どうして香港はアジアの金融センターと呼ばれるのか?
駐在中に貯まったお金を日本に持って帰るのもひとつの方法ではありますが、香港で資産運用した場合はどうなるのか、というお問い合わせをいただくことが多いです。
香港の保険で資産運用をするのはよい、という噂を巷で聞かれたことがある方はいらっしゃるかと思います。
香港の保険の話に入る前に、香港はどのような場所なのかを知っておきましょう。
香港はアジアの金融センター
香港は昔からアジアの金融センターといわれることが多いです。アジアで金融といえばシンガポールなどが有名で、比較されることが往々にしてあります。
香港が選ばれる理由としては、日本に一番近いオフショアエリアだからです。
シンガポールであれば東京から約7〜8時間、ハワイであれば東京から約8〜10時間、では香港は?
東京からで約4〜5時間、福岡などは3時間前後で到着してしまいます。
資産家の方が資産運用をしようと思いついたとき、まずは日本から近い香港に行ってみようと考えることも一理ありますね!
しかし、最近は新型コロナウイルスの流行感染やデモ、国家安全法などの影響を受けてざわざわしている雰囲気もあります。
更に日本のメディア各社・各紙、、、申し合わせたように歪曲した香港記事もあり、弊社でも日本のお客様から「香港にお金を置いていても大丈夫なんですか」とよくお問い合わせいただくことも多いです。
今回の国家安全法に関して言えば、金融のシステムを壊してしまうみたいな法律ではありません。
去年から続くデモを落ち着かせたいということで、治安を維持するために出されたような法律です。
国家安全法によって金融のルールが変わったわけではないですし、今も変わらずに香港の保険に投資していただいているお客様も多くいらっしゃいます。
運用自体は香港でおこなっているわけではないので、心配されなくても大丈夫です。
もし「香港が今ざわついているけど、投資して大丈夫なのか」と不安に感じている方は、弊社にご相談いただければより詳細な現地情報をお伝えいたしますので、ご安心ください。
香港はまだまだアジアの金融センターとして投資対象になるのではないか思います。
金融業界としての競争が激しい
香港の国内外にある銀行の数を見てみると、約260行あります。
日本の銀行は約200行あるといわれているので、東京都の面積の半分ほどしかない狭い香港にある銀行の数が、いかに多いのかがおわかりいただけるのではないでしょうか。
また、世界ランキング上位の銀行はほとんどが香港にあることからも、金融の街であるといえるでしょう。
次に保険会社の数をみてみると、162社あります。
日本の保険会社の数はこの半分ぐらいしかありません。
金融業界としては非常に競争が激しい地域です。
競争が激しいということは、購入する側からすると選択肢が多く、洗練された商品も揃っているのでメリットが多いといえます。
香港はオフショア地域なので、税制に対して優遇されています。
相続税と贈与税はありませんし、投資で得た利益(キャピタルゲイン税)に対しても税金かかりません。
この観点から見ても資産運用に適した地域といえます。
むしろ資産運用をしないと損であるともいえるでしょう。
お金についての会話が日常茶飯事
香港人はお金についての話をよくします。
パソコンで株の取り引きをしたり、週末に家族で集まり飲茶をする場面でも「〇〇の株が上がっている」、「米国株が下がっているから買ってた方がいいよ」などの話をすることも珍しくありません。
香港人にとってお金の話は身近なものですが、日本人はお金の話はタブーといった雰囲気がありますよね。
親兄弟と自分の資産についての話や、自分の家族お金の話をすることはまずしません。
さらに香港人は友人や恋人に収入がいくらなのか聞いたり、マンションを所有しているのかを尋ねたりすることも普通の感覚です。
このあたりは日本人とお金に対する意識の違いを感じます。
金融の街なので、お金に関する話題も身近に感じている人が多いのでしょう。
まとめ
香港は古くからアジアの金融センターと呼ばれています。
日本人にとってはオフショア地域としては最も近い場所にあり、資産運用を考えているお金持ちにとって身近な存在でした。
また、日本の半分ほどの面積ながら日本よりも銀行の数が多いです。
保険会社の数は日本の倍近くあり、金融業界にとっては競争の激しい地域といえます。
このような土地柄なのか、香港ではお金の話をすることは普通です。
家族や友人、恋人と収入や株についての話をすることは珍しくありません。
いわゆる金融の街として、身近にお金がありふれているイメージをもっていただければよいのではないでしょうか。
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