私は92歳で死にます。

「何歳まで生きるか」を決めると、人生設計が見えてくる

「老後のために、いくらお金を準備すればいいですか?」

これは、私がお客様からよく受ける質問の一つです。

でも私は、いきなり「3,000万円必要です」「5,000万円準備しましょう」と答えることはありません。

その前に、ぜひ考えてほしいことがあります。

「自分は何歳まで生きるつもりなのか?」

私は、自分が92歳で死ぬと決めています。

もちろん、本当に92歳で人生を終えるかどうかは誰にも分かりません。明日、事故に遭うかもしれません。逆に、100歳を超えて元気に生きているかもしれません。

それでも私は、「92歳まで生きる」と決めています。

なぜなら、人生のゴールをある程度イメージすることで、そこから逆算して「今、何をすべきか」が見えてくるからです。

私は今年52歳。92歳まで生きるなら、残された時間は約40年です。

「あと40年しかない」と考えると、人生の見え方が少し変わります。

いつまで働くのか。いつまで人の役に立ちたいのか。いつまで家族や友人と遊びたいのか。そして、何歳まで健康でいたいのか。

ゴールを決めることで、人生設計に一本の線が引かれるのです。

健康寿命を延ばすために、今できること

私は「92歳まで生きる」と決めたからこそ、92歳まで元気に生きたいと思っています。

ただ長く生きるだけではなく、できることなら、最後まで自分の足で歩き、笑って、人と関わりながら生きたい。

私の理想は、金さん銀さんのように、元気で、かわいらしいおじいさんになることです。

実は私は、もともと体が強い方ではありませんでした。走るとすぐに喘息が出て、息が苦しくなり、発作がなかなか収まらないこともありました。

ところが、10年ほど前からスポーツを楽しむようになり、少しずつ体が変わってきました。

現在は、バスケットボール、テニス、サッカー、バドミントン、アメリカンフットボール、水泳、バレーボール、ウェイクボード、ランニング、ピックルボールなど、さまざまなスポーツに取り組んでいます。

もちろん、最初から全部が楽しかったわけではありません。

でも、続けているうちに、それぞれの競技の面白さが見えてきます。

「苦手だからやらない」「面倒だからやらない」と最初から可能性を閉じてしまうのは、少しもったいない。

昔は嫌いだった食べ物が、年齢を重ねたら「美味しい」と感じることがあります。

それと同じように、最初は面白くないと思っていたものでも、少し続けてみると、それまで見えなかった面白さが見えてくる。

だから私は、「嫌だからやらない」と決める前に、「どうしたら面白くできるか」を考える。

それもまた、私にとって「人生をかけて生きる」ということなのです。

「あと40年」をどう生きるか。そして、お金にも働いてもらう

「何歳まで生きるか」を決めたら、次はその時間をどう使うかです。

私は、人生をあまり難しく考えない方がいいと思っています。

「いつかやろう」と思っていることがあるなら、今から始めればいい。「やってみたい」と思っていることがあるなら、一度飛び込んでみればいい。

なぜなら、人生は思っているよりも短いからです。

そして、やりたいことをやるためには、健康とお金の両方が必要です。

健康だけあっても、お金がなければ行動できないことがあります。逆に、お金があっても健康でなければ、やりたいことを楽しめません。

だから私は、「身体の健康」と同じくらい、「お金の健康」も大切だと考えています。

自分が一生懸命働いて稼いだお金を、ただ眠らせておくのではなく、必要に応じて「お金にも働いてもらう」。

それは、将来のためだけではありません。

今を楽しみ、これからの人生を自分らしく生きるためにも必要なことです。

私はタイに来て、今年で16年になります。

この16年間、たくさんの日本人の方と出会い、お金や保険について一緒に考えてきました。

振り返れば、その一人ひとりの人生に少しでも安心を届けることができたなら、それは私にとって何より嬉しいことです。

そして、これからもタイで暮らす皆さんに、できるだけ長く、安心して、幸せに暮らしてほしいと思っています。

そのために、私は保険を売る人ではなく、「タイで生きる人のお金と人生を支えるプロ」でありたい。

お客様が困ったときに、「伊奈さんに相談してよかった」と思ってもらえる。

そんな仕事を、これからも一つひとつ積み重ねていきたいと思っています。

「いつから俺は、こうなっちまったんだ……」

そんな後悔をしないために、家族を大切にする。友人との時間を楽しむ。健康のために体を動かす。やりたいことに挑戦する。そして、自分のお金にもきちんと働いてもらう。

私は92歳で死ぬと決めました。

だからこそ、残りの40年を、どう生きるかを真剣に考えています。

人生のゴールを決めることは、死を考えることではありません。

むしろ、「今日をどう生きるか」を決めることだと思っています。

皆さんも一度、自分自身に問いかけてみてください。

「私は何歳まで生きるつもりですか?」

その答えが決まった瞬間から、人生の時間の使い方も、お金の使い方も、少しずつ変わってくるかもしれません。

人生は一度きり。

だったら、健康にも、お金にも、そして時間にも、もっと働いてもらいましょう。

伊奈コラム

所属:110 Financial Support Thailand

伊奈 純一

Ina Junichi

バンコク在住15年のお節介焼きファイナンシャルプランナー

2026年現在タイ在住15年、タイで家族と暮らす。

日本で大手内装会社で17年間勤務した後、「独立したい」という信念のもと退職。タイ北部チェンライで日本種いちご栽培に挑戦したことをきっかけにタイへ移住。カオヤイでの農業経営を経て「国境を越えた資産形成」の可能性に魅了され海外FPへと転身。以来10年以上、在外邦人専門の資産設計・保険コンサルティングを手がける。

専門分野

  • タイ在住者向けライフプランニング・資産形成設計
  • 利回り型貯蓄保険・オフショア保険の活用提案
  • タイ在住者向け医療保険の選定・比較
  • 海外在住者の保険見直し、乗り換えサポート

畑を耕し、種を植え、丁寧に育ててはじめて実りが訪れる——資産も、人生も、まったく同じだと農業が教えてくれました。あなたの未来という畑に、一緒に種をまきましょう!

伊奈 純一からの一言

内装業17年・農業経営という異色のキャリアを経てFPへ転身した経歴と、バンコクで出会ったパティシエの奥様とともに「ゼロから挑戦し続けてきた」豊かな人生経験から、どのライフステージにある相談者にも寄り添うアドバイスが強み。

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