ができたのは1880年でした。しかし、残念ながらこの会社はすぐに倒産してしまいます。 翌年の1881年には日本最古の保険会社、明治生命が開業しました。現在は安田生命と合併したので、明治安田生命という名前で活動しています。 明治時代に誕生したので、明治生命という名前になりました。ちなみに大正時代には大正生命がありましたが、現在は存在していません。 1889年には現在の日本で一番大きな保険会社である日本生命が開業しました。日本の保険会社としては3番目に開業したことになります。2番目に開業したのは朝日生命です。当時は帝国生命という社名でした。その後、社名を変更して今の朝日生命になります。 当時は保険事業がまだ普及していなかったので、「人の生死で金儲けをするのか」といった反対の意見がありました。保険が普及するようになったのは、ここから何十年もの年月がかかったのです。 戦時中に拡がりをみせた徴兵保険 保険が民間人に普及する間に、別の形で拡がる時期がありました。それが戦時中です。日本の歴史を見ると、戦争をしている時期は非常に長いことがわかります。 戦前、戦中は徴兵保険が主流でした。これは今の保険概念とは少し異なっています。今の養老保険や学資保険に近いイメージと考えてもらえればよいでしょう。 当時は子どもにかける保険が主流でした。子どもが産まれて小さいうちに徴兵保険に加入し、徴兵されるときに満期を迎えてお金を受け取る制度です。 この徴兵保険が拡がりをみせます。徴兵保険という名前の保険会社がたくさん存在していました。例えば富国徴兵保険は戦後、名前変えて富国生命として現在も業務を行っています。 他には第百徴兵保険という保険会社もありました。戦後、第百生命という名前に変えましたが、カナダのマニュライフ生命に吸収された形で現在も活動してます。 第一徴兵保険は東邦生命に名前を変えて活動していましたが、現在はエジソン生命という名前に変更しました。 この何十年間で保険会社はどんどん吸収合併が行われており、社名が変更されている場合も多いです。ただ戦時中に拡大するというのも皮肉なものですね。 戦後は日本独自の保険文化が誕生 戦後は日本の独自の保険文化が開花してきます。当時は戦争によって、夫が亡くなった戦争未亡人が増えました。戦争未亡人の働き口として、女性営業職員制度が進んでいきます。これが日本独特の保険の文化のひとつです。 世界に目を向けると、これほど女性が保険という仕事で活躍し続けてる国は見当たりません。男性が中心というわけではなく、男女平等というイメージです。 個人情報保護法が厳しくなる前の十数年前は、ある程度の従業員が働いている規模の職場であれば、保険外交のお姉さま方がお昼休みにきていたのではないでしょうか?春に入社した場合、毎日のように複数の保険会社の外交員が来社し、ゆで卵をもらったり、洗剤をもらったりといただきものをもらいます。そして夏ぐらいに根負けをして、契約する形が多かったです。 この職場の風物詩を知らないあなたは、ちょっとお若い方なのでしょうね。 中には「保険には興味がないから毎日来られても困っちゃうな」と思われた方もいるでしょう。しかし考えようによっては、若いみなさんに保険の重要性を知ってもらうきっかけのひとつになるので、よかったことだと思っています。 現在は先に述べた個人情報保護法があるため、若い時期から保険に入っていない人は多く、保険離れが非常に進んでいます。 保険に加入するタイミングは結婚したときに考えるという人が多いです。ふた昔くらい前は保険に加入するのは当たり前でした。しかし、結婚したあとも保険に入ってない人たちは増えています。 まとめ 日本に最初の保険が入ってきたのは1868年ころでした。福沢諭吉が近代保険制度について紹介したことがはじめだといわれています。 それから20年ほど経過したあとに日本最古の保険会社、明治生命が開業しました。その後、日本生命などの日本を代表する保険会社が次々と開業します。 戦前、戦中は徴兵保険が主流になりました。子どもが徴兵されるときに満期になり、お金を受け取る保険です。 戦後になると戦争未亡人が活躍する、女性営業職員制度が広がりました。日本独自の保険文化が形成されていきます。 保険の歴史を知ることで、少しでも保険を身近に感じられたでしょうか。この記事がきっかけで、保険の歴史に興味をもっていただけたのなら幸いです。